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「台湾の弾道ミサイルは近い将来北京を射程圏内に収める、中国本土に対する唯一の抑止力に―香港誌」
「台湾も9月にミサイル発射か・・・」
「台湾即時反撃OK、2006年・・・」
「台湾、短・中距離の地対地・・・」 「台湾が中距離ミサイル ・・・・」
2025.05.18
台北時報
Tien Kung IV missiles’ initial tests done
<2506-051801>
台湾がTien Kung(天貢:Sky Bow)Ⅳミサイルの初期試験を終了した。
情報筋が、台湾国軍は、米国が設定した目標を達成するために、国防費をGDPの3%に増やすという前例のない動きを計画していると語った。
国防当局者は17日、軍の新型Sky Bow Ⅳミサイルは、初期運用評価と限定的な実地試験を完了し、2026年には量産が開始される予定であると述べた。
情報筋は匿名を条件に、中山科学技術研究所の強弓 (Strong Bow) 計画によって開発されたSky Bow Ⅳは射高70kmの新型防空兵器であると語った。
これは、それぞれ射高が45kmと60kmのSky Bow ⅢとPAC-3 MSEに比べて大幅に改善されたと彼らは述べた。
Sky Bow Ⅳの強化された能力により、システムは高空を飛ぶCMやBMをより高い確率で迎撃することができると彼らは述べている。
Sky Bow Ⅳシステムの調達予定数はまだ決定されていないが、Sky Bow Ⅲの大産は2026年初めに終了し、TWD27.4B ($981M) の予算が12月までにほぼ使い果たされると予想されていると彼らは述べている。
国防省は、Strong Bow計画により、射高100kmのSAMと射程1,000kmのSSMを含む2つの追加兵器システムの開発を目指していると述べた。
これとは別に、軍は、米国が設定した目標を達成するために、国防費をGDPの3%に増やすという前例のない動きを計画していると、この問題に詳しい情報筋は語った。
同省は、F-16C/D Block 70 66機を購入するための特別予算をTWD247.2B、国産ミサイルシステムに関する3,883億台湾ドルの特別予算を確保している。
同省は2026年、国土強靭性を強化するための内閣の特別プロジェクトの一環として、軍の通信ハブと司令部の強化、および訓練施設の改善にTWD116.4Bを割り当てる予定であると彼らは述べています。
同省はまた、米国の武器を購入するためにTWD500Bを割り当てる予定で、その計画は8月下旬に発表される予定であると彼らは述べた。
軍は、Albatrus UAV、第2世代Kestrel対装甲ロケッ弾発射機、155mm砲弾の組立ラインの増設など、他の国内プログラムに投資すると彼らは述べた。
2021.08.24
Taiwan News
Taiwan's first private rocket gets permission to launch from South Australia
<2109-082403>
台湾のtiSPACE社が8月23日、オーストラリアのSouthern Launch社とHapith Ⅰロケットの打ち上げ契約を行ったと発表した。
Hapith Ⅰは全長10m、胴径1.5m、発射重量3tのロケットで、オーストラリア南部に打ち上げ施設を有しているSouthern Launch社は、数回にわたるHapith Ⅰの打ち上げを行うという。
台湾政府は今年5月に国内の宇宙企業振興を目指した宇宙開発法を成立させている。
【註】
Hapith Ⅰは民間が開発している宇宙用のロケットとしているが、形状や塗装はSLVと言うよりSRBMのようである。
2021.06.18
Taiwan News
Taiwan bolsters defense with enhanced rocket launchers
<2107-061807>
台湾国防部が、射程が100km以上という新型Thunderbolt-2000 MLRS(註:RT-2000)の発射試験を行った。 ただ国防部は新型がまだ開発段階なのか量産に移行しているのかは明らかにしていない。
RT-2000には射程が15kmのMk-15、30kmのMk-30、45kmのMk-45がある。
2021.04.07
Jane's Defence Weekly
Development of long-range, precision strike capabilities prioritised by Taipei
<2106-040707>
