2025.04.21 09:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ、新世代の「迎撃ドローン」でロシアのシャヘドに対抗へ | <2505-042106> ロシアがウクライナに対する戦略UAV攻撃のギアを一段と上げている。 月に4,000機を超えるUAVを送り込み、ウクライナのエネルギーインフラや集合住宅などを襲撃している。 今後、イラン設計のShahedやロシア製のGerberaなどの量産が加速するにつれて、飛来数はさらに増えそうである。 ウクライナは、攻撃してくるShahed UAVを統合防空システムで可能な限り撃退しているものの、飛来数があまりに多いと圧倒されかねない。 ロシアは新たな戦術も導入しており、それによって突破率は高まっているもようであるが、状況は変わりつつある。 ウクライナの防空部隊はShahedを阻止するための主な手段を、従来の地対空兵器から新世代の迎撃UAVペレベルテニ(人狼、Werewolf)に切り替え始めている。 Shahed UAVの性能に関は第一次世界大戦期の航空機のようなところもあり、Moped(原付)というあだ名の由来である特徴的なエンジン音を響かせながら、190km/hくらいでのろのろ飛んでくるため、撃墜すること自体はそれほど難しくないが、問題は数である。 ウクライナは米国などから供与されている少数のPatriotや、その他雑多なSAMを保有しているが、毎月数千機というShahedを撃墜するには数がまるで足りない。 Shahedの製造コストは1機$30,000(約430万円)程度だが、ロシア製のほかの攻撃UAVやデコイUAVはもっと安い。 Patriotは1発およそ$4M0(5億7,000万円)する。 F-16などが発射するAAMも同様に有効だが数が少ない。 そのためウクライナ軍が頼りにしているのが主に対空砲や機関銃で武装した各種車両に乗る900ほどの機動防空チームで、これらのチームはIRカメラを装備し、何よりも、UAVを追跡するセンサー群のネットワークに接続されている。 各チームはゆっくりとした動きのShahedの飛行経路に沿って配置に就き、近くまで来たところで撃ち落としている。 ウクライナ軍が2024年に使い始めた迎撃UAVは、戦車のような地上目標を攻撃するFPV UAVを転用したもので、電池の性能を向上させるなど細かな改造が施されていた。 この初期型迎撃UAVは、ロシア軍が火砲やミサイル、攻撃UAVの攻撃目標の探知などに用いている偵察UAVを相当数撃墜している。 第2世代の迎撃UAVには、ウクライナの非営利のドローンメーカーであるWild Hornets社のペレベルテニ(人狼、Werewolf)固定翼機型など、従来型より高速な機種が含まれている。 筆者が最近取材したコールサインがミャスニク(屠殺人、Butcher)というウクライナ軍のカナダ人UAV操縦士は、ロシア軍のLancet戦術攻撃UAVも時々撃墜している。 ゼレンスキー宇大統領は4月上旬に、ベルギーのデウェーベル首相とともに両国の防衛企業の代表らと会談したあと、そのような設計の新型迎撃UAVのひとつを披露した。 ただし映像では、細かい部分はわからないようにされている。 ウクライナの情報筋によると、名称不明のこの迎撃UAVは、これまでに実戦配備された迎撃UAVでは最も成功しているタイプで、すでにShahedを20機撃墜したとされ、量産体制に入りつつある。 最高速度は190km/h程度と伝えられるが、これは必要とされる最低限の速度だろう。 Shahedを撃墜した迎撃UAVは数種類あり、エストニアに拠点を置く防衛スタートアップ支援組織のDarkStarによると、これまでにShahedを撃墜した迎撃UAVは少なくとも5種類あるらしく、我々にもいくつか心当たりがある。 Wild Hornets社の広報担当者は、Shahedを撃墜するために設計され、最高速度が320km/hを超える迎撃UAV Stingについて、この種のUAVの製造コストは1機わずか数千㌦とShahedの1/10程度である。 Wild Hornets社は現在、Stingの量産を進めており、ウクライナ軍と協力して配備や訓練、継続的なフィードバックに基づくさらなる改良に取り組んでいるという。 Wild Hornets社は、Stingの運用部隊はすでにShahedの迎撃に投入されていると明かしたが、その戦果については話せないということだった。 何を撃墜したのかについては言うのを禁じられているという。 ほかに考えられる候補には、ドイツ供与のTytanもある。 2024年12月に公開されたTytanも専用のShahed Killerで、最高速度は300km/hに達するといい、ウクライナで実施された試験でも成功したと報じられている。 米UAVメーカーのFortem Technologies社は2022年以降、ネットを発射するタイプの迎撃UAVであるDroneHunterをウクライナにひっそりと供給してきた。 Fortem社のグルーエンCEOは2024年12月に、軍事メディアに、DroneHunterは各種大きさの多くのUAVに加え、Shahedに対して成功を収めていると明らかにした。 2024年中に400機を納入する予定だとも語っている。 いずれの迎撃UAVもこれまでのところ、ウクライナで実戦使用されていることを示す映像証拠はない。 この秘匿は完全に意図的なものとみられる。 |
2025.03.16 08:12 |
乗りもの ニュース (Yahoo) |
「無人機空母」の艦載機は“中東製!?” 「石油がいつ消えてもいいように」無人機メーカーに 産油国の凄み | <2504-031607> ブラジル海軍が進める多用途空母AtlanticoにUASを搭載する構想にも、EDGE Gp.(註:UAEの兵器メーカ)が関わっている。 ブラジル海軍は2025年2月から、国内企業のStella Techno Gear社が開発した偵察用UAS Albatrosを艦載機にするための地上試験を開始しているが、攻撃能力も備えた本格的な艦載UASは、EDGE Gp.と共同開発することが決まっている。 EDGE Gp.公式WebサイトのJENIAHの紹介ページには、同機が洋上作戦能力を持つと記載されており、同機をベースにした艦載UASがAtlanticoの艦載機になるのかもしれない。 ブラジル国内には前に述べたStella Techno GearのようなUASメーカーや、UCAVの開発構想を持つEmbraer社のような航空機メーカーがあるにもかかわらず、ブラジル海軍が艦載UASの開発パートナーにEDGEグループを選んだのは、同社の技術力を高く評価したことの証左だろう。 EDGEグループは2024年に、陸上自衛隊も試験用に導入するUGV THEMISなどを開発したエストニアのMilrem Robotics社に対し、株式の過半数を取得して事実上の親会社となっている。 株式買収によるシナジー(相乗)が現れてくれば、EDGEグループはUGVメーカーとしての存在感も今後増していくと考えられる。 |
2024.11.30 07:40 |
AFP=時事 (Yahoo) |
リトアニア、中国代表部職員3人を国外追放 | <2412-113005> リトアニアが29日、中国代表事務所の職員3人を国外追放すると発表した。 リトアニアが台湾を支持し、また、バルト海での海底通信ケーブル断線に中国船が関与した疑惑をめぐり、両国は緊張関係にある。 バルト海でのスウェーデン領海で11月に海底通信ケーブルが相次いで断線し、うち1本はスウェーデン領ゴットランド島とリトアニアを結ぶものだったが、船舶の位置情報をリアルタイムで提供するウェブサイトによれば、ケーブルが断線した頃、その上を中国船伊鵬-3が航行していたことから同船に疑惑が向けられている。 リトアニア外務省は29日、中国代表事務所の職員3人について、国外追放処分とした理由については、「ウィーン条約とリトアニア法に違反する活動」と主張するにとどめたが、「国内に駐在させるのは望ましくないと判断された」と説明している。 リトアニアは27日、欧州検察機構(Eurojust)の支援を受けてスウェーデンおよびフィンランドとケーブル断線に関する合同調査チームを立ち上げたと発表した。 |
【註】 中国寄りの報道で知られる香港のSouth China Morning Postが11月16日に、10月にリトアニアで行われた選挙で第1党になった社会民主党が、中国との関係を「正常化」したいと述べたと報じている。 |
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2023.03.23 23:52 |
Defense News | Turkish firm unveils Anka-3 combat drone ahead of maiden flight | <2304-032313> トルコTAI社が3月23日、国産戦闘機TF-Xと練習/軽攻撃機Hurjetが地上滑走試験に入ったと発表したのと一緒に、2022年12月に図面だけが公表されたAnka-3 UCAVが4月には初飛行すると発表した。 Anka-3は一番機が1月に組み立てを完了し地上試験を行ってきた。 |
2022.12.20 02:52 |
Defense News | Turkey's future unmanned fighter jet conducts first flight | <2301-122003> トルコBaykar社が開発していたBayraktar Kizilelma無人戦闘機が12月14日に初飛行した。 KizilelmaはMTOW 6t、武器搭載能力1.5tで、ウクライナのIvxhenko-Progress社製Al-322Fターボファンエンジンを搭載し初期型は0.6~0.9mphで飛行する。 操縦はSATCOMを介して行われる。 Aselsan社製AESAレーダを装備し、国産のBozdogan及びGokdongan AAM及びRocktsan社製の射程250km以上のSOM-J CMまたはMANファミリーの誘導爆弾を搭載できる。 Kizilelmaは滑走路だけでなく将来トルコ海軍の旗艦となるLHD Anadolu Selcukでも離艦できる。 |
2021.12.16 | Defense News | Russia unveils upgraded S-70 Hunter drone, with plans for fielding in 2024 | <2201-121608> Sukhoi社の子会社で西シベリアNovosibirskに工場を持つChkalov社が、2024年配備を目指した改良型S-70 Okhotnik (Hunter) 重UCAVの初飛行に向け準備を進めている。 S-70 OkhotnikはSu-57との共同で運用され、Su-57 1機がS-70 4機の縦隊を制御するという。 S-70 Okhotnikは全長14m、翼端長19m、離陸重量20tで、速力1,000km/h、航続距離6,000kmの性能を持つ。 エンジンはSu-57やSu-70と同じAI-41F1を搭載している。 |
2021.09 | International Defence Review | Baykar Makina unveils MIUS concept | <2110-090009> トルコのUAVメーカであるBaykar Makina社が開発中のMIUS UCAVを公表した。 MIUSは離陸重量が3,500~4,500kgで1,500kgを搭載でき、2023年に試作1号機が初飛行する計画である。 MIUSは将来トルコが就役させる12゚のスキージャンプ台を装備する多用途強襲揚陸艦Anadoluでの離着艦も考えられている。 |
2021.07.26 | Jane's 360 | Baykar Makina unveils MIUS UCAV concept | <2108-072610> トルコBaykar Makina社がMIUS UCAV構想を公表した。 機体は一対のカナード翼を持つが垂直尾翼を持たないV字尾翼と胴体一体の主翼を持つ形状でステルス性を強め、武器は機内弾庫に搭載する。 搭載能力は1,500kgで、AAM、ASMのほかALCMも搭載できる。 |
2020.04 | International Defence Review | nEUROn UCAV informs FCAS/SCAF development | <2005-040012> フランスがnEURn UCAVの技術を開発中のFCAS/SCAFに取り入れようと、Dassault社と共同で飛行試験を行っている。 |
2019.11.13 | Jane's Defence Weekly | Airbu lifts lid on decret LOUT UAV | <2001-111301> Airbus社が11月5日、ドイツ政府のステルス技術開発計画の元に2007年から進めてきたステルス UAV LOUTを公表した。 Manchingにある電波暗室で公開されたLOUTは12×12mの飛ばない機体であったが、この技術はフランスDassaultd社、スペインIndra社と進めている次世代戦闘機FCASに反映させるという。 |
2019.11.13 | Aviation Week & ST | Germany's stealth diamond emerges | <1912-111308> ドイツAirbus社が2007年から開発しているステルス技術検証機LOUTが11月5日、報道陣にに公表された。 詳細はいまだに秘であるがステルス性はVHFからKa-bandという広帯域に有効という。 全長、翼端長共に12mで重量4tの菱形をしたLOUTは、双発20tのUCAVを目指すものであるが、その技術は3ヵ国共同開発の次世代戦闘機FCASにも反映されるという。 |
2019.10.16 | Jane's Defence Weekly | Images suggest WZ-8 UAV is in service with China's Eastern Theatre Command | <1912-101607> 中国が10月1日に実施した建国70年記念パレード披露したWZ-8高高度高速UAVは、空軍第30航空連隊所属とみられる。 機体には吸気口がなく2基あるエンジンはジェットエンジンではないと見られる。 更に機体上部に固定用装置が見られることからH-6などにつり下げられて離陸し切り離されて飛行すると思われる。 一方、飛来したH-6Nの胴体下部にはALBM吊り下げ用とみられる改造がなされていた。 またその日飛行したH-6Mはそのシリアル番号から台湾や日本と対峙する東部戦区の第10爆撃師団(第10爆撃連隊)の所属と見られる。 |
2019.08.14 | Jane's Defence Weekly | Russia's Okhotnik heavy UAV makes debut flight | <1909-081408> ロシア国防省が8月7日、重UCAV Okhotnikの初飛行映像をネット上に流した。 初飛行は8月3日に行われ、12:20に離陸したOkhotnikは20分間飛行し、その間に高度600mを数回飛行した。 Izvestia紙によると試験飛行は年末まで続けられ、自動飛行の試験も行われる。 |
