輸送用 UAV に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.10.24< Janes Chinese company unveils 'large' cargo UAV <2411-102415>
 中国を拠点とする新航空企業Air White Whale社が、W5000貨物運搬UAVを展開した。 中国の新航空企業は、同社が国内最大の輸送用UAVと表現する新しい貨物運搬UAVの展開を発表した。
 W5000は、中国東部の常州に拠点を置くAir White Whale社の製品で、10月22日に同社の常州生産工場で発表された。 Air White Whale社によると、W5000は長さ22.9m翼端長22.7m
MTOW10.8t搭載能力5t、貨物スペースが65㎥以上の双発ターボプロップ機である。
 同社がかつて発表した仕様によると、航続距離2,600km巡航速度526ktを達成し、実用上昇限度6,000mの性能を持つ。
同社は、中国の中国民用航空局(CAAC)にW5000の耐空証明を申請したと述べた。最初のモデルは2026年にユーザーに提供される予定であると、同社は国営メディアに語った。
2023.01.19
 02:00
日経新聞 中国新興、大型貨物ドローン開発 コスト面でも優位 <2302-011901>
 あるデータによれば、20年後に世界のUAV市場は10兆元(200兆円)規模になり、そのうち中国の貨物輸送UAVが8,000億元(16兆円)という。
 中国で大型貨物UAVを開発する企業は少ないが、大規模物流企業のほかはスタートアップ数社があり、そのうちの一社の白鯨航線(AirWhiteWhale)は2021年に設立された。
 創業者によると、今後しばらく電子商取引 (EC) の地方拡大は続くことから、航空貨物に対するニーズも高まると思われるが、今は適切な輸送手段がないので大型貨物UAVの拡大が期待されるという。
 白鯨航線の初号機W5000
MTOW 10.8t、積載能力5t、標準航続距離1,200km、最大航続距離2,600km、後部ハッチは貨物の積み下ろしをしやすい設計になっている。 標準コンテナとパレットを使用でき、貨物室容量は65㎥で各種貨物に対応可能という。
【中国の Cargo UAV 記事:1905-030006 (IDR 2019.03)】
2022.07.06 Jane's Defence Weekly UK reveals second phase of UAS Heavy Lift Challenge <2209-070608>
 英国防省が6月22日、戦域内(艦艦間)及び戦域間(地艦地)でのUASによる空輸計画
HLCが8月にPhase 2に移行すると発表した。
2022.05.25 Jane's Defence Weekly Kaman on track to fly full-scale Kargo UAV model this year <2208-052507>
 Kaman社が5月10日にワシントン DCで開かれたModern Day Marine 2022会議で、Kargo 4ロータ輸送用UAVの実大機が予定通り3Q/2022後半に初飛行することを明らかにした。
 Kargoは最大で363kgの搭載が可能で最大速度121kt、航続距離500nm以上の性能を持つ。
 同社は米海兵隊の太平洋地域に於けるForce Design 2030の一翼を担うことを目指している。
2022.03.30 Jane's Defence Weekly US Navy sets out 'spiral develop' prototype plan for Blue Water UAS <2206-033005>
 米海軍が海兵隊の兵站支援を自動で行うBlue Water Maritime Logostics UAS (
BWUAS) の試験を2022年中頃に開始しようとしている。
 BWUASの航続距離は4.5kgを搭載して300nm以上が必須で、できれば22.67kgで400nmとしている。 海軍は兵站支援用としてH-60とV-22を装備しているが、補給品の90%は22.67kg以下だという。
 開発はPhase 1がFY22、Phase 2がFY23、Phase 3がFY24と3段階で行われる。 Skyway社が試作したBWUAS VTOL UASは2021年10月に陸上での試験を実施している。
2021.05.19 Jane's Defence Weekly The last mile <2107-051912>
= 米国の UAV を用いた兵站に関する5頁の記事 =
 ・All systems go
 ・Testing and development
2020.11.04 Jane's Defence Weekly USAF chief of staff sees Agility Prim aircraft fulfillig future unmanned logistics missions <2012-110411>
 米空軍が進めているAgility Prime電動UAV (
eVTOL) について空軍参謀長ブラウン大将が10月21日、主たる用途は補給にあると述べた。
 Agility Primeには (MTOW) 599kg以上、搭載能力227kg以上、航続距離322km以上、速力161km/h以上、滞空能力100分以上が求められ、12月17日までに初飛行するという。
 候補にはSabrew社製Rhaegal-B(右図)、Lift Aircraft社製Hexa 18ロータ機、Flyt Aerospace社製Red Hummingbird、Elroy Air社製Chaparralが挙がっている。
2020.10.23 Jane's 360 USAF chief of staff sees Agility Prime aircraft fulfilling logistics missions <2011-102304>
 米空軍参謀長のブラウン大将が10月21日、空軍が開発中の電動
VTOL UAV (eVTOL) のAgility Prime無人補給用であると述べた。
 空軍はISRや打撃用にUAVを活用しているが、補給用のUAVは持っていない。
【Agility Prime 関連記事:2008-060008 (IDR 2020.06)】
2020.03 International Defence Review Unmanned advantage: Autonomous systems in logistics <2005-030014>
= 補給の無人化に関する4頁の記事 =
 ・Aerial delivery
 ・Robotic convoys
 ・On-demand deliveries
