UGV に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2025.02.18
 00:17
Defense News Estonia’s Milrem reveals first look at new war robot <2503-021801>
 エストニアに本拠を置くMilrem Robotics社が、同社の既存の
UGVファミリーを元にした新しい8x8戦闘ロボットを初公開した。
 HAVOCと名付けられた新しいハイブリッド電動車のモックアップは、2月17日から21日まで開催されるIDEXとNAVDEX展に展示された。
 同社の広報資料によると、この車体は装軌RCVを含むMilremの他の車体を共有することで、調達と保守のコストを削減して兵站を合理化できる。
 Milremによると、Havocは作戦範囲が広く、ほぼ静かに移動できるため、混雑した戦闘地域に配備された場合に有利になる。
 UAEのEdge Group傘下のMilrem社は、地上車両の最初の潜在顧客として中東市場への参入に関心があるようで、「開放的な砂漠、市街地戦闘地帯から高地の峠まで」での運用能力をアピールしている。
2025.02.06
 14:35
中央日報

(Yahoo)

機関銃を撃つ無人車両を戦争に投入…ウクライナ、ロボット車両部隊を新設 <2503-020608>
 ウクライナ軍が軍事用ロボットとして
UGV戦線に配備する予定だと明らかにした。
 Reuters通信が5日に、によると、ウクライナ国防省はこの日最前線に戦闘用UGVロボットを配備すると明らかにしたと報じた。 UGVは攻撃と防御、補給、負傷者の後送、地雷の敷設および除去などの任務をこなす。
 ウクライナのウメロフ国防相は「UGVの採用を拡大する計画」とし「技術が最も危険な任務を遂行し、軍人の命は保護するのが目標」と話した。 UGVはカメラを通じて遠隔で操縦する方式で運用される。
 ウクライナは部隊の後送、弾薬運搬などを支援するZmiy UGVを承認した。 最大速度14km/hを出すことができ、急傾斜を登り降りでき浅い川も渡河できる。 爆発物を運んだり装甲車の下を通過できるRarel S UGVも開発した。
 Kyiv Independentは「ウクライナ軍は年末までに200両以上のUGVを稼動させようと考えている」とし「このロボットを戦場に活用することができれば未来自律システム開発のためのデータを得ることができる」と評価した。
2024.10.16 National Defense Japan tries to boost defense production as the private sector shows indifference <2411-101629>
 日本は民間部門が無関心を示す中、防衛生産を増やそうとしている。
 防衛生産・技術基地強化法の施行から1年が経過した10月16日に、日本の防衛調達担当官は、現在の状況がこれまで以上に重要になっていると述べた。
 防衛装備庁の石川長官は、「日本を取り巻く安全保障環境の変化により、日本の防衛生産技術基盤の強化の重要性を語るとき、昨今の国際情勢に触れざるを得ない」と述べた。
 石川長官は日本国際航空宇宙展の基調講演で、生産技術の強化は、近年の世界の状況に対する日本の対応の一部であるとし、「特に安全保障環境、特にウクライナと中東の危機。世界はさまざまな危機にさらされており、不確実性が高まっている」と述べた。
 ロシアは「大規模な軍事力を保持し、中国との合同演習を行いながら軍事活動に積極的に関与しており、台湾をめぐっては緊張も高まっている。 中国は最近、前例のない規模の大規模な演習を実施した。このような厳しい事態は、日本の周辺地域でも起こっている状況下で、わが国では、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値が、わが国の根底に置かれている」とも述べた。
2024.09.21
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍の無人車両が初の本格戦闘、クルスク州の塹壕掃討に貢献 <2410-092107>
 ウクライナが2024年に、新型武装
UGV Lyutを公開していたが、このほど初めて本格的な小戦闘に投入され勝利を収めたと報告された。
 ショッピングカートほどの大きさの4輪車であるLyut 1両は19日かその少し前にロシア西部クルスク州で、地雷をかわし、機関銃を射撃し、味方の自爆UAVや迫撃砲とも連携しながらロシア側の塹壕を襲撃し、少人数の部隊を破った。
 Lyutは操縦士からのコマンドを受信する無線機ビデオカメラ、遠隔照準の機関銃などを備え、脆弱な部位を保護する装甲板などで頑丈につくられている。
 Lyut UGVを装備しているウクライナ特殊作戦軍の独立特殊作戦センター西部(旧・第8特務連隊)第1分遣隊はSNSで、「敵の一部は撃破され、残りは逃走しました」と戦果を報告している。
 「LyutはRPGFPV UAVを数回被弾したが耐え抜き、任務を完了して、修復のため帰還した」とも書いている。
 ロシアがウクライナに対する戦争を拡大してから2年7ヵ月近くの間に、ウクライナは武装UGVをLyutを含めて数種類開発しているが、Lyutが本格戦闘に参加した最初のUGVとなった。
【註】
 
「ウクライナ軍、小型無人戦闘車「Lyut」を開発」 (World Tank News 2024.02.15)】
2024.07.05
 06:12
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

「戦車にもなる」「負傷者も運べる」実はほぼラジコン!? 変幻自在の「ロボ車両」戦場を変える? 陸自はどう使うのか <2408-070504>
 ウクライナ国防省が2024年5月に、同国経済産業省および国軍参謀本部と共同で、負傷兵や病人を前線から安全な後方へ搬送する担架型
UGVの実証試験を行ったことを明らかにした。
 実証試験で使用されたUGVは装輪式と装軌式で、両タイプとも遠隔操作により走行する。 まだ実戦では使用されていないようで、ウクライナ国防省としては、この実証試験が開発と量産の資金を集めるためのアピールの場も兼ねていると見られる。
 このUGVの開発が継続し、量産に移行するのかは未知数だが、ウクライナ軍は既に負傷者や病人を後送するUGVを使用している。 その一つがエストニアのMilrem Robotics社が開発し、同社からウクライナの慈善団体に寄贈されたTHeMISである。
2024.04.23 DARPA HP RACER Speeds Into a Second Phase With Robotic Fleet Expansion and Another Experiment Success <2405-042323>
 
