Hunter に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2010.10 International Defence Review US Army plans re-wing <1011-100025>
 米陸軍が、MQ-5B Hunter翼を換装して、今後少なくとも10年間は使用する計 画である。
 新たな翼は Heron の翼で、翼端長が54ftになり、上昇限度が25,000ftに、滞空能力が35~40時間に向上する。
【註】
 重質油エンジンに変え性能が向上した Hunter B の性能諸元は以下の通りである。
 ・翼 端 長 34ft
 ・上昇限度 18,000ft
 ・滞空能力 34時間
【関連記事:0529-100009 (IDR 2005.10)】
2010.02 International Defence Review Revamped Hunter UAVs <1003-020030>
 米陸軍が MQ-5B Hunter UAV に TCDL データリンクを搭載する改良を行った。
 この改良によりデータレートが向上すると共に、到達距離が二倍に伸びた。
2009.11 International Defence Review Hunter gets auto landing <0912-110032>
 Northrop Grumman社が自動離着陸装置を取り付けた MQ-5B Hunter MALE UAV の初飛行を、Fort Huachuca の米陸軍 UAV 訓練大隊で実施し成功した。
【註】
 Hunter は今まで TUAV とされていたが、この記事では MALE UAV に位置づけている。
2009.10 International Defence Review Hunters gain Viper Strike <0911-100037>
 米陸軍は MQ-5B Hunter による GPS 誘導型 Viper Strike の投下試験成 功を受け、今年4/四半期にもイラクとアフガンに投入する計画である。
2009.10 Jane's Missiles & Rockets GPS-guided Viper Strike now ready for combat <0911-100019>
 GPS 誘導の Viper Strike を MQ-5B Hunter から投下する試験が行われ 成功した。 GPS 誘導の採用により Viper Strike は、今まで目標の直上からしか投下できなかったのが、10kmのスタンドオフ性  Hunter による Viper Strike の投下は、2007年11月にイラクで開始されている。
2009.09.09 Jane's Defence Weekly US Army to deploy Hunter UAVs armed with Viper Strike <0911-090904>
 米陸軍が間もなく、GPS 誘導式の GBU-44/B Viper StrikeMQ-5B Hunter に搭載して戦場に投入する。 Viper Strike は元々レーザ誘導だけであったが、GPS を搭載することにより射程が10kmに伸び、移動目標の 攻撃も可能である。
 Viper Strike は全長91.4cm、胴径14cm、重量19kgで、6-lbの弾頭を搭載する。
2007.11.14 Jane's Defence Weekly Viper Strike makes its combat debut <0724-111403>
 米陸軍の RQ-5A Hunter が9月17日に Viper Strike を投下し 初めて戦闘任務を遂行した。 この日 Hunter は、多国籍軍の主補給路に IED を布設しようとしている敵に 対し1発の Viper Strike を投下した。
 Hunter はイラクで、国有の機体を民間が運用する方式で偵察任務を行っているが、Viper Strike 投下の際 は法的制約から軍人が操作した。
2007.09.17 Defense News UA Army sees first UAV kills <0720-091711>
 米陸軍の MQ-5B Hunter が、9月1日にイラクのバクダッド北西180哩の地点で路側帯爆弾を設置す る2名を発見し、直ちに搭載する GBU-44/B Viper Strike を発射し殺害した。 これは 米陸軍の武装 UAV による初めての戦例となった。
 イラクでは昨年1,000機の UAV が使用されているが、年末には1,350機に増加し、飛行時間は昨年の60,000時間から140,000時間に増 加すると見積もられる。 また、画像情報は半年前の200件から1,000件に増加している。
 陸軍の MQ-1C Warrior EMRP (Extended-Range Multi-Purpose) UAV は2009年までに装備化し、先ず132機を 調達する計画であり、Viper Strike の他、Hellfire を搭載する。
