MQ-4C Triton (BAMS) に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2023.09.15 Janes US Navy declares initial operational capability for MQ-4C Triton <2310-091507>
 Northrop Grumman社が9月15日、米海軍でMQ-4C Tritonが9日に
IOCになったことを明らかにした。
 MQ-4Cは4機でorbitを編成し海軍は3個orbitを保有する計画である。
 最初のorbitはフロリダ州ジャクソンビルのVUP-19飛行大隊に配備され、2020年5月にEOCになったのを受けグアムに派遣された。
2020.02.05 Jane's Defence Weekly US Navy deploys Triton UAV for first time <2004-020502>
 米海軍のMQ-4C Triton
BAMSが21月26日に、2018年6月に米海軍が採用を決定して以来18ヶ月ぶりでグアムに初配備された。 Tritonは第7艦隊司令官直轄の第72戦隊 (CFT72) 隷下の第19無人哨戒飛行隊 (VUP-19) に配属され、P-8やP-3C、EP-3などと共同運用される。
 RQ-4 Global Hawk HALE UAVの海軍型であるBlock 30 RQ-4Nを元にしたTritonはAN/ZPY-3多機能レーダを搭載し、航続距離2,000nm、滞空能力24時間の性能を持ち、27億平方哩を捜索できる。
2020.01.27 Jane's 360 US Navy deploys Triton UAV for first time <2002-012703>
 RQ-4 Global Hawkの海軍仕様であるBlock 30 RQ-4Nを元にした洋上哨戒UAV MQ-4C Triton
BAMSが、米海軍が2018年6月に制式採用した18ヶ月後となる1月26日に初めて実配備された。
 MQ-4C Tritonを装備する第7艦隊に編成された第19無人哨戒飛行隊 (VUP-19) はグアムのAndersen AFBに配備され、P-8、P-3、EP-3と連携した任務に就く。
2019.10 International Defence Review GA-ASI contracted to deliver special mission upgrades for Reaper and Gray Eagle UAVs <1912-100012>
 米国防総省が8月29日にGA-ASI社に、陸空軍特殊部隊が装備するMALE-Tactical仕様MQ-9 Reaper及びMQ-1C Gray Eagleを$78Mで発注した。 この契約は$93Mまで膨らむ可能性がある。
2019.06 International Defence Review USN expands MQ-8C Fire Scout capability <1908-060015>
 米海軍がMQ-8C Fire Scoutの改良を続けている。 MQ-8BがSchweizerヘリの無人型であるのに対しMQ-8CはBell 407を無人化したもので、改良ではLinl 16が搭載されMH-60との連携が可能になる。
 MH-60の滞空時間が3.5時間であるのに対しMQ-8Cは12時間の滞空能力を持つ。
2017.11.29 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman delivers first operational MQ-4C Triton to the US Navy <1801-112902>
 Northrop Grumman社が量産型MQ-4C Tritonの最初の2機を米海軍Point Mugu施設に納入し、Tritonは
IOCの前段階であるEOCになった。 海軍は2021年IOCを目指しているという。
 Northrop Grumman社はLRIP-1として3機、LRIP-2として更に3機を受注しており、最終的に68機の受注を 見込んでいる。
2017.11.27 Aviation Week & ST 'No placer to hide' <1801-112709>
= MQ-4C Triton を紹介した4頁の記事 =
 グアムのAndersen AFBには、Triton 4機を収納する台風にも耐えられる巨大格納庫が建設 されている。
 TritonはP-8A Poseidonと共に運用され"罠"としての役割を担う。
2017.03.20 Aviation Week & ST Germany has selected Northrop Grumman's MQ-4 Triton <1705-032002>
 ドイツが、計画を中止したEuro-Hawkの代わりに、国産
SIGINT装置を搭載したMQ-4 Triton を2025年から装備する。
2015.07.01 Jane's Defence Weekly Triton due-regard radar design shows progress <1508-070108>
 米国防総省が6月16日、Northrop Grumman社が$39Mで MQ-4C Triton の契約内容追加を受注したと発表した。 追加契約されたのは 空対空レーダの搭載で、このレーダは電源及び冷却システムの不具合から、2013年に海軍が搭載作業の停止を命じていた。
2015.05 International Defence Review USN readies for Triton Milestone C by year end <1506-050013>
 米海軍が4月中旬に AN/ZPY-3
MFAS と自動目標識別装置 AIS を搭載した MQ-4C Triton の飛行試験を行いたいとしている。
 Triton の Milestone C は2015年12月、IOC をFY18としており、IOC は第7艦隊で行われる計画である。
2015.04.27 Aviation Week & ST The due-regard radar requirement for the US Navy's Northrop Grummqn MQ-4 Triton <1506-042703>
 
AESA レーダを搭載することになっている米海軍の MQ-4C Triton は、多種情報収集機とし て2020年に operarional になる。
 AESA レーダを搭載する初期型機は2018年に operational になる計画であったが、レーダの開発が進んでいない。
2015.02.24 Defense News Australia seeks input on US Navy Triton UAS <1503-022303>
 米国防調達の当局者が、オーストラリアが MQ-4C Triton の開発に参加し、影響を及ぼそうとしていることを明らかにした。 オーストラリア は2006~2009年に Triton の共同開発国であったが、その後離脱している。
 アボット豪首相は2014年に、豪空軍に MQ-4C を7機装備すると述べたが、これは2015年中頃に発簡される国防白書を見据えた発言で、 正式決定は2016年に行われる。
2014.12.06 Defense News Fire Scout helo deployments intensify <1501-120604>
= Fire Scout UAV 艦載の進捗状況に関する記事 =
・東海岸を基地とする2隻のフリゲート艦4機の MQ-8B を搭載している。
・サンディエゴを出港し西太平洋に向かっている LCS Fort WorthMQ-8B 1機と MH-60R 1機を搭載しており、 初の UAV/ヘリによる共同運用が行われる。
・カリフォルニアの沿岸警備隊に属する巡視船が、巡視船として初めて2機の MQ-8B を搭載し ている。
