OFW (Oblique Flying Eing) の実用型想像図。 Variable cycle エンジンにより24時間
の滞空と超音速ダッシュ及び巡航が可能。
2007.10.08
Aviation Week & ST
New angles
<0721-100805>
Northrop Grumman社は OFW (Oblique Flying Wing) UAV の実験機である X-plane
の風洞試験を10月2日までに終了した。 取得データは2008年3月に予定する事前設計審査に反映される。 試
験には9%の模型を使用し、翼の角度を0~65゚、速度 Mach 0.4~1.3 の範囲で測定し、各種データを取得した。
これまでの成果から Mach 1.2 で飛行する場合は翼を65゚に傾斜させて衝撃波を抑制し、長時間滞空の場合
は翼角度を緩やかにするのが最適とされる。
事前設計審査の成果により、研究は2010年の初飛行をめざす第二段階に移行する。 実験機は翼端長56ft、
前輪×2、後輪×1の三輪で、エンジンは GE社製アフターバーナ付きターボジェットを搭載する。
2006.08
International Defence Review
Cover picture
<0617-080001>
2006.03.29
Jane's Defence Weekly
Northrop to build oblique wing demonstrator
<0608-032903>
Switchblade の愛称で呼ばれている DARPA の X-Plane の開発は、3月17日に
Northrop Grumman社に決まり、事前設計を行う20ヶ月にわたる Phase 1 が$10.3Mで契約された。 試作される縮小型機の翼端長は12mで
、2010年に初飛行が計画されている。
OFW (Oblique Flying Wing) は、翼の角度を飛行速度に応じて変えることができ、低速では水平に、高速では斜めにして飛行する。
実用型 OFW 機は巡航速度 Mach 1.6、最大速度 Mach2.0 で、亜音速では高度60,000呎を2,000kgを搭載して
5,000nm飛行する。
2006.03.27
Aviation Week & ST
The changing shape of UCAVs
<0608-032703>
JUCAS 計画の見直しに伴い、各社は新たな構想設計に着手している。
Northrop Grumman社は空軍の LRS 計画に B-2 規模のステルス UCAV を、Boeing社は海軍の空母搭載用として
戦闘機規模のステルス UCAV を提案する模様である。 また、Lockheed Martin社は無人型
JSF の開発を提案、価格は有人機の半分以下をめざしている。
一方、DARPA は OFW (Oblique Flying Wing) X-Plane の研究を Northrop
Grumman社と$10.3Mで契約、2011年の試験飛行をめざす。 OFW X-Plane は長距離/長滞空の高速 UAV の実験機
で、尾翼がなく超音速時は主翼を斜めにして飛行する。
空軍は未だ LRS 機の要求を決めていないが、搭載量10,000-lb、航続距離200浬、滞空時間15~20時間で、超
音速飛行可能な機体を期待している。
2005.09.07
Jane's Defence Weekly
US explores supersonic flying wing concept
<0518-090702>
DARPA が8月19日に、OFW (oblique flying wing) 構想を再開することを明らかにした。 実施されるのは
Switchblade と呼ばれる胴体のない無人機計画で、技術実証機となる
X-plane を2010年頃に飛行させる。
Switchblade は高速偵察機又は爆撃機で、X-plane の試作には Northrop Grumman、Boeing、Lockheed Martin
、その他機体メーカ2社が受注を狙っている。
【註:】
OFW は斜め翼の飛翔体で、DARPA は2020年頃を目標として偵察機型と爆撃機型の二機種を要求している。 偵
察機型は行動半径4,600kmで、1,800kgを搭載して高度60,000ftを15時間遊弋する。
爆撃機型も行動半径4,600kmで、6,800kgを搭載して最高速度 Mach 2、
巡航速度 Mach 1.6 が求められている。
実用機より小型の X-plane は通常の離着陸が可能で、Mach 1.2 以上で飛行できることが要求されている。