RACER E4は、2023年後半にテキサス州の演習場で開催されました。 RACERは、完全に無人のRFVを使用して、非常に多様な地上植生の被覆や、樹木、茂み、岩、斜面、閉塞された溝、装甲機動に馴染みのある多様で複雑な地形に小川を含む15平方哩のエリア内での自律走行を実証した。
 全長20呎のRACER RHP12tのスキッドステア装軌車両で、すでに使用されている2t、長さ11呎のアッカーマン操舵車輪付きRACER RFVを補完する。
 開発チームは、長さ3哩から10哩までのコースで30回以上の自律走行させ、時速30哩までの速度で150以上の自律走行を達成した。
 さらに、RACERプログラムでは、E4でRHPを稼働させ、同様に複雑な地形を自律ルート追従モードで30哩以上走行し、低レベルの自律制御のテスト、センサーデータセットの収集、モビリティの評価、運用の改良を行いました。最後に、E4は戦術を含むRACERグローバルプランニングのソフトウェア開発を開始し、E4軍事基地に駐留する制服を着た対象分野の専門家とフォーカスグループを実施して、戦術的推論のインプットの定義を支援しました。
 RHPは、米国陸軍のUGV戦闘車の検討のため、既に開発し運用されたTextron M5を利用し、Carnegie Robotics社製のRACER自律統合ハードウェアおよびソフトウェアが装備されている。 RACER Phase 2では、ワシントン大学とNASAのジェット推進研究所、オフロード自動運転ではジョージア工科大学、およびデュアリティロボティクス。
HAO L-23 Super Blaník - Spins and stalls (YouTube)】
2024.02.29
 23:29
Defense News Anduril, Hanwha team up to bid for Army’s light payload robot <2403-022921>
 Anduril社とHanwha USA社が2月29日、米陸軍の
SMETの競争入札に参加するために協力すると発表した。
 2月29日の声明で、Anduril社を主契約者として、Hanwha社で実績あるArion-SMET UGVをベースにして自律走行可能なUGVに改良し、ハワイでの米陸軍および海兵隊との最新の外国比較試験を含め、インド太平洋地域の非常に関連性が高く多様な環境ですでにその性能を実証している」と述べている。
 陸軍は、計画の最初の段階として、SMETにGDLS社のMulti-Utility Tactical Transport (MUTT) を選択し、2019年10月に締結した$162.4Mの契約は、2024年10月末に満了する。 GDLS社は2020年にも追加契約を獲得している。
2023.04.01 Defence News EU scrutinizes Emirati takeover of Estonian robotics firm <2305-040101>
 欧州委員会が3月21日、EUでの主要な軍用ロボット企業であるエストニアのMilrem社の調査を実施した。
 これはEUが行っている
EDFによる資金提供を受けている企業に対し行われる調査で、Milrem社は2020年に$40Mの資金提供を受けiMUGS計画を進めている。
2023.02.01 Jane's Defence Weekly Indian Army keen to buy Pitbull RCWS <2304-020104>
 インド陸軍と海軍がイスラエルGeneral Robotics社製のPitbull超軽量遠隔操作砲塔 (
RCWS) に関心を示している。
 Pitbullは重量85kgで、5.56mm、7.62mm、12.7mmの各種機銃を装備できる。 総重量はM240機銃と弾薬を搭載して110kg、M2機銃と弾薬200発で150kgである。  
2022.10.20 Jane's Defence Weekly US Army looks to release draft RCV-L prorotyping solicitation in Januaty <2301-102002>
 米陸軍が10月11日に
AUSAの年次コンファレンスAUSA 2022で、軽戦闘UGV RCV-L計画を説明した。
 陸軍は北米QintiQ社とOshkosh社がExpenditionary Modular Automomous Vehicleを元にした初期型RCV-L 4両を購入してFt. Hoodの第7騎兵連隊第1大隊で試験を行うと共に、初期型RCV-Lを元にした発展型の要求素案を2023年1月中旬に発簡する計画である。
2022.04.20 Jane's Defence Weekly India plans to develop combat UGV based on Arjun and reveals third 'indigenisation list' <2207-042005>
 インド
DRDOが4月、Arjun Mk 1A MBTを元にした戦闘UGVの開発を計画していると発表した。
 このUGVはArjun MBT同様に120mm砲を装備し、地形情報装置INDIGIGにより操作員が仮想空間で操縦する。
2022.04.06 Jane's Defence Weekly Indian Army looks to proccure autonomous combat vehicles <2207-040606>
 インド陸軍が3月中旬、機械化部隊に装備する自動戦闘車
ACVの要求を公表した。
 ACVは装軌または装輪で全自動及び半自動モードを持ち、最小地上高300mm、登坂能力25゚、最高速度20km/h、超越能力200mm、超壕能力250mm、渡渉能力500mm、搭載能力1,000kg、ハイブリッドモードでの走行持続能力12時間が求められている。
2022.01.26 Jane's Defence Weekly Hyundai Rotem delivers MPUGVs to RoK Army <2205-012609>
 Hyundai Rotem社が1月10日、多用途
UGV (MPUGV) 2両を韓国陸軍に納入したことを明らかにした。 陸軍はこの2両でDMZでの運用を含む6ヶ月間の試験を行う。
 MPUAVはHR-Sherpa電動UGVを元に、視程4kmの昼夜カメラを搭載している。
 HR-SherpaはArgo水陸両用車を元にした6×6車で、全長2.7m、幅1.7m、高さ0.9mで、標準重量1.6t、全備重量2tである。
2021.10.13 Jane's Defence Weekly Russia to conduct mass testing of Uran-9 in 2022 <2112-101306>
 ロシア国防省の機関誌Krasnaya Zvezdaが10月1日ロシア軍参謀総長サリューコフ上級大将の話として、ロシア地上軍2022年Uran-9戦闘
UGVの調達数を決定する大規模な試験を行うと報じた。
 サリューコフ将軍によるとロシア地上軍は2022年に、Uran-9戦闘UGVとNerekhta偵察UGVを導入する。
 Uran-9システムはUGV 4両とKamazとそれを指揮するトラック1両からなり、露国防省は4月に20両のUran-9を1月に追加配備したと発表している。
2021.09.14 Defense News Milrem and Kongsberg are building a robotic wingman <2110-091402>
 ロンドンで開かれているDESI展にKongsberg社エストニアのMilrem Robotics社が協同で9月15日に、Milrem社製Type-X
RCVとKongsberg社のProtector砲塔を組み合わせたNordic Robotic Wingmanを公開した。
 Nordic Robotic Wingmanは50mm砲とATGMを装備してIFV部隊と共同で、IFVと同等或いはそれ以上の火力発揮を行うRCVで、欧米の市場を目指している。
 Milrem社はスウェーデンとフィンランドに事務所を開設し近くオランダにも進出する予定と広く欧州に展開しており、2年前のDSEIではTHeMIS UGVを公表している。
2021.09.01 Jane's Defence Weekly Russia orders Shturm unmanned battle tank system <2111-090107>
 TASS通信が8月24日、ロシア国防省が初めてT-72
MBTを元にしたUGVを発注したと報じた。
 発注したのはT-72B3 UGV 4両で、4両は砲身を短くした125mm滑腔砲、Shmel サーモバリックロケット発射機30mm砲2門TOS-1AサーモバリックMRLを搭載し、5両目のT-72B3 MBTに乗車した8名からなるチームがこれらを操作する。
2021.07.21 Jane's Defence Weekly Hyundai delivers MPUGVs for RoKA trials <2109-072113>
 韓国のHyundai Rotem社が7月7日、
DAPAに2020年11月に受注した多用途UGV MPUGV 2両を納入した。 今後6ヶ月かけて韓国陸軍が評価試験歩行う。
 MPUGVは同社製HR-Sherpaを元にしているがHR-Sherpaより高性能という。
 重量は2t以下で蓄電池でホイールモータを駆動し遠隔操作のRWSを装備し、200kg以上を運搬できるという。
2021.07 International Defence Review Cyborg Dynamics Engineering unveils ATGM-equipped Warfughter UGV concept <2108-070008>
 オーストラリアCyborg Dynamics社が6月1~3日にブリスベンで開かれたLand Force 2021展でSpike
ATGMを装備したWarfighter UGVであるWarfighter Spike UGVを発表した。
 Warfighterは330kgの搭載能力72時間の走行が可能であるが、予備燃料槽の装着で走行時間を延ばすこともできる。
 搭載するRafael社製Spike LR2 ATGMは射程が5.5kmで、非冷却IRセンサとLEDセンサで誘導される。 このほかにEOS Defence社製R150銃架に5.56mm/7.62mm軽機関銃または12.7mm重機関銃を装備できる。
2021.06.30 Jane's Defence Weekly Live-fire testing with US Robotic Combat Vehicle begins <2108-063005>
 米陸軍が今年初めにそれぞれ4号機にして最終号機を受領したロボット戦闘車
RCV-LとRCV-Mの実射試験を開始した。
【関連記事:2108-060906 (JDW 2021.06.09)】
 陸軍は6月から8月にテキサス州Ft. Hoodで、RCV-LとRCV-M 4両ずつと、BradleyをUGVしたMET-D 6両無人化M113 APCのRCV-H 4両を交えた18両で試験を行う。
2021.06.09 Jane's Defence Weekly US Army calls for USD84.5 million for Robotic Combat Vehicle development <2108-060906>
 米陸軍がFY22にロボット戦闘車
RCVの開発継続として$84.5Mを要求している。 RCVには軽量型のRCV-Lと中型のRCV-Mがあり、重量10t未満、搭載能力7,000-lb、速力40mph以下のRCV-LにはQintiQ北米社とOshkosh社に買収されたPratt Millerのチームに4両、重量10.5t、搭載能力8,000-lb以上ね速力40mph以上のRCV-MRCV-MにはTextron社、Howe&Howe社、Flir社のチームに4両が発注されている。
2021.03.17 Defense News US Army prepping robotic combat vehicles for big test with soldiers in 2022 <2104-031709>
 米陸軍ロボット戦闘車 (
RCV) の軽量型RCV-Light (RCV-L) の納入を受け、今後もこのペースで納入を受け、2022年に中隊規模の試験を計画している。 RCV-Lは4両をQinetiQ North America社チームに1年前に発注し、最初の1両は2020年11月に納入され、残りの3両も年末までに納入されている。
 RCV-Lは重量8,500-lb、搭載能力7,000-lb、速力40哩/時であるのに対し、30mm砲を装備する中型のRCV-M(右図)は重量25,000-lb、速力25哩/時の性能を持つ。 陸軍はRCV-Mを4月末から5月に受領する計画である。
2021.02 International Defence Review Hyundai Rotem to roll out unmanned K1 MBT testbed by 2024 <2103-020010>
 韓国HYudai Rotem社が2020年12月、韓国陸軍が装備しているK1
MBTK9 SPHUGVに改造する研究開発の主契約社に選定されたと発表した。 研究開発の契約は2件からなり、合わせてKRW15.2B ($3.98M) で、2024年に完了することになっている。
 韓国陸軍は1984年から1990年代中頃までに調達したK1 MBTを1,000両以上保有している。
2020.12.16 Jane's Defence Weekly Unmanned on the ground <2102-121607>
= UGV 開発に関する6頁の記事 =
 ・Automatic target recognition
 ・Machine-speed warare
 ・Machine learning
2020.12 International Defence Review UVision, Milrem team for UGV-mounted Hero loitering munition solutions <2101-120009>
 イスラエルのUVision社エストニアのMilrem Bovotics社と、UVision社製Hero-120またはHero-400EC遊弋索敵弾6発入りキャニスタ発射機をMilrem社製THeMIS
UGVまたは新型のType-X RCVに搭載したシステムを公表した。
 重量1,630kgのTHeMIS UGVは最高速度20km/h、LOS 1.5km内で12~15時間の制御が可能である。 最大等催事の重量4,100kgのType-X RCVは50cmの最小地上高で路上80km/h、路外50km/hで走行できる。
2020.07 International Defence Review Tank buddy: Milrem Robotics unveils robotic combat vehicle concept <2008-070011>
= 無人 IFV に関する3頁の記事 =
 