・Northrop Grumman社が最後の MQ-8B を納入したが、12月3日に初の量産型 MQ-8C を納入した。 2機の MQ-8C はカリ フォルニアから東海岸のノーフォークに向けて搬送中で、ここで初めて駆逐艦 Jason Dunham に搭載される。
2014.11.06 Yahoo 時事通信記事

「無人機、グアムとイタリアに=『沖縄配備』発言撤回―米海軍」

<1412-110601>
 米海軍が5日、開発中の大型 UAV Triton を沖縄に配備するとしたグリナート作戦部長の発言を取り消し 、配備先はグアムや中東、イタリアになると明らかにした。
 沖縄への展開予定はないという。
2014.11.05 Yahoo 時事通信記事

「沖縄に無人偵察機配備へ=米海軍」

<1412-110502>
 グリナート米海軍作戦部長が4日、海軍が開発中の大型 UAV Triton を、2017年を目途に沖縄に配備 する予定だと語った。
 Triton の沖縄配備は、東シナ海などでの運用を想定しているとみられる。
2014.10.01 Jane's Defence Weekly USN may cut Triton buy if reloability beats expectations <1411-100117>
 米海軍は MQ-4C Triton を68機装備し、P-8A Poseidon と共同運用する計画であったが、Triton の信頼性が当初見積もりよ り高いことから、調達機数を削減する考えである。
 米海軍は5個哨戒区域に4機ずつ、計20機を必要としている。
2014.09.22 Aviation Week & ST Triton finally at Pax River for flight-testing <1411-092202>
 米海軍の MQ-4C Triton の1号機が飛行試験実施のため、カリフォルニア州 Palmdale の Northrop Grumman社施設から、11時間か けて大陸を横断し、メリーランド州にある米海軍の Patuxent River 基地へ飛来した。
2014.05.12 Aviation Week & ST Sensory input <1407-051206>
 米海軍が MQ-4C TritonAN/ZPY-3
MFAS レーダを搭載する計画で、MFAS は現在 Gulfstream Ⅲ に搭載した試験中である。 MFAS には SAR Spot、SAR Strip 及び ISAR モードがあり、MFAS 搭載 Triton は2017年初頭に配備される。
 海軍はこのほかに、衝突回避装置の搭載も計画している。
2014.04.02 Jane's Defence Weekly MQ-4C completes initial flight test phase <1405-040219>
 米海軍が3月24日、MQ-4C Triton飛行試験第一段階が完了したと発表した。 MQ-4C は81時間飛行し、高度 59,950ftまで上昇した。
 現在試作機2機は飛行試験の次の段階が実施される Patuxent River 基地への移動準備中である。
2014.03.19 Jane's Defence Weekly Australia confirms Triton purchase <1405-031905>
 豪国防相が3月13日、MQ-4C Triton 導入計画の遂行を確認した。 Triton の導入時期は、2015年 はじめに発簡される国防白書で、2016年と示されると見られている。
2014.03 International Defence Review DOT&E report outlines US Navy UAS issues <1404-030011>
 米国防総省の
DOT&E監が作成したFY13報告書では、海軍の VTOL UAV についての評価も述べられている。
MQ-8B
 APKWS の発射試験では12発中11発が命中し、失敗した1発もミサイル誘導装置の故障であった。
MQ-8C
 LCS 搭載は2015年に開始される。 既に14機が発注されているが、96機を調達する計画である。
MQ-4C
 飛行試験が2012年5月から2013年5月へと遅延した。 このため LRIP 開始決定はFY15へ、 IOT&E は2017年に延期される。
2013.09.18 Jane's Defence Weekly US Navy eyes increased BAMS-D ops <1311-091803>
 米海軍が9月6日、現在第5艦隊が運用している BAMS-D の稼働数を10/日から15/日に上げる契約を、Northrop Grumman社に$9.9Mで発注した。 この契約で同社は、整備、運用、その他の支援業務を行う。
 BAMS-D は5月22日に初飛行した MQ-4C Triton と換装される。
2013.08.23 Defense News BAMS mission control system to get Common Data Link <1309-082307>
 米海軍は RQ-4 Triton BAMS UAV に、秘匿性の高い CDL データリンクを搭載するため、 Northrop Grumman社と$30Mの追加契約を行った。 この契約にはソフトウェアの Windows 7 化も含まれている。
 BAMS の量産はFY15に開始される。
2013.07.14 NHK ニュース 米 最新鋭無人偵察機の初配備は中東へ <1308-071402>
 米海軍は、オバマ大統領が打ち出したアジア重視の国防戦略に基づいて、開発中の MQ-4C Triton を3年後の2016年後半に、グ アムに最初に配備する計画であったが、シリアやエジプトで内戦や混乱が拡大しイランが核開発を推進するなど、中東情勢が混迷の度を深めていることから当初の 計画を見直し、Triton の配備を1年前倒しして、2015年後半にも、中東地域を管轄する第5艦隊に最初に 配備する計画を進めている。
2013.05.29 Jane's Defence Weekly USN's Triton completes first flight <1307-052903>
 米海軍の MQ-4C Triton が5月22日に初飛行した。 この日の飛行で MQ-4C は高度20,000ftまで達した。
 MQ-4C は RQ-4 Block 20 Global Hawl を元にしており、AN/ZPY-3 レーダを搭載している。 航続距離は11,500哩で、 高度10哩以上で24時間にわたる哨戒ができ、その範囲は2,000nmにわたる。
2013.05.27 Aviation Week & ST Triton's turn <1307-052701>
 米海軍は、空軍の Global Hawk のコストを下げMQ-4C Triton を実現しようとしている。
┏━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓
┃    ┃ MQ-4C Triton ┃RQ-4B Block30/40┃
┣━━━━╋━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
┃総事業費┃   $13B   ┃   $10B   ┃
┃装備機数┃    70   ┃    45   ┃
┃単  価┃   $189M   ┃   $222.7M  ┃
┃滞空時間┃   24時間  ┃   30時間  ┃
┗━━━━┻━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛
その他の性能諸元はほぼ同じ
2013.05.20 Aviation Week & ST Triton intersts Australia <1307-052003>
 米海軍の MQ-4C Triton が初飛行したのを受け、オーストラリアが公式に同機の価格、性能等の情報提 供を要求した。