2019.08.09 | Jane'S 360 | UK pursues low-cost unmanned combat aircraft | <1909-080902> 英空軍がBlue Bear社、Boeing UK社、Callen-Lenz社から成るチームに、将来有人戦闘機と共同運用する低価格UCAV計画LANCAを発注した。 計画は二段階から成り、12ヶ月からなるPhase Ⅰは事前設計段階で、その後1~2社が選定されて試作と飛行試験までを行うPhase Ⅱに進む。 初飛行は2022年初期に計画されている。 LANCAはMosquiro計画とも呼ばれ、Team Tempestと並びFCAS-TI構想の一翼を成す。 |
2019.08.03 | Defense Update | Russian Okhotnik-B combat drone (UCAV) makes its first flight | <1909-080304> ロシアのSu-70 Okhotnik-B UCAVが8月3日に初飛行した。 初飛行でSu-70 Okhotnik-Bは12:20に離陸し、20分以上飛行した。 |
2019.07.31 | Jane's Defence Weekly | UK MoD issues fast jet unmanned tech contracts under Project 'Mosquito' | <1909-073103> 英国防省が7月19日、Loyal Wingmanとも呼ばれている高速UAV開発のMosquito計画で、Blue Bearチーム、Boeing UK、Blackdawwnチームと契約を行ったと発表した。 計画は2段階からなり12ヶ月間のPhase Ⅰでは基本設計とリスクの洗い出しを行い早ければ2022年にも初飛行を行う。 そのうち1~2チームが選定されたPhase Ⅱでは試作機による限定的な飛行試験が行われる。 |
2019.07.29 | Aviation Week & ST | Manufacturing process is key for British Low-Coxt UCAV concept | <1909-072902> |
2019.06 | International Defence Review | Fighting chance: UAV concept seeks to altar the air power equation | <1908-060017> ・Valkyrie flight test ・Mako development ・Gremlins progress ・Boeing teaming ・UK eyes LANCA as part of future air power mix ・Skyborg plans fast-track fielding of prototype autonomous UCAV ・HAL unveils Unmanned Wingman concept |
2019.04 | International Defence Review | HAL unveils Unmanned Wingman concept | <1905-040004> インドのヒンダスタン航空機 (HAL) が2月にバンガロールで開かれたインド航空展でUnmanned Wingman UCAVを公表した。 Wingmanは全長6.4m、翼端長4.4m、MTOW 1,300kgで250kgの搭載能力を持ち、速度Mach 0.7、航続距離800kmの性能を持つ。 |
2019.02.06 | Jane's Defence Weekly | Ruaaia's Okhotnik 'heavy UAV' prepares for maiden flight | <1903-020613> ロシアのソーシャルメディアに1月23日と24日、ロシアのOkhotnik重UAVと見られる画像が流れた。 このUAVは無尾翼ステルス機の形状をしているが、エンジンノズルの形状はAL-31/41シリーズのターボファンエンジンのようである。 K-700重牽引車と比較して翼端長は19mと推測される。 Sukhoi社は2011年にS-70と呼ぶMTOW 20t、最高速度1,000km/hのUAVを公表しており、TASS通信は2018年7月にこのUAVが2018年末に初飛行すると報じていた。 |
2018.06.13 | Jane's Defence Weekly | Image emerges of China's stealthy Dark Sword UCAV | <1808-061306> AVIC社が開発しているUCAV暗剣 (Dark Sword) の実大モデルの画像が中国のネット上で公表された。 2006航空展で初 めて計画が公表されて以来12年経た画像の公表であるが性能、諸元は未だ公表されず、暗剣の前に並ぶ関係者の写真から全長は12m程度と推測され る。 |
2018.06.07 | Jane's 360 | Image emerges of China’s stealthy Dark Sword UCAV | <1807-060706> AVIC社が5日にウェブ上で、暗剣 (An Jian) UCAVの全体像を公表した。 中国が2006年の航空展で構想を公表してから12年経っているが、公表された画像がモックアップなのか試作機なのかは分からない。 一緒に写っているスタップとみられる19名からすると、暗剣の全長は12m以上と推測される。 |
2018.03 | International Defence Review | China's Star Shadow stealth UAV aims to fly in 2019 | <1804-030007> 成都のStar UAV社がシンガポール航空展でStar Shadow構想を発表した。 Star Shadowは全長7.3m、翼端長15m、MTOW 4,000kgで、RCS=0.1㎡ のステルス性を持つという。 また全長2.5m、幅0.76m、奥行き0.7mの機内弾庫を持ち、400kgの搭載が可能という。 |
2018.02.14 | Jane's Defense Weekly | Star Shadow stealth UAV aims to fly in 2019 | <1804-021405> 成都市のUAVメーカであるStar UAV社がシンガポール航空展にStar Shadow UAVを出品した。 Star Shadowは全長7.3m、翼端長15m、MTOW 4,000kgで400kgの搭載能力を持ち、最大速度700km/h、巡航速度400~ 600km/h、上昇限度49,212ft、実用上昇限度39,370ft、滞空能力12時間の性能を持つ。 |
2018.02.06 | Jane's 360 | Singapore Airshow 2018: China’s Star Shadow stealth UAV aims to fly in 2019 | <1803-020607> 成都市を拠点とするStar UAV社がシンガポール航空展でStar Shadow UCAV構想を公表した。 Star Shadowは全長7.3m、翼端長15m、MTOW 4,000kgの菱形翼機で、RCSは 0.1㎡であるという。 機内には長さ2.5m、幅0.76m、高さ0.7,の弾庫を持ち、400kgの搭載が可能であるという。 |
2017.06.12 | Aviarion Week & ST | Drone commander | <1708-061204> ドイツ空軍がTornadoの後継をCFXとした2030年代に向けたロードマップを明らか にした。 独空軍司令官によると最終決定は来年に行われるという。 独空軍では独自の戦闘機を開発すると共に、有人機とUAVのネットワークが検討されており、UAV計画では2種類の "Remote Carrier"が考えられている。 一種類目は殺傷兵器やジャミング、デコイなどとして使われる使い捨て型UAV、もう一種類は米空軍研究所( AFRL)がLCASDとして開発している開発しているXQ-222 Valyrieの様な帰還型のUAV が考えられている。 |
2016.11.09 | Jane's Defence Weekly | Turkmenistan parades new UAVs | <1701-110911> ウズベキスタンが10月27日に行われた独立記念式典パレードに、中国CASIC社製のWJ-600A/D UCAVを参加させた。 2010年の殊海航空展で初公開されたWJ-600には、ターボジェット型のWJ-600とターボファン型のWJ-600Aがあり、5時間の滞空能力がある。 武装としてはCM-502KG SAM 2発を搭載するほか、YZ-200レーザ誘導爆弾も搭載できると見られている。 |
2016.04.25 | Aviation Week & ST | Future combat | <1606-042507> 英仏が2030年代での実用化を目指したUCAVの共同開発を開始した。 米海軍のX-47Bは、MQ-XX艦載空中給油機(CBARS)になってしまった。 |
2016.03.03 | Defense News | Britain, France agree on £1.5 billion plan for combat drone | <1604-030307> キャメロン英首相が英仏首脳会議が行われた3日、両国が£1.5B ($2.1B)でUCAVの 共同開発に合意したことを明らかにした。 試作は2017年に開始する。 また合わせて、フランスがTiger攻撃ヘリに Brimstoneミサイルを搭載することでも合意した。 UCAVの共同開発は2014年に£120Mのフィジビリティスタディ開始で合意し、BAE Systems、Thales、Dassaultなど英仏の企業で進められていた。 |
2015.12.21 | Aviation Week & ST | Neuron and on | <1602-122102> 2012年12月に初飛行したフランスのNeuron UCAV試験機は、2015年9月に試験飛行を完了した。 その間123回の飛行試験が仏伊瑞で行われ、そのうちスウェーデンのVidsel試験場で行われた11回の試験では対地攻撃試験が8回行われた。 この試験で Mk 82 250kg爆弾の投下も行われた。 |
2015.08.30 | China Defense | Rainbow 5 (CH-5) UCAW full loaded | <1509-083002> 中国の CH-5 UAV が、HJ-10 ATGM 4発と、中国版 Paveway と呼ばれる LT ファミリの PGB 2発を搭載して、30時間の飛行を行った。 |
2014.11.12 | Jane' Defence Weekly | France and UK award FCAS feasibility study contracts | <1412-111208> 英仏が11月5日、2030年頃に Rafale や Typhoon 戦闘機に代わりうる UCAV である FCAS 開発の$192Mにのぼる契約を行った。 この契約に続いて2016年には、試作機製作に先んじて検証機を製作する次の段階へ移行する。 |
2014.10.20 | Aviation Week & ST | Common ground | <1501-102006> 英仏が将来 UCAV である FCAS の開発における2年間フィジビリティ・スタディを11月にも開始する。 両国は 2012年12月に共同開発で合意し、BAE Systems社と Dassault社が交渉を行ってきた。 FCAS は Dassault社の nEUROn と、BAE Systems社の Traris を母体に開発される。 |
2014.08 | International Defense Review | Taranis undertakes stealthy trials | <1410-080016> BAE Systems社が2013年末から2014年初頭にかけて Taranis UAV のステルス飛行試験を実施した。 試験では Rolls-Royce社製 Adour 951 エンジンの IR ステルス性も検証した。 |
2014.07.23 | Jane's Defence Weekly | UK, France ink FCAS and cruise missile deals | <1409-072301> 英国とフランスが7月15日、次期 UCAV である FCAS と Storm Shadow/SCALP ER CM の更なる共同開発続行に関する合意文書に署名した。 FCAS は2012年に計画が開始されている。 |
2014.07.21 | Aviation Week & ST | Stealth by routine? | <1409-072104> |
2014.02.17 | Aviation Week & ST | Discreetly British | <1404-021705> |
2014.02.17 | Aviation Week & ST | Thunder down under | <1404-021704> |
2014.02.12 | Jane's Defence Weekly | UK loosens lid on Taranis programme | <1404-021201> 2013年8月10日に初飛行した英国の Taranis UCAV は、南オーストラリアの Woomera 試験場で試験を重ね、BAE Systems社 の開発責任者によると、2013年に予定されていた試験全てを成功裏に完了した。 |
2014.02.06 | Defense News | Taranis takes flight for the UK | <1403-020605> 英国の Taranis UCAV が、2013年8月13日に初飛行していたことが、2月5日に明らかにされた。 BAE社の Hawk 練習機大の Taranis は2010年7月に公式発表され、2013年4月に滑走試験を開始していた。 その後7月には高速滑走試験を行った後8月 に初飛行し、2013年に数回の飛行試験を行っている。 |
2013.11.21 | Chinese Military Review | Maiden flight of Chinese Lijian “Sharp Sword” stealth UCAV | <1312-112104> 中国のステルス UAV Lijian (Sharp Sword) が初飛行した。 |
2013.11.21 | 日経新聞 | 中国、無人攻撃機が初の試験飛行 | <1312-112103> 中国メディアが、中国が開発中のステルス UAV 『利剣』が21日に中国南西部で初めて約20分間にわたる試験飛行に成功し たと伝えた。 中国メディアなどによると、利剣は航続距離が4,000kmで積載能力は2tとみられる。 |
2013.11.13 | Defense News | BAE, Dassault submit plan to jointly develop UCAV | <1312-111303> BAE Systems社と Dassault社が、英仏向けに共同で UCAV を開発する。 UCAV の共同開発は2010年に両国が署名した取り決めに基づくもので、両 社は両国政府から受注した15ヶ月間の予備段階契約を間もなく完了する。 両社はそれぞれ UCAV の試作機の飛行試験を行っている段階で、BAE Systems社は8tの Taranis の飛行試験を豪州の Woomera 試験場で行っており 、Dassault社はギリシャ、イタリア、スペイン、スイス、スウェーデンと共同で Neuron の飛行試験を行っている。 |
