「米、無人爆撃機を開発へ…核兵器搭載も可能」
2024.03.25
14:20Breaking Defense
Classified tech, LongShot drone lead R&E unfunded list
<2404-032509>
国防総省の技術研究部局が、FY25の要求に対して$81Mの追加予算を求めたUPLを議会に提出した。 UPLにはDEWの試験評価、LongShot UCAV、MUSICシステムなどが含まれている。
DARPAはLongShot UCAVシステムに特にAIM-120を統合することを目的としてミッションシステムアーキテクチャを開発する$10Mを要求している。
LongShotは爆撃機や戦闘機から発射され、海軍や空軍が装備しているミサイルを発射するUCAVで、GA社は2023年6月にLongShot開発のPhase 3を$94Mで受注している。
UPLによるとLongShotは「既存のセンサーと武器アーキテクチャを利用してAIM-120に航跡データを渡すミッションシステムを統合し、長距離から敵機を攻撃目標ににすることを可能にする」という。
2023.09.07
19:57Breaking Defense
General Atomics LongShot drone for DARPA to start flight tests in December
<2310-090714>
General Atomics (GA) 社が12月に、DARPAから受注しているLongShot UAVの初発射を行う。
LongShotは爆撃機や戦闘機から発射する空対空戦闘を任務とする長距離UAVで、在来の第四世代戦闘機の能力向上を目的としている。
計画はPhase 1が2021年2月に開始され、2022年3月にGA社が単独契約でPhase 2に入った。 その後6月にGA社が$94MでPhase 3を受注していた。
2023.01.04
11:17Breaking Defense
Following increased Air Force interest, Navy buys its own Valkyrie drones
<2302-010404>
米海軍が2022年12月30日に空軍がKratos社と開発しているXQ-58A Valkyrie 2機を自動攻撃機として$15Mで発注した。
一方ケンドール空軍長官は2022年9月に、NGADを構成するCCAの会社説明を行ったと述べた。 Breaking Defenseの取材では次世代UAVの機種選定はFY24に行われる見込みである。
2021.11.24
Breaking Defense
DARPA's aerial turducken, the LongShot, still cooking towards 2022 milestone
<2112-112411>
戦闘機または爆撃機から発進し、搭載したAAMで交戦するLongShot UAV計画は2月に開始された。
計画のPhase 1にはGeneral Atomics、Lockheed Martin、Northrop Grummanの3社が指名され、2022年夏の終わりでの事前設計審査 (PDR) を目指している。
DARPAによるとLongShotの初飛行はFY24以降になる模様である。
2021.06
International Defence Review
XQ-58A demonstrator completes first payload test
<2107-060008>
米空軍研究所 (AFRL) が3月26日にXQ-58A Valkyrie UAVが初めて機内弾庫からALTIUS-600小型UAV (SUAS) を発進させる試験に成功した。
Area-I社がこのために開発したALTIUS-600 SUASは12.25kgで、機体前方にEW、ISR、SIGINTの装置の他爆装もでき、4時間以上にわたり440kmを飛翔できる。
2021.05.05
Defense News
The Air Force’s first Skyborg autonomous drone prototype made its first flight
<2106-050508>
米空軍が5月5日、自動制御装置ACSを搭載したKratos社製UTAP-22 Meko UAVのSkyborgが4月29日に2時間10分にわたる初飛行を行ったと発表した。
空軍はSkyborgファミリのUAVをF-35やF-15EXと連携飛行するLoyal Wingmanとして使用しようとしている。
2021.02.25
Jane's 360
AFA Winter 2021: US Air Force envisions additional Vanguard S&T programmes in the future
<2103-022506>
米空軍研究所 (AFRL) 所長のプリングル准将が空軍協会 (AFA) の年次シンポジウムで2月24日、AFRLが優先的に実施している先進技術開発Vanguardが来年以降に6件になると述べた。
Vanguard計画では現在、Skyborg低価格自動戦闘UAV、Golden Horde群飛行UAV、NTS-3 NTSの3件が挙がっている。
2021.02.18
Inside Defense
DARPA aims for LongShot air-launched drone flight test in FY-24
<2103-021807>
米DARPAが2月8日に発表したLongShot空中発射武装UAV計画には各種提案がなされているが、機種選定はFY24に行われる各社試作品の飛行試験後になる。
LongShotはAAMを装備したUAVで有人機から発進する。
2021.02.17
Jane's Defence Weekly
DARPA selects teams for LongShot programme
<2104-021707>
米DARPAが2月8日、LongShot計画の第1段階にGA-ASI、Lockheed Martin、Northrop Grummanの3社を選定したと発表した。 契約額や計画時程は明らかにしていないが、最終的には陸上から発進させる飛行試験を計画しているという。