 MQ-4C はV字尾翼の重量バランスやソフトの不具合から飛行試験が遅れ、量産開始もFY15にずれ込んでいる。
2013.05.24 Defense News Fly Triton! US Navy's new BAMS aircraft makes first flight <1306-052404>
 MQ-4C Triton BAMS が22日に初飛行した。 MQ-4C はカリフォルニア南部で高度20,000ft まで上昇しね80分間の飛行を行った。
 今後当地で数ヶ月間の飛行試験を行ったのち、現在 BAMS 試験機 BAMS-D が飛行試験を行っている Patuxent River 基地に移されて試験が続けられる。
2013.02.22 Yahoo 沖縄タイムス記事

「嘉手納基地に無人偵察機 海域の監視強化」

<1303-022201>
 米海軍の BAMS である MQ-4C Triton が2016年にも嘉手納基地に配備されることが20日までに分 かった。 米海軍当局者によると、同機の配備拠点は米本土2ヵ所、米本土以外3ヵ所の計5ヵ所計40機で、2015年に初期運用を開始し、2016年秋グアムから順次配備する。
 グアムでは、すでに配備されている空軍の3機と合わせて、アジア太平洋地域における監視体制をより強化する。
2012.07.02 Aviation Week & ST Persistent patrol <1208-070211>

= MQ-4C BAMS の紹介記事 =
 
2012.06.18 Aviation Week & ST Northrop Grumman unveils US Navy's MQ-4C Triton <1208-061801>
 Northrop Grumman社が6月14日、MQ-4C Triton と命名された BAMS を初公開した。 公開されたのは2機発注された 試作機の1号機で、Global Hawk Block 10 を基にしている。
 米海軍は MQ-4C を68機整備する計画で、117機装備する P-8A と共に、P-3 230機 と換装される。
2012.06.12 Defense News U.S. Navy UAV crashes in Maryland <1207-061102>
 米海軍の BAMS の試作機 (BAMS-D) が11日、メリーランド州東部の Nanticoke 川河口付近にある湿地に 墜落した。 死傷者はなかったという。
 海軍は BAMS-D を5機以上保有しており、一部はアフガンや中東で使用されている。 また MQ-4C BAMS の量産型の一号機 が14日に Northrop Grumman社で公開されることになっていた。
 米海軍は100機以上の BAMS を装備する計画である。
【註】
 BAMS は RQ-4 Block 10 Global Hawk を元にしており、BAMS-D のうち2機は、空軍が Block 30 へ換装したため不要になった Block 10 Global Hawk を改造して使用している。
【関連記事:1103-020031 (IDR 2011.02)】
2012.03.28 Yahoo 時事通信記事

「米豪が軍事協力拡大検討=対中国、無人機運用―米紙」

<1204-032801>
 ワシントン・ポスト紙が27日、活発化する中国軍の活動を警戒し、豪州への米海兵隊2,500名の配置に加え、インド洋の豪州領ココス諸島米軍の UAV 基地として使用することを、米国とオーストラリアが検討していると報じた。
【註】
 Cocos 諸島に配備されるのは、RQ-4 Global Hawk を元にした米海軍の洋上哨戒 UAV である BAMS と見られる。
2012.02.08 Jane's Defence Weekly MQ-4C eyes role in Australian service <1204-020807>
 オーストラリアBAMS 計画から撤退したが、Northrop Grumman社は2016年1月にオースト ラリアへの引き渡しが可能と、売り込みに自信を持っている。
 米国防総省は2013年中頃に、米海軍向け68機の量産移行を決定する。
2012.02.01 Jane's Defence Weekly No room for RQ-4 in FY13 budget <1203-020103>
 オバマ政権のFY13国防予算で、航空関連事業が大幅に変更されることになる。
 RQ-4 Block 30 Gloval Hawk は調達が中止される。 空軍によると Blobal Hawk Block 30 の維持費は U-2 と代わらない。 しかし Block 40 の開発は継続され、海軍は MQ-4C BAMS の計画を推進する。 陸軍の MQ-1C Gray Eagle 及び空軍の MQ-9 Reaper の計画には変更がない。
 F-35 は全面的な削減は免れたものの、装備化のペースは落とされる。 OH-58 後継となる陸軍のヘリ計画は5年間先送り される。
2012.01.04 Yahoo 時事通信記事

「対イラン・中国で洋上監視強化=米海軍、大型無人偵察機配備へ―中東、グアムに計画」

<1202-010401>
 米海軍が開発中の海上監視専用の大型 UAV BAMS を2016年に中東に、2017年にグアム に配備する方向で検討していることを、国防総省筋が3日に明らかにした。 ホルムズ海峡で活動を活発化させるイラン軍や、中国の弾道ミサイル搭載潜水艦や空母の基地 となる海南島などの監視を強化する狙いがある。
 グアムには現在、米空軍の Global Hawk が3機常駐しているが、将来は海軍の UAV 配備で4機体制となる。
2011.10 International Defence Review USN to expand BAMS SIGINT capabilities <1111-100024>
 米海軍が、EP-3E Aries Ⅱ の後継として開発していた EP(X) が計画中止になったため、元来 EO/IR で洋上及び沿岸を監視するために開発し ている RQ-4C BAMSSIGINT 任務も担わせようとしている。
2011.05.04 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman to test BAMS radar <1107-050402>
 Northrop Grumman社が4月25日、MQ-4C BAMS に搭載する MFAS レーダの試験を開 始したと発表した。 試験は現在 Norwalk にある同社施設で行われているが6月中に San Diego に運ばれ、今年後半には Gulfstream Ⅱ に搭載しての試験が開始される。
 MFAS は X-band の洋上監視用 2D AESA レーダで、360゚を監視できる。
2011.03.07 Aviation Week & ST Bases for BAMS <1104-030701>
 米海軍は BAMS を、2015年後半にペルシャ湾のどこかで IOC にする計画である。
 BAMS のこの他の配備場所については西太平洋を計画しているが、BAMS にはグゥアムから西太平洋まで飛べる航続距離はあるものの、作戦を考 えると行動半径は600~900nmであるため、配備についてアジア太平洋諸国と非公式の折衝を行っている。
 Northrop Grumman社は、日本は BAMS よりさきに Global Hawk を装備すると見ている。
2011.02 International Defence Review US Air Force Block 10 Global Hawks may reinforce naval BAMS-D UAV capabilites <1103-020031>
 米海軍が、空軍で2011年末に Global Hawk Block 30IOC になったのち不要になる Block 10 を譲り受け、MQ-4C BAMS が IOC になるまでの間、BAMS 試作機 (BAMS-D) 2機を増強 することに決めた。