2013.11.07 | Defense News | BAE conducted Taranis UCAS flight trials | <1312-110704> 英国防省が英国議会国防委員会への報告の中に、『 Taranis UCAV の地上試験は2010年に行われ、2013年には飛行試験を行った。』との一文を入れ 、既に Taranis の飛行試験が行われたことを認めた。 |
2013.08 | International Defence Review | Cassidian's Sagitta on target | <1309-080026> Cassidian社(註:旧 EADS Defence & Security社)が Sagitta UAV 計画を進めている。 Sagitta は ISR のほか 武装をして UCAV としても使用することを目指している。 当面、2015年中頃に寸法3m×3m、重量150kgで、ターボファンエンジン2基を動力とする1/4模型での飛 行試験を計画している。 |
2013.06.13 | Defense News | Saab considers developing unmanned Gripen | <1307-061302> Saab社が、次世代型である JAS Gripen-E の無人型を開発することを検討している。 同社は、今後 UAV が大きな市場になると見ており、この他にも Skeldar V-200 UAV も販売している。 |
【註】 作戦機の無人機化は米国も検討しており、米海軍の F/A-18E/F の後継となる NGAD や次世代長距離爆撃機 (LRPB ) は、有人運用と無人運用のいずれにも対応できることが求めている。 |
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2013.06.12 | Jane's Defence Weekly | MiG working on new UCAV | <1307-061212> MiG社が、5月15日に UCAV の開発を受注した。 同社は、2007年8月にモックアップを公表した Skat を元に開発を行うと言う。 Skat はその後、地上滑走や飛行を行っていない模様である。 |
2013.05.14 | China Defense | The Chinese X-47 is real | <1306-051406> 地上滑走試験を行っている中国の UCAV の写真 |
2013.05.09 | Yahoo | Searchina 記事 「中国のステルス無人攻撃機が地上滑走…初飛行も間近か」 |
<1306-050903>
中国網が、中国の UCAV 『利箭』が地上滑走試験を開始したと報じた。 |
2013.01.09 | Yahoo | 朝鮮日報記事 「中国軍、旧型戦闘機を無人攻撃機に改造」 |
<1302-010902> 中国が、MiG-19 を模倣した1960~1970年代に中国空軍の主力機 J-6 を UCAV に改造し、台湾や尖閣諸島と向かい合う福建省に配 備している模様である。 中国国営の環球時報が8日、カナダの軍事専門誌『漢和防務評論』が最新号で、2011年7月に撮影された衛星写真を基に福建省連城の空軍基地に少なくと も55機の J-6 UCAV が配備されているものと推定していると報じた。 連城空軍基地は台湾から400km、尖閣諸島からは650kmほど離れた場 所にある。 |
2012.09.16 | China Defense | SkyBow, China's X-47 like stealth UCAV?? | <1210-091603> F-60/J-21/J-31 が軍事技術誌に初めて掲載された際に、大学の計画であると記されていた SkyBow UCAVは、明らかに 瀋陽航空機工業 (SAC) 第601研究所の進めている開発計画と思われる。
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2012.08.29 | Jane's Defence Weekly | Chinese sources suggest plans for carrier UCAV | <1210-082907> 中国筋によると、PLA 海軍が空母搭載又は陸上離着陸のステルス長距離 UCAV を 10年以内に装備する。 この UCAV は Phantom Ray によく似ているという。 瀋陽航空機設計 (SADI) が全長10m、翼端長14mの UAVを開発している。 この UAV のステルス性は機体形状だけでなく、 ステルス塗装によっても実現しようとしている。 因みに Phantom Ray の全長は11m、翼端長は15mである。 |
2012.08.23 | Defense News | Poland to replace Su-22 fighters with UCAVs | <1209-082304> ポーランド国防省が、2014年に退役が開始される Su-22 38機の後継を UCAV にする計画であると発表した。 同国空軍は 2004年に購入した F-16C/D Block 52+ を48機保有しており、Su-22 後継を F-16C/D にする案もあった。 国防次官は2018年末までに30機以上を調達するとしているが、国防省は6月に、123~205機の UAV を$312Mかけて整備す ると発表している。 |
2012.08.01 | Jane's Defence Weekly | Anglo-French FCAS approved, Telemos overlooked | <1209-080103> 英仏の国防相が7月24日会談し、将来の UCAV FCAS の共同推進で合意した。 両国は Neuron 及び Taranis UCAV で得た技術を共有して開発に当たる。 FCAS は Telemos MALE UAV の発展型になると見られる。 |
2012.07.16 | Aviation Week & ST | Aura detected | <1209-071602> インドが、Neuron や Phantom Ray と同じ無尾翼型 UCAV を開発する IUSAV 計画を進めてお り、2015~2016年に初飛行する。 Aura と名付けられたこの UCAV は Paveway 型の GB を2発搭載できる。 |
2012.07.09 | Aviation Week & ST | Unmanned in the east | <1209-070903> 中国では数種類の UCAV(右図)が開発されていると見られる。 なかでも注目されるのが、Anjian と Warrior Eagle で ある。 ロシアでは2007年に MiG社が、Kh-31 2発を搭載する10t級の Scat UCAV のモックアップ を公表している。 韓国は KUS-X の開発を進めており、2020年代後半に装備化を計画している。 |
2012.07.09 | Aviation Week & ST | Taking off | <1209-070901> ┃ ┃ Dassault Neuron ┃ BAE Systems Taranis┃ ┣━━━━━╋━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━┫ ┃全 長(ft)┃ 30.5 ┃ 36.1 ┃ ┃翼端長(ft)┃ 41 ┃ 32.8 ┃ ┃重 量(ib)┃ 14,300 ┃ 17,600 ┃ ┃速 力┃ Mach 0.85 ┃ Mach 0.85 ┃ ┃ 滞空能力 ┃ 12時間 ┃ 16時間 ┃ ┗━━━━━┻━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━┛ |
2012.06.27 | Jane's Defence Weekly | BAE readies Taranis for 2013 flight | <1208-062701> BAE Systems社が開発している Taranis UCAV が来年早々に初飛行する。 Taranis は BAE System社と Dassault社が共 同開発する UCAV の元になると見られている。 両社はまた、Telemos MALE UAV の共同開発にも合意する模様である。 |
2011.10.24 | Aviation Week & ST | Leaping forward | <1112-102402> 大韓航空の一部門である Korean Air Aerospace (KAA)社は、韓国の UAV メーカとして各種 UAV の開発を行っている。 ・KUS-11 師団装備用として開発中の TUAV で、上昇限度4,500m、最大速度210km/hの性能を持つ。 ・KUS-15 翼端長16m、重量1tの Predator級の MALE UAV ・KUS-X ステルス UCAV で、試作機は翼端長4.5m、全長3.5m、2013年に飛行試験を開始する。 本試作は予算待ちの状況にある。 |
2011.02.07 | Aviaation Week & ST | More stealth from China? | <1103-020703> 英国の国際戦略研究所 (IISS) の上級研究員が、中国の J-20 について、機体が大 きすぎることから、中型又は軽ステルス戦闘機が続いて開発されると見ている。 J-20 や T-50 ステルス戦闘機は米国の航空優勢を打破しようとしているが、西側諸国 は既に、対地攻撃戦闘機の役割を UCAV に委ねるという別の道を選択している。 |
2011.02 | International Defence Review | Different FLAVIR: UK's Demon UAV testbed advances 'flaples' flight | <1103-020033> |
2010.11.29 | Aviation Week & ST | Arming up | <1101-112907> Hezbollah が最近、イラン製の UAV Ababil 数十機を装備していることからイスラエルが警戒している。 装備して いるのは殆どが攻撃型の Ababil-T で、監視や通信の器材に代えて45kgの HE 弾頭を搭載してる。 最大速度は160kt で150哩の航続距離がある。 Hezbollah は2006年に行われたイスラエル軍のレバノン侵攻作戦時に3機の攻撃型 Ababil をイスラエル領内に飛ばしたが、いずれも同国空軍機に撃墜された。 現在 装備している Ababil-5 (Mirsad) 偵察型 UAV は、昼夜カメラを搭載し、探知されることなくイスラエル領内に進入可能 であるという。 Hezbollah は40,000発以上のロケット弾を備蓄すると共に、射程700kmのシリア製 Scud-D 10基 程度も保有している模様である。 |
2010.10 | Jane's Missiles & Rockets | Armed UAV makes Tehran debut | <1011-100010> イランが8月22日、Karrar 武装 UAV を公表した。 詳細は公表されていないが、胴体下に下げたのが Mk 82 250kg爆弾のコピーとすると全長 は5.4mになる。 専門家には Karrar を Denel社製 Skua か Tu-143 を元にしていると見る向きもあるが、余り似ておらず、むしろ BQM-74 Chukar Ⅱ に似てい る。 |
2010.09.06 | Aviation Week & ST | Show and tell | <1010-090608> 1970年代に米国から購入した MQM-107 標的機の模倣と見られ、南ア Denel社の Skua 標的機とも共通点がある。 ・Qiam-1 射程1,000km以上の液体燃料 SRBM と言うが、胴径は Scud-C と同じで、弾頭形状は Shahab-3 の一種である Khadr-1 と似ている。 ・改良型 Fateh-110 Fateh-110 の第三世代で、既にレバノンへ輸出したという。 |
2010.09.01 | Jane's Defence Weekly | Iran unveils the Karrar, its latest armed UAV | <1010-090103> イランが8月22日、武装 UAV Karrar を公表した。 Karrar は胴体下に500-lb爆弾1発、または各翼下に250-lb爆弾1発 ずつを搭載できると見られるが、イランが言うように精密誘導兵器を搭載するためのセンサは見あたらない。 また航続距離1,000kmと言うが必要な燃料を搭載するようにも見えない。 Karrar は従来のイラン製 UAV に比べて大型で、無人標的機を原型としている模様であるが、専門家は Denel社の Skua や Tupolev社のジェット標的機をヒント にしていると見ている。 |
2010.08.23 | Yahoo | 読売新聞記事 「イランが無人爆撃機…巡航ミサイルも搭載可能」 |
<1009-082303> イラン国営テレビが離陸、飛行する模様を放映した『カラール』は、移動可能な発射機から発進し、巡航ミサイル4基、または、115kg (註:250-lb)爆弾2発を搭載できるという。 同国保守派系ファルス通信によると航続距離は約1,000kmで、事実とすればペルシャ湾岸の米軍基地への攻撃も可能となる。 |
【註】 250-lb爆弾を2発しか搭載できないのに、巡航ミサイルを4基搭載すると言うことは、イランが発射重量50kg程度の小型巡航ミサイルを装備する又は装備していると いうことか。 |
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2010.08.23 | Yahoo | 日本テレビ報道 「イラン、初の国産小型無人爆撃機を公開」 |
<1009-082302> イラン政府が22日、国産初の小型 UCAV を公開した。 ペルシャ語で攻撃を意味する『カラール』と名付けられた小型 UCAV は、全長約4m、航続距離は1,000kmで、 巡航ミサイル4基を搭載できる。 |
2010.07.21 | Jane's Defence Weekly | BAE's Taranis UCAV seen as key to future RAF combat missions | <1008-072102> BAE社が開発中の ISTAR UCAV である Taranis は7月12日にロールアウトしたが、依然と して秘匿計画であるため前方からの写真しか公表されていない。 性能諸元は公表されていないが、全長は約12mで翼端長は10mと言われている。 来年初飛行する計画になっていた。 |