台湾が陸上発射長距離ミサイルの量産が開始されていると共に、NCSISTが3種類の長距離ミサイルの開発を行っていることが明らかにされた。
これらの詳細は明らかにされていないが、Janeは2020年4月にラムジェット推進で射程1,500~2,000km、速力Mach 3の雲峰 (Yun Feng) CMの発射試験を報じている。 台湾メディアは2019年にYun Feng 20発以上と発射機10両の量産を$390Mで開始したと報じている。
【註】
雲峰の発射試験は、良く似た雄風-3 (HF-3: Hsiung Feng Ⅲ) 超音速ASCMの発射試験に紛らせて秘密裏に行っていたとされている。
2019.11.06
産経新聞
台湾、李登輝政権が準中距離弾道ミサイル開発 裏付ける公式文書入手
<1912-110603>
産経新聞が6日、台湾の李登輝政権が1995~1996年の台湾海峡危機のあと、MRBMの開発を進めていた当時の機密資料を入手した。 この資料は、1997年12月17日に開かれた国家安全会議幹部会議の議事録要旨などのコピーで、蒋国防部長が席上MRBMの研究開発が成功すれば、中共に対し有効な抑止力を持つことができると述べたと記されている。
MRBMの開発はこれまで関係者の話として報道されてきたが、公式な文書で開発への政権中枢の関与が明らかになるのは初めてである。
2016.09.22
朝鮮日報
台湾、北京・上海射程圏のミサイル開発中断
<1610-092201>
台湾の中国時報が20日に台湾軍消息筋の話として、北京や上海を射程圏内に含める射程2,000kmの「雲峰」MRBMの開発
計画を完全に中止することを決めたと報じた。 既存のHF-2E LACM(射程600km)で
任務達成が可能だという判断があったとされる。
雲峰計画は、中国が台湾海峡で軍事演習を行い、緊張が極度に高まったことに対抗するため、李登輝元総統時代の1996年に始まった。 その後80億元を投じて積極的に
推進し、陳水扁民進党政権の8年間にもプロジェクトは継続されたが、2008年に発足した親中傾向の馬政権は中台関係の悪化を理由に計画を凍結した。 その代わりに
HF-2E 245基を生産し配備していた。
2014.03.10
Yahoo
新華網記事
<1404-031007>
香港の亜洲週刊誌が9日、台湾の MRBM、HF-2E CM、HF-3 超音速 ASCM が今後の中台軍備競争において抑止効果を持つ
武力になると伝えた。 間もなく量産を開始する雲峰 MRBM は、射程1,200~1,500kmで近い将来は2,000kmに達し、北京や中
国沿海部を射程圏内に収めることになる。
台湾は海洋観測船 海研五号 をミサイル観測艦に改造すると伝えられており、これにより今年初めて台湾西岸から
公海に向けて弾道ミサイルの発射試験を行うことができ、成功すれば中国本土に対する抑止力が増すとみられる。
【註】
雲峰は今まで、ラムジェット推進で Mach 3、射程は1,200kmと報じられていた。 ラムジェット推進であれば弾道弾ではなく超音速 CM であることになる。
2012.07.22
Defense News
Taiwan to get new powerful rocket system: report
<1208-072202>
台湾の自由時報が7月22日、RT-2000(Ray Ting-2000、雷電-2000)MRL の配
備が8月に開始されると報じた。
RT-2000 は CIST が開発した40連装の MRL で、射程は45kmである。
2012.03
Jane's Missiles & Rockets
Taiwan begins RT-2000 MRL production
<1205-030018>
台湾が、遅れていた RT-2000 MRL の量産を開始した。 RT-2000 は、以下の三種類を発射できる。
・Mk 15:117mm弾、射程15km、20発搭載、6.4mm鋼弾6,400個
・Mk 30:182mm弾、射程30km、 9発搭載、M77 DPICM 267個
・Mk 45:227mm弾、射程45km、 6発搭載、M77 DPICM 518個
2007.03.12
Defense News
Taiwan tests 'Brave Wind' cruise missile
<0708-031203>
台湾は2月2日に Hsing Feng-2E (Brave Wind) 巡航ミサイルの発射試験を、同国南西部にある試験射場で行
った。 Hsing Feng-2E は射程1,000kmで、400kgの弾頭を搭載する LACM で、将来は
車載型を500基以上装備し台湾海峡沿いに配置する計画といわれている。 ただ、開発は遅れ気味であり、誘導