 BAMS は Global Hawk Block 10 を元にしている。
2009.12 International Defence Review US Navy BAMS demonstrator completes first deployment <1002-120034>
 米海軍 BAMS 開発の資を得るため、2006年11月から2機の RQ-4A Global Hawk を用いて行われていた BAMS-D (BAMS-Demonstrator、かつて Global Hawk Maritime Demonstrator と呼ばれた)が、初めて実戦配備についた。
2009.08.17 Aviation Week & ST Global UAV network <0909-081704>
 米海軍は以下の5個艦隊BAMS を配備し、世界規模の UAV ネットワークを構成しよう としている。
 ・第2艦隊:米国東海岸
 ・第3艦隊:米国西海岸
 ・第5艦隊:アラビア海域
 ・第6艦隊:地中海
 ・第7艦隊:西太平洋
2009.05.13 Jane's Defence Weekly Australia signs MoU with USN for P-8A 'Spiral One' <0906-051307>
 豪国防省が5月5日に、P-8A の共同開発で米海軍と MoU を結んだことを明らかにした。 オーストラリアが参画するの は、一連の P-8A 改良の最初となる 'Spiral One' である。 オーストラリアは8機の P-8A を装備する計画である。
 一方で豪国防省は3月に BAMS共同開発からの撤退を表明している。
2009.05.11 Aviation Week & ST Australia eyes SAR sat <0906-051111>
= 米FY10国防予算の主要項目に関する記事 =
KEI:技術的な問題から、計画棚上げ
・F-35 用 F136 エンジン計画中止
RRW 核弾頭計画中止
P-8A:計画促進
AH-64D Block Ⅲ:計画促進
MQ-9A Reaper:24機調達
MQ-1A Predator:FY-09で調達終了、最終機数38機
RQ-4 Global Hawk:Block 30 2機、Block 40 4機
RQ-4N調達なし
MQ-1C Sky Warrior:3機
・艦載用 MQ-8B Fire Scout:5機
2009.03.18 Jane's Defence Weekly Northrop aims to keep Australia in BAMS <0905-031811>
 Northrop Grumman社は、オーストラリアが BAMSSDD から撤退したものの、販売 の希望は失っていない。
 また国務省に対し、韓国と Global Hawk の商談を進める許可を求めており、 スペイン及び日本も有望な市場と見ている。
2009.03.11 Jane's Defence Weekly Australia withdraws from BAMS development phase <0905-031104>
 オーストラリアは、米海軍 BAMS 開発計画の SDD から撤退 することを決めた。 豪国防相は BAMS の運用開始が2015年にずれ込んだことを理由に挙げた。
 オーストラリアは保有する AP-3C 18機を2015年から P-8A に換装する計画で、BAMS を多目的 UAV MUAS として AP-3C の補完に使用する計画であった。
2009.03.09 Aviation Week & ST BAMS boomerang <0904-030907>
 オーストラリアが先週、米国と共同で進めている BAMS 計画への$300Mの拠出を行わないと発表した。  豪空軍は BAMS を洋上及び陸上の哨戒に使用しようとしているのに対し、米海軍は洋上哨戒を主に考えている。
 米海軍は、オーストラリアが撤退しても BAMS を2015年末に IOC とする計画に変わりな いとしている。
2008.09.01 Aviation Week & ST Atomics bomb <0810-090108>
 米海軍が BAMS UAV 計画で Lockheed Martin/GA チームを選定せず GAO もその結果を支持したのは、 GA社の管理と生産上の諸問題が原因と見られている。 同社は今までも、システムエンジニアの育成が不十分で、Reaper や Warrior の開発が 組織的に行われていないと指摘されてきた。
2008.08.20 Jane's Defence Weekly GAO rejects BAMS contract protest <0810-082007>
 米国の会計検査機関である GAO が8月8日、海軍の BAMS が RQ-4N Global Hawk に決まったことに対する Lockheed Martin社の異議申し立てを却下したため、海軍は$1.16Bにのぼる BAMS の SDD 進めることになった。
2008.08.18 Aviation Week & ST Navy restarts BAMS work <0810-081307>
 米海軍 BAMS UAV 計画は、Global Hawk 改に決まったことに対し、5月に破れた Lockheed Martin社が不服申し立て を行ったため中断していたが、GAO が Lockheed Martin社の申し立てを却下したため再開された。
 BAMS は$1.6Bで開発され68機が装備されて P-3 と交代する計画で、2011年に飛行試験が始まり、2015年に IOC になる。
2008.07.28 Aviation Week & ST Hawking to Spain <0809-072803>
= 米国の HALE/MALE UAV の現状に関する記事 =
Global Hawk
 MTCR 条約への抵触を理由に1年以上保留されていたスペインへの輸出について、米国務省が承認 を与えた。 スペインは Block 30 5機を購入し SIGINT 装置を搭載して洋上/陸上の哨戒に当たる。
 Global Hawk は、Block 20 が Raytheon社製の EISSBlock 30ASIPBlock 40 が4ft×1.5ftの MP-RTIP レーダを搭載する。 米空軍は MP-RTIP を12基調達する計画である。 Block 40 への MP-RTIP の搭載は来春、飛行試験は夏以降に行われる。
 Block 20 及び 30 の IOT&E は2009年に開始され秋一杯まで行われる。
UCAS-D
 2機試作される UCAS-D の一番機は、現在外板の取り付け段階で、2009年11月に初飛行する。 米海軍は UCAS を2025年までに装備する計画で、F/A-XX の候補にもなっている。
BAMS
 BAMS は一旦 Global Hawk に決まったが、異議申し立てにより GAO が審査を行っている。 審査の結論は8月 中旬に出る見込みである。
Predator/Reaper/Sky Warrior
 Lynx Ⅱ SAR と Raytheon社製の DAS-2 EO/IR ボールを装備した MQ-1C Sky Warrior Block 1 は今年はじめに初飛 行し、来年はじめに Limited User Test が予定されている。
2008.06.04 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman expects US GAO's BAMS decision <0807-060411>
 4月22日に RQ-4N Global Hawk が選定され、$1.2B の SDD が発注された米海軍の BAMS UAV に対し、敗れた Lockheed Martin社GAO異議を申し立てているが、GAO の裁定は8月 までにでる模様である。