2019.12 International Defence Review Australia, US forces trial UAV-dropped medical supply service <2001-120017>
 オーストラリア軍と米軍医薬品等を前線に自動空輸する検討を進めており、米海兵隊と豪軍はZipline社(註:米国の医療用品配送会社)のDrone Delivery Systemを用いた演習を7月30日~9月5日の間に4回実施している。 Zipeline Drone Delivery Systemは往復127kmを100km/hで飛行し配送した。
 同社は既に400回以上の配送を行っており、同社が10月22日に公表したところによると3時間以内に異なる3ヵ所68kgの空輸が可能という。
2019.08.27 時事通信

(Yahoo)

「空飛ぶトラック」離陸=ヤマトと米社が試験飛行 <1909-082701>
 ヤマトホールディングスとBell Helicopter社が26日、「空飛ぶトラック」として2025年までの実用化を目指す貨物用VTTOL UAVの試験飛行を実施した。
 Bell社が開発したこのVTOL UAVは、高さ1.8m、幅2.7m、重量140kgで、テキサス州Ft. Worth近郊で実施した試験飛行では、垂直に離陸したUAVが上空50m程度まで上昇した後、周囲を旋回し、元の場所に着地した。
2019.06 International Defence Review Bell develops APT unmanned VTOL aircraft <1908-060013>
 Bell社がモジュラ型でサイズが変えられるVTOL UAV
APTを開発した。
 Bell社が4月16日に公表したのはAPT 20APT 70の2種類で、それぞれ20-lb及び70-lbを空輸できるが、同社の最終目標は1,000-lb搭載であるという。
 APTの用途は医療器具、弾薬、水、その他の運搬である。
【註】
APT の飛行動画を載せた Bell社の HP
2019.05.06 Aviation Week & ST From Africa to the U.S., drone deliveries are taling off <1907-050605>
 Google社の親会社であるAlphabet社の子会社Wing社が、4月23日に米
FAAから2日行程、5,400哩離隔した場所にUAVで貨物を運搬する認可を受けた。 Wing社はその翌日にガーナで、医薬品Zipline UAVを使って配達する世界最大の会社を設立した。
 Wing社は4月にキャンベラ郊外でUAVによる配達業務を開始している。
2019.03.25 Aviation Week & ST Sabrewing's unmanned cargo aircraft advances <1905-032510>
 カリフォルニア州CamarilloのSabrewing社がベーリング海セントポール島のAleut Commmunity社からの発注で800-lb級ハイブリッド動力貨物運搬用VTOL UAV Rhaegalを開発しており、1/8模型での試験を終え、2023年就役を目指した実大機の製作に入っている。
 Rhaegalは翼端長30ft4基のダクテッドファンを持ち、VTOL時に800-lb、STOL時には1,000-lbを搭載して最大速度200kt360nmを飛行する。 同社は2月に、共に日本の投資ファンドであるDrone FundとIdaten Fundから$2Mの資金を調達している。
 同社は、VTOLで4,400-lb、STOLで5,000-lbを搭載できるWyvernも計画している。
2019.03.25 Aviation Week & ST Unmanned cargo glider extends aerial delivery standoff <1905-032508>
 米DARPAと海兵隊が、高速機動する陸上部隊に対し長距離から補給を行う無人グライダー
CDS計画を進めており、2018年10月には試作機LG-1KLG-2Kの飛行試験を行っている。
LG-2K(右図左)
 全長12.7ft、翼端長23.2ft、搭載容積42立方フィート、重量400-lbで、MV-22Bに4機CH-53Kに8機KC-130Jに18機搭載できる。
 2018年10月の試験では高度8,000ftを130ktで飛行するSkyvanから投下され15:1の滑空率で7.33分飛行した。
LG-1K(右図右)
 LG-2Kより小型で、試験では高度17,000ft速度151ktで投下された。
2019.03 International Defence Review China's AT200 cargo UAV readies for operational evaluation <1905-030006>
 成都のStar UAV社が、AT200輸送用UAVの試験を2018年に終え、量産と納入を開始する。 同社は広東省を拠点に国内外の輸送を行っている中国で二番目に大きな輸送会社SF Express社に3機を納入するほか、明らかにたれていない発注先に2022年までに50機を納入すると共に、2022年までに50機を納入する契約を受注しているという。 AT200は2018年10月26日に陝西省で行った試験で、秦嶺山脈を高度5,100mで超える飛行に成功している。
 AT200はPacific Aerospace社製P-750 XSTOL軽ターボプロップ機をUAVにしたもので
MTOW 3,400kg、搭載能力1,500kg、上昇限度20,000ftで、8時間又は2,000kmの飛行が可能である。
2019.01.30 Jane's 360 China's AT200 cargo UAV readies for operational evaluation <1902-013006>
 成都のStar UAV社が、AT200輸送用UAVの試験を2018年に終え、量産と納入を開始する。 同社は広東省を拠点に国内外の輸送を行っている中国で二番目に大きな輸送会社SF Express社に3機を納入するほか、明らかにたれていない発注先に2022年までに50機を納入するという。
 AT200は2018年10月26日に陝西省で行った試験で、秦嶺山脈を高度5,100mで超える飛行に成功している。
【関連記事:1801-110803 (JDW 2017.11.08)
2018.07.11 Jane's Defence Weekly US Marine Corps seeks new 'delivery drone' <1809-071105>
 米海軍が6月29日、海兵隊ができれば2019~2020年に装備する物資輸送用小型UAV
RfI を発簡した。
 このUAVはMTOWが1,320-lb以下で25~500-lbの貨物10km以上遠方に空輸できる能力が 求められている。