2007.07.16 Inside the Army Pentagon wants more funds for Unmanned Aerial Systems missiles <0717-071612>
 DoD は6月下旬に UAV 搭載用の Viper Strike 及び Hellfire の装備計画を議会に送付し、FY-07 予算の修正を求めている。  Viper Strike は Hunter 搭載用で、ATACMS 用に152発調達する予定 であった BAT の予算を転用して200発を要求する。 Hellfire は Warrior 搭載用で、誘導性能を強化した AGM-114P を200発を調達する。
 Viper Strike は予算承認から7ヶ月以内にイラン、アフガン部隊に装備可能で、Hellfire は4ヶ月で納入できる。
2007.05 Jane's Missiles & Rockets Hunter UAV guided Viper Strike munitions <0713-050019>
 Hunter による Viper Strike 投下試験が1月に行われ、固定及び 移動目標の破壊に成功した。 Hunter が RO/IR センサで発見した目標画像を地上で判断し Viper Strike を投下 する。  Viper Strike は Hunter のレーザ照射に従い目標に向かう。
 Viper Strike は20kgと、最小の GB の1/6以下であるため、搭載量が制約されている UAV の搭載武器に適し ている。
2006.12.20 Jane's Defence Weekly US Army fields Warrior-A, looks to armed Hunters <0702-122007>
 陸軍は2007年9月に開発中の Warrior ER/MP UAV Block 0 の一番機 を受領するが、これに先立ちイラクへ Warrior-A を投入した。 Warrior-A は、Warrior が重質油エン ジンを搭載し4発の Hellfire で武装するのに対して、ガソリンエンジンで非武装である。 米陸軍は最初の Warrior 部 隊をFY-09に発足させる。
 一方で陸軍は RQ-5 Hunter に重質油エンジンを搭載し Viper Strike を装備する MQ-5B の調達も行っている。
2006.12.18 Inside the Army Army again working to equip Hunter aircraft with Viper Strike <0704-121801>
 米陸軍はイランとアフガニスタンに Viper Strike 搭載の Hunter を投入する計画を進めており、数ヶ月以内にも現地に展開する模様である。 陸軍は2年前にも計画を進 めたが、様々な理由により実現しなかった。
 Hunter は AH-64 Apache と OH-58 Kiowa Warrior に代わり、ISR 任務と同時に移動車両等を標的とする対地攻撃任務の一部を担う ことになる。
2006.07 International Defence Review Tactical UAV use assumes growing importance in mission deployments <0614-070017>
 中東における戦場での UAV の活躍が目立っている。 米軍はアフガンで15個システムの Raven、 イラクで249個システムの I-Gnat、Hunter Shadowを運用しており、アフガンとイラクで80%の時間をカバーしている。
 2003年4月には Predator が Jessica Lynch の救出作戦で活躍し、2002年3月にアフガンで行われた 'Anaconda' 作戦で Predator が タリバンの撃破に貢献している。
 2006年3月には米陸軍が地上装置 (GCS) に Shadow からのビデオ画像を受信する改造を完了し、主補給路に対する IED 攻撃の監視を行っている。
2006.04.24 Inside the Army Viper Strike munitions removed from Hunters to increase endurance <0611-042407>
 米陸軍は、2004年11月以降進めていた Hunter への Viper Strike 搭載を取りやめ、ISR 用としてのみ運用している。 これは、偵察用 UAV の絶対数が不足するとの現場 指揮官の要望に対処するための措置で、軍は攻撃用として AH-64 と OH-58 を引き続き多用する。
 一方、陸軍は Hunter の後継として、長距離多目的型 UAV である Warrior の装備を計画しており、空軍と 共同開発を行うことで、合意している。
2006.04.05 Jane's Defence Weekly MQ-5B eyes more than an interim role with US Army <0609-040503>