2020.03 International Defence Review Unmanned advantage: Autonomous systems in logistics <2005-030014>
= 補給の無人化に関する4頁の記事 =
 ・Aerial delivery
 ・Robotic convoys
 ・On-demand deliveries
2019.04.24 Jane's Defence Weekly China amphibious USV emerges <1906-042401>
 中国国営
CSIC社が4月8日にWeiboで、子会社の武漢造船が水陸両用のMarine Lizard USV/UGV受領試験に合格したと発表した。 2018年11月の殊海航空展で初公開されたMarine Lizardは2019年末までに開発を完了するという。
 アルミ合金製の船体は全長12~13.5m、全幅4.14m、重量14.7t、喫水0.55mでディーゼルと電気のハイブリッドでウォータージェットで推進する。 また水上と陸上走行用に取り外し可能な履帯も装備している。
 全自動走行用に設計されているが、50km以内であればLOS通信、それより遠方であれば衛星通信を使って遠隔操作もできる。
【関連記事:1812-111205 (Jane 2018.11.12)】
2019.04.17 Jane's Defence Weekly Follow the leader <1906-041712>
= 米陸軍の UGV 計画に関する5頁の記事 =
 ・Logistical load
 ・A ray of hope
2019.04 International Defence Review Robot wars: Asia Pacific pursues future ground combat vehicle <1905-040007>
= アジア太平洋地域の UGV に関する6頁の記事 =
 ・China
 ・South Korea
 ・Singapore
2019.04 International Defence Review Milrem Robotics unveils missile-armed THeMIS UGV <1905-040005>
 エストニアのMilrem Robotics社がアブダビで開かれたIDEX 2019展にTHeMIS装軌UGVを出展した。 THeMISはMBDA社製のIMPACT砲塔を装備し、FM 7.62mm機関銃を搭載できる。
 重量は250kg20km/hで走行できる。
2017.11 International Defence Review Team Polaris forms for US Army's SMET <1712-110011>
 Polaris社を中心としたTeam Polarosが、米陸軍の
SMET要求に合わせて、既に陸軍と海兵隊が採用している MRZRを元にしたMRZR X UGVを開発する。 同社は最近、陸軍のC-UAS計画の車両部にMRZRを使用している。
 陸軍のSMET要求は、歩兵1個分隊の装備72時間以上にわたり60哩運搬でき、かつ電 力源として静止間3kW移動間1kWの電力を供給できるとしている。
2017.07.26 Jane's Defence Weekly Chinese military developing unmanned supply truck <1709-072609>