2010.07.14 | Jane's Defence Weekly | India seeks to boost UCAV capability | <1008-071412> インド空軍が6月29日に、UCAV に関する世界規模の RfI を発簡した。 RfI では最先端 技術を用いた長時間滞空、高実用上昇限度 UAV で、精密打撃兵器や衛星通信データリンクの搭載を求めている。 印空軍はこのほか、 IAI/Malat社製 Heron 及び Searcher Ⅱ UAV の更新や、2011年までに同社製 Harop UAV の導入 を目指している。 インド軍は Searcher Ⅰ/Ⅱ 及び Heron を合わせて70機装備しているほか、Harpy 30機も保有して いる。 また国防省は、陸軍が6~8機の Heron を装備する UAV 部隊を2個、追加編成することを承認している。 |
2010.06.30 | Jane's Defence Weekly | Evidence of Chinese UCAV for close air support emerges | <1008-063009> ・CH-3 斬新な AR-1 小型 ASM を搭載 ターボジェット推進のミサイル Heavenly Arrow 及び Thunder を搭載 ・Luoyang ターボファン推進の HAME UCAV で、小型 AAM TY-90 を搭載 ・WZ-2000 |
2010.06.07 | Aviation Week & ST | Autonomous ambitions | <1007-060708> インドが今年中に、2発の対地兵器を機内弾庫に搭載できるステルス UCAV IUSA の開発 を開始する。 IUSA は ADE社が開発している MQ-1 Predator級の MALE UAV である Rustomなどとは別の計画で、複合材を多用した機体 は新規に開発される。 IUSA のついては国産軽戦闘機 LCA を元にするとの見方もある。 2008年にインド DRDO の当時の長官が、2017 ~2018年に LCA を UCAV 化すると述べていた。 |
2010.05.31 | Aviation Week & ST | Blurred vision | <1007-053110> 英国防相が斬新な UCAV 構想である Novel Air Concept Capability Vision 計画の再検討を行っており、少なくとも発注は遅延することにな ると見られる。 当初の計画では2010年1/四半期に機種選定を行い、3年かけて開発し2015年に試験運用を開始することになっていた。 この計画は HPM やレーザ兵器も搭載する UCAV で、2009年10月下旬に BAE Systems社、MBDA社、Cranfield社が提案書を提出したと見られ、 MBDA社は Black Shadow を提案している。 |
2010.03.17 | Jane's Defence Weekly | Unexpected cuts hit German MoD | <1005-031708> 独議会予算委員会がF10国防予算のEUR450M削減を決めた。 国防省は予算削減はFY11からと見ていたので、予想外の削 減となった。 削減額のうちEUR200Mは国防費全体からであるのに対しEUR250Mは進行中の開発及び調達計画からのため、SysFla、IDAS 、Talarion UAV などの計画に影響すると見られる。 |
2010.01 | Jane's Missiles & Rockets | India to develop missile-armed hypersonic UCAV | <1002-010045> Mumbai の経済紙が、インド DRDO が超高速 UCAV を開発していると伝えた。 この UCAV は Mach 5 で5,000km以上の航続距離を持ち、ペイロードを投下したのちには有人機のように帰投するという。 また衛 星打ち上げ用にも利用できる。 インドは2005年にスクラムジェット推進による超高速飛行体の模型を公表し、2008~2010年に飛行試験を行うことを示唆していた。 |
2009.12.09 | Jane's Defence Weekly | EADS moves ahead with Agile UAV | <1002-120901> EADS社が Barracuda Ⅱ UAV による戦場環境に於ける目標の捕捉攻撃試験を計画している。 これはドイツ国防省の出 資で進められている Agile UAV 計画の準備として行われる。 Barracuda は2006年9月に初号機が飛行制御ソフトの不具合で墜落したのに続き、二号機である Barracuda Ⅱ が2008年5月にロールアウトしたが、その後 Agile 仕様に改修されていた。 |
2009.11.09 | Aviation Week & ST | Invisibility capability | <0912-110907> 英国防省が進める Novel Air Capability Vision 計画には、BAE Systems、MBDA、Cranfield の三社が10月末に提案 を行ったが、2010年初頭に1社が選定されて、2015年実験開始に向け3年かけて Novel Air Systemの試作を行う。 Novel Air System は敵の防空域に侵攻し攻撃する再使用可能な機体で、フリゲート級艦船から発進することが求められていることから VTOL になる。 航続距離は600哩以上が要求され、更に戦果評価や再攻撃のため敵上空を遊弋する能力も求められている。 BAE Systems社は Taranis UCAV、Mantis MALE UAV、Herti TUAV など UAV の実績を持つが、MBDA社はミサイ ルメーカであるため UAV 分野への進出の足がかりと見られている。 MBDA社は Selex Galileo社などと提携して Black Shadow を提案している。 |
2009.06.15 | Aviation Week & ST | Reverse thrust | <0908-061504> 英国防省と Rolls-Royce社が、将来の UCAV に搭載するエンジンを開発する ENTAPS 計画を進めている。 計 画は3年間で、Taranis UCAV に続く次期 UCAV 用エンジンに向けた技術を熟成させる。 BAE System社を中心とするチームが2010年初飛行を目指して開発している Taranisは Rolls-Royce社製 Adour 951 エンジンを搭載し ているが、これが機体設計を制約している。 |
2009.05.16 | Yahoo | Record China 記事 「中国が新型の戦闘型無人機を開発中、既にパキスタンに技術提供か―米誌」 |
<0906-051601> 米国の中国軍事専門家が11日発行の米軍事週刊誌で、中国が新型の UCAV の開発を進めていると述べた。 開発中の新型機は米国の X-47B にも匹敵する性能を持つという。 将来、パキスタンなど諸国に安価で供給される可能性もあるとしている。 パキスタンも現在、中国の援助のもとに Burraq UCAV を開発しており、飛行テストを行っているとの情報もあるが、 パキスタン国内メディアによると旧型の改良が中心であるという。 |
2009.05.04 | Aviation Week & ST | Unmanned and uncertain | <0906-050412> 英国が開発中の Taranis ステルス UCAV について、国防省と BAE Systems社が異なった見方をしており、ロードマップに疑問が呈せられてい る。 Taranis は2010年に飛行試験を開始し、2010~2011年に現在の開発段階を終了するが、 国防省は2018年に予定していた運用開始時期を2025年に伸ばそうとしている。 |
2009.02.09 | Aviation Week & ST | Unmanned and unfunded | <0903-020909> 先月ロシアで 'Unmanned Multipurpose Vehicle System' 展が開かれるなど、各社は UAV の開発に意欲的であるが、 政府は予算化に消極的である。 軍は同展に出品された Vega社の50kg級 BLA-05 Tipchak を選定したが、今後3年間に 3機を納入するにとどまる。 Yakovlev社は10t級の UCAV Proryv を提案しており、MiG社は2007年に Skat UCAV を発表し、Sukhoi社も UCAV を提 案している。 回転翼 UAV では Mi-34 軽ヘリの無人型である Mi-34BP のほか、Ka-37、Ka-137 、3.5tの Ka-126BP などが提案されている。 軍は現在、少数の Strizh、Reis-D、Stroy-P などを偵察用に装備しているだけである。 |
2008.07.14 | Aviation Week & ST | Unmanned, unseen | <0808-071414> |
2008.07.14 | Aviation Week & ST | AVE-D demonstrator to help advance UAV flight | <0808-071404> Dassault社が6月30日、AVE-D 検証機の完全自動化された初飛行を行った。 AVE の初飛行は2000年に行われている。 |
2008.05 | International Defence Review | Removing the human factor: air forces eye unmanned bombers | <0806-050029> ・UCAS-D ・Skat ・Taranis |
2007.11 | Jane's MissiIes & Rockets | RSK MiG's Skat UCAV set to use Kh-58UShKE | <0724-110002> MAKS 2007 展で MiG社が公開した Skat ステルス亜音速 UCAV の検証機 Skat-D は翼端長11.5mの全翼型の 機体で、上昇限度39,000ft、航続距離4,000km、最高速度 Mach 0.8 以上の性能を持 つ。 MiG社によると Skat は、将来ハイテク防空システム対抗用である。 Skat には2ヶ所の機内弾庫があり Kh-31P や KAB-500Kr GB を搭載する。 Kh-31P の全長が4.7mであるのに対 し機内弾庫の長さが4.4mと公表されたが、これは誤りのようである。 同時に公開された Kh-58UShKE ARM は全長4.7mで、やはり Skat に搭載される。 Kh-58UShKE と従来の Kh-58UShE の違いは、操舵翼と安定翼が折りたたみ式になったことで、"K" は翼構造に変更があったことを、 "E" は輸出型であることを示す。 |
2007.10.01 | Aviation Week & ST | Taranis skin | <0721-100101> 英国防省の戦略 UAV プロジェクトが研究中の Taranis UCAV 技術試験機の機体製 造が BAE社で開始された。 Taranis は英空軍の Hawk 練習機規模の大きさで、Rolls-Royce社製 Adour エンジンを搭載し、戦略爆撃能力と共に ISR 搭載につい ての研究も行い2010年の初飛行をめざしている。 |
2007.10 | International Defence Review | Russian Aircraft Corporation MiG exhibites first stealthy UCAV | <0721-100025> MiG社が8月23日に、MAKS 航空展で Skat UCAV を公表した。 X-47B や Neuron と良く似た形状の Skat は RD-93(註:中国の FC-1 戦闘機に使用されているエンジン)のアフタバーナ無しタイプである RD-5000B で推進し、海面上800km/h以上の速度と4,000kmの航続距離を持つ。 最大離陸重量は10,000kg、全長10.25m、翼端長11.5m、高さ2.7mである。 Skat は機内2ヶ所に65cm x 75cm x 440cmの弾庫を持ち、250kg又は500kgの ARM や対艦ミサイルを、合わせ て2,000kg搭載できる。 展示では Kh-31 と KAB-5000KR TV 誘導爆弾が合わせて展示されていたが、Kh-31 の全長は Skat の弾庫より30cm長い。 |
2007.09.03 | Aviation Week & ST | Capability and intent | <0719-090309> 8月21日~26日に開催したモスクワ航空展で、一部のロシア記者に Skat (Skate) ステルス型 UCAV の実大 模型を公開した。 MiG社資料によると、Skat は翼端長11.5m、全長10.25mで、エンジンに RD-5000B を搭載し、離陸重量10t、時速800kmで 戦闘行動半径は2,000km、2ヶ所の機内弾庫に Kh-31 ARM または KAB-500 誘導爆弾を搭載する。 同社は2機を試作し、初号機は有人機で2号機が無人機になる。 |
2007.08.29 | Jane's Defence Weekly | Mock-up of stealthy UCAV shrugs off wraps | <0718-082910> MiG社が Skat というステルス UCAV の実大モックアップを公表した。 機体は BWB で翼端長は10m以上である。 Skat は報道によると機体重量は10t、航続距離は4,000kmで2tの搭載能力を持ち2ヶ所の機 内弾庫を持つ。 Skat の前には Kh-31 (AS-17) のモックアップが置かれていた。 |
2007.08.25 | 朝鮮日報 | ロシア、無人ステルス爆撃機を・・・ | <0717-082502> ロシアの TV が24日に報道したところによると、ロシア空軍が無人ステルス爆撃機を開発している。 2年以内に実戦配備される。 スカット(ロシア語で「エイ」の意味)と命名されたこの UCAV は MiG社が2005年 から開発を続けており、爆装能力2t以上、最高速度は Mach 1、 戦闘行動半径4,000kmの性能を持つ。 また Kh-31 ASCM を2発搭載で きる。 |
2007.08.20 | Aviation Week & ST | Focused effort | <0718-082007> 英国防省は、2年前から開発している DEW の試験発射を準備中であり、10年以内に巡航ミ サイルや UCAV への搭載が可能とみられる。 搭載機種としては Storm Shadow のほか、現在研究中の Tranis UCAV 実験機 が候補となっている。 英国の DEW は、防衛化学技術研究所がオランダ、スウェーデンと共同で行っている HPM 兵器で、これまで Virus 計画と呼ばれていた。 DEW の研究開発は、英国以外に米、露、仏、独、中国、イスラエルで行われ ており、特にロシアは RF 兵器の研究開発を20年近く行っている。 |