 2005年に米陸軍の ERMP UAV が Warrior に決まった(AW&ST 2005.08.15)あとに登 場した MQ-5B Hunter は、陸軍にとって Warrior が装備化されるまでの暫定装備であるが、Warrior の先行き が不透明であるため Northrop Grumman社は MQ-5B を長期に装備するように働きかけている。
 MQ-5B はエンジンを重質油に替えて搭載量を二倍にしたもので、滞空能力を11時間から21時間に向上している 。 陸軍は18機の MQ-5B を新造すると共に11機の RQ-5B を MQ-5B に改造する契約を行っており、最終的に40機を装備 する計画である。 また近々 MQ-5B 装備部隊がイラクに展開する。
( MQ-5B 関連記事 JDW 2006.01.18)
 Northrop Grumman社は、翼端長を10.4mから16.4mに延ばし、燃料搭載量を250-lb増加させ滞空能力を38時間にまで向 上する E-Hunter キットを提案している。
2006.01.18 Jane's Defence Weekly New Hunter UAV nears US service <0603-011806>
 MQ-5B Hunter が4月から米陸軍第224戦術情報大隊に配備される。 同隊は2005年10月に MQ-5B を制御できる GCS (Ground Control Station) を受領して訓練を行っている。 2006年後半には別の2個大隊にも配備される。
 2005年7月8日に初飛行した MQ-5B は、翼端長が MQ-5A の8.8mより長く10.4mになっており、実用上昇限度が15,000呎から18,000呎に 拡大し、1月上旬に行われた滞空試験では21時間以上を記録した。
 また中央翼にも燃料を搭載すると共に、ハードポイントが強化され Viper Strike の搭載が可能に なっている。
(関連記事 IDR 2005.10)
2005.10 International Defense Review Modernised, multimission variant of Hunter UAV makes first flight <0529-100009>
 Northrop Grumman/IAI社製 RQ-5A Hunter を改良した MQ-5B の初飛行が 7月8日に行われた(右図)。 MQ-5B はエンジンをディーゼルエンジンに替え翼を大きくして、飛行性能が以下 のように向上した。 また自動離着陸が可能になった。
┏━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┓
┃     ┃  RQ-1A ┃  MQ-5B ┃
┣━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
┃ 翼 端 長 ┃  29ft ┃  34ft ┃
┃ 滞空時間 ┃ 12時間 ┃ 15時間 ┃
┃ 運用高度 ┃ 1,500ft ┃ 1,800ft ┃
┗━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┛
 最初の MQ-5B は2006年始めに配備される。
2005.08.15 Aviation Week & ST Unmanned unknowns <0517-081503>
 DoD が2005年から2030年の UAV システムに関する開発展望 "Unmanned Aircraft Systems Roadmap" を作成した。
 ロードマップでは技術の進展に伴い UAV 戦闘機能の飛躍的な発展を予測しているが、反面省人化による教育 訓練の強化等新たな問題が生ずることも指摘している。
2005年~2010年
 飛行間の消音化(1,000ft以内)、森林内の目標検知、距離4nmでの移動目標の自動識別 を実現
2010年~2015年
 自動空中給油及び三次元映像の実現
2015年~2020年
 機雷のリアルタイム探知と表示、増槽タンクなしでの40%滞空距離の延伸
2025年~2030年
 高解像度三次元映像及び人工知能の搭載による自律飛行能力の発展
 DoD は2015年までに UAV/UCAV の装備数が現在の250機から1,400機以上に増加するとみている。  また、現在世界32ヶ国で 250機種以上の UAV が開発製造されており、41機種が既に運用中としている。
2005.01.19 Jane's Defence Weekly UAV missions in Iraq set to rise <0503-011706>
 イラクでの UAV の活躍から、米陸軍は更なる UAV の用法を検討している。
 各級部隊指揮官からは特に武装 UAV の増強が要望されているが、現在イラクで使用されている武装 UAV は、 Viper Strike を装備する RQ-5 Hunter のみである。 陸軍は Hunter 及び I-Gnat に Hellfire や APKWS を搭載する検討を行うと共に、Viper Strike を 1,200発までに増強しようとしている。