LongShotは有人機のリスクを低減する長い航続距離を有するUAVで、敵の対空能力を突破して突入する能力を有する。
2021.02.11
Jane's 360
Northrop Grumman reveals LongShot concept
<2103-021106>
米DARPAがLongShot UAV開発のPhase 1を発注した2日後となる2月10日にNorthrop Grumman社が、複数弾のAAMを搭載する自社提案を公表した。
LongShot Pgase 1にはLockheed Martin社とGA-ASI社も受注している。
2021.02.08
DARPA HP
DARPA initiates design of LongShot unmanned air vehicle
<2103-020803>
米DARPAが、有人機のリスク低減を狙って、AAMを装備する空中発射UAVであるLongShot計画を開始し、開発のPhase ⅠをGeneral Atomc、Lockheed Martin、Northrop Grummanの各社に発注した。
今後のPhaseでは実大のLongShotを試作して飛行させ、実戦状況での空対空戦闘能力を検証する。
2021.02.04
Breaking Defense
Skyborg Could Develop Multiple Drones For Many Missions
<2103-020405>
米空軍研究所 (AFRL) 所長のプリングル准将が2月4日、米空軍で優先課題とされているSkyborgは2023年IOCを見込んでいると述べた。 Skyborgは低価格、自動UAVで有人機とチームを組む。 米空軍ではKrotos社製XQ-58A VaikyrieをAttritableONEと呼び始めたが、attritableとは空軍の造語で「低価格だが使い捨てではない」を意味する。
プリングル准将は2020年12月9日に行われた試験は部分成功としており、試験でSkyborgに搭載されたgatewayONEの開発責任者は、18の試験項目中9項目だけが成功だったと述べている。
GatewayONEはLockheed Martin、Northrop Grumman、Honeywellが開発したABMSに連接する通信機とアンテナである。
2020.06.17
Jane's Defence Weekly
USAF seeks hardened AI algorithms to guide unmanned aircraft in combat
<2008-061707>
米空軍省で調達、技術、広報などを担当しているローパー次官補が6月9日、今日のAIは脆弱で強靱性に欠けるため、戦闘任務に堪えるAIアルゴリズムを開発して、最初の試験をSkyborg全自動UCAVに搭載して行うと述べた。
2020.03.09
Aviation Week & ST
Death of the fighter?
<2005-030901>
米空軍は老朽化したF-15C/Dの後継にF-15EXとF-35Aの混合配備を計画しており、次世代戦闘機NGAD開発室も10月に活動を開始しているが、SpaceX社やTesla社の創始者であるイーロン・マスク氏がAir Warfareシンポジウムで2月28日、ジェット戦闘機の時代は終わったと述べた。
これに対し空軍研究所 (AFRL) は、新型低価格航空機XQ-58A Valkyrieの試験を開始しており、Kratos社は1Q/2021年までにXQ-58 12機の組み立てラインを構築する。 XQ-58A ValkyrieはF-16 Block 25/30の後継になる可能性もある。
一方GA-ASI社はIRSTを装備したPredator C AvengerにAAMを搭載して、空中給油機や偵察機の護衛に当てる提案を行っている。
2020.03
International Defence Review
AFRL completes fouth flight test of XQ-58A Valkyrie demonstrator
<2005-030011>
米空軍研究所 (AFRL) が1月24日、空軍が23日にXQ-58A Valkyrie長距離、高亜音速UAVの4回目となる飛行試験に成功したと発表した。
4回目の飛行試験でXQ-58A Valkyrieは、より実戦に近い高高度で飛行した。
2019.06.26
Jane's Defence Weekly
USAF XQ-58A Valkyrie completes second flight
<1908-062608>
米空軍がKratos社と開発しているXQ-58A Valkyrie長距離高亜音速UAVの2度目の飛行試験が6月11日に行われ、70分間の飛行で予定していた試験項目を全てパスした。 最初の飛行試験は3月5日に行われている。
空軍は3月に3月から9月にかけて5回の飛行試験を行うとしていた。
2019.06
International Defence Review
Fighting chance: UAV concept seeks to altar the air power equation
<1908-060017>
・Valkyrie flight test
・Mako development
・Gremlins progress
・Boeing teaming
・UK eyes LANCA as part of future air power mix
・Skyborg plans fast-track fielding of prototype autonomous UCAV
・HAL unveils Unmanned Wingman concept
2019.05.23
Defense News
Under Skyborg program, F-35 and F-15EX jets could control drone sidekicks
<1906-052310>