装置と推進装置に問題があるとみられている。
台湾はこの他に、射程300kmの対艦ミサイル HF-3 と天弓 SAM を基に
した射程1,000km以下の SRBM の開発を行っている。
2006.08
Jane's Missiles & Rockets
Taiwan switches from Tien Kung Ⅰ to Tien Kung Ⅱ
<0617-080025>
台湾が天弓Ⅰ SAM を退役させ天弓Ⅱ SAM に換装
する計画である。 天弓Ⅰ は1993年に装備化された Patriot に似た SARH の SAM で、中隊は1基の長白 MFR、2基の CS/MPG-25 イルミ
ネータ、及び3基の4発搭載発射機で構成されている。 天弓Ⅱ はアクティブシーカを搭載し、全長、重量、射
程が 天弓Ⅰ より大きくなっている。
天弓Ⅱ には対地攻撃能力もあると言われており、対地攻撃型は天槍 (Tien Chi) と
呼ばれている。 天弓Ⅱ の弾頭が90kg、射程が120kmであるのに対し、天槍は500kgの弾頭で300km飛翔すると言
われている。 これは天槍が最適飛行経路を飛べることや、誘導飛翔に伴うエネルギ損失がないことによる。
2006.07.07
Yahoo
中国情報局記事
<0614-070702>
台湾の中山科学研究院が弾道ミサイル「雄風3」の開発を進めており、9月にも試射
を実施する予定だと、6日付で東方網が伝えた。 雄風 3 の射程は約600kmで、北は福建省福州市から、南は広
東省南澳県までが射程圏内に入る。 誤差は50cm足らずだという。
推進システムと誘導システムは完成している模様である。
2006.06.19
Defense News
Taiwan's missile program draws concern
<0617-061901>
台湾が大陸向けに計画しているミサイル開発に米政府は懸念を示し、計画を断念するよう働きかけている。
中国は約800発の短射程弾道ミサイルを台湾に指向し、今後4年間で1,800に増強され
ると軍当局は見積もっている。
台湾は2005年5月に Active defense の一環としてミサイル開発を進めていることを明らかにした。
・Hsiung Feng 2E
射程600~1,000km、時速800km、400kgの弾頭を装備する LACM で、
2010年までに50発を装備し最終的に500発を装備する。 2004年6月に試験発射
が報告されている。
・SRBM/MRBM
射程2,000kmの MRBM 30発、及び射程1,000kmの SRBM 120発を装備する。
2005.05.11
Jane's Defence Weekly
Taiwan acknowledges strategic missile development
<0511-051103>
台湾の国防相が5月2日に、台湾が戦略地対地ミサイルを開発中であることを公式に認めた。
台湾が開発しているのは天弓 SAM を元にした SRBM 及び MRBM と、
勇風 (Hsiung Feng) 対艦ミサイルを元にした LACM の2種類である
。
2004.06.11
Yahoo
産経新聞記事
<0411-061101>
台湾の国防部蔡副部長が9日、立法院国防委員会での答弁で、米国防総省が2006年ないし2008年に中国が台湾に武力行
使する恐れがあると分析したと伝えられたことを受け、2006年にもその可能性があることを示唆した。
陳水扁総統は総統選挙期間中に、2006年に住民投票による台湾の新憲法制定と、2008年施行を訴えてきたことによる。
また蔡副部長は、反撃手段として戦闘機による空爆のほか、射程数百㌔の弾道ミサイルも可能だとも発言した
。
2004.04.02
Yahoo
ロイター記事
<0407-040201>
4月1日に発刊された Jane's Missiles & Rockets によると、台湾は150基の地対地ミサイルを製造する暫定的
な計画を持っている。
同誌によると、台湾は射程2,000kmの MRBM 30基と、1,000kmの SRBM 120基を製造する模様で、
北京も射程内に入る。
2004.04
Jane's Missiles & Rockets
Taiwan has ambitious plans
<0410-040004>
台湾が、向こう10年間に大規模なミサイル調達計画を持っている。 米国からの導入では、
6個中隊分の PAC-3 のほか
・AGM-88 HARM 300発
・FMRAAM 300発
・AIM-9X Sidewinder 1,000発
・AIM-120 AMRAAM 追加300発