 中国軍が7月16日、無人補給車両の走行試験映像を公開した。
 米国の
HEMTTとよく似たこの車両は陝西自動車社製で、同社はオーストリアのSteyr社やドイツのMAN社と技術提携している。

2017.05.17 Jane's Defence Weekly US Army's SMET programme advancing cautiously <1707-051703>
 米陸軍が、分隊用装備運搬装置
SMETの有用性判断試験を急いでいる。
 陸軍はSMETを80両購入して旅団戦闘団(BCT)に装備する計画で、6月に RfPを発簡し、7月に数社を選定したのち9月か10月に4社に20両ずつを発注する。
 SMETは454kgで96.56km以上と72時間の航続ができ、停止間に3kW、移動間に11kWの電力を供給できる。
2017.05 International Defence Review US Army advances Robotic Wingman effort <1707-050008>
 米陸軍がHMMWVやM113
APC無人走行させるRobotic Wingman 計画を進めている。 計画を進めているDvorak少佐によると、計画はまだ科学技術検討段階にあるという。
 同少佐はRobotic Wingmanの車両について、M1 AbramsやBradley IFVと同行することからM113が適しているとの見方を示している。
2017.05 International Defence Review MILREM up-guns THeMIS with Protector weapon station <1707-050007>
 エストニアのMILREM社がKongsberg社の協力を受け、THeMIS UGVに搭載するProtector遠隔操 作武器搭載装置(
RWS)を開発し、バージニア州Springfieldで開かれたUGVの年次会合で公表した。
 公表されたProtector Dual RWSはJavelin ATGMのほか、M2 .50機関銃、KM19 40mm自動擲弾発射筒 (AGL)、GMG 40mm AGL、M249 5.56mm機関銃、M240 7.62mm機関銃など、各種火器が搭載できる。
2017.01 International Defence Review Roboteam develops enhanced Probot <1702-010007>
 イスラエルのRoboteam社が、Probot UGVの能力向上型Probot V2を開発した。 Probot V2はソフトと電池の改良 で走行時間を10時間から72時間に延ばした。
 Probotに搭載された2個の新型電池は、9kg~13kgの軽量発電機で充電するほか、他の軍用車両からの充電も可能である。
 Probotは、米陸軍の
SMETが重量454kgで750kgを運搬できるのに対し、重量215kgで750kgを運搬できる。
2016.11.09 Jane's Defence Weekly Waiting for a green light <1701-110916>
= 大型 UGV の開発進展に関する5頁の記事 =
Automatic on/off
An Estonian option
SMET - the big bet
The field
The big boys
The first
2016.11 Internstional Defence Review South Korea's UGV programme takes shape <1612-110011>
 韓国
DAPAADD偵察・戦闘用UGVの開発を進めていて、Hanwha Techwin社製と Hyundai Rotem社製の案に対する検証を10月末まで行っている。 国防省は2017年に2社のうち1社を選定して更に開発を進め、2030年には装備化 する計画である。
 Hanwha Techwin社案は全長4.3m、全幅2.5mのハイブリッド6×6車で、燃料電池かリチウムイオン電池が使用される。 武装としては7.62mm機関銃1丁 2発のATMを装備する。
 Hyundai Rotem社案は全長4.4m、全幅2.5mで60km/hの性能を持つ。
2016.10 International Defence Review New Russian combat UGV breaks cover, Uran-9 readies for service <1611-100007>
 ロシアがBMP-3
IFVを元にした戦闘UGV (UCGV) Vikhrを公表した。 このシステム はBMP-3だけでなく、BMP-1/BMP-2 IFV、Ural重トラック、BMP-80 APCなどの、戦闘重量が7~15tの他の装甲車両にも装着 可能であるという。  Vikhrは遠隔操作センサパッケージを搭載し、30mm機関砲、7.62mm機関銃、AT-14 ATGM 6発を装備している。
2016.06 International Defence Review US Army large UGV programme begin to re-emerge <1607-060006>
 米陸軍が再び、大型のUGVに力を入れようとしている。 UGV関連予算はFY14~18の5ヶ年計画では$292Mであったが、 FY17~21では$900Mになっている。
 陸軍はロボット/自動システム(
RAS)計画を進めており、最終的には分隊級の部隊に自動で追随同行するシステム を目指している。
2016.06 International Defence Review Meteor Aerospace lifts lid on Rambow UGV programme <1607-060005>
 イスラエルのMeteor社が4月中旬にRambow UGVの詳細を明らかにした。
 Rambowは全輪ホイールモータで駆動する重量3.5tの完全独立懸架車で1,000kgの搭載能力が あり、35cmの超堤能力、70cmの超壕能力を持つ。 最高速度は45km/hで、搭載電池だけで50kmを走行できる。
 3mのマストの先にEO装置を取り付けられ、スタビライズされた銃架に12.7mm機銃を装備できる。
2016.05.26 Military Times Army to test driverless vehicle technology in Michigan <1606-052605>
 米陸軍
TARDECがミシガン州St. Clair郡とLapeer郡のハイウェーI69で、 無人車両縦隊の走行試験を6月下旬に実施する。
 無人車両縦隊の走行試験をハイウェーで行うのは初めてである。
2016.04.13 Jane's Defence Weekly Elbit Systems and IAI wind up G-NIUS <1606-041313>
 イスラエルでUGVの開発生産にあたる企業としてIAI社とElbit社が設立したG-NUS社が解散した。
 G-NUS社の製品であるGuardiumシリーズのUGVのサポートは、Elbit社が引き継ぐ。
【 Guardium に関する記事:1203-010006 (IDR 2012.01)】
2016.04 International Defence Review ST Kinetics unveils Jaeger UGV family <1605-040009>
 シンガポールのSingapore Technologies (ST) Kinetics社がシンガポール航空展で、JaegerシリーズのUGV二機種を公表した。 いずれも16km/h で24時間走行できる。
Jaegar 6
 全長2.4m、幅1.45m、重量730kgの6×6車で250kgの搭載能力を持つ。
Jaegar 8
 全長2.9m、幅1.6m重量1tの8×8車で680kgを搭載でき、7.62mm機関銃も装備できる。
2015.04.08 Defense News US Army readying unmanned systems doctrine <1505-040805>
 米陸軍が今後10年間を見据えて、ロボット輸送梯隊、戦術偵察、その他で使用する
UGV活用 方針を決めようとしている。
 陸軍戦闘力統合センタ (Army Capabilities Integration Center) 長が3月に、"Army Concept and Strategy for Robotic and Autonomous Systems " を2016年までに作成するよう命じた。
2014.11.21 Chinese Military Review Chinese Sharp Claw 1 UGV (Unmanned Ground Vehicle) <1412-112103>