米空軍の調達責任者が、F-35とF-15EXが近くKratos社製XQ-58 Valkyrieの様なUCAVと行動を共にするようになると述べた。 この機能はF-35のBlock 4で実現するという。
ValkyrieはSkyborgに換わり、新型センサやペイロードのほか戦闘機とのネットワークも構成され、映画スターウォーズで出てくるR2-D2の様な働きをするようになるであろうという。
3月5日に初飛行したValkyrieは滑走路なしで離陸できる高亜音速機で、Kratos社でによると空軍の要求である航続距離1,500nm、搭載能力500-lbを上回る性能を持つという。
2019.04.08
Aviation Week & ST
AFRL's Skyborg program to develop unmanned wingman with 'Al Braom'
<1906-040802>
米空軍は中国におけるAI技術への投資額とその発展速度に危機感を持ち、将来戦でAI技術により自動化された敵に遭遇すると見ている。
このため空軍研究所 (AFRL) はAIにより自動化されたUCAVの研究を進めており、2018年10月にSkyborg計画を開始していて、3月15日に能力に関するRfI (CRfI) を発簡している。 CRfIではAI頭脳を持つ戦闘機型UCAVを5年以内に就役させることを求めており、機体は新規開発かKratos社製 XQ-58やQF-16を元にするとしている。 EOCは2023年としている。
2019.03.07
Defense Update
First flight of the Valkyrie – a step closer to manned-unmanned flying formations
<1904-030707>
米空軍のXQ-58A Valkyrie UAVが3月5日に初飛行した。
XQ-58Aは空軍研究所 (AFRL) が進めているLCAATの一環として開発された滑走路不要の全長9mで航続距離3,000nm以上の亜音速UCAVで、自律飛行と有/無人連携飛行を目指している。
第三/四世代戦闘機と行動するUTAP-22 Makoと異なりValkyrieはドーサル型の空気取り入れ口と排気口、及び機内弾庫を持つステルス機で、F-35やF-22との連携が考えられている。
【註】
XQ-58A ValkyrieはかつてXQ-222と呼ばれていたUCAVで、ロケットで発進し落下傘回収するため滑走路が不要である。 500-lb爆弾1発を搭載し、3,000nmの航続性能を有するため、グアムのAndersen AFBから中国東部や北朝鮮に到達できる。
使い捨てではないが、使い捨て可能な低価格を目指している。
2018.07.18
Jane's Defence Weekly
US Air Firce schedules first flight of attrirable XQ-58A UAV for later this year
<1809-071806>
米空軍が7月10日、2016年7月にKratos社に発注したXQ-58A Valkyrie UAVの初飛行が今秋行われることを明らかにし
た。 XQ-58Aはあくまでも実験機であるが9.1×8.2mの大きさで、長距離、高速、高運動能力
が要求され、272kgを機内及び胴体下に搭載する。
XQ-58Aは使い捨てではないものの損耗しても良いUAVで、価格はMQ-9 Reaperが$81.5Mであるのに対し最初の99機が
$3M以下、続く100機が$2Mと安価を目指している。
2017.07.24
Aviation Week & ST
Price of power
<1709-072404>
米空軍研究所(AFRL)が進めている再使用可能な低価格UCAV技術検証計画LCASD
では、やはり低価格なCMであるGrey Wolfの試作を行っているKratos社のXQ-58A Valkyrieで進められている。
AFRLはLCASDの単価を初期生産100機で$3M、その後の増産で$2Bを見込んでいる。 一方Grey
Wolfの単価は$200,000が求められ、いずれも安価なエンジンがカギになっている。 このためLCASDではビジネ
スジェットが搭載している安価なターボファンエンジンが採用される。
翼端長29ftのXQ-58A Valkyrieは有人機に同行してMach 0.85で4,700nmの航続距離
を持ち、2018年初期の初飛行が計画されている。
【註】
XQ-58A Valkyrieとは、明らかに従来XQ-222 Valkyrieと呼ばれていたものと同一と見られる。
2017.02.20
Aviation Week & ST
Drone strike
<1705-022004>
Kratos社が米空軍の進めている攻撃型安価UAV試作機(LCASD)として30ヶ月契約で開発している単価$3MのV字尾翼UAVで
、同社は2018年5月の飛行試験開始を目指している。
XQ-222はロケット発進/落下傘回収のため滑走路が不要で、500-lb爆弾1発
を搭載し、3,000哩の航続性能を有する。 これはグアムのAndersen AFBから中国東部や北朝鮮に到達
できる性能である。
・UTAP-22
BQM-167Aを元にした滑走路不要のUAVで、上昇限度5,000ft、航続距離1,400nm、翼下搭載各100kg、機内搭載500kgの性能を持つ。
2014.10.06
Aviation Week & ST
Tweet unmasks stealth
<1412-100606>
Lockheed Martin社が9月下旬、同社が UCLASS 計画に提案している UCAV の実大モックアップ写真を公表した。
このモデルの空気取り入れ口には1990年代の F-117 同様に、レーダ波を遮断するため格子状の遮蔽壁が取り付けられてい
る。 同社によると UCLASS の要求を満たすため蛇行する吸気ノズルを使用するだけの全長が許されたいことによる処置であるという。
2011.08.10
Jane's Defence Weekly
Armed and dangerous
<1110-081010>
2011.02.07
Aviaation Week & ST
More stealth from China?