2007.06.25 | Aviation Week & ST | Unmanned and unrestrained | <0714-062508> 米空軍は2010年から退役する U-2 後継に Global Hawk を採用する計画で、ASIP (Advanced Signal Intelligence Payload) の搭載を行う。 シンガポールはFY-08予算で2機の購入を計上しており、スペインと韓国も購入の意向を示している。 ・Predator 統合参謀本部は空軍に Predator への ASIP 搭載を求めており、空軍も ASIP 搭載の飛行隊をイラク、アフ ガンに派遣する計画である。 また、ドイツは2010年から Predator B を装備する計画である。 ・Barracuda UCAV ドイツ政府は試作初号機が墜落した後、計画を中断しており、EADS社は研究の再開を求めているが結論はで ていない。 ・Neuron Dassault、Alenia、Thales、Saab の各社が共同で研究中の UCAV 実験機であるが、EADS社はこの4社が連携して MALE UAV 市場に参入 するのを恐れている。 ・Sky-X Alenia社が研究中の実験機で先週初飛行を行った。 取得した試験データは Neuron 研究に反映する。 ・Hermes Hermes 450 を用いた英国の Watchkeeper は WK450 と命名された。 また、仏陸軍は Hermes 900 の導入を 検討中である。 ・Euro MALE EADS社の Euro MALE UAV 計画は予算高騰から中止となったが、仏、伊、瑞、蘭はなお MALE UAV 装備の方針 を維持している。 |
2007.06.11 | Aviation Week & ST | Core thinking | <0713-061106> Rolls-Royce社は、昨年末に研究を開始した Taranis UCAV 実験機の開発に EFE (Environmentaly Friendly Engine) を採用する提案を行っている。 EFE は国防省と同社を主体とする企業グループが研究を進めてい るエンジンで、環境に優しく高出力であるが、高温を発生する。 2010年初飛行を予定している Taranis 1 実験機は、エンジンは同社の Adour 951 を使用する。 英空軍の DPOC (Deep and Persistent Offensive Capability) 計画では2018年~2020年の UCAV 実用化をめざしている。 |
2007.04.30 | Aviation Week & ST | Time critical target | <0711-043007> 英国が昨年末から研究を開始した UCAV 実験機 Taranis は、2010年に初飛行を予 定しているが、空軍が構想研究中の DPOC (Deep and Persistent Offensive Capability) がめざす、 2018~2020年の実用化への開発移行に向けた検討が始まっている。 DPOC はこれまでの FOAS を発展させた空軍の有無人機併用による攻撃構想 で、2011年までに要求内容を確定する方針である。 |
2007.04.09 | Aviation Week & ST | Almost unmanned | <0709-040906> 英国防省は研究開発中の UCAV への各種センサ搭載の準備段階として、BAC1-11 及び Tornade F2 を改修した有人機を用いて試験を行っている。 改修機には SAR や各種センサを搭載して2008年まで飛行試験を行い、収集データは2010年の初飛行をめざす Taranis UCAV 実験機に反映させる。 |
2007.04.02 | Aviation Week & ST | Engine limits | <0708-040213> 英国防省は SUAVE 計画の一環としてステルス型 UCAV 実験機 Taranis の試作を 、4年間、$243Mで開始し、初飛行を2010年に予定している。 発注先は BAE社で、搭載エンジンは新規開発の予定であったが、計画を変更して Hawk ジェット訓練機搭載の Rolls-Royce社製 Adour 951 を使用する。 実用機のエンジンは機体に合わせて開発する方針で、長距離飛行、DEW の使用及びステルス対応の静粛かつ強力な エンジンの実用化をめざす。 実用機の開発の可否は2011年に決定し、装備化の場合、空軍の長距離攻撃型機は2018年~ 2020年頃の配備を予定している。 |
2006.12.13 | Jane's Defence Weekly | BAE leads team for UK's next-genaration UAV | <0702-121301> 英国防省が、将来 UCAV に発展させる UAV の開発に BAE社が率いるチームを指名した。 計画は4年間で GBP127M ($250M) に上る。 計画は SUAV(E) (Strategic UAV (Experiment)) 計画の一翼をなし Project Taranis とよばれ、4,400kgの UAV を試作して2009年に地上試験、2010年の初飛行を目指している。 Taranis には BAE社が自社開発した Corax, Herti, Raven, Soarer, Kestrel などの技術が活用される。 順調に行けば2018年には装備化され、UCAV 及び ISTAR UAV として使用される。 |
2006.12.11 | Defense News | UK launches UCAV effort with Taranis | <0703-121102> 英空軍は2020年の装備化をめざし、UCAV 実験機 Taranis の研究を4年間、$245Mで開始する。 実験機の 初飛行は2010年を予定し、2011年に開発移行の可否を決定する。 Taranis はクルト族の古代神話にある雷神で、実験機の大きさは Hawk ジェット訓練機規模となる。 研究開発は BAE、Rolls-Roys など全て国内企業により行う計画である。 |
2006.12.11 | Aviation Week & ST | Taranis soars | <0701-121102> 英国防省はステルス型 UCAV の実物大実験機である Tranis の開発に着手し、 2010年の試験飛行をめざしている。 計画では4年間に$243Mかけて、Raven と形状の 極めて類似した Hawk 練習機規模の実験機を開発し、オーストラリアのウーメラ試験場で各種試験を予定している。 Tranis はセンサにコンフォーマルレーダと EO/IR 装置を装備し、2箇所の機内弾庫 に通常兵器を搭載するほか、HPM もしくはレーザ等の DEW の搭載も検討している。 国防省は2011年に航空攻撃態勢の見直しを予定しており、有無人機の混合運用の可否が決まる。 UCAV の導 入が決まれば開発に移行し、2018~2020年に実用型が装備化される。 |
2006.09.25 | Aviation Week & ST | Bigger fish | <0620-092506> EADS社はドイツ軍が2010年に開始を予定する AUS (Advanced UAV System) 計画に向け、 Barracuda 実験機に続く大型 UCAV の設計作業に着手した。 AUS は最大離陸重量5t以上の大型 UCAV/URAV で、国防省は国際的企業参加を求めていく。 Barracuda の試験飛行は4月に開始され、9月23日に飛行限界及び旋回性を試験した。 今後 Brimstone 級ミサイルの投下試験に加え EO/IR、小型 SAR 及びデータリンクを搭載した偵察機としての試験飛行を行う。 |
2006.09.18 | Aviation Week & ST | Low-observable high-priority | <0619-091803> 英国防省は SUAVE (Strategic Unmanned Aerial Vehicle Experiment) 計画の中核となる、実大 UCAV 実験機 の開発計画を数週間以内に公表すると見られる。 英国は既に縮尺型ステルス実験機である Corax と Raven のによる研究を秘密裏に 進めており、2010年~2015年頃の有人機との混合運用に向け本格的な研究を開始する。 実大の UCAV では同時に長距離 ISR 能力につい ても研究を行い、HPM 兵器の搭載も検討している。 |
2006.08.26 | Yahoo | 韓国聯合ニュース記事 「軍が無人爆撃機を開発中、・・・」 |
<0617-082601> 韓国軍消息筋が26日、国防科学研究所が無人爆撃機の開発に取り組んでいて、4~5年以内の戦力化を目指して いることを明らかにした。 この爆撃機は、同研究所が開発する MALE UAV とは別で、北朝鮮の長射程砲がある洞窟陣 地などを爆撃する任務を専門とするようだ。 北朝鮮は170mmの自走砲や240mmのロケット砲など1,000門余りの長射程砲を保有するといわれ、 休戦線近くに配置された約300門の長射程砲が同時発射された場合、推定で1時間当たり2万 5,000発余りになり、ソウル市全面積の三分の一程度に被害を与える。 |
2006.07.12 | Jane's Defence Weekly | Out of the black, into the blue | <0615-071209> BAE社が2005年に公開した Raven や Corax は、SUAVE のためのデータ収集に活用される。 |
2006.06.05 | Aviation Week & ST | Drone dilemma | <0612-060502> フランスは大幅に遅れている Euro MALE UAV にスペインだけでなく英と独が共同参加することを視野に計画の見直 しを行っており、ベースとなる機種を IAI社の Helon (Eagle-2) から他機種に変更する可能性がでて きた。 開発は Eagle のセンサ搭載能力が要求性能を満たさず1年半以上遅れており、現在もデータリンクの衛星中継に問題 をかかえている。 見直しの代替候補となっているのは、Watchkeeper と大型化した Sperwer で、ドイツには NATO AGS 装備用の UAV として Euro MALE を採用することを求めている。 |
2006.05.15 | Aviation Week & ST | Unmanned surrogate | <0611-051510> 英国防省は、2007年から予定する UCAV の運用を模擬する飛行実験に BAC 111 旅客機を使用する。 更に UAV/UCAV の戦闘機による 指揮制御を研究するため、GR4 Tornado を用いた TIARA (Tornado Integrated Avionics Research Aircraft) の運用を準備している。 英国は開戦直後の長距離打撃戦力として、2020年頃の UCAV 実用化に向け SUAVE (Strategic UAV Experiment ) 計画を進めており、機体及びステルス技術は Corax 及び Raven 縮尺実験機の開発 により実証し、戦略的運用に関しては BAC 111 と TIARA を使用する計画である。 |
2006.04.10 | Defense News | Unmanned and unveiled | <0611-041001> BAE社が2月に、2001年以降秘密裏に開発してきた6機種の UAV 計画の概要を公表し た。 同社は翼一体型で半自律制御のジェット推進 UAV Kestrel を開発して2003年3月に初飛行、次いで Raven 及び Corex を開発した。 また、Raven 及び Corex の技術を取り入れた全自律型 UAV HERTI の開発が開始され、わずか7ヶ月で2004年 に豪州で HERTI-D による25時間の飛行試験を行った。 HERTI-D は翼端長8m、行動半径1,000kmで、2番目の試作機となる HERTI-1A は二気筒エンジンを軽量機体に 搭載、翼端長を12.6mとして更なる長時間滞空型となっている。 HERTI-1A は10機を製造する予定で、四気筒の Rotax ターボエンジンを搭載し、うち1機には Selex SAR を搭載する計画である。 同社は、HERTI に次ぐ計画として SUAV(E) (Strategic Unmanned Air Vehicle (Experiment)) を新たに計画 中である。 |
2006.04 | International Defense Review | BAE Sytems comes clean on secret unmanned aerial vehicle programme | <0609-040009> BAE社が2月に、3年間かけて開発してきた6種類の UAV を公表した。 ・Kestrel 初めての UAV で2003年3月に初飛行した。 翼端長は5.5m、重量は140kgで、唯一自動離着陸機能を持たない。 推進装置は2基の小型 ジェットエンジンである。 ・Raven 2003年12月に初飛行した UCAV で計画が中止になった FOAS の一翼に考えられていた。 機体は炭素 繊維樹脂製で2機製造された。 ・Corax 胴体と制御系は Raven と同じで、アスペクト比の大きな翼だけが別の機体である。 ISTAR 用に考えられている。 ・Herti-1A Herti はポーランドの会社が設計したのを BAE社が買い取ったもので、グラスファイバ樹脂でできている。 BMW社製2サイクルエンジン を搭載する。 2005年8月に初の完全自動離着陸を行った。 ・Herti-1A/Rotax エンジンを Rotax ターボチャージャ付き四サイクルエンジンにしたもので、滞空能力は25時間以上、航続距離は3,000kmである。 今 年後半に4機、来年以降に6機が製造される。 ・Herti-1D Herti-1A のエンジンをジェット化した重量350kg、翼端長8mの一輪の機体である。 |
2006.03.08 | Jane's Defnce Weekly | Usrael ready to launch long-range UCAV | <0607-030802> イスラエル IAI社が、搭載能力1,800kgで50時間の滞空能力を持つ Eitan HALE UCAV の初飛行を準備中である 。 Eitan は Heron Ⅱ とも呼ばれ、Heron Ⅰ MALE UAV を基にしているが重 量は四倍になっている。 翼端長は26mで最大離陸重量は4,000kgであり、50,000呎の高度を240ktで飛行する。 Eitan はイスラエルの Boost Phase Launcher Intercept 計画の一環で、2002年2月に米イ両国国防相が、移 動中又は据え付けられた弾道弾発射機を撃破する Sniper Sensor-to-Shooter System UAV 搭載精密攻撃システ ム計画の共同推進で合意している。 |
2006.02.22 | Jane's Defence Weekly | UK reveals details of six new UAV programmes | <0606-022202> BAE社が2月16日に、ここ3年間秘密裏に開発してきた6種類の UAV を公表した。 同社は2001年より胴体一体 翼の Kesrel を開発しており、これがその後 Raven 及び Corax に発展した。 一方、自動制御の Herti-D の開発が進められたが、その最新型が Herti-1A である。 Herti-1A は今年中に10機製造され、そのうちの2機は BMW社のエンジンを搭載し、残る8機は Rotax ターボチャ ージ式四サイクルディーゼルエンジンを搭載する。 |