 中国が珠海航空展で、Sharp Claw 1 UGV を公表した。

2014.10 International Defence Review Tomorrow's world: the next generation of military UGVs <1411-100012>
= 各種現有、次世代 UGV を紹介する4頁の記事 =

 
2014.09.10 Defense News DoD Awards unmanned convoy contract <1410-091007>
 Energid Technologies社が国防長官官房から、陸軍
TARDEC が主導している自動軍用車両縦隊の安全性に関するシミュレーションを受注した。
【関連記事:1406-051304 (Defense News 2014.05.13)】
2014.09 International Defense Review ECA Robotics pusues UAV/UGV integrationh <1410-090008>
 フランスの ECA Robotics社がマニラで開かれた ADAS 2014展で、
C-IED 用に IT180 UAVCobra Mk 2 UGV組み合わせたシステムを発表した。
 IT180 と Cobra Mk 2 は既に仏陸軍が装備しており、仏陸軍の IT180-3EL は円形胴体に反転ロータ2基を取り付けている。 Cobra Mk 2 は仏陸軍が29基装備しており、全長 36cm、全幅39cm、重量6.1kgで5km/hで走行する。
2014.08 International Defense Review PocketBot ready for special forces operations <1410-080013>
 Novatiq社(註:スイス)が三輪小型 UGV PocketBot を、サウジに30両、インドに100両と、既に130両以 上販売している。
 PocketBot は寸法が19cm×19cm×10cm、重量が0.85kgで、2時間走行できる。 8倍のディジタルズーム付きの IR カメラを 搭載し、±90゚チルトできる。
2014.06 Inrternational Defence Review Latest Talon offers enhanced interoperability <1408-060010>
 QintetiQ North American が、自社経費で最新型の Talon
UGV Talon V、別名 Talon Interoperability Profile (IOP) を開発している。
 Talon IOP はユーザが自由に搭載装備を選べるシステムで、Eathernet 7端子、IOP 端子4、USB 2端子、シリアルポート2端子を持つ。
 Talon は速力6.5mphと登坂能力47゚の性能を持つ。
【 Talon UGV 関連記事:0622-101813 (JDW 2006.10.18)】
2014.06.19 Defense News Driverless technology begins to mature <1407-061904>
 Eurosatory のデモ地域で、Oshkosh社の TerraMax とスイス Ruag社の Vero が無人走行展示を行った。 この種
UGV は イスラエルが既に採用しているほか、英陸軍も Land Rover社が自社開発した無人 Land Rover である MIRA を使用している。
TerraMax
 走行展示を行ったのは地雷啓開用ローラを装着した M-ATV車で、レーダ、レーザレーダ、ビデオ、GPS マッピング装置を使用し、35mphで走行する。
 Oshkosh社は米陸軍及び海兵隊と10年をかけて開発しており、3~5年以内に配備したいとしている。
Vero
 走行展示を行った Vero は、GD社製 Eagle車に取り付けられていたが、同社によると各種戦闘車両への取り付けが可能である。 車両の屋根にはエス トニア Eli社製の VTOL UAV が取り付けられ、遠隔操作で発進できるが、同社は Sky Sapience 拘束式ホバリング機の使用も考 えている。
 車両と遠隔操縦室は1.6km離隔可能であるが、中継装置を入れれば更なる離隔も可能であるという。
2014.05.13 Defense News US Army's Unmanned Ground Vehicle research creeps along <1406-051304>
 米陸軍兵站輸送に携わる兵力の削減を目指して、無人輸送システムの 開発を進めており、この秋にも要求性能書の作成を完了する計画である。
 陸軍は1月14日に Lockheed Martin社と共同で、無人車両の走行試験を Fort Hood で行っている。
【関連記事:1402-013101 (Defense News 2014.01.31)】
 試験では無人の PLS 輸送車両2両と M915 トラクタ1両が、有人の Humvee 1両と共に走行した。
2014.04 International Defence Review K-MAX, SMSS to team for autonomous demo <1405-040012>
 米陸軍と Locheed Martin社が、輸送用 UAV と UGV を組み合わせ偵察警戒システム
RSTA を検討している。
 RSTA は SMSS K-MAX で空輸し、人員による侵入が危険な地域における偵察、警戒、目標捕捉させる。
2014.01.31 Defense News Army demonstrates unmanned truck convoy <1402-013101>
 米陸軍と Lockheed Martin社が、無人車両縦隊の走行試験を Fort Hood で12月に実施した。 試験はロータリーを含む市街地と田 園地帯を想定した環境で、停車した車両や通過する車両、歩行者のいる状況で行われた。
 この試験は陸軍と海兵隊の進めている
AMAS 計画に基づくもので、無人操縦装置 UMM を搭 載した複数の M915 トラックが用いられた。 UMM は LIDAR レーザ測距センサ、GPS 受信機などで構成され、各種車両への搭載が可能だという。
2013.11.13 Jane's Defence Weekly Covering new ground <1401-111310>
= 小型 UGV に関する5頁の特集記事 =