<1103-020703>
英国の国際戦略研究所 (IISS) の上級研究員が、中国の J-20 について、機体が大
きすぎることから、中型又は軽ステルス戦闘機が続いて開発されると見ている。
J-20 や T-50 ステルス戦闘機は米国の航空優勢を打破しようとしているが、西側諸国
は既に、対地攻撃戦闘機の役割を UCAV に委ねるという別の道を選択している。
2011.01.07
Searchina
中国の兵力整備に対抗、米、新たな核搭載爆撃機開発へ
<1102-010702>
ゲーツ米国防長官が6日、核兵器搭載可能な新たな長距離爆撃機の開発を空軍の主要な新規投資分野と位置付けた。
新型爆撃機の詳細については明らかにしなかったが、無人機が検討対象になるとの考えを示した。
2011.01.07
Yahoo
読売新聞記事
<1102-010701>
ゲーツ米国防長官が6日、FY12からの5年間で、$78Bの支出を削減する国防費見直し計画を発表した。 F-35B の配備
を当初予定の2012年から2年先送りすると共に、配備中止も視野に入れているという。
そのかわり、次世代兵器開発の予算を厚くし、無人長距離戦略爆撃機の開発予算を新規に計上する。 無人長距離戦略爆撃機は
核兵器を搭載することできる。
2010.07.26
Aviation Week & ST
Phantom Ray to hitch ride on Shuttle Carrier
<1009-072603>
Boeing社が、Phantom Ray UCAV を St. Louis から Edwards AFB まで輸送するのに、NASA が保有するシャトル運搬用 747
を用いる計画である。 輸送は2~3ヶ月後に予定され、翼端長50ftの Phantom Ray 用に専用のアダプタが取り付けられる。
Phantom Ray の初飛行は2011年初期に Edwards AFB で行われる。
2009.07.20
Aviation Week & ST
Hovering hybrid
<0909-072008>
20年前に NASA と軍が進めた HALE UAV に提案したもので、三段ターボチャージャー付きピストンエンジンの Perseus B
は1998年に60,000ft以上を記録した。
・MarsFlyer
大気が希薄な火星で2002年に、ヘリウム気球から高度100,000ftで投下された。
・Orion
自動車用エンジンを改造した液体水素エンジンを搭載する。 翼端長は132ftで、高度65,000ftで飛行する。 従来型エンジンを搭載し20,000ft
に5日間滞空する Orion は2010年中頃に初飛行する。
DARPA の Vulture 計画に提案された Z 翼太陽電池 UAV であったが、Phase 2 には選考されなかった。
Daedalus 人力飛行機を改造した翼端長114ftの太陽電池 UAV で、5月に初飛行した。
・GoldenEye
米陸軍の経費で2003年に開発を開始したダクテッドファンの VTOL UAV で、GoldenEye-100、GoldenEye-50 が計画され、2004年に DARPA との
契約で試作した GoldenEye-80 が2006年に初飛行した。
VTOL と高速飛行を両立させる UCAV で、6月24日に初飛行した。 VTOL には巡航に必要とする以上の推力が求められ
るため、電動式動力を併用する。 但し VTOL 機であってもホバリング飛行は行わない。 VTOL 時の推力は70%をジェットエンジンに頼る。
最終目標は最大 VTOL 重量4,000-lb、翼端長30ftで、最大速度は海面で300kt、高度30,000ftで460ktで、上昇限度40,000ft、巡航速度90ktを目指している。
2009.04.22
Jane's Defence Weekly
Mystery UAV materialises in Afghanistan
<0906-042201>
アフガニスタンのカンダハルで、米国が未知の UAV を運用しているのが少なくとも2007年から目撃されている。 こ
の機体は Lockheed Martin社の Polecat を思い起こさせる全翼形状の比較的小型で、後退翼の後縁はM形をしている。