2006.02.20 | Aviation Week & ST | Out of the shadows | <0605-022004> BAE Systems社は次世代長距離 UCAV の技術検証を目的とする縮尺実験機 Raven を2機試作し、2003年 12月17日に豪州のウーメラ試験場で初飛行を行っている。 Raven は国防省の FOAS 計画の一部であったが、1997年に SUAVE (Strategic UAV Experiment) 計画が開始されたため、2005年に FOAS 計画は吸収されている。 実物大実験機による技術検証計画が今年から開始される模様であるが、試作機の選定を含め細部は明らかに されていない。 同社はまた Corax URAV (Unmanned Recon Air Vehicle) と、安価な Herti MALE UAV を開発しており、Herti の飛行試験は今年中に行われる。 |
2006.02 | International Defense Review | UK seeks to align Corax stealth prototype with its plans for future military aircraft | <0604-020005> 10ヶ月間の開発の末2004年に初飛行した BAE社が開発中の Corax(或いは Raven)ステルス UAV は、公開された写真に大きさを比較する物が写っていないためサイズが推測できないが、Dassault社の AVE や Saab社の Filur と同様に、翼端長5~6mの縮尺モデルと見られる。 Corax は英国が2009~2010年に機種選定を行おうとしている SUAV(E) (Strategic UAC (Experiment)) に発展 されることも考えられる。 |
2006.01.18 | Jane's Defence Weekly | UK's UCAV roadmap revealed | <0603-011802> 英国防省が2005年12月に DIS (Defence Industrial Strategy) を策定したのに期を合わせて、BAE社が Corax 及び Herti という二 種類の UAV を公表した。 いずれも同社が社内開発していたものである。 Corax Coraxは開発が中止された RQ-3A DarkStar と良く似た無尾翼、直線翼、短胴体の機体で あるが、DarkStar と異なり全方位に対するステルス性を具備している。 機体は極めて空力 非安定になっており、最新のフライバイワイヤで制御される。 全自動の飛行試験は2003年~2004年に行われており、発展型は実用型 UCAV となる。 Herti 汎用 UAV で2005年8月に全自動による飛行試験が行われた。 |
2006.01.04 | Jane's Defence Weekly | Sweeden reverses Neuron decision | <0602-010408> スウェーデンは、連立内閣を構成する緑の党が Neuron UCAV 計画への参画に反対したため、2005年中頃に開 発分担金$76.3Mの支出を停止したが、12月20日にこの決定を覆して Dassault社のパートナになっている Saab社への支 出を承認した。 |
2006.01.02 | Defense News | Sweeden joins European Combat UAV effort | <0602-010201> スウェーデン議会は、Neuron UCAV 計画への参加を承認した。 同国の分担額は$94Mで、このうち$75Mを Saab社が負担する。 Neuron は欧州独自の UCAV 開発をめざす技術検証計画で、フランス (Dassault、EADS)、スウェーデン (Saab、FMV)、ギリシャ (HAI) 、イタリア (Alenia)、スイス (RUAG)、スペイン (EADS CASA) が参画し、開発経費は$362Mと見積もられ、2010年に飛 行試験を予定している。 |
2005.12.19 | Aviatopn Week & ST | Brave new world | <0602-121902> 英政府は先週、今後数十年間にわたる防衛産業戦略の方針を明らかにし、有人戦闘機は JSF が最後になる可 能性を示唆、同時に UCAV/UAV 開発を推進するため、BAE Systems社を中心とする国内企業の育成と世界市場への積極的な参画をめざす ことを明らかにした。 英国の UCAV 開発はこれまで秘密裡に行われていたが、初めて BAE社が研究中の Corax 実験機の概 要が明らかにされ、フルスケール実験機の飛行試験を2006年に行うことが公表された。 Corax はジェット推進の LO (Low Obseivable) タイプ縮尺実験機で、昨年豪州で一連の飛行試験を行い自律飛行に成功している。 英国は JSF の技術移管に悲観的で、独自の改善や維持整備が期待できない場合には Corax の技術を無人戦略 攻撃機及び偵察機に適用し、併せて市場獲得をめざす意向である。 |
2005.10.17 | Aviation Week & ST | Unmanned strategy | <0521-101708> 英国防省は戦略 UCAV の研究開発を極秘に進めており、SUAVE (Strategic Unmanned Aerial Vehicle Experimentation) の RRE をBAE社に発注した。 SUAVE は FOAS 計画に続く UCAV 計画で、2006年から本格開発する。 国防省はこのほか、Typhoon 戦闘機に搭載している EJ200 ターボファンエンジンを搭載する UCAV の研究も秘密裡に進めている。 空軍は UCAV の主たる任務は開戦当初の奇襲及び SEAD と考えており、このため巡航ミサイル用に開発中の HPM 弾頭を UAV に搭載する研究を行っている。 |
2005.08.29 | Defense News | Alenia scouts globe for UAV test space | <0521-082902> イタリアの Alenia社は、自社開発の技術試験用 UAV Sky-X の飛行試験場を国外に広く求めている。 イタリアでは2004年7月に欧州で初めて民航空域での UAV 飛行空域を5ヶ所設定したが、 Sky-X の離発着に必要な試験滑走路が無く、 5月にスウェーデンで初飛行を行い、今月ロシアと飛行試験場の借用契約を行った。 今後南アフリカその他の諸国への借用も検討中であ る。 Sky-X は全長7m、翼端長6mで重量は1,200kg、高度10,000mを時速800kmで飛行し、監視偵察及び攻撃のいずれ にも対応する設計だが、実用化の計画はなく、フランスとの Newron UCAV 共同開発に技術を転用する意向であ る。 |
2005.06.22 | Janre's Defence Weekly | UK to launch new UAV effort | <0513-062203> 英国防省が新しい UAV 計画である JUET (Joint UAV Experimental Team) を開始している。 JUET は 監視用の HALE/MALE UAV で、Canberra PR.9 写真偵察機の後継に位置付けられている。 候補機としては Predator、Predator B、Heron などがあがっている。 |
2005.06.22 | Janre's Defence Weekly | UK scraps FOAS in favour of a SUAVE approach | <0513-062202> Tornado GR.4 に代わるとされる英国の FOAS 計画は既に中止になっており、 全く思想の異なる SUAVE (Strategic Unmanned Vehicle Experoment) 計画が取って代わろうとしている。 FOAS 1990年代初めに Future Offensive Aircraft として計画が始まり、後に計画の範囲が拡大された。 FOAS の中心は F-35 JSF と Tactical Tomahawk、Storm Shadow などの巡航ミサイルであった。 英国は2006年末までに STOVL JSF を進めるか否かの決断を求められるが、現在は2007年に初飛行する JUCAS に関心を抱いている。 |
2005.06.13 | Aviation Week & ST | UK UCAV | <0513-061305> BAE System社はこの数年、英国防省の UCAV 技術基盤の確立のためステルス型 UCAV 実験機 Nightjar の自社 開発を秘密裏に行っている。 Nightjar は英国の UCAV 技術基盤の確立と同時に、米国との共同開発への技術適用を目的としている。 同社は機体を試作し、RCS 試 験を既に自社施設で行っている。 国防省は将来の UCAV 開発装備に向け、米国の JUCAS 計画に参加すると共に、Nightjar 級 UCAV の エンジン開発を検討中である。 |
2005.06.08 | Jane's Defence Weekly | Sky-X UCAV gets off the ground | <0512-060805> Alenia社が開発した Sky-X UCAV 技術検証機が、5月31日に初飛行した。 Sky-X は2003年5月にモックアップ が公表されたが、実機はこれと若干異なる形状をしており、ステルス性向上などが図られている。 更に取得し た画像情報や飛行データの送信のためデータリンクが搭載されている。 Sky-X の開発を通じて同社は欧州共同 UCAV 計画である Neuron UCAV の開発参加に向け技術力を蓄積した。 |
2005.06.06 | Aviation Week & ST | Skyward bound | <0512-060609> イタリアで初の UCAV 実験機 Sky-X の飛行試験が5月29日行われた。 Sky-X は Alenia社の欧州 UCAV への参画プロジェクトの1つで、その技術ノウハウは Neuron UCAV 計画に反 映される。 Neuron 計画は Dassault社が主導する全欧州的事業で、Alenia社はその主要な分野を分担している。 Sky-X はターボジェット推進で、最大速度440kt、巡航速度260kt、上昇限度30,000ft以上、航続距離約100nm で、5gの旋回能力を持つ。 機体は、全長6.84m、翼端長5.74mで、最大離陸重量は1,200kg、搭載能力は200kgで ある。 現在 Sky-X の設計変更が計画され、ステルス性を考慮した機体、主翼及び尾翼の形状、兵器搭載能力、航続距離の延伸等が図られる。 |
2005.03.22 | Yahoo | 読売新聞記事 「無人攻撃機の開発、米英共・・・」 |
<0507-032201> 米国防筋は21日、国防総省が計画している無人攻撃機の開発を米英共同で今月から開始することを明らかに した。 開発期間は2009年までで、これまで開発を担当してきた米ボーイング、ノースロップグラマン両社に加え、英国からキネティック社な どが参加し、衛星を含む陸海空の無人機システムを使った米英の共同作戦を念頭に、両国で先端的な技術の共 有化を図る。 |
2005.02.23 | Jane's Defence Weekly | UK to invest in loitering weapon | <0506-022305> 英国防省が SD社に、LCLC (Low Cost Loitering Carrier) の技術検討を$3.7Mで発注した。 この段階では LCLC の射程、滞空時間、搭載物などが検討される。 LCLC は英陸軍の IFPA (Indirect Fire Precision Attack) 計画の一翼をなすもので、基本 的には弾頭を搭載するものの、偵察、通信中継などの各種用途が考えられている。 射程は数百マイル になると見られる。 英国はまた NLOS-LS を長期的に見た IFPA の構成品として検討しており、米側から説明を受けて いる。 |
2004.11.29 | Defense News | Loitering weapons may join UK arsenal | <0502-112901> 英国防省は数週間以内に遊弋攻撃兵器の研究用となる、LCLC (Loe-Cost Loitering Carrier) 実験機製作の企 業選定を行う。 LCLC は陸軍の IFPA (Indirect Precision Attack) 計画の一環として行われ、2005年までに本試作の可否を 決定し、2008年に初期型 IFPA の装備化をめざし、2017年まで逐次改善する予定となっている。 初期型には以下の機能が要求される。 ・遊弋時間:4~6時間 ・航続距離はデータリンクの見通し範囲により制限される ・25kgの単弾頭を搭載 ・捜索追随機能及び損害評価機能を有する 契約は MBDA、BAE System、Titan 及び QinetiQ の4社が競っている。 |
2004.09.06 | Defense News | Saab forecasts new type of air war | <0421-090601> Saab社は仏の Neuron UCAV 計画への参入について Dassault社と協議を進めており、12月初めまでに MoU の 調印をおこなうとの見通しを明らかにした。 Saab社はスウェーデン政府が進めている偵察用 UAV SHARC (Swedish Highly Advanced Research Configuration) と FILUR (Flying Inovative Low-observable Unmanned Research vehicle)の研究開発を行っ ており、SHARC と FILUR の対レーダステルス性能確認試験は2005年秋まで続けられるが、Neuron 計画では機体、特に ステルス技術を担当する。 Saab社はまた、仏の EuroMALE UAV 計画への参入を希望しており、現在ワークシェアについての協議が進めら れている。 |
2004.09 | International Defense Review | Sweden pursues integrated approach to UAV/UCAV development | <0417-090006> スウェーデンは SHARC, FILUR などの UCAV 計画を進めており、TUMAV UAV も計画されているが、Saab社が Euro MALE UAV 計画及び Neuron UCAV 計画への参入に向け協議している。 ・Neuron UCAV 全長、全幅10m、自重3.5t、最大離陸重量5tで、Mach 0.7~0.8で数時間の滞空でき る。 Saab社は2003年9月から Dassault社と協議を続けている。 ・Euro MALE UAV 戦略 ISR を任務とする MALE UAV で、フランス政府が2004年6月に公式に計画を開始した。 ・SHARC 全長2.5m、翼端長2.1m、重量60kgの実験機で、2002年2月の初飛行以来、試験を続けている。 2003年9月には 全自動飛行で20kmを飛んだ。 ・FILUR FILR とは Flying Innovative Low-observable Unmanned Research の略で、GFRP 製の機体によりステルス性を追求している。 2005 年中頃の初飛行が計画されている。 ・TUMAV ジェット推進の500kgの機体で、2009年には運用が可能とされている。 |