となっている。 また台湾製のミサイルでは、
・天弓 3 SAM 80発
・射程2,000kmの MRBM 30発
・射程1,000kmの SRBM 120発
・射程1,500kmの LACM 500発
・HF-3 対艦ミサイル 120発
・RT 2000 多連装ロケット 100基
・Kung Feng 6 MBRL
この他に、米国が開発中の ABL の購入の可能性も追求している。
2003.11.26
Jane's Defence Weekly
Taiwanese missile test failed
8月末に台湾の CSIST が SSM の発射試験を実施したが、技術的な故障で失敗した。 この SSM は
天弓 SAM を改造したもので、ブースタを取り付け900kmの射程を有する。
2003.10.29
Yahoo
時事通信記事
台湾が上海までとどく中距離ミサイルの発射試験を行ったが失敗した模様である。
このミサイル(註:「天馬」のことか)の開発には、米国が強く反対してきた。
2002.01
Jane's Missiles & Rockets
Taiwan pushing ahead with SRBMs
台湾は、天弓 SAM をもとにした、射程 300kmの TBM (SRBM)
を開発している(註:過去に Tien Chi「天槍」と伝えられている)。
射程1,000kmの MRBM の開発計画 Tiching 計画の計画の存在は、軍により否定されたが、過去に射程950km
の「天馬」の開発を米国の反対で1993年に中断した経験がある。
中国は、台湾に対し100発の DF-11 (M-11) と、300発の DF-15 (M-9) を対峙させて
おり、DF-15 は年50発のペースで増強されているため、2005年には650発にのぼると見られている。
台湾はこの他に、天剣 AAM をもとにした ARM、対艦ミサイル Hsiung Feng Ⅱ(註:「雄風」?)をもとにした LACM (Land Attack
CM) 等の開発が伝えられている。
2001.09
Jane's Missiles & Rockets
Taiwan denies developing tactical ballistic and cruise missiles
台湾の軍当局は、台湾が長距離対地攻撃巡航ミサイル (LACM: Land Attack Cruise Missile)
及び TBM を開発しているとの報道を、きっぱりと否定した。
射程 1,000km の LACM といわれている Hsiung Feng ⅡE は、対艦ミサイル
Hsiung Feng Ⅱ の改良型対艦ミサイルで、今年末に初試験が予定されている Hsiung Feng Ⅲ対艦ミサイ
ルで使用している新しい技術は使用していないという。
射程 1,000km Tichin は、米国の反対で1982年に開発が中止された「天馬」の
開発が継続された物と言われ、フルレンジでの試験は実施されていないが、開発は完了しており、2005年には量産に
入るという。
それ以外に天弓 SAM を SSM にした射程 100km~120km の Tien Chi TBM も
あり、最終的には 50~100発が生産される予定である。
2001.07.11
Jane's Defence Weekly
Taipei working on missile faculty
台湾は次のようなミサイルを開発中である。
・MRBM
射 程: 1,000~2,000km
弾 頭: 特殊(CBR ではない)
・LACM
射 程: 1,000km
原 型: Hsiung Feng (Brave Wind、註:「雄風」) 対艦ミサイル
・Hsiung Feng 2E (HF-2E)
亜音速対艦ミサイル
・Hsiung Feng 3 (HF-3)
超音速対艦ミサイル
2000.09
Jane's Missiles & Rockets
Taiwan develops next-generation strike missiles
台湾は現存する2種類のミサイルの能力向上計画と、以下の4種類の新規開発計画を持っている。
・SSM
短距離弾道弾「青蜂(Ching Feng)」、射程950kmの「天馬(Tien Ma)」
に続く、射程1,000~2,000kmの弾道弾
・天矛(Tien Chi)SSM
射程300km、弾頭重量500kgの弾道弾
・対地巡航ミサイル
?蜂(Hsiung Feng)対艦ミサイルの発展型で射程は300km以上。
Hsiung Feng Ⅲとの説もある。
・ARM
天剣(Tien Chien)2 中距離 AAM の派生型。