 この異議申し立てにより、海軍は Northrop Grumman社に対し、作業の停止を命じている。
2008.06 International Defence Review Global Hawk scoops BAMS prize <0807-060024>
 米海軍が Northrop Grumman社に、$1.16Bで BAMSSDD を発注した。 この契約で同社は 2機を試作する。
 RQ-4N BAMS は RQ-4 Block 20 の機体を元にして、 EO/IR 装置を Raytheon社、X-band の MFAS AESA レーダ を Northrop Grumman社が、エンジンは Rolls-Royce社が担当する。
2008.05.14 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin launches protest against BAMS award <0806-051403>
 米海軍の BAMS UAV が Northrop Grumman社の RQ-4N に決まったことで Lockheed Martin社が異議申 し立てを行った。 これに対して海軍は、機種選定は連坊調達規則にのっとり適正に行われたとしているが、RQ-4N に決まった理由は明らかにして いない。 Lockheed Martin社は極めて安価な提案を行ったとしている。
 米海軍は4月22日に$1.164Bで BAMS の SDD を Northrop Grumman社に発注している。
2008.05.12 Aviation Week & ST US Navy BAMS award under review <0806-051206>
 米海軍の BAMS UAV の開発担当は4月22日に Northrop Grumman社に決まったが、敗れた Lockheed Martin社がこの決定を不満 として GAO に申し出たため、連邦調達規則の定めにより作業が停止している。
 Lockheed Martin社は5月5日に出した声明の中で、Predator 派生型の方が遙かに安いと主張している。
2008.04.30 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman wins BAMS maritime surveillance contract <0806-043002>
 Northrop Grumman社の RQ-4N が、89ヶ月、$1.164Bにおよぶ BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) の SDD に選定された。 SDD では2機の機体と一式の地上装置を試作する。 RQ-4N は全長14.5m、翼端長39.9mで、310ktで36時間 飛行する能力を有する。 また50,000ftで巡航する能力のほか、雲の下を飛行することも求められている。
 BAMS は P-3 Orion より機数が減る P-8 Poseidon の数を補うため、2013年から48機が5ヶ所の基地に配備されて24時間の哨戒任務に就く。 総 計画費は$3Bに達する。
2008.04.28 Aviation Week & ST BAM ... another win <0806-042807>
 米海軍が P-3 の後継として P-8 と混用する BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV に Northrop Grumman社の RQ-4N を選定した。 RQ-4N は RQ-4B Block 20 を元にしている。 計画では3機を$1.16Bで試作するほか、最初の LRIP として3機をオプションしている。 FRP の決定 は2013年を計画しており、20機で5海域の哨戒を行う FOC を2016年にしている。
 海軍は BAMS を哨戒経路を飛行しての運用ではなく、定点監視を行う考えで、戦闘行動半径を少なくとも2,000nm、できれば3,000nmと考えている 。
 空軍は Global Hawk を60,000ftで運用しているが、海軍は Raytheon社製の EO/IR システムを生かすため、雲の下での運用を考えている。  RQ-4N の主装備は360゚を監視する Northrop Grumman社製 MFAS (Milti-Function Active Sensor) AESA レーダで、洋上 監視用に開発された。
2008.03.10 Aviation Week & ST BAMS bummer <0804-031002>
 米国防総省の調達責任者が3月4日に、BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV の機種選定が少なくとも 2週間遅れることを明らかにした。
2008.01.14 Aviation Week & ST BAMS decision delayed <0803-011402>
 米海軍 BRAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV は、当初2月に予定されていたが機種選定が3月にずれ込む ことになった。
2007.11 International Defence Review BAMS faces delay <0722-110006>
 Boeing、Northrop Grumman、GA/Lockheed Martin の三社が受注を争っている米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Sueveillance) は 、10月に機種選定が行われることになっていたが、海軍は各社に対し提案の更なる補強を要求したため、 機種決定は来年の2月に延期されることになった。
2007.10.04 Inside the Pentagon BAMS UAV delayed <0722-100403>
 米海軍は、BAMS UAS (Broad Area Maritime Surveillance Unmanned Air System) に各社が提出した提案 内容が不十分であるとして再提出を求めている。
 提出期限は年内で、企業選定は2008年1月以降となる。 Boeing、Lockheed Martin 及び Northrop Grumman など、少なくとも3社が 再提案するとみられる。
2007.09.24 Aviation Week & ST Head start <0720-092408>
= Northrop Grumman社の MFAS 試験飛行搭乗記事 =
 Northrop Grumman社が BAMS 開発のリスク低減活動として開発している、MFAS (Multi-Function Active  Sensor) を搭載した GulfstreamⅡ の試験の模様を公開した。 MFAS は40,000ft以上の高度から AESA レーダ及び ISAR により全周 捜索と部分捜索による艦船の探知追随が可能で、Night HnterⅡ EO/IR センサと共に Block 20 RQ-4B をベース とした RQ-4N Global Hawk へ搭載する案を提案している。
 受注競争には Boeing社及び Lockheed Martin社も参加しており、海軍は10月初めに機種選定を行って開発 に移行し、2013年の IOC 40機程度を装備する計画で、共同開発する オーストラリアも9機以上を導入する。
2007.08.01 Jane's Defence Weekly All abroard <0717-080115>
= 洋上哨戒 UAV 及び、艦載 UAV に関する5頁にわたる特集記事 =
BAMS
 米海軍は40機の BAMS を、ハワイ、ディエゴガルシア、フロリダ、日本、イタリア の5ヶ所に5~6機ずつ配備し、それぞれが2,000nmを24時間哨戒飛行する。