2018.02.12 Aviation Week & ST Unmanned cargo aircraft head toward flight tests <1804-021201>
= 無人輸送機に関する3頁の記事 =
 
2018.01.15 Aviation Week & ST Boeing HorizonX tests distuption strategy with cargo UAV <1803-011503>
 Boeing社が2017年4月にHorizonXと名付けた技術開発チームを編成したが、HorizonXは僅か3ヶ月足らずで、Boeing Research & Technologyと共同で 8ロータの貨物輸送UAV (
CAV) を試作した。
 試作したCAVは15ft×18ft×4ft、自重747-lbで150-lbを搭載して15分間飛行できるが、次の段階では20-lb、最終的には500-lbの空輸能力を 目指している。
2017.11.08 Jane's Defence Weekly Choina's AT200 UAV to supply South China Sea military bases <1801-110803>
 中国科学院工程熱物理研究所が10月27日、中国が南シナ海の軍事施設への補給に、新開発のAT200輸送用UAV を使用する計画であることを明らかにした。
 
MTOW 3.4t、搭載能力1.5tのAT200はPacific Aerospace社(註:ニュージーランドの企業、 Home Page)製P-750を同研究所がSF Expressグループと共同でUAV化したもので、10月26日に初飛行している。
【初飛行を伝えた Web Site
 AT200は巡航速度313km/h、航続距離2,183km、実用上昇限度6,100mで8時間の滞空能力を持ち、200mの滑走路で離着陸できるという。
2017.05 International Defence Review Hands-free resupply: US Army moves closer to setting requirements for JTARV <1707-050013>
 米陸軍が10月に、前線部隊への空中補給システム
JTARVの能力試験を行う。
 陸軍は中型UAVの活用を考えており、Malloy社のHoverbike P-2などが試験される。
2016.05.11 Jane's Defence Weely K-MAX set for US Marine Corps demonstration role <1607-051103>
 米海兵隊がアフガンで使用したK-MAXを多目的UAVとして使用できるかを検証する試験を、Yuma試験場で今夏実施する。  海兵隊はK-MAXに
ISR装置や衛星通信装置を搭載しての試験を計画している。
 このためLockheed Martin社は、アフガンでの使用後に保管していたK-MAX2機をYumaへ輸送する準備をしている。
2016.01.04 Defense Update AirMule: autonomous cargo delivery, beyond line of sight <1602-010404>
 イスラエルのTactical Robotics社が開発している輸送用VTOL UAVAirMuleが、12月30日に非拘束で の初飛行を行った。
【関連記事:1003-011805 (AW&ST 2010.01.18)】
 AirMuleと輸出型のCormorantは1tでLOS外まで貨物を輸送でき、AirMuleは500kgを搭載して 50km、Cormorantは440kg搭載で300kg飛行できる。 いずれも速力は100ktで上昇限度は18,000ftの性能を持つ。
 AirMuleは単機で50km離れた地点に24時間で6,000kgを輸送できることから、AirMuleを10~12機装備する機動補給隊は、3,000名 規模の部隊に対し補給支援をすることができる。
2015.04.27 Aviation Week & ST Pelican brief <1506-042709>
 回転翼 UAV の専門メーカ DOI社が、作戦地域前方基地への輸送に使用できるタンデムロータ型 UAV DP-14 Pelican を組 み立てており、2016年はじめには初飛行する。
 DP-14 は JP-5 又は JP-8 を燃料にする全長13.ftの UAV で、450-lbの搭載能力がある。
 米陸軍は現在、DP-14 より小型で全長6.7ftの DP-12 Rhino を用いた評価試験を行っている。
2014.06 Inrternational Defence Review Cargo UAS could emerge as a Program of Record <1408-060012>
 米海兵隊が2011年12月から運用試験と称して K-MAX 輸送用 UAV 2機(うち1機は墜落)をアフガンで運用していたが、 6月にその運用を終わる。 このため陸軍、海兵隊及び議会は、これを
Program of Record (POR) として残すように要求している。
 陸軍も海兵隊も K-MAX 計画を続行する予算処置は講じていないが、輸送用 UAV については現在、海軍研究本部 (ONR) の AACUS計画や、陸軍の ATUAS計画も進められている。
2014.05.14 Defense News Sikorsky plans first flight of autonomous Black Hawk <1406-051402>
 Sikorsky社が今週開かれた国際 UAV 協会 (
AUVSI) で、UH-60A を UAV 化して 貨物輸送に使用する計画を公表し、同社が新たに UAV 分野に進出する意向を示した。
 同社は既に昨年、限定的に無人飛行に成功しており、その際にはパイロットが地上から操縦したが、同社が進めている Matrix計画では、コンピュー タ制御で自動離着陸と飛行をさせることを目指している。 同社は S-76 を用いた試験を7月に開始する計画である。
2014.05.12 Aviation Week & ST Vertical thinking <1407-051207>
= 国際 UAV 協会総会で公開された各種 VTOL UAV 構想の紹介記事 =
Jump-15、-20: Arcturus UAV社の四ロータシステム
Hybrid RotorWing: 豪 StopRotor社
S-25: オーストリア Aerie社、25kgの rotor/wing UAV
D-150: オーストリア Aerie社、150kgの rotor/wing UAV
VTOL X-Plane: 米