 Shadow は5時間以上の滞空能力を持つことから、AH-64 Apache に2時間程度先行 して作戦空域に進出させ、Apache の作戦間及び撤収の間、当該空域に滞空して、航空部隊指揮官に情報を提供する案も検討され ている。
 また、携行型の Raven mini UAV のビデオ映像を、SINCGARS (Single Channel Ground and Airborne System) ネットワークを用いて地上に伝送する実験も、先月行われている。
 作戦地域内で100~150kg程度の物資輸送に UAV を活用する案もある。
2004.12 Jane's Missiles & Rockets BLU-108 considered as UAV armament <0503-120019>
 米陸軍は RQ-5 Hunter UAV のすぐに使用可能な武装として BLU-108 SFW を検討している。
 BLU-108 は4発のスキート弾を持ち、パッシブ IR/アクティブレーザセンサで作動する。 BLU-108 を UAV から投下する試験は2004年 9月13日に、Eglin AFB で空軍の Sentry HP UAV を用いて行われている。
 Hunter は BAT Viper を搭載する試験に成功しいるが、 実戦では使用したことがない
【註:】
 BLU-108 は、全長79cm、胴径13.3cm、重量29kgの円筒形弾で4発のスキート弾と、尾部にパラシュートを持つ。
2004.11.03 Jane's Defence Weekly Northrop proposes HunterⅡ UAVs <0421-110302>
 Northrop Grumman社は、米陸軍の ER/MP UAV に Hunter Ⅱ を提案している。
 Hunter Ⅱ は Heron の性能向上型の MALE UAV で、重質油を燃料として行動半径 300km、上昇限度29,000ft、滞空時間29時間の性能を有する。
2004.09.29 Jane's Defence Weekly BLU-108 eyed for Hunter UAV <0419-092904>
 Textron社が、RQ-5 Hunter BLU-108 を搭載することが可 能であるとして提案している。 BLU-108 の UAV への搭載は、米空軍が小型 UAV である Sentry に搭載し、特殊作戦での実用化の可能 性を検証したことがある。
 同社は BLU-108 を Tomahawk や ATACMS の弾頭としても使用可能としている。
2004.09.20 Defense News Eavesdropping Drones <0421-092002>
 米陸軍は FCS の大隊及び旅団用として装備する通信情報収集 UAV に Fire Scout の採用を決め 、6月に BAE System社と$27M、3ヵ年の契約を行い開発を開始している。
 陸軍は当初、固定翼の Shadow 200 を候補としていたが、要求にあわなかったため、Fire Scout を 採用することとなった。 試作機の飛行試験は2005年夏から予定されている。
 Fire Scoutは、Humvee に搭載する陸上通信情報装置 Prophet の補足システムとして連携運用される。 Prophet は2002年に BlockⅠ が装備化され、より高性能な BlockⅡ/Ⅲ の開発が現在進められている。
2004.07.12 Defense News Heavy fuel promises boost for UAV <0417-071204>
 米陸軍の RQ-5A Hunter UAV 用として、軽油を用いたディーゼルエンジン を Northrop Grumman社が開発し、飛行試験に成功した。
 陸軍は以前からガソリンや航空燃料より安全性の高い重質油の採用を求めており、Hunter が最初のディーゼルエンジ ン搭載機となる。 エンジンの換装は9月に開始される。
2003.09.08 Defense News Viper Strike score in test  Northlop Grumman社が開発した Viper Strike の発射試験が、7月中旬に WSMR で行われ、陸軍の Hunter UAV から合計9発発射した Viper Strike は全弾命中の成 果を得た。
 射撃は Hunter に搭載する TV 及び IR センサーとレーザー測距器の情報を基に地上から操作員により実施、昼夜間 に移動標的と固定標的に対し行われた。 標的には T-72 戦車、装甲車、ロケット発射機及び輸送車両が使用された。
2003.06.25 Jane's Defence Weekly Northrop equips Hunter with tactical radar  Northrop Grumman社が、5月に行われた一連の演習で、RQ-5A Hunter に地上から操作する SAR を搭 載して、その偵察能力を実証した。