UCAS-D
 UCAS-D (Unmanned Combat Air System-Demonstrator) は2020年以降に計画されている UCAS-N に向けた技術検証機 で、実大となる20tのステルス機は7月中旬に機種決定される。
 カタパルト発進、拘束着艦の UCAS-D は、2013年以降に最初の離着艦試験が行われる。
その他
 MQ-8B Fire Scout, DRS Neptune
2007.07.09 Aviation Week & ST Northrop Grumman and L-3 ・・・ <0715-070905>
 Northrop Grumman社及び L-3社は、米海軍 Poseidon 計画で補助的に使用する RQ-4 BAMS との統合通信機能 MOSA (Modular Open Systems Architecture) の予算化を提案している。 MOSA は、偵察機と哨戒機の間、及 びその他の軍組織と通信インタオペラビリティを構築できる。
 システムは現在 Gulfstream G-Ⅱ に搭載され試験中である。
2007.06.25 Defense News Northrop Grumman moves forward on BAMS proposal <0715-062502>
 Northrop Grumman社は、米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV の提案に向けて、2機の RQ-4N Global Hawk Block 20 改修機の製造に着手した。 同社の RQ-4A Global Hawk Block 10 は海軍が BAMS 開発の初期実験用として既に使用中である。
 BAMS 計画では、EO/IR センサを搭載、滞空時間10時間以上、航続距離2,000浬の洋上偵察哨戒機が要求されており、同社以外に Lockheed Martin社が Predator 改善型の Mariner を、Boeing社が無人機型 Gulfstream 550 をそれぞれ提案する。
2007.06.06 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman offers early delivery of BAMS UAV <0713-060608>
 Northrop Grumman社が、米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) 計画に提案する RQ-4N のリ スク低減プロセスを明らかにした。 RQ-4N は RQ-4B を元にしているが、RQ-4B には AESA MFR や Night Hunter Ⅱ EO/IR センサが搭載される。
 BAMS は米海軍が P-8A Poseidon MMA と一体に運用する UAV で、FY-07末に4年間の SDD 契約を行い、 2013年の IOC を目指している。 計画には RQ-4N のほかに Lockheed Martin/GA社が Predator を元にした Mariler、Boeing社が Gulfstream G550 の無人機型を提案している。
2007.03.05 Aviation Week & ST Hand in hand <0707-030506>
 米海軍は2月15日に、2014年の IOC をめざす BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) の RfP を発簡した。 機種選定を今年秋に予定している。
 BAMS は海上偵察監視用長距離 UAV で、Global Hawk、Predator の派生型である Mariner、及び無人型 G550 が受注競争に参加する。  計画にはオーストラリアが共同参加する。
2007,02.26 Inside the Navy Navy issues solicitation for Broad Area Maritime Surveillance UAS <0778-022603>
 米海軍は1月に BAMS UAS の開発と LRIP に関する RfP を発簡した。 開発は2008年1/四期に開始を予定し 、FY-08予算に$117Mを要求している。 米海軍がFY-14の IOC を、オーストラリアがFY-15を目標としている。
 BAMS は航続距離2,000浬以上、7日間滞空が可能な洋上哨戒機で、現在、Boeing、 GD、Lockheed Martin、Northrop Grumman、Raytheon の各社が提案を行う模様である。 海軍は契約に豪空軍仕様の開発を含める。
2006.09.13 Jane's Defence Weekly Multi-UAV approach proposed for BAMS <0619-091303>
 米海軍の BAMS (Broard Area Maritime Surveillance) 計画は、今まで3年以上にわたり RQ-4 Global Hawk と Mariner を軸に検討されてきたが、10月に予定されている RfP 素案の発簡を前にして Aerovironment社が Global Observer 水素燃料 UAV を提案しようとしている。
( Global Observer 関連記事 JDW 2005.07.06)
 但し同社は Global Observer を、他の UAV の補完に考えており、GA社と共に Mariner を提案している Lockheed Martin社も、BAMS を多機種で担おうというこの考えに共感している。
2006.09.06 Jane's Defence Weekly USN budget plan sets ambitious course for UAVs <0619-090606>
 8月下旬に米海軍はFY-08の予算要求を提出したが、この中に3種類の UAS 計画開始が盛り込まれている。
 海兵隊との共同となる小型 UAV である Tuer Ⅱ UAS は、FY-08に機種選定が開始されるが、Scan Eagle、 Aerosonde Mk 4、Silver Fox、Skylynx Ⅱ、Killer Bee などが候補にあがっている。
 この他に5年遅れとなった BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) と、空母から離着艦する ステルス攻撃型 UAS 計画も開始される。
2006.08.28 Inside the Navy Navy plans to issue draft RfP for BAMS unmanned drone in October <0619-082802>
 米海軍は BAMS UAS の SDD の RfP 素案を10月に、正式文書を来年早々に発簡する 。
 BAMS は2013年の IOC を予定する HALE UAV で、フル運用時には同時に5機を世界規模で活動させる。
2006.08.16 Jane's Defence Weekly Mariner demonstrator takes shape <0617-081605>
 Lockheed Martin社と GAAS社が、米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) 計画に提案する Mariner の最終設計が固まった。 Mariner は Predator B を改良するもので、センサパッケージ、エンジン 、主翼などが改修される。
 BAMS のドラフト RfP は9月に発簡されることになっており、最終 RfP は2007年10月契約のためには1月には 発簡されなければならない。 米海軍は BAMS に、2,000nmの範囲を30日間哨戒できる能力を求めている。
2006.07.24 Aviation Week & ST Not to be left behind <0616-072406>