 
2013.11 International Defence Review Combat support system demonstrates Russia's advanced UGV capabilities <1312-110024>
 ロシアの共同企業体が RAE 2013 展で、UGV による実弾射撃を披露した。
 この UGV は MRC-002-BG-57 と呼ばれる全長3m、重量1,100kgの電動装軌車で、5km以内を最大 35km/hで走行する。 EO/IR 装置のほか7.62mm銃(500発携行)又は12.7mm銃(300発携行)を搭載するほか 30mm自動擲弾銃も装備できる。
2013.04 International Defence Review New roles for unmanned SMSS <1305-040023>
 米陸軍が、2011年暮れから2012年中頃にアフガンで分隊支援用 UGV SMSS の経験を元に、分隊装 備輸送用 UGV SMET の開発を行うことになり、要求書の作成を進めている。
 一方 SMSS を開発した Lockheed Martin社は2月、衛星通信を使って200哩遠方の SMSS を制御し、遠方での ISR 任 務を行わせる試験に成功下。 SMSS には Gyrocam 9M EO/IR センサと、GD社製の Satcom 衛星通信装置が搭載された。
2013.01.23 Defense News Reports: Chinese army's unmanned car to 'help driver sleep' <1302-012307>
 中国軍の機関誌解放軍報が23日、陸軍が Fierce Lion 3 路上走行 UGV を開発していると報じた。
 Fierce Lion 3 は SUV のような外観で、国道114kmを105km/hの速度で85分間走行した。 低速での走行は既に33回行わ れている。
2012.09 International Defence Review USMC completes convoy UGV experiment <1210-090011>
 米海兵隊が Oshkosh社と、輸送用 UGV の開発を進めており、海兵隊が装備している同社製の中型トラック MTVR を UGV 化した TerraMax による試験を2年間にわたり実施してきたが、このほどこの段階を完了して実運用試験を含 む次の段階へ移行した。
2012.09 International Defence Review JIEDDO seeks unmanned systems for bomb detection, damage mitigation <1210-090007>
 米国防総省の対 IED 戦本部 (JIEDDO) が、IED の発見、無力化を行う10-lb以下の超軽量 UGV 計画を進めており、iRobot社の FirstLook、MicroUSA社の Armadillo、QinetiQ社の DragonRunner などが候 補に挙がっている。
【関連記事:1207-060803 (DN 2012.06.08)】
2012.08.15 Jane's Defence Weekly USMC to deploy Dragon Runner 10s to Afghanistan <1209-081507>
 米海兵隊が Dragon Runner 10 (DR 10) UGV を取得する。 米国防総省の統合対 IED 本部 ( JIEDDO) は、100基以上の DR 10 を1月に発注している。
 DR 10 は QinetiQ North American社の生産する最も小型の UCV で、"10" は重量が10-lbであることを示している。 偵察や接近しての物体確認のほ か、IED に接続された電線を切断するなどの作業も実施できる。
2012.08 International Defence Review SMSS considered for wider mission set <1209-080031>
 Lockheed Martin社が、米陸軍が2011年12月からアフガンで使用している分隊支援用 UGV SMSS を改良して 用途を拡大しようとしている。 同社が考えている用途の一つは偵察監視で、そのために搭載能力を 2.5倍にする。
 同社はかつて、MULE UGV に Javelin ミサイルを搭載したこともあった。
【 MULE UGV 関連記事:0812-110006 (IDR 2008.11)】
2012.06.08 Defense News Small robot gets big capability boost <1207-060803>
 米国防総省の統合対 IED 本部 (JIEDDO) は、2011年までに以下の4社から各100台ずつ、計400台 の超小型 UGV を調達してアフガンに投入する。
 ・Armadillo (5.5-lb):MacroUSA社
 ・Dragon Runner 10 (10-lb 以上):QinetQ社
 ・FirstLook (5-lb):iRobot社
 ・Recon Scout (1.6-lb):Recon Robotics社
 このうち Recon Ssoutは2011年に700台調達され、今年2月にも1,100台以上が調達された。  更に Recon Scout(公式には Throwbot と改称)は30ヶ国3,700台使用されている。
【註】
 Recon Scoutの主要諸元は以下の通り。
 ・全  長:187mm
 ・本体胴径: 38mm
 ・車 輪 径: 76mm
 ・重  量:544g
Recon Robotics社 の HP
2012.06 International Defence Review US extends SMSS deployment <1207-060007>
 米陸軍が、2011年12月からアフガンに投入している分隊支援用 UGV SMSS を、4月30日としていた Project Workhorse期限以降もアフガンで使用する決定をした。
【関連記事:1110-080032 (IDR 2011.08)】
2012.05 International Defence Review JIEDDO targets multiple UGV capabilities <1207-050010>
 米国防総省の対 IED 本部 (JIEDDO) が5月にサンディエゴで開かれた会議で、C-IEDUGV を、携帯型、下車戦闘支援用、乗車戦闘支援用の三種類に区分して装備する構想を示した。
携帯型 (potable robot):半径200m以内の活動
下車戦闘支援用 (dismounted-support robot):高さ3ft、幅5ftを通り抜け可能
乗車戦闘支援用 (mounted-support robot):それ以上
2012.04 International Defence Review JIEDDO acquires iRobot UGVs <1205-040007>
 JIEDDO が、iRobot 110 FirstLook UGV 100台以上を調達した。
 iRobot 110 には前後左右に合わせて4個のカメラが取り付けられるているほか、IR の照明も付けられている。
iRobot 110 FirstLook の動画You Tubeから)】
2012.03.28 Jane's Defence Weekly Squad Mission Support System active in Afghanistan <1205-032803>
 米陸軍が1月下旬にアフガンで、分隊支援用 UGV SMSS使用を開始した。 使用は5月末まで 続けられる。
 SMSS は米陸軍が Workhorse UGV 計画として Lockheed Martin社から4両購入した UGV で、800-lb を輸送できる。
2012.03 International Defence Review Warrior beefs up iRobot stable <1205-030030>
 iRobot社が、iRobot 510 PacBot より重く頑丈な iRobot 710 Warrior の販売を間もなく開始する。 Warrior は PacBot と異 なり、米軍やその他の国がイラクやアフガン以外の地域でも使用することを目指している。
 Warrior の全備重量は347-lbで、電動モータにより8mph (12.9km/h) で、走行できる。 二重キャタピラ 構造により、45゚の登坂能力、47cmの超越能力、61cmの超壕能力、水深76.2cmの潜航能力を持つ。
2012.02 International Defence Review UK UOR scouts for new UGV <1204-020011>
 英国防省が12月、偵察、巡察用の UGV の戦時緊急要求 (UOR) を発簡した。 システムは24時間継続運用することから 最小限16時間の使用と、20kmの行動半径が求められている。
 候補にはイスラエルが装備している G-NIUS社製の Guardium Mk 1 と Mk 2 も入っている。
2012.02 International Defence Review Dragon Runner for Australia <1204-020009>
 オーストラリア軍が QinetiQ社製の Dragon Runner 20 UGV を受領する。 同軍は既に同社製でより大型の Talon UGV をアフガンに投入している。
2012.01 International Defence Review Guardium Mk 3 UGV nears delivery <1203-010006>
 G-NIUS社の Guardium Mk 3 UGV が間もなく試験を完了し、2012年初期にイスラエル軍に装備される。 Guardium Mk 3 は Ford社製 F-350 ピックアップトラックを改造した SandCat の改良型で、Mk 1/2 に比べて大型で、搭載量も2tと増大している。 武器とし ては800kgまで搭載でき、.50口径機関銃から40mm擲弾銃までが搭載できる。
 同社は M113 APC の UGV 化など、更に2~3機種の開発を考えている。
2011.11 International Defence Review UK set to trial Squad Mission Support System <1112-110026>

 英国防省が、Lockheed Martin社製 SMSS の試験を開始する。 試験に使用されるのは SMSS Block 1 で、この型は米陸軍が年末に4両をアフガンに投入する。 Block 1 は Block 0 を改良して信頼性を 高めている。
 英陸軍は SMSS を輸送任務にだけ使用するが、米陸軍は EO センサを搭載して AEWE Spiral G として、偵察、監視、 目標捕捉としても使用しようとしている。