 Hunter はイラク戦争で200回以上の偵察飛行を実施したが、その後主翼を拡張する改修 を行い搭載能力を向上させると共に、滞空能力を15時間まで延ばした。
2003.06.16 Inside the Army Hunter,Shadow UAVs continue joint operation missions in Iraq  イラクに展開している Hunter 2個隊と Shadow 2個小隊は偵察監視活動に多大な成果をあげ たが、戦闘終了後も引き続き統合作戦を支援するため駐留している。
 Hunter 部隊は、作戦で16機のうち3機を失ったものの、6月7日までに合計1477.5時間、302ソーティを、 Shadow 小隊は769.2時間、193ソーティを記録し、陸軍のみならず海兵隊と空軍にも情報を提供してきた。
 陸軍は 3番目の Hunter 部隊を 2004年1月までに独駐留の第5軍に編成すべく準備を進めている。
2003.06 Jane's Missiles & Rockets Viper Strike scores seven hits on missile targets  BAT の音響/IR センサをレーザセミアクティブシーカに替 えた Viper Strike の試験が WSMR で Hunter UAV を用いて行われ、9発の試験で7発が標的を直撃した。
 Viper Strike は元々 BAT P3I として進められていた計画で、Northrop Grumman社は2003年1月に$8Mで受注していた。
 最初の試験はイスラエルの Elbit社製シーカを取り付けた7発で行われ、全弾標的を直撃した。
 残りの2発は同じイスラエル IAI社製のシーカで行われたが直撃しなかった。 このため残り5発の試験を7月に延期した。
2003.04.14 Inside the Army On Recon mission over Bagdad,Hunter UAV lost to hostile fire  米軍制圧前のバグダッド上空で偵察を行っていた米陸軍の Hunter UAV 1機が 4月7日に撃墜された。
 UAV は機体の氷結を避けるため通常より低高度で飛行していたところを対空火器により撃墜された。 機体は回収されていないが、軍 は搭載していた偵察監視システムに軍事秘密はないとしている。
 陸軍は現在、約40機の Hunter を保有しており、今週初めにイラクに送られた。
 なお、より小型の Shadow UAV が最近イラクに送られ、間もなく運用を開始する。
2003.04 Jane's Missiles & Rockets BAT-armed UAVs are ready for combat  2003年1月中旬に開始された緊急対応計画に基づき、Northrop Grumman社は24発の改造 BAT と、これを搭載する様に改造した Hunter 若干機を納入した。 この BAT はレーザ照準目標に指向し、発射筒に収納されている。
 米陸軍は、音響/IR 誘導式の BAT 1,300発を調達中である。
2003.03.05 Jane's Defence Weekly US Army in 'good shape' for war  イラク攻撃を控え米陸軍はセラミック防弾衣、武装 UAV などの新装備を準備している。
 陸軍は2~3週間以内に BAT を装備した RQ-5A Hunter を6機装備する。
 BAT 搭載 Hunter は、滞空索敵をして Scud 発射機などを攻撃する。
 Hunter用の BAT は1月に78発が発注され、既に26発が引き渡されている。
 Hunter が軍団レベルの装備であるのに対し、RQ-7A Shadow 200 旅団初の UAV として装備されている。
2003.01.20 Inside the Army Army UAVs to CENTCOM area of operations,may soon armed  米陸軍の Hunter UAV が中東に展開する CENTCOM 作戦地域に派遣され、イラク戦に備え間 もなく BAT の搭載が行われる模様。
 先週 CENTCOM 作戦地域に派遣されたのは 82空挺師団の 1個旅団、軍砲兵、第35通信旅団の1部及び第 525軍 情報旅団の1部でこの中に Hunter UAV システムが含まれている。
 Hunter UAV システムは 6機の Hunter と地上システムから構成され、陸軍は先週 6機の Hunter に BAT の搭載が可 能なよう改造する契約を Northlop Grumman 社と契約した。 作業は最低でも10週間を要する。
2003.01.08 Jane's Defence Weekly US Army looks at arming Hunter UAVs  米陸軍は、10月に移動中の標的を狙って RQ-5A Hunter UAV に BAT を搭載し飛行した 結果を受け関心を持っているが、コストが障害になっている。