DARPA の計画
TERN: 米 DARPA の計画
【 TERN 関連記事:1304-030105 (DARPA HP 2013.03.01)】
2014.04 International Defence Review K-MAX, SMSS to team for autonomous demo <1405-040012>
 米陸軍と Locheed Martin社が、輸送用 UAV と UGV を組み合わせ偵察警戒システム
RSTA を検討している。
 RSTA は SMSS K-MAX で空輸し、人員による侵入が危険な地域における偵察、警戒、目標捕捉させる。
2013.09.30 Aviation Week & ST Tracking accidents <1311-093001>
 米海兵隊の K-Max 輸送用 UAV が、6月5日にアフガンで、前線基地の着陸場に墜落し炎上した。
2013.09.25 Defense News USMC unmanned lift competition taking shape <1310-092504>
 米海兵隊が2月に行う輸送用 UAV
AACUS機種選定に向け、 Boeing社と子会社の Aurora社が H-6U Little Bird の UAV 型を提案している。 Little Bird は 25,000-lbを搭載し12時間の滞空能力を有し、Hellfire などの武器も搭載できる。 一方 Lockheed Martin社が提 案する K-MAX6,000-lbの搭載能力である。
 一方陸軍は、2012年1月に発簡した輸送用 UAV の RfI で、航続距離300nm、速力 250kt、輸送能力5,000~8,000-lbを求めている。
2013.09 International Defence Review Cargo UAS: Moving supplies and saving lives <1310-090025>
= 輸送用 UAV に関する4頁の記事 =

 
2013.08.21 Jane's Defence Weekly USMC nearing decision on cargo UAV requirement <1310-082106>
 米海兵隊が、10月に貨物運搬用 UAV 計画を最終決定する。 貨物運搬用 UAV は、現有の CH-53 の有人ヘリとは異なり、 75,000-lbの機体で、1日に1,000-lbの輸送能力が求められる。
2013.08.19 Aviation Week & ST Automated resupply <1310-081903>
 米海兵隊がアフガンで、輸送用 UAV K-MAX を活用しているが、米陸軍は輸送用 UAV に更なるステップ を要求している。
 陸軍が進めている ATUAS 計画は、地上ビーコンを採用して、貨物を3m以内に投下すること を目指している。
2013.08.14 Jane's Defence Weekly US resumes Afghan K-MAX training <1310-081404>
 米海兵隊が6月6日の事故以来停止していた K-MAX 輸送用 UAV の飛行訓練を、8月4日にアフガン で再開した。
 事故の詳細は秘匿されているが、損傷した事故機は修復可能であるという。
2013.08.07 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin to upgrade K-MAX <1310-080706>
 Lockheed Martin社が7月30日、陸軍の UAV 自動化技術計画の成果を取り入れた輸送用 UAV K-MAX の改良計画を公表した。
 計画では、降着地点を示すためハンドヘルドの IR ビーコンが採用され、高精度の EO/IR センサや衛星を利用したデータリンクも装備される。
2013.03.27 Jane's Defence Weekly K-MAX Afghan deployment extended <1305-032705>
 米海兵隊がアフガンで2機暫定運用している輸送用 UAV K-MAX運用期間を更に延長する。
 K-MAX の暫定運用期間は既に2回延長されており、今回の延長で K-MAX は、2014年に予定されている米軍のアフガン撤退まで使用されることにな ると見られる。
2012.09 International Defence Review K-MAX ups accuracy <1210-090006>
 Lockheed Martin社が、K-Max 輸送用 UAV に光学式のビーコンを取り付けて、ピンポイントでの空輸 を可能にし、7月上旬にはこの装置をアフガンに送り込んだ。
2012.08.08 Jane's Defence Weekly K-MAX deployment extended again <1209-080807>
 Lockheed Martin社が8月1日、アフガンで試験運用されている輸送用 UAV K-MAX の使用期間が再延長され、2013年3月30日までになったことを明 らかにした。
2012.05.09 Defense News U.S. Marines extend Afghan deployment of cargo UAV <1206-050904>
 米海兵隊は、昨年11月に2機の K-MAX を輸送用 UAV としてアフガンに投入し12月から空輸任務に使用しているが、今までに食料、燃料、装備 など100M-lbの空輸を行っている。 運用試験は6月に終了することになっているが、海兵隊が5月8日、使用期間を9月30日まで 延長すると発表した。
 輸送用 UAV には陸軍も関心を示しており、1月に RfI を発簡している。 それによると陸軍は、300nm以上の輸送能 力と250ktの速力、及び5,000~8,000-lbの搭載能力を要求している。 K-MAX の輸送能力は6,000-lbである。
2012.05.02 Jane's Defence Weekly K-MAX may see longer deployment <1206-050206>
 米海兵隊の第2師団長が、2011年末以来アフガンで試験運用を続けている K-MAX 輸送用 UAV について、試験運用終了後もアフガ ンに残され、2014年に予定されている治安権限委譲後も留まるとの見通しを述べた。
2012.04.06 Defense News U.S. Army takes it slow on cargo UAV program <1205-040601>
 米海兵隊は2011年11月に2機の K-MAX 輸送用 UAV をアフガンに投入し、12月17日に初めて戦場での空 輸を開始した。 この後、240回の飛行で750,000-lbの物資空輸を、平均して6回/日のペースで、主として夜間に 実施する。