2004.08.04 | Jane's Defence Weekly | Saab strives to bo major UAV developer | <0415-080410> Saab社が UAV/UCAV を今後の戦略事業として積極的に取り組んでいる。 先の Famborough国際航空ショーに同社は、亜音速ステルス検証機 FILUR の模型を展示した。 FILUR は丁度組立が開始されたところで、2005年7月に初飛行する。 Saab社はまた、6月に計画が開始された EuroMALE 計画に他の企業と共に参画すると共に、2004年に 独自に TUAV の開発を開始した。 Saab社が最も重視しているのは2003年に開始された Neuron UCAV計画で、同社は計画の25% を分担する提案書を Dassault社に提案した。 同社は機体開発、特にステルス技術の担当に意欲を持っている。 |
2004.08 | International Defense Review | In the track of the Predator: combat UAV programs are gathering speed | <0415-080023> 候補機となっている X-45C 及び X-47B は、ともに 2006年に初飛行する。 X-45C は16,300kgと X-45A の3倍の重さで F-404 エンジン(註:F/A-18 と同じ)を装備。 X-47B は19,050kgで F-100 エンジン(註:F-16 と同じ)を装備。 ・Predator B 36ヶ月の SDD 契約を準備中。 IOTE は2007年2/四半期、full-rate 生産移行は2008年を予定 ・Predator A 初期型の RQ-1 は、MTS と Hellfire 用のハードポイントを搭載した MQ-1L への改造が進められている。 ・RQ-8B Firescout 2002年に一旦中止された計画は、LCS に搭載されることで復活した。 ・ER/MP UAV 今年後半に開発が開始され、2009年運用開始が予定されている。 ・UCAR 今年9月に DARPA は Phase Ⅲ 並行する機種を Northrop Grumman社案か Lockheed Martin社案に決め、2006年後半に 初飛行させる。 SDD 開始は2009年後半に予定されている。 ・Neuron UCAV Neuron は Dassault社の AVE UAV を基礎に Saab社などと共同開発するもので、試作機の初飛行は2009年を予定。 ・SHARC Saab社が進めている技術検証機で2002年に初飛行した。 この計画は2005年に、より小型の FILUR(全長2.5m、重量55kg)と統合され る。 |
2004.07.05 | Aviation Week & ST | Italy eyes UCAV role | <0413-070507> イタリアの Alenia Aeronautica社は、欧州 UCAV 共同開発計画である Neuron計画へ の参画を検討している。 フランスの Dassault Aviation社が主導する Neuron に関し、仏は広く欧州企業の参加を求めており、先月 EADS社傘下であるスペイン の CASA社が UCAV の主翼部分を担当することで合意している。 また、スウェーデンとギリシャも参画を決めている。 Alenia社は Dassault社と3ヶ月前から協議を行っており、総額$85M~$90M規模で誘導制御システムと兵器システムの分野で研究試作に 参画するものとみられる。 |
2004.06.23 | Jane's Defence Weekly | European rivals join for major UAV projects | <0412-062302> 欧州の2大戦闘機メーカである Dassault社と EADS社が共同して、2種類の UAV の開発にあたることになった。
・Neuron
・Euromale |
2004.06.21 | Aviation Week & ST | Partnering | <0412-062102> フランスは Euro UAV 事業の強化と空地 NCW (Network Centric Warfare) システムの開発を進めていることを明らかにした。 Euro UAV は仏が主導し昨年から研究を進めているが、EADS社と Dassault社は、UCAV 計画と MALE UAV 計画を共同で行うことを明らか にした。 UCAV は2009年の初飛行を目指し、スウェーデン、ギリシャの他、ベルギー、スイス、独が計画参入の意向を 示している。 一方、MALE UAV は2008年の初飛行を目指し、蘭のほか独、西、スウェーデンが参画するとみられる。 仏はまた、戦場で指揮官が車両やヘリと同時に UAV を運用統制するための空地 NCW システム BOA の開発を計画している。 計画は Thales社が主導し、Giat社と Sagem社が参加、2007年の試験開始を目指す。 |
2004.05.19 | Jane's Defence Weekly | DARPA seeks UAV killer | <0410-051907> DARPA が UAV を要撃する UAV である 'Peregrine'計画を開始する。 Peregrine には ・小型、安価 ・長時間滞空 ・高ダッシュ速度 が要求され、あらゆる UAV を撃墜できることが求められている。 |
2004.05.03 | Aviation Week & ST | Sensitive investment | <0409-050303> 英国防省は UCAV を空軍の FOAS の中核に位置づけ、米の J-UCASへの参加 を希望している。 FOAS は2018年に退役する Tornado GR4 の攻撃任務を引き継ぐもので、UCAV と巡航ミサイルを併用し有人機では困難 な重要目標の攻撃を行う。 英は仏が主導する欧州6ヶ国の ETAP (European Technology Acquisition Program) にも参加しているが、米との共同を優先する 英はこの他に、超音速攻撃兵器の開発についても共同開発を提案するものとみられる。 |
2004.04 | International Defense Review | Greek UCAV | <0408-040002> 1月末にギリシャがフランスの UCAV 開発に参画する合意文書に署名した。 対象となるのは Dassault社が開 発中の UCAV で、ギリシャからは Hellenic Aerospace社が参画する。 この結果ギリシャはスウェーデンに次いで3番目の共同開発国になった。 初飛行は2008年に予定されている。 |
2004.02.16 | Aviation Week & ST | Small, fast, cheap | <0404-021601> イスラエルでは、Longbow Apache の様な攻撃へりに代えて、小型で攻撃能力が高く安価な UCAV を装備するべきとの議論が高まってい る。 軍が求めているのは X-45 の様な高価なステルス UCAV ではなく、速度は Mach 0.7 ~0.8程度で、数時間滞空可能で安価な小型 UCAV とされている。 イスラエルによると現在最も UAV に関心を持ち、運用機数が群を抜いているのはインド軍で、陸海空軍がそれぞれ多様な機種を装備し 、新型機種と搭載センサー等の開発にも重点を指向している。 |
2004.01.07 | Jane's Defence Weekly | Companies link for European UCAV project | <0401-010704> スウェーデンの Saab社と、フランスの Dassault社が UCAV 開発 で提携する MoU に署名した。 この合意は、6月にフランス政府が Dassault社にステルス UCAV の技術検証機開発をさせると報じられたのに引き続き行われたもので 、仏政府は$366Mを支出する。 |
2004.01.05 | Defense News | Sweden joins France to build UCAV Demo | <0404-010501> スウェーデンは仏が計画中の UCAV 技術研究計画に参加することに合意し、昨年12月に MoU を締結した。 同国は最初の共同研究とな り、蘭とスペインが参加する意向を示している。 計画は総額$376.7Mと見積もられ、スウェーデンはその25%を負担する。 試作機の初飛行は2008年を予定して いる。 |
2003.10.27 | Defense News | Interest in French UCAV grows |
スウェーデンは仏の UCAV 技術開発計画への参加を打診している。 仏は5年間、総額$354Mの UCAV 技術開発を予定しているが、スウ
ェーデンは$71M~$94Mを投入する意向を示している。 同国はこの数年、UCAV に力を入れており、Saab社と Sharc UCAV の試作設計を行っている。 |
2003.10.01 | Jane's Defence Weekly | Sweeden funds combat drone demonstration | スウェーデン政府は、UCAV 開発の縮小モデルである FILUR (Flying Innovative
Low-observable Unmanned Research) 機の一連の飛行試験に$6.2Mを予算化した。 FILUR は全長2.5m、最大離陸重量50kgで、2005年中での初飛行が予定されている。 Saab社では FILUR の研 究を2年以上続けている。 |
2003.08.27 | Jane's Defence Weekly | Slump in civil orders forces EADS to defence | 当初、民生部門が80%を占めていた EADS社の事業は、9月11日事件後の民間需要の落ち込みを受け、
軍需部門の強化を図ることになり、先月 D&SSD (Defence and Security System Division) 事業部を発足させた。 D&SSD 事業部の取り扱う事業内容は以下の5部門となる。 ・missile ・defence electronics ・Military aircraft ・defence and communication systems ・service military aircraft 部門は EUR1.6B の収益が期待されており、その主軸を UCAV、練習機、海上哨戒機に置いている。 EADS社は1990年代の初期からドイツ向けの UCAV の開発を行っているが、UCAV は攻撃用の兵器であるとの世論に配慮して、その能力を 吹聴することに消極的であったが、仏とスウェーデンが欧州の UCAV 開発を競っていることから、EADS社も積極姿勢に転じることになり そうである。 |
2003.07.07 | Defense News | Repeieve for Germany's Taifun UCAV? | 独国防省は Taifun UCAV の研究開発に関する協議を STN ATLAS Elektronik GmbH社と進め
ている。 UCAV の開発は1997年に1度開始されているが、2002年に国防省は技術的問題を理由に中止する方向に傾いていた。 今回の計画は以前の計画を更新する内容となり、発見識別から堅固標的の破壊までの1連の機能を要求し、18ヶ月、$26M~$27M規模で行 われる。 |
2003.07.07 | Aviation Week & ST | US UCAV's allure | 英国防省はこのほど、仏の UCAV 共同開発の提案を丁重に断った。 この背景には英国は米国主導
の UCAV 計画への参画意図があるとみられる。 仏は UCAV の開発を ETAP (European Technology Acquisition Program) の中核に位置づけており、英の不参加は欧州独自の航空戦闘 システム技術開発に大きな影響を与えると推測される。 |
2003.06.23 | Defense News | France launches UCAV program | 仏国防省は、欧州における第1世代 UCAV の開発を、共同事業として主導的に開始する計画を進めている。 計画では米の X-45C に匹敵するUCAVを欧州独自に開発することを目標に、2008年の 試作機の初飛行を狙っており、プライムを Dassault社とし、JSF 開発と同様に主要な欧州企業の参加を求め開発を行うとしてい る。 |
2003.06.23 | Aviation Week & ST | Big duke hits town | Dassault 社では仏軍の UCAV 試験機を2008年の初飛行を目標に準備を進めているが、その
最終目的は 空軍の Rafael 戦闘機を補完する大型の UCAV 開発にある。 同社の構想では戦闘機とほぼ同じ大きさでステルス性を有する UCAV で、1~2発の GBU-24 とセンサーを内蔵し、同時に4機を Rafael 後部座席の WSO (Weapon Systems Officer) が 制御する。 Dassault 社ではこの研究を AVE (Aeronef Validation Experimentale) 計画の一環に位置づけており、計画では尾翼のない Petit Duc 小型 UAV (2000年初飛行)、戦術 UAV の Moyen Duc (2004年飛行予定)、 及び UCAV 設計とみられる台形翼の Grande Duc 等各種無人機の研究が進められている。 新設計の UCAV はパリエアーショウでその構想が発表される模様。 |
2003.06.23 | Aviation Week & ST | France eyes UCAV | 仏はこのほど、$348M を投じて UCAVの研究を開始する。 試作する試験機はステルス設計で、兵装は全て内部収納とし、ネットワーク中心の戦いに対応させた飛行を可 能とする構想。 研究は開発量産を目指すものではなく、概ね10年後の有無人機機体技術開発を目的とする。 主契約企業は Dassault社 で、2008年の試験飛行を目指している。 同社はまた、昨年末から2008~2009年の装備化を目標に仏軍用 MALE (Medium-altitude Long-endurance) UAV の開発を準備している。 仏軍はこの他にも EADS 社を主契約企業として海軍用の HALE (High-altitude Long-endurance) UAV (12時間 滞空) の開発を行っており、2005年に試験機の初飛行を予定している。 |
2003.06.04 | Jane's Defence Weekly | Alenia unveils combat demonstrator |