2011.09.23 韓国東亜日報

インターネット

自爆ロボット、GPSパラシュート…映画の先端兵器が数年内に実戦配備 <1110-092301>
 韓国統合参謀本部が主催する『2011年武器展示会』で22日、国内で開発している要人殺害小型自爆ロボット、自爆型無 人航空機、目的地を探すパラシュートなどの先端スマート兵器が展示された。
 長さ24cm、高さ8cm、重さ700g円筒型小型監視偵察自爆ロボットは、敵やテロ犯に接近して自爆し敵を殺害する。 このロボットは 小銃擲弾を利用して100m離れた敵の潜伏先などに向け発射され、遠隔操作で敵に接近して爆発する。 また、超小型高解像度夜昼間観測カメラで 敵陣を偵察し、その状況をリアルタイムで伝えることもできる。 数年内に開発が完了する。
2011.08.10 Jane's Defence Weekly US Army kills MULE programme <1110-081003>
 米陸軍が7月下旬に MM-UGV 2.5t UGV 計画の中止を決めた。 この計画は FCS 計 画の一部で MULE UGV として計画が進められ、その後も C-IED 用として開発が続けられていた。
 対地雷型と輸送型は2010年1月に計画が中止されている。
2011.08 International Defence Review Lockheed Martin's SMSS successful in US Army's 'Project Workhorse' programme <1110-080032>
 Lockheed Martin社が6月下旬、同社の SMSS が米陸軍の Project Workhorse 計画として採用されたことを明らか にした。 Project Workhorse 計画し2010年4月に開始された UGV 計画で、アフガンに展開して分隊の装備を運搬す ることを目指している。
 米陸軍は$975,000で5両を調達し、4両をアフガン、1両を米国内に配備する。
2011.06.29 Jane's Defence Weekly UA Army clears SUGVs for operational use <1109-062913>
 米陸軍が SUGV48両配備する承認を得た。 配備先は第1機甲師団第3旅団戦闘団と歩兵学校で、同旅団は E-IBCT を装備する最初の部隊で、夏の終わりから2012年初頭までアフガンに派遣され る。
 SUGV は15kgの UGV で NIK や戦闘指揮ネットワーク装置と共に E-IBCT とし生き残った。
2011.06 International Defence Review SMSS defelopment continues despite delay in army decision <1107-060024>
 米陸軍が2010年4月に開始した Project Workhorse 計画は分隊の装備を運搬する UGV である SMSS の開発を目 指すもので、4月中旬に試験が行われることになっていたが、未だに行われていない。
 この計画には Lockheed Martin社が Land Tamer 6x6 車を元にした UGV を提案しているが、John Deere社も4輪の R-GATOR を提案している。
【 Lockeed Martin SMSS 記事:1012-110011 (IDR 2010.11)】
2011.04 International Defence Review Lockheed Martin's SMSS may deploy to Afghanistan by September 2011 <1107-040014>
 Lockheed Martin社によると、米陸軍が3月中に分隊支援用 UGV SMSS を発注すれば、9月にはアフガンに納入で きる。
【 SMSS 関連記事:1012-110011 (IDR 2010.11)】
 SMSS の評価試験は2010年10~12月に行われ、SMSS は輸送能力に加えて充電装置としても使用できることが確認された。 SMSS には 4.7kWの発電能力があり、試験では貨物輸送をしながら146個の蓄電池に同時に充電を行った。
2011.03.18 韓国中央日報

インターネット

東日本大地震、福島原発に無人偵察機・ロボット投入 <1104-031802>
 福島原発には、米空軍が Global Hawk を投入するほか、日本文部科学省は原発内部の放射線量を測定するため、人の接近が危険な場所で放射 線量を測定する防災モニターロボットを東京電力に貸すことにした。
財団法人の原子力安全技術センタが所有するこのロボットは、全長150cm、幅80cmの小型戦車のような姿で、 1.1km離れたところでも無線操縦が可能である。 このロボットは訓練に参加したことはあるが実際に現場に投入されるのは初めてである。
2011.01.19 Jane's Defence Weekly SUGV and NIK survive E-IBCT programme cuts 1102-011907><1102-011907>
 米陸軍の近代化計画 E-IBCT で、国防総省の調達責任者が1月12日に、小型 UGV ( SUGV) とネットワーク接続キット (NIK) 1個旅団分の調達を承認する一方、都市型 (U-) と戦術型 (T-) 残置型センサ (UGS) と Class ⅠUAV の計画中止を決めた。
【関連記事:1008-062609 (JDW 2010.06.26)】
【註】
 E-IBCT の Class ⅠUAV には MAV が予定されていた。
【関連記事:0802-010902 (JDW 2008.01.09)】
2010.12 International Defence Review Chinese EOD robot offers flexible mission set <1101-120006>

 中国の Poly社が、爆発物処理ロボット REX-1 の販売を行っている。
 REX-1 は70kgで、21cmの超越能力、35゚傾斜の通過能力を持ち2km/hで走行する。 吊り上げ能力はアームを伸ばした状態で3kg、縮めた状態で8kgである。

2010.11 International Defence Review Block 1 SMSS sees mechanical and systems changes <1012-110011>
 Lockheed Martin社が分隊支援用 UGV SMSS の改良点を公表した。 SMSS Block 0 は11月に LUT 試験が計画されているが、改良型の Block 1 は Dallas の同社施設で試験中である。  Blocl 1 では構造物にアルミが多用されたことにより50kgの軽量化に成功すると共に、タイヤが強化され、 自動化が進められている。 この結果取り付けられたセンサの数が9~11個から5~7個に低減された。
2010.10 International Defence Review US trials unmanned Marine Coerps resupply systems <1011-100015>
 米海軍との契約で Virginia 工科大学の学生が完成させた GUSS UGV 4両が、7月にハワイで行われた RIMPAC 演習で実験された。
 GUSS は Polaris社製 MVRS 700 6x6車を元にした、全天候性路外走行能力を持つ 無人補給用車両で、1,800-lbを搭載して8km/hで走行できる。
2010.05.19 Jane's Defence Weekly US receives ANS prototyping approval <1006-051909>
 米陸軍が有人/無人車両搭載の自動航法装置 (ANS) の最終設計審査 (CDR) を完了し 製造を開始した。 ANS を最初に搭載する ARV-A-L は10月に CDR が行われ、2011年末までに ANS を搭載し、2012年に試験が開始される。
 ARV-A-L は FCS で計画された小型 UGV MULE武装偵察型 である。
【 MULE 関連記事:1003-012003 (JDW 2010.01.20)】
2010.01.20 Jane's Defence Weekly US Army axes UAS and two UGV models <1003-012003>
 米陸軍が1月11日に議会に対し、FCS 用に開発していた Class Ⅳ UAS と、MULE UGV の地雷処理型と輸送型の計画を中止すると報告した。 但し戦闘型 MULEの開発は続行する。
 陸軍は今後、大隊と旅団を結ぶネットワークとセンサに、MQ-8B Fire Scout Class Ⅳ UAS に代えて Shadow の改良で対応するという。
2010.01 International Defence Review US Army poised to receive UGVs <1002-010009>
 MicroUSA社が米陸軍に Scorpion V2 UGV 10両、Armadilo V2 6基、Tactical Trow Camera (TTC) 6基を納入する。 Scorpion は Microswiss社製 SpyRobot の改良型6×6車である。 Armadilo は Microswiss社製 Spybot を改良した2.1kgで10m遠方に投げられる。 TTC は2輪の自走カメラで重量は0.5kg、5mの投擲が可能で LOS で150m、NLOS で100mの制御が可能である。
2009.10.22 朝鮮日報