 この UAV 運用に対して米陸軍は慎重で、2011年7月に Lockheed Martin社に$47Mで調査検討を発注したが、同社によるとその後の契約更新はない。
2012.01.08 産経新聞

インターネット

米がアフガンで輸送用無人ヘリを試験運用 <1202-010802>
 AP 通信が7日、アフガニスタンに展開する米軍が昨年12月から新型の輸送用無人ヘリを試験運用していると報じた。
 無人ヘリは試験的に食料など18tの物資を既に輸送しており、6ヵ月間の試験期間を経て正式な運用を決定する。
2012.01.04 Jane's Defence Weekly K-MAX UAVs now opetaional in Afghanistan <1203-010402>
 Lockheed Martin社が12月19日、2機の K-MAX UAV がアフガンで試験運用され、前線の海兵隊部隊に対し 危険な陸路を避け補給を行っていると発表した。
 K-MAX UAV の元となった有人型 K-MAX は、6,000-lb を搭載して214nm飛行でき、上昇限度は15,000ftである。
2012.01.02 Aviation Week & ST Hands -free delivery <1203-010205>
 駐アフガン米海兵隊輸送用 UAV となる K-MAX が、2011年12月17日に評価試験を受け、 要求を上回る成果を挙げた。
 K-MAX は Kaman社製有人ヘリに Lockheed Martin社製の制御装置を取り付けた輸送用 UAV で、10月に2機がアフガンへ送られていた。
2011.12 International Defence Review US ONR scopes plan for nest-generation cargo UAS <1201-120023>
 米海軍研究本部 (ONR) が、将来の輸送用 UAV AACUS 計画を、FY12から5年かけて 行うため、10月17日に各社に誘いかけを行った。
 AACUS は1,600-lbを搭載して200kmを100ktで飛行し、予め指定した地点に誤差10m以内で輸送を行うシステムで、自動で着陸 地点を見つけ出し着陸する。 この際、障害物の回避が鍵となる技術の一つとなる。
2011.10.10 Aviation Week & ST K-MAX to Afghanistan <1112-101001>
 Lockheed Martin社製 K-MAX UAV ヘリは、8月に Yuma で行われた性能確認試験に合格し、11月から半年間アフガンに配備 される。
2011.09.14 Jane's Defence Weekly K-MAX UAS concludes five-day QRA <1111-091405>
 米海兵隊の輸送用 UAV は、2010年12月に Lockheed Martin/Kaman K-MAX と Boeing A160T Hummingbird が選定されたが、K-MAX が5日間にわたる緊急評価 (QRA) を終えた。 一方の A-160T も QRA を準備中である。
2011.07.04 Aviation Week & ST On target <1108-070408>
 米陸軍がアフガンで、誘導空投システムを採用している。
【関連記事:0902-010005 (IDR 2009.01)】
 最初に使用されたのは Draper社製で、2,000-lbを吊り下げられるパラグライダー JPADS 2K で、、同社は陸軍 との契約で、$1.5M以下の経費と1年以内の期間で開発した。
2011.04 International Defence Review US Marine Corps to receive two A160T Hummingbirds <1107-040013>
 2010年12月に米海軍は、海兵隊の Cargo UAS として Boeing社の A160T Hummingbird と Lockheed Martin/Kaman社 の K-MAX をそれぞれ$29.9M、$45.8Mで発注したが、Boeing社は3月に2機の Hummingbird を納入し、4月以降 毎月1機を納入する。 同社は6機を製造している。
2010.12.22 Jane's Defence Weekly Fire-X unmanned helicopter makes its maiden flight <1102-122204>
 Northrop Grumman社と Bell社が共同開発した Fire-X 回転翼 UAV が12月10日に初飛行した。 Fire-X は Bell 407 を無人機 に改造したもので、MQ-8B Fire Scout の技術が大幅に取り入れられている。
 両社は米陸軍と海兵隊の貨物輸送要求を視野に入れており、Fire-X を使用すればアフガンにおける車両縦隊の危険を軽減できるとしている。
2010.12.20 Aviation Week & ST Northrop Grumman/Bell Fire-X begins flight test <1102-122001>
 Northrop Grumman社と Bell社が2010年初期に共同開発で合意した Fire-X 回転翼 UAV が12月10日に初飛行した。 右図は離陸前後の写真を合 成したものである。
 Fire-X は、MQ-8B Fire Scout の無人誘導装置を担当した Xworx が、民生用の Bell 407 を改造したもので、有人飛行も可能になっている。 用途としては情報収集のほか貨物の運搬も可能である。
2010.12.06 Aviation Week & ST A160T, K-Max tapped <1101-120603>
 米海兵隊がアフガンで使用する輸送用 UAV として Boeing社の A160T と Lockheed Martin /Kaman社の K-Max が、それぞれ2機ずつ発注された。
2010.09.08 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman develops carrier-borne cargo UAV <1010-090805>
 Northrop Grumman社が空母搭載の輸送用 VTOL UAV MUVR を開発している。
 MUVR はターボプロップ推進で最高速度は300kt近く、補給の他、傷病者の収容にもあたる。 ただ、 無人機で人員を輸送することには政治的な問題もある。
2010.08.23 Aviation Week & ST Load lift <1010-082312>
= 貨物運搬用 UAV の機種選定に関する記事 =
 