 Lockheed Martin社は Farnborough 航空ショーで、自社開発中の UAS 実験機 Polecat を初めて公開した。  同社 Skunk Works は Boeing社及び Northrop Grumman社に対抗し、空軍の LRS と海軍の BAMS への参入をね らって Polecat の開発を進めており、2004年に初飛行を行っている。
 機体はステルス設計で尾翼がなく、翼端長は90呎、 FJ44-3E エンジン2基を搭載、全備離陸重量は9,000-lbで、搭載重 量は1,000-lb高度 60,000呎を飛行する。 昨年の飛行試験では高度 15,000呎での試験に成功し、 2007年9月には最大高度での飛行試験を予定する。
 機体には複合材が多用されており、部品数も200点以下で、徹底した価格低減を追求している。
2006.07 International Defence Review Australia plans UAV trial in remote northwest region <0614-070004>
 オーストラリアが9月に、西海岸パースの北1,500kmの沿岸で、錯雑地形における UAV の監視飛行の検証を開 始する。 試験は30日間にわたる。 試験に使われるのは GA社が保有する Marimers で、MQ-9 Predator B を 改造して洋上哨戒に適したセンサや通信装置を搭載したものである。
 豪海軍は哨戒 UAV を Armidale 級哨戒艇と共同運用する計画である。 
( Mariner 関連記事 IDR 2004.06)
2006.06.14 Jane's Defence Weekly BAMS candidates prepare for early comprtition <0613-061401>
 米海軍の洋上哨戒用 UAV となる BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) の RfP は、9月に素案が提示 され、2007年始めに発簡される予定であるが、RQ-4 Global Hawk を提案する Nothrop Grumman社と、 Mariner Demonstrator Ⅱ を提案する Lockheed Martin社の間で、既に受注合戦が熾烈になっている。
 Lockheed Martin社は2年前に Altair を元にした Mariner を提案していたが、更にこれを発展させ MQ-9 Predator B の発展型である Mariner Demonstrator Ⅱ を提案している。
( Mariner に関する記事 IDR 2004.06)
 米海軍は当初FY-04に BAMS の調達を開始する計画であったが、予算の制約からFY-07に延期された。 米海 軍は50機の UAV を108機の P-8A MMA と併用する構想である。
2006.06 National Defense For Navy, more unmanned aircraft on the horizon <0615-060005>
 米海軍の空母搭載 UCAV は、JUCAS 計画が中止となったことで再度検討が行われている模様である が、海軍は開発期間に10年~15年を要することを示唆した以外、状況の公表を避けている。
 また、P-8A MMA と共同運用する構想である BAMS は2007年末に機種選定を計画しており、各企業は既に激し い提案活動を進めている。 MMA は P-3C 148機の後継として108機を装備する計画で、2009年の初飛行、2013年の IOC をめざしいる。
2006.02.06 Inside the Navy Navy expects BAMS UAV solicitation in FY-07,conract in late FY-07 <0605-020605>
 米海軍は2007年度から BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV の開発を行うため、現在 RFP の発 簡を準備中である。
 BAMS は高々度海上偵察監視用 UAV で、併せて艦隊との通信ネットワークにも運用する構想である。 海軍は Global Hawk 2機を購入 し、BAMS 開発に向けた構想研究と要求事項の検討を行っている他、昨年夏から各種航空機及び艦船とのネットワーク化に向けた PUMAS (Persistent Unmanned Maritime Airborne Surveillance) 研究を行っている。
2005.06.15 Jane's Defence Weekly Shaping up for naval roles <0513-061509>
= 4機種の洋上哨戒用 UAV の比較記事 =
Mariner
 米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) の要求に合わせて Predator B を改良した UAV。 翼は Altair のものを使用。
Heron
 Heron は IAI社製の MALE で EL/M-2022U 洋上監視レーダを搭載。
Hermes 1500
 Elbit社製の MALE で、機体の試験は2004年3/四半期に開始されたが、搭載機器は Hermes 450 で確認されている。
Global Hawk
 UAV として作られた最大の機体で、洋上監視用 UAV として最も有力な候補である。
< > ┏━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┓
┃    ┃ Mariner ┃  Heron ┃Hermes1500┃GlobalHawk┃
┣━━━━┳━━━━━╋━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
┃滞空能力┃  49h  ┃  50h  ┃  26h  ┃  35h  ┃
┃上昇限度┃ 50,000ft┃ 26,500ft┃ 33,300ft┃ 65,000ft┃
┃搭載能力┃ 1,400-lb┃  250-lb┃  300-lb┃  907-lb┃
┗━━━━┻━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┛
2005.05.30 Inside the Navy Navy to discuss new ISR UAV requirements at June 3 Industry day <0515-053002>
 米海軍は新たな ISR UAV となる PUMAS (Persistent Unmmaned Maritime Airborne Surveillance) の開発要 求に関する企業説明を6月3日に計画している。
 PUMAS は4月に中止した BAMS (Broad Area Maritime Surveillance)システムに代わるもので、開発に伴う能 力及び BAMS との相違点を明らかにする。
 海軍は2013年を目途に、有無人機の併用による ISR を意図しており、有人機には MMA (P-8A) 及び ACS、無人機には Fire Scout、 PUMAS 及び TCS (Tactical Control System) を導入する意向である。
2005.03.07 Aviation Week & ST New frontiers <0506-030703>
 DoD は今年初めから UAV の開発、ISR、兵站及び戦術的運用の一部を統括する新しい部局 (名称は未定) の 設立について検討を始めており、空軍が強くその管轄を任すよう望んでいる。
 DoD はイラクやアフガンでの情報偵察成果、NCW、研究開発の統合一本化から UAV の新たな役割と任務拡充を意図し、部局設立の検討 を開始している。