 陸軍としては BAT の今後の調達が中止されたため、BAT がこの計画に使用可能かどうかの判断を迫られている。
2002.12 International Defense Review Trials demonstrate efficacy of BAT-armed UAVs  米陸軍が Hunter UAV から BAT を発射する試験に成功した。
 10月9日に行われて WSMR で試験で Hunter は BAT を模擬した TIVA (Tactical Integrated Vehicle Assembly) 2発を、11日に行われ た試験では弾頭付きの BAT 実弾2発を移動する車両縦隊(BMP 及び T-72)に投下し、4発とも目標を追随した。
 BAT を搭載するための Hunter の改造は、翼端長を1.5m延ばしたことと、パイロンを両翼に1ヶ所ずつ追加したことで、これにより上昇 限度などの性能が向上した。
 この成功により、陸軍が要求すれば9週間以内に配備可能になった。
2002.11.25 Inside the Army Army stands up 2nd deployable Hunter unit at XVⅢ aiborne corps  米陸軍はこのほど、不測事態作戦に運用する Hunter UAV 中隊を 第18空挺軍に編組した。
 Hunter UAV 中隊は 1996年に 1個中隊が編成され、Fort Hood の第3軍に配置されており今回が 2個中隊目と なる。
 また、2003年 1月から 3月の間に独駐在の第5軍にも設置する予定となっている。
 Hunter 中隊は偵察、監視、目標捜索及び戦闘損害調査を主任務とし、UAV 搭載用装置には電子光学センサー、レーザセンサー、核及び 生化学検知センサー、通信中継装置及び GPS妨害装置等 26種類を 装備している。
2002.07.31 Jane's Defence Weekly Hunter makes first automatic flight  TRW社は、UAV Common Automatic Recovery System を用いた Hunter UAV の初飛行、着陸試験に成功した。
2002.05.27 Inside the Army Hunter completes first auto takeoff and landing sequince  米陸軍はこのほど、唯一装備している Hunter UAV の主要改善事項である 自動離発着試験を行い成功した。
 また、軍は現在第3軍団の情報旅団にのみ装備している Hunter 6個システムを 第18空挺軍団に今年 8月配備する準備を行っている。
2002.04.17 Jane's Defence Weekly US Army seeks to speed up UAV expansion  米陸軍は、アフガニスタンにおける空軍の Predator の活躍を見て、焦りを感じている。
 RQ-5A Hunter は、第15情報大隊が装備してコソボ及びマケドニアに展開しており、今年には更に6機が装備 され新たな部隊が編成されるが、陸軍は既に Hunter 計画の中止を決定している。
 これに代わる TUAV 計画として RQ-7A Shadow 200 今月から IOT&E を開始する が、陸軍はこれと連携するもっと航続距離の長い UAV を、師団、軍団レベルの部隊に装備したいとし、Predator が有 力候補になっている。
 これとは別に FCS (Future Combat System) では、一連の UAV が考えられている。
 Tube-Launched UAV は、陸上車両から32発発射でき、22~32kgのペイロードで高度1,000~1,500ftを、6~8時 間滞空する。
 Shadow とは限らない FCS 用の TUAV は、Tube-Launched UAV と同じペイロードで、高度15,000ftを飛行する。
 更に FCS では、部隊装備用として 4.5kg のペイロードで1時間飛行可能な VTOL UAV も考えている。
2002.04.15 Aviation Week & ST Army seeks to fill intelligence 'gap'  米陸軍はアフガン戦争の教訓から、作戦間での情報収集能力が現状では不充分であるとして、情報収集機能の強化を 検討している。
 米陸軍はアフガンでの特殊部隊によるアナコンダ作戦で 7名が戦死したのは、偵察用 UAV の不足に起因する情報不足と分析、旅団用に Shadow-200 UAV を導入するものの、絶対的に偵察用 UAV が不足しているとし、Hunter の 増加配備を検討している。
 また、この他の欠落機能として、外国語専門員の不足を解消する、音声や押収書類の自動翻訳装置、赤外線や電波を吸収する偽装網に 対抗するセンサー等が挙げられている。 
2002.02.18 Inside the Army Army to field Hunter UAVs to top light fighting fp  米陸軍は1年以内、2003年までに Hunter UAV 6機を第18空挺軍団に導入する方針を固めた。