2010.07.05 Aviation Week & ST Global Hawk to refuel Global Hawk in DARPA demo <1008-070505>
 Global Hawk 同士による空中給油試験が2011年中頃に行われる。 これは Northrop Grumman社が DARPA から 24ヶ月、$33Mで受注した計画によるもので、試験には NASA が所有する2機が使用され、hose-and-drague 方式(註:米海軍の方式)で給油が行 われる。
2010.03.24 Jane's Defence Weekly Boeing to produce Hummingbirds with its own money <1005-032408>
 Boeing社A160T Hummingbird 21機を、契約が成立してからでは間に合わないとして自社経費で生 産する。 第一次分5機の一番機は年内に完成し、残りの16機も18ヶ月以内に完成する。 一方、米海兵隊向けの輸送用 UAV で対抗する KMAX を提案している Lockheed Martin/Kaman社グループは、海兵隊からのRfP を待っている。
 A160T Hummingbird はこのクラスの回転翼機としては世界最長となる滞空記録を樹立していて ISR 用としても適し ている。 自社生産する21機とは別にSOCOM から10機を受注しており、SOCOM は FORESTER 樹間監視レーダを搭載した Hummingbird の実用試験を中南米で行っている。
2010.03.22 Aviation Week & ST Unconventional lift <1005-032202>
 米海兵隊が要求している輸送用 UAV の RfP は年内に発簡されると見られるが、要求は昼夜 を問わず75nm離れた地点に6時間以内に2,500-lbを、自動及び遠隔操作で輸送できることになっ ている。
A160T Boeing
 スリングを用いて貨物を吊り下げての初飛行は1月に行われ、3月11日に展示飛行をした。 1,250-lbずつを2往復で5時間で、合わせて 2,500-lbを輸送した。 また1,250-lbを吊り下げ高度12,000ftで2.5分間ホバリングした。
K-Max Lockheed Martin/Kaman
 展示飛行を1月下旬に行い、1,500-lbを5時間で2往復し3,000-lbを輸送した。 また、4箇所のフックに合わせて 3,450-lbを吊り下げ、単一フライトで別々の4箇所に輸送をした。 そのうち3箇所は自動で、1箇所は遠隔操作であった。
2010.03 International Defence Review IDF seeks parchute-wing resupply UAV <1004-030031>
 イスラエル国防省が、パラシュートを翼にして動力推進する輸送用 UAV 'Flying Elephant' に関する提案要求を国内メーカに対し行った。 企業選定は今年中頃行われ、2013~2013年に装備化する。 Flying Elephant は 1tの貨物を敵中に孤立する友軍へ輸送するため GPS 誘導で飛行し、味方上空でホバリングして貨物を投下したのちに基 地へ帰投する。
【類似機種 CQ-10A 関連記事:0505-021608 (JDW 2005.02.16)】
 国防省はまた1月11日に初飛行した Urban Aeronautics社の AirMule VTOL UAV にも関心を示している。 AirMule は250kg を搭載して高度8,000~12,000ftを120ktで2~4時間飛行できる。 AirMule の実用化は2014年になる。
【 AirMule 関連記事:1003-011805 (AW&ST 2010.01.18)】
2010.02.08 Aviation Week & ST K-MAX completes unmanned cargo demo <1003-020807>
 Lockheed Martin社と Kaman社が米海兵隊の要求している輸送補給用 UAV に提案している無人型 K-Max の展示飛行試験が、1月下旬に4日間かけ て行われ、海兵隊の要求項目中必成項目は全て達成し、望成項目も11項目中9項目をクリアした。 残りの2項目もリハー サル本番までには達成するという。 一方の Boeing社も A160T Hummingbird の展示飛行を今週中に行う。
 K-Max は高度12,000ftでホバリングすると共に、3,000-lbの貨物を5時間以内に150nm離れた地点に2往復して輸送した。 要求は6時間以内であ った。 追加の展示では3,450-lbの貨物を吊り下げて、3箇所設定された配送地点まで 輸送した。
2010.01.18 Aviation Week & ST Israel's unmanned AirMule shows hover stability <1003-011805>
 イスラエルの Urban Aeronautics社が、AirMule 貨物/傷病兵輸送用 VTOL UAV の拘束ホバリング試験を完了した。
 イスラエル軍は傷病兵輸送用として AirMule に関心を持っている。
2009.08.19 Jane's Defence Weekly USMC seeks UAV cargo options for Afghanistan <0910-081907>
 米海兵隊がアフガンで使用する輸送用 UAV を、Boeing社の A160T Hummingbird と Lockheed Martin/Kaman社の K-MAX の二機種に絞り込んだ。 両社は2010年2月までに展示飛行を行うことになった。
 輸送用 UAV には、往復150nm離れた地点へ24時間以内に10,000~20,000-lbを輸送する能力と、地面効果無しで12,000ftでホバリングでき、 750~10,000-lbを積んで15,000ftを飛行できることが求められている。
2009.08.19 Jane's Defence Weekly Frontline's V-STAR prototype makes maiden flight <0910-081904>
 Frontline社が V-STAR VTOL 輸送用 UAVの1/4大縮尺模型にによる試験飛行を行った。
 縮尺模型は実用型が使用する菱形箱形状翼 (Diamond-Box-Wing) を高さ65吋、幅140吋にした翼を持つがリフトファン は搭載せず、通常方式で離着陸した。
2009.08.17 Aviation Week & ST USMC taps two design for unmanned cargo lift race <0909-081701>