 仮に空軍が管理を所掌すれば、衛星、成層圏での飛行船と UAV による情報を統合ネットワーク化することが可能となるが、反面陸軍 、海兵隊の携帯型 UAV まで統括する必要があるのか、海軍の BAMS のような有人機との連携運用を如何に考慮 するのか、各軍の開発経費への影響は、といった懸念が陸海軍からあがっている。
2004.08 International Defense Review US Navy selects Boeing 737 variant as Orion replacement <0415-080007>
 米海軍は Boeing社と MMA の SDD を$3.9Bで契約した。 SDD では7機が試作される。 海軍は現有223機の P-3 の後継として109機を調達する。
 MMA は海軍の Sea Power 21 Sea Shield の主要な要素であり、BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV と一体となって任務にあたる。
 当初海軍は SIGINT 型の MMA も考えていたが、こちらは陸軍が開発する ACS (Aerial Common Sensor) を導 入することにした。
2004.06 International Defense Review Contenders prepare bids for the US Navy's BAMS program <0411-060005>
 米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) システムに、Northrop Grumman、Lockheed Martin/GA グループ、Gulfstream が名乗りを上げている。 BAMS は P-3C やその後継となる MMA と同じ基地で運用される洋上哨戒用の UAV で、 2005年1/四半期に SDD が開始される。
 Lockheed Martin/GA グループが提案しているのは Predator B の胴体に Altair に使われた26m(Predator B では20m)の翼を着けた Mariner という機体で、高度50,000ftを49時間飛行できる。
 胴体背面にはコンフォーマル燃料タンクが取り付けられるほか、Predator B から転用した45kVA発電機を搭載 し、胴体下に360゚監視可能な Raytheon社製の SeaValue SAR が装備される。
2004.04.05 Defense News U.S.Navy seeks maritime UAV bids <0410-04040502>
 米海軍は BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV の RFI を3月17日に発簡し、4月2日に計画概容の 説明会を実施した。
 現在、Northrop Grumman (Global Hawk)、General Dynamics/Lockheed Martin (Mariner) 及び Gulfstream (無人G550) の3社が計画参 加を望んでおり、RFP は8月頃の発簡が見込まれ、機種選定は2005年10月以降とみられる。
2004.03.29 Defense News From buisiness jet to UAV <0410-04032903>
 General Dynamics の Gulfstream Aircraft社は、米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV 計画に無人型 G550 ビジネスジェット機を提案する。
 BAMS 計画は、P-3C と連携して海上を哨戒する UAV を開発するもので、Global Hawk と Predator を大型化した Mariner が参加意思 を明らかにしており、3月中旬に受注競争が開始される。
 G550 UAV は翼端長94ft、搭載能力20,000-lb、時速630mile/h、巡航高度55,000ft、無給油で6,750mileを飛行する。
 価格は$34Mと Global Hawk の$22M、Mariner の$4Mに比し最も高額だが、同社は融通性、搭載能力、速度が他社案よりも優れていると している。
2004.03.22 Inside the Navy Young: Navy to copete BAMS unmanned aerial vehicle program <0410-04032201>
 米海軍は先週、BAMS UAV の開発導入を競争入札とすることを正式に発表した。 RFP は7月頃発簡の計画で、 SDD の企業選定は2005年度2/四期を予定している。
 BAMS は高々度飛行する ISR 用 UAV で、海軍が Northrop Grumman社製 Global Hawk を2機を購入し、運用構想検討を進めていたこと から同社を指名随契するものとみられていた。
2003.07.23 Jane's Defence Weekly Two reveal maritime surveillance designs  米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) に名乗りを上げている General Atomic社の Predator B ER と 、Gulfstream社の RQ-37 が明らかになった。 これらは Northrop Grumman社が提案する RQ-4B Global Hawk の対抗馬となる。
 Predator B ER Predator B と同じ長さの 胴体を使用するが、翼に Altair のものを使用することから翼端長を 6.09m延ばして26.23mにすると共に、胴体上部に燃料タンクを増設して滞空時間を32時間から 48時間に延ばす。
 胴体下部には360゚をカバーするレーダを搭載するほか、300kgの残余ペイロードを利用して、カラー TV, IR カメラ、ELINT 装置、通信 中継装置、及びレーザ照射器の搭載ができる。
 価格はペイロード込みで$10M~$12Mとされ、2004年には初飛行が可能である。
 RQ-37
 RQ-37は G550 ビジネスジェット (C-37A) に360゚をカバーするレーダを搭載するもので、15時間の滞空が可能である。
2003.03.03 Aviation Week & ST Long, boring flights  DoD は、米海軍が進めている BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) 計画の UAV 選定機種を見直すことを要望 している。
 BAMS は海軍有人偵察機と連携して広範囲の偵察監視を行う UAV開発を目的とし、現在2機の Global Hawk を使用して研究を進めている。
 DoD は低価格化を狙いとし、Predator B、C 及び Gulfstream G-550 の無人型等を選定候補 に入れることを海軍に求めている。
 Predator は価格を抑えることができるものの航続距離、速度及び巡航高度で Global Hawk に劣るとされる。
2002.12.23 Aviation Week & ST Navy sets course for endurance UAV  米海軍は海上監視用の陸上発進型 UAV の開発を計画しているが、DoD の了承が得られず 当初計画の 2008年装備化は 厳しい状況となっている。
 BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV プロジェクトは P-3 後継の MMA 導入以前の装備化を目指 していたが、計画が不明瞭との理由で $120M の計画予算を削除され、MMA 予算も UAV との関係が確定していないとし削減されている。
 海軍は今年度予算で Global Hawk 2機を購入し 2005年に納入されるが、これは BAMS UAV の候補ではないと弁明しているがその影響は大きいとみられる。