 これは米軍の対テロ戦能力強化策の一環で、経費は約 $5M,国防緊急予算から拠出され、今後、更に 2個軍団に装備される可能性もあ る。
 なお陸軍は現在、旅団用 Shadow 200 UAV の導入も併せて来年予定しているが、Hunter はこれよりも航続距離が長く 、師団~軍団用とされる。
2001.11.28 Jane's Defence Weekly US Army considers Hunter upgrade  IAI と DoD は、RA-5A Hunter の能力向上と、1999年の 'Operation Allied Force' で失われた6機の補充生産契約 について協議している。
 Hunter の能力向上には、搭載 TV/FLIR 及び中継装置の換装が含まれている。
2001.10.29 Insid the Army Army air defense officials want to test Hunter UAVs at Ft. Campbell  米陸軍防空当局は Hunter UAV を 機動部隊である 101空挺師団に直接配備し、その偵察監視に関する支援能力を Ft. Campbell での演習で検証したいとする意向を明らかにした。
 これは、現在軍が保有する4個システムの内 3個を使用する計画だが、陸軍の決定と予算的裏付けは得られていない。
2001.10.29 Insid the Army Army officials examine potential of UAVs for homeland defense  陸軍は米国本土の防衛にあたり偵察監視用に Hunter UAV を活用する意向を持っている。
 陸軍の AATD (Aviation Applied Technology Directorate) は、来年の夏までに本土上空の偵察監視に Hunter UAV を使用した能力試験を OHS (本土安全保障局) やその他の機関と共同で行いたいとの意向を示した。
 しかしながら予算上の制約や政策的な検討からその実施には今後かなりの難航が予想される。
2001.10.10 Jane's Defence Weekly US build-up highlight UAV shortage  米軍はアフガニスタンでの戦いと、最近3機の UAV を失った(8/27, 9/11にイランで Predator、9/23にアフガンでI-Gnat)ことにより UAV の不足が懸念され、追加支出により調達計画の繰り 上げを図ろうとしている。
 I-Gnat UAV は CIA が運用している GA社製(註:Predator と同じメーカ)の UAV で、12時間の滞空が可能である。
 現有の UAV 数は
 ・空軍 RQ-1A Predator × 13
 ・空軍 RQ-4A Global Hawk × 4
 ・陸軍 RQ-5A Hunter × 4
 現在計画中の UAV 及び調達予定数は、
 ・空軍 RQ-4A Global Hawk × 60
 ・空軍 RQ-1B Predator B
 ・陸軍 Shadow 200 × 44
 ・海軍 RQ-2 Pioneer
 ・海軍 RQ-8A Fire scout VTOL UAV
2001.09.17 Inside the Army UAV officials expect Army to fund armed Hunter demonstration  Hunter UAV 計画当局は陸軍に、BAT (Brilliant Anti-Tank) の搭載実証試験の 実施関連予算を要求している。
 Hunter の武装化に関しては以前から検討が行われており、認可されれば2段階に分けて試験が行われる予定。
2001.08.15 Jane's Defence Weekly New Hunter sensors boost US Army's surveillance  米陸軍は IAI/TRW RQ-5 Hunter UAV に第3世代 FLIR センサ及び770mmスポットカメラを搭載し、監視偵察能力の 向上を図る。
 Hunter は1999年のコソボ戦争以来使用されており、今回の改装も Petrovec 空港の基地で行われる。
2001.07.23 Inside the Army One Army Hunter UAV lost, another damaged in Kosovo operations  Kosovo での平和維持活動で米陸軍が偵察に使用している Hunter UAV がこの2週間で2機相次いで 墜落した。 1機は搭載コンピューターの故障によるものと思われ回収されたが、1機は撃墜された模様。
 陸軍は Hunter を約 40機保有し、1999年以来バルカン半島での偵察監視に運用されていた。
 軍は直ちに2機の補充を行うが、次期旅団レベルの UAV に Shadow 200 を予定し 2002年からのフル生産を 狙っている。