 米海兵隊は輸送用 UAV の選考から Northrop Grumman社の MQ-8B Fire Scout と MMIST社の SnowGoose を外し、Boeing社の A160T Hummingbird と Lockheed Martin/Kaman社の K-Max の2機種に絞り込んだ。 両社はそれぞれ$500,000と$860,000の契約で 2010年2月に展示飛行を行う。
 輸送用 UAV はアフガンに展開する部隊の補給用に使用されるため、6時間以内に2,500-lbを輸送する能力が求められている。
2009.07.06 Aviation Week & ST Unmanned delivers <0908-070607>
 米海兵隊が数日前に、数ヶ月以内に実戦使用できる、離隔した部隊への補給を行う輸送用 UAV の実証試験の契約を行った。 海兵隊が要求し ているのは、往復で150nm離隔した地点に24時間以内に10,000-lbを輸送できる能力で、最大では6時間以内に2,500-lb輸 送できることを求めている。 更に高度12,000~15,000ftの大気密度で地面効果なしでホバリングできることと、18,00 0~20,000ftを最大荷重で飛行できることも求めている。
 計画には Boeing社が A160T Hummingbird、Lockheed Martin社と Kaman社が無人型 K-Max、カナダ MMIST社が CQ-10A SnowGoose、Northrop Grumman社が MQ-8B Fire Scout を提案している。
2009.06.22 Aviation Week & ST Scouting ahead <0908-062214>
 米海軍は今秋にも Fire Scout UAV の艦載を開始するが、Northrop Grumman社は補給輸送用 UAV として 海兵隊に売り込みを行っている。 海兵隊の補給輸送用 UAV には Boeing社が A160T、Lockheed Martin/Kaman社が K-Max を提案していて、海兵隊は、アフガンに来年配備することができ、150nm離れた間を1日に 10,000~20,000-lbを輸送できることを要求している。 Fire Scout の搭載能力は600-lbと、A-160Tの2,500-lbK-Max の6,000-lbに比べて一番小さい。
【 K-Max 関連記事:(JDW 2003.08.06)】
 米海軍は Fire Scout を LCS-1 Freedom搭載する試験2010年2/四半期に開始する。 Fire Scout は搭載 艦から110nm以内を8時間滞空でき、指揮統制は UHF の TCDL を介して行われる。
2009.06.10 Jane's Defence Weekly Boeing submits its A160T for USMC UAV requirement <0908-061004>
 Boeing社が6月2日に、米海兵隊の近距離輸送 UAV 要求に対し A-160T Hummingbird の提案を行った。 A-160T は試験 において1,000-lb積載ポッドの運搬を行っている。
【関連記事:0807-033106 (AW&ST 2008.03.31】
 同社はまた H-6U 無人型 Little Bird の開発も行っている。
2009.06.08 Aviation Week & ST Autonomous futures <0908-060801>
= 米国における UAV の今後に関する記事 =
 米国では将来の UAV について、ナノサイズから超高速、超長期滞空、低発見性など各種について検討する UAS Flight Plan を作成している。
超長期滞空 UAV
 Qinetiq社製 Zephyrをアフガンで試験する計画である。 Zephyr は手投げ発進の太陽電池動力 UAV で 40,000ftに2週間以上滞空する。 また2,500-lbを搭載して20,000ftに3週間滞空するハイブリッド飛行 船も検討している。
MQ-X
 Predator や Reaper の後継となる戦闘機大の UAV で、EADEAD、戦術空中給油、 防空/ミサイル防衛の任務も担う。
MQ-L
 輸送機サイズの UAV で、情報作戦、空中給油、輸送、戦略攻撃などの任に当たる。
2009.04.29 Jane's Defence Weekly US Marine Corps brings cargo UAS plans forward <0906-042903>
 米海兵隊がイラクからアフガンへの兵力転用に備えて、遅くとも2010年2月までに輸送用 UAV を装備して民間業者に運行 させようとしている。
 海兵隊のまとめた要求で輸送用 UAV は、最小限10,000-lb、できれば20,000-lbを搭載して70ktで片道 150nm以上を往復する。 前進基地のほか道路から離着陸でき、現地の航空管制等に連接できることも求められている。
2009.04.13 Aviation Week & ST Unmanned advance <0905-041310>
 米海軍と海兵隊が Tier Ⅱ UAV輸送用 UAV を検討している。 Tier Ⅱ UAV は大隊級部隊 が装備する UAV で、Tier Ⅰ UAVRQ-11B Raven B、師団が装備する Tier Ⅲ UAV には RQ-7B Shadow が位置づけられている。
Tier Ⅱ UAV
 海軍が STUAS として開発を行う計画で、5月19日に提案が締め切られ、2009年4/四半期に契約が行われる。  IOC は2010年になる。
輸送用 UAV
 24時間で20,000-lbを輸送する UAV で、Lockheed Martin社は Kanam社製 K-Max ヘリの無人型を、Boeing社は A160 Hummingbird 又は Little Bird ヘリの無人型を提案する模様である。
2009.03.04 Jane's Defence Weekly SnowGoose bids for UAV with US Marine Corps <0904-030403>
 カナダの Mist Mobility社が、CQ-10A SnowGoose GPS 誘導落下傘の発展型である SnowGoose Brabo を米海兵隊に提案 している。 Brabo は落下傘を電動のジャイロコブタに代えたもので、飛行速度と飛行距離が二倍になり800kmまで届く。
 CQ-10A は6個の貨物を別々の場所に投下することができ、既に米 SOC18機装備している。
【 CQ-10A 関連記事:0721-092414 (DN 2007.09.24)】
2009.02.25 Jane's Defence Weekly USMC examines cargo UAS options <0905-022506>