伊 Alenia社が5月30日に、将来の UAV の検証機を公表した。 この機体は、全長5.6m、翼端長5.8m、最大離陸重量1,000kg、ペイロード300kgで、巡航速度 Mach 0.6、 最大速度 Mach 0.75、実用上昇限度33,000ftの性能を有する。 初飛行は2004年5月に計画されている。 |
2002.10.28 | Aviation Week & ST | Small UAVs to carry disposable pulse weapons | 米空軍と英国の BAE Systems 社は使い捨ての RF パルス兵器 (DEW) を小型 UAV に搭載す
る研究を行っている。 DEW には HPRF (High Power Radio Frequency) と HPM (High Power Microwave) があり、ビル等の建造物に損害は与えないが、電子装置やコンピューターのメモリーを有効に破壊する。 しかしながらその有効距離は極めて短いため、小型の DEW を翼長 2-ft 程度の UAV に搭載 し防空レーダー等に接近させ RF パルスを放射する構想。 英は HPRF 装置を UAV 又は CM に搭載した試験を行った模様で、小型軽量化と低価格の DEW 市場の開発を狙っている。 一方、米空軍は再使用可能な HPM を X-45 UCAV に搭載する検討を進めてい る。 |
2002.10.09 | Jane's Defence Weekly | EADS unmanned combat air vehicle launch gets go-ahead | EADS社は自社研究として UCAV の開発を進めている。 試験飛行は2006年~2012年の間実施される構想である。 欧州では IRAV、UCAV の開発計画として、英、仏、独、伊、西、スウェーデンの6ヶ国が進める ETAP (European Technology Acquisition Programme) があり、開発担当に Dassault社と Saab社が選ばれ、サブスケールの試験機で試験飛行を 行っており、EADS社はその選定に洩れた経緯がある。 |
2002.09 | International Defense Review | German lethal drone moves towards service | STN Atlas社は、Taifun UAV の開発を完了した。 Taifun は独軍が2006年~2011年に13システムの
整備を予定している。 Taifun システムはコンテナ収納の Taifun 9発を搭載するトラック8両で構成され、合計72発の Taifun を保有する。 Taifun は全長2m、最大離陸重量160kgで、55m/secで4時間の滞空能力を有する。 弾頭は25kgで、DBS (Doppler Beam Sharpened) と MTI モードを持つ2次元ミリ波レーダシーカを搭載し、完全自動捕捉、類識別能力を有する。 地上からの制御で攻撃が許可されると、200km/hで目標の周りを一周して全方向から目標を確認した後に、500 ~700km/hに加速して突入する。 |
2002.06.24 | Aviation Week & ST | Destroying launchers remains high priority | イスラエル国防省はミサイル防衛構想の一環として弾道ミサイル発射機の破壊を目的とする UCAV
の開発を高い優先順位ですすめている。 同国は BPLI (Boost-phase Launcher Intercept) プロジェクトを米国と共同開発するための打診を行って きたが、2度にわたり拒否され、独自開発を進めることとなり 10年以内の装備化を目指す。 開発は技術的にもかなり難しいとされ、構想では UCAV のステルス化、ASM 等の搭載兵器の多数内蔵が課題とされている。 |
2002.05.06 | Aviation Week & ST | British interest could turn X-45 into UK UCAV | 英国防省は現在、非公式に米国 DoD と UCAV X-45 開発計画への参加を協議している。 英国は X-45 が今後 20年間に FOAS (Future Offensive Air System) の中核となるとみており、 2018~2020年頃には空軍の Tornado GR4 の後継機種になり得るとしている。 英国は X-45 をロシアの S-400 や S-500 を対象とする SEAD に運用する意向を持っており、開発にあたっ てはこの点を重視した SEAD UCAV の完成を望んでいる。 |
2002.04.29 | Defense News | French flying fast to win share in UCAV market | 仏国防省は総額 $360M 規模の UCAV の研究開発に関する契約を Dassault 及び Sagem 両社と近日中に行う。 仏軍の UCAV は 7年間で装備化する計画で、Dassault 社の試作機 Little DUC の初飛行は昨年行われこれ が選定につながっている。 Little DUC はステルス機で翼長 2.4m、次の段階は Medium DUC の試作で、2003年の飛行試験を計画してい る。 両社は開発した UCAV の輸出に意欲的で、Boeing 社の X-45 や Global Hawk の欧州型 Euro Hawk に充分勝算があると自信を示してい る。 |
2002.04.29 | Aviation Week & ST | Dassault, Sagem to team in UAV | Dassault 及び Sagem 両社は将来戦術 UAV の開発にあたり提携チームを組織することを決定した。 Sagem 社はこれまで仏に18機の Sperwer や世界初の電子戦 UAV Crecerelle を含む 100機以上の UAV を欧州各国に売り込んでいるが 、最近イスラエルの 売り込みに圧力を感じている。 Dassault 社は戦闘機市場の減退を見越し UAV を初めて手がけるもので、将来多目 的 UAV Petit Duc の縮小モデルの試験を実施中。 両社のチームは当面、次の試作モデルの製作を行う。 ・Sperwer をベースとする中高度長時間滞空 UAV の試験飛行を 2002~2003年に実施 ・Petit Duc をベースとする Moyen Duc 高速ステルス型 UAV/UCAV の試験飛行を 2004年に実施 これらの試作は仏の次期中期 (2003~08) における多目的 UAV 調達計画 ($356M) を視野に入れている。 |
2002.04.24 | Jane's Defence Weekly | Dassault, Sagen create UCAV venture | フランスの Dassault社と、Sagem社が、将来の UAV, UCAV 開発のための合弁会社を設立すると発表した。 Sagem社は、現在仏、蘭、デンマーク、スウェーデンで広く使用されている UAV Sperwer を製造している。 一方、Dassault社は2001年7月に UCAV Le Petit Duc を初飛行させており、現在はその発展型である Moyen Duc を開発中で、2003年末の初飛行を目指している。 |
2002.03.13 | Jane's Defence Weekly | Israel pursues combat drone programmes | イスラエル国防省は、目標の'発見から射撃まで'を行う、複数の UCAV の開発計画を進めている。 ・Heron 派生型 UCAV: 詳細は不明。 ASM を装備する。 ・Stalker UCAV: 翼端長4m、最大離陸重量120kg、搭載能力25kg、滞空高度10,000ft 滞空時間12時間 ・Makefet UCAV: 翼端長5.14m、全長5.4m、最大離陸重量1,450kg、上昇限度35,000ft 滞空時間4時間、巡航速度 Mach 0.6、航続距離500km、ターボファン推進 既に5回の飛行試験を実施 |
2002.01.16 | Jane's Defence Weekly | Dassault expands stealthy UAV, UCAV development | Dassault社は、2000年末に公開された、35kg 重 2.4m 長のステルス UAV 'Petit Duc'
(公式名称は AVE: Aeronef Validation Experomentl) を基に2種類の UAV を開発する。 'Moyen Duc' は、偵察、レーザ照射、電子戦に使用される TUAV で、2001年に開発が開始されている。 'Grand Duc' は、SEAD に使用される UCAV で、実用型の初飛行は2015年を目指 している。 |
2001.09.12 | Jane's Defence Weekly | European Air Group chief urges UCAV development | 英空軍参謀次長が行った UAV, UCAV の必要性を訴えた講演の内容。 ヨーロッパではスウェーデンの SHARCにしても、フランスの AVE にしても 企業レベルの研究に限定されている。 |
2001.07 | Military Technology | Precosion strike - a look at the future | 現在、ミサイルには研究開発費を含むコスト、機動性と加速性、命中率及び小型化が強く要求されており、次の3項目に関する研究 が進められている。 ・スタンドオフ性確保のための、長距離/超音速 (M 5~6)プラットフォーム ・長距離超音速ミサイルを塔載する UCAV の使用 ・亜音速巡航ミサイルを塔載する UCAV の使用 |
2001.07.02 | Aviation Week & ST | UAV appetite grows, questions linger | 米国とイスラエルは、移動型弾道ミサイル発射機及び SAM サイト攻撃用 UAV の武装に関する共同研究を近々開
始するものとみられる。 イスラエルの国防計画ではミサイル塔載型及び偵察型 UAV の開発を重視しており IAI 社は現在、長時間滞空の、より搭載重量の 大きい UAV の開発を行っている。 これに対して Global Hawk を開発している Northrop Gramman 社はイスラエルとの共同は米国の国策に適合しないと反対の意向を 表明している。 |
2001.06 | Jane's Missiles & Rockets | UAVs could hunt down TBM launch vehicles | イスラエルは、発射直後の TBM や発射機 (TEL: Transporter / Elector / Launcher) を破壊する
BPLI (Boost Phase Lancher Intercept) 計画に着手した。 TBM を装備するイスラエルの周辺国は、ミサイル数の 1/10~1/20 の量の TEL しか保有していない。 こ のため TEL を破壊するのが TBM 防衛上有効である。 MOAB-IBIS (Missile Optimised Anti-Ballistic / Israeli Boost Phase Intercept System) は、Python-4 AAM のロケットモータを太くした、IR シーカミサイルで、発射直後の TBM に対し UAV から発射してこれを 破壊する。 また、発射直後の TBM の真下には TEL が有ることから、ASM を使って TEL を破壊する。 |
2001.06 | National Defense | Loitering, smart cruise missile marketed to US Navy |
IAI社と Raytheon社は、対地攻撃用滞空型巡航ミサイル Cutlass を提案してい
る。 Cutlass はイスラエルが1973年の第4次中東戦争でシリアに対して使用した Harpy 武装 UAV に、 Raytheon社製のセンサを取り付けたもので、イスラエルは Cutlass が撃ち放しで戻ってこないことから UCAV ではな く巡航ミサイルと定義付けている。 Cutlass は対空火器のとどかない高度6,000ftを、100knotsで最大 6時間滞空し1,000kmを 飛行する。 その主任務は SEAD である。 |
2001.05.09 | Jane's Defence Weekly | Israel seeks US support for BPLI | イスラエルは、米国の資金援助で行っている武装 UAV による、弾道弾攻撃防御計画である
BPLI (Boost-Phase Launcher Intercept) 計画を刷新した。 新計画では、従来の計画が SCUD 型の SSM が発射された後にその発射機を攻撃するものであったのに対し、陣地占領した時点で攻 撃しようとするものである。 UAV としては、多分 IAI社の Heron-2 UAV が使われることになり、この UAV に ASM が搭載されることになる。 この計画に対し米 BMDO は、敵の発射機に対し先制攻撃をすることになることに懸念を抱いている。 |
2001.03.14 | Jane's Defence Weekly | Israel presses USA for joint anti-missile project | イスラエルは米国に対し、UAV を使用した対弾道弾システムの共同開発を働きかけ
ている。 このシステムは 'Post-Launch Intercept' と呼ばれ、UAV にミサイル又は弾頭を搭載して、弾道弾を 発射した後の発射機を攻撃しようとするものである。 イスラエルは計画を4年間で$400Mと考えており、米国が FY-02 で Arrow プロジェクトへの支出を終了することから、特に重 要に捕らえている。 |
2000.09.13 | Jane's Defence Weekly | Sweden's SHARC set to strike as role leader | スウェーデンが開発中の UAV である SHARC は、2020までに運用開始を予定している統合指揮統制システムに
使用される。 その形状は全長 10m、翼長 8m、重量 5tで、1998年から開発が始まり、2001年には実機制作の可否が決定される。 |
2000.09.06 | Jane's Defence Weekly | Sweden moves towards futuristic 'Netdefence' | スウェーデンは2005~2007年に $2.16B を投じて、インターネットをベースとした陸海空統合指揮統制ネットワ
ークの構築に着手する。 ネットワークには航続距離 400km以上の UAV 及び UCAV が使用され、前線の兵士でも電話又は携帯端末で指揮統制できるものを 検討している。 |
2000.01.19 | Jane's Defence Weekly | South Korea buys 100 IAI Harpys | 韓国はこのほどソウル防衛強化策の一環としてイスラエルから Harpy 対レーダー
攻撃用 UAV 100機を $52M で購入した。 Harpy は米国レイセオン社が開発した新しいタイプの攻撃用無人機で、航続距離 500km、弾頭 32kg、 AIM-9X サイドワインダーのシーカーを用いている。 |