 米海兵隊が、中隊及び小隊レベルの部隊を支援する輸送用 UAV を、開発の最優先にあげている。
【関連記事:0904-030403 (JDW 2009.03.04)】
2008.10 International Defence Review USN looks into lighter-than-air system vaibility <0811-100029>
 米海軍が有人、無人の飛行船 (LTA) の検討を開始し、8月29日に RfI を発簡した。 当面は 28ヶ月以内の初飛行を考えている。
 海軍の考えている ISR 及び通信支援 (ISRC) 用は無人型で行動半径5,000nm、搭載能力2,500-lb、 20,000-ftに7日間留まり、兵站支援用は有人型で1,000nmの行動半径と500tの搭載能力が求められている。
2008.03.17 Aviation Week & ST Breaking the mold <0804-031708>
= BAE Systems社 Future Business Group が検討している将来 UAV =
Relianr Mauser
 モジュラ式の UAV で双胴型、単胴型及び、ジェット推進型、プロペラ推進型がある。
ITATO
 ITATO (In-Theater Autonomous Air Transprt Options) は10~20tの無人輸送機で、ISO 標準コンテナと互換性があるため、民間インフラと連接して使用できる。
HAVIR
 HAVIR (High-Altitude Vehicle for Immediate Response) は高々度を遊弋し、迅速に武器を投下する。 機体は5~200tが検討されている。
Morus
 米国で計画中止になった Cormorant と同様に、潜水艦から発射する UAV である。
2007.09.12 Jane's Defence Weekly USAF issues Phase 2 funds for continued work on hybrid UAVs <0720-091203>
 米空軍研究所が、AeroLensCraft (ALC) hybrid UAV 研 究の Phase 2 を$750,000で D-STAR社に発注した。 Phase 2 は$100,000の Phase 1 に続くもので2007年6月から2009年5月まで実施さ れる。 これに続く Phase 3 が行われれば2011年には初飛行できる。
 ALC は気象や航空路の影響を受けない高度65,000ftに1年間滞空することができ、更に目標空域まで 120ktで移動することができる。
2005.06.27 Aviation Week & ST Unprecedented. Unmatched. Unmanned! <0514-062710>
( Kaman社の広告ページ)

 Kaman社の提案する、兵器、弾薬、補給品及び車両の輸送を可能とする VTOL 型 UAV。
2005.02.16 Jane's Defence Weekly US eyes improved psyops delivery <0505-021608>
 米軍が心理戦 (psyops) の再構築を行っており、各種新装備が登場しようとしている。
CQ-10A Snow Goose
 ビラ散布用の Wind Support Air Delivery System で、特殊部隊用に調達が開始されたいる。
Psyops Global Reach
 UAV からラジオや TV の放送を行おうとする ATCD 計画で、A-160 Hummingbird UAV を使った試験がFY-06に 予定されている。 軍は RQ-4 Global Hawk の使用に関心を持っている。
Command Solo Ⅲ
 現在8機保有している C-130E Command Solo に代えて3機の保有が考えられている C-130J Command Solo Ⅲ は、ラジ オや TV の送信能力を持つ。 当初は8機が計画されていた。
Modular Solo
 Command Solo Ⅲ に加えて更に3機の C-130J が、Modular Solo として2007年9月の IOC を目指している。 ラジオの 送信能力は35%向上したが、予算上の制約から TV との同時送信はできない。
2003.09.22 Aviation Week & ST VTOL tanasport planned  Boeing社の Phantom Works では、小型輸送機 LAMV (Light Aerial Multipurpose Vehicle) の研究を進めている。
 LAMV は戦場での物資輸送を目的とし、パルスジェットエンジン PETA (Pulsed-Ejector Thrust Augmentor) で垂直離 発着ができる。
 試験機の搭載重量は1,500-lbで航続距離は1,000nm、実用機は3,500-lbを搭載巡航速度は 26kt。  なお、主翼と尾翼は取り外し可能で、40ftコンテナーに収納して運搬できる。
 現在機体の風洞試験とエンジン開発を進めており、2010~2015年頃までには無人機の実用化が可能とされる。
2003.09.15 Aviation Week & ST Intel, not bomb
= 米軍の情報収集用 UAV に関する記事 =
 米軍は UAV の搭載に関して、攻撃用兵器よりも ISR 装置に重点を置いているものとみられる。
 弾道弾発射兆候や部隊の機動状況等の緊急対処目標の発見と、迅速な攻撃には敵地深く進入した UAV による偵察監視が効果的なことが アフガン及びイラク戦で証明された。
 米軍では地上砲火を避けるため、UAV のステルス化 (イラクでは秘密裏に Darkstar を試験的に運 用) や、BQM-34 等のドローンによるチャフ回廊を併用する UAV の運用も検討している。
 また、UAV の滞空時間は最小限12時間が必要で、UCAV との相互連携に必要なインターオペラビリティと、 UCAV への ISR 機能付加も検討されている。
2003.08.27 Jane's Defence Weekly unmanned airlifters are 'technically viable'  米空軍は、大型 UALV (Unmanned Air Lift Vehicle) が技術的に可能であり、今後10~20年 で有人輸送機を補完する費用対効果の優れたシステムになるとの結論に達した。
 考えられている UALV は C-17 級の大きさで、100,000~160,000-lbを積載して3,000nm (5,559km) を飛行す る。
 UALV の運用としては、マザーグース役の1機の C-17 が5機程度の UALV を率いて飛行することが考えられて いる。