インターネット

軍事ロボット開発、各国がしのぎ
(上)
<0911-102202>
 さまざまな生物を模したロボットの開発が、世界的に活発に進められている。
 ロボットメーカである Boston Dynamics社(註:Boston Dynamics社の HP )は、軍需物資の 運搬用として犬馬型ロボット Big Dog(註:Big Dog の YouTube 動画)を開発したほ か、最近は7mの障害物や壁を乗り越え偵察任務をこなすロボット Precision Urban Hopper(註:Precision Urban Hopper の YouTube 動画)を開発し、実戦配備を目前に控えている。
 また、水陸両用で戦場を行き交うことができるヘビ型ロボットも米国、スイス、日本、ノルウェーなどが研究を行っている。
朝鮮日報

インターネット

軍事ロボット開発、各国がしのぎ
(下)
2009.10 International Defence Review US Army trials autonomous UGV awareness system <0911-100036>
 米陸軍 TARDEC が来年早々に、GD社製で社内で T2 と呼ばれている UGV TAC-C の評価試験を開始する。 T2 は Jeep Rubicon の車体を元にした装輪戦闘車両で、手動 、遠隔操作、半自動、全自動で、人員輸送や補給などの戦場任務に就く。 全備重量は2,770kgで最大 2,000-lbの輸送能力がある。
2009.09.02 Jane's Defence Weekly EDA sponsors multiple unmanned vehicle study <0911-090203>
 欧州防衛庁 (EDA) が、将来の外征作戦がネットワーク化された MUV に依存すること になるとの研究成果をまとめようとしている。
 EDA は以前、地上の MUV をネットワーク化して偵察、戦闘、捜索救難などに使用する構想を持っていたが、今回の研究成果では単一機種の MUV のほか、戦場に展開 している陸、海、空の MUV をネットワーク化することも考えている。
2009.08.26 Jane's Defence Weekly EDA sponsors unmanned study <0910-082601>
 EU の防衛部局である EDA は、将来の EU の海外派遣任務は Multiple Unmanned Vehicle (MUV) にかかっていると 見ている。 EDA はかつて、陸上型 MUV をネットワーク化して偵察、戦闘、捜索救難に使用することを検討していた。
2009.08.05 Jane's Defence Weekly US Army prepares to trial new UGV <0910-080507>
 米陸軍が8月3日に Lockheed Martin社が開発した新型の輸送用 UGV SMSS の試験を開始し、試験は数週間行われ る。 この試験で SMSS が軍用に適するとなれば、2010年の初期に戦場を想定した operational test が行われる。
 SMSS は6×6の装輪車で1,000-lbの輸送能力がある。
2009.07.07 韓国
聯合ニュース

インターネット

軍用偵察・戦闘ロボット、年内に開発完了の見通し <0908-070703>
 韓国国防科学研究所 (ADD) がハンファ研究所と共同で進めている小型偵察/戦闘ロボットの開発が年内に完了す る。 このロボットは任務によって、100m先の識別ができる EO/IR 装置または機関銃が取り付けられる。
 電動のこのロボットは全長72.8cm、幅51.3cm、高さ26.8cm、重量26kgで、前方の監視警戒所 (GP) や地上観測所 (GOP) での警戒、あるいは近 接戦闘やテロ鎮圧などに投入される。
2009.06.03 Yahoo 毎日新聞記事

「業界初、四足双腕ロボット開発 クレーンの技術結集--タダノ/四国」

<0907-060301>
 建設機械メーカのタダノが、業界初となる四足双腕作業ロボット Robotops を開発し公開した。 Robotops は全長 3.8m、高さ、幅2.1m、重量は2.7tで、4本の脚により2.5m/mで歩行し、2本の腕で最大200kg物体を持ち 上げることができる。
 4本の脚は作業時には固定されアウトリガになる。 2本の腕には27ヵ所の関節を設け、腕を折り曲げたり、物をつか む手首の部分をひねったりと自由な動きを可能にした。 さらに腕と車体に3台のカメラを搭載しモニタを見ながら遠隔操作 できる。
(タダノ社の『“未来のクレーン”ROBOTOPS(ロボトプス)発表について』)
2009.06 International Defence Review New mini-robot offers optical system for rapid vehicle inspection <0907-060037>
 ReconRobotics社が、車両の裏側を点検する UGV ReconScout を開発した。 ReconScout は水平から 32゚の方向を60゚の高視野角で見ることができるため、殆どの車両を一通過で点検できる。 ReconScout の幅は18cmで重量は0.54kgである。
 操作員は30m離隔した場所で白黒モニタを用いて操作する。
2009.05.22 朝鮮日報

インターネット

米国でポケットに入る「偵察用軍事ロボット」開発 <0906-052201>
 米国の iRobot社が20日、小型 UGV Ember を公開した。 大きさは本ほどで重さも1-lbにもならず、兵士が軽易に携 帯できる。
 Ember は市街戦で偵察兵の役割を担えるよう、超小型カメラと通信装置が装着されていて、両脇にはひっくり返ったとき、元通りになる装置"フリッパ ー"が装着されているため、障害物も問題ない。
2009.04.22 Yahoo 読売新聞記事

「イスラエル軍の最先端『無人兵器』、ガザ紛争で次々投入」

<0905-042202>
 無人兵器の開発で世界の先端を走るイスラエルは、ガザ紛争にリモコン兵器が多数投入した。
 ソフトボール大の球形カメラ30cm四方の UGV など、イスラエル軍がガザ紛争で使用した新兵器は、一見するとおも ちゃのようだ。 球形カメラを地下トンネルや建物に投げ込めば、昼夜、周囲の映像や音声が送信され、敵の動きをつかめる。 UGV は偵察用であるが爆薬を積んで突撃す ることも可能で、共に市街戦で威力を発揮する。
2009.03.27 韓国中央日報

インターネット

ロボット偵察兵 2008年度国防研究開発成果発表大会 <0904-032703>

 韓国大田の国防科学研究所 (ADD) で26日、2008年度国防研究開発成果発表大会が行われ、無線操縦の犬馬型ロボットが展示された。
 このロボットは、最大6km離れた敵陣に浸透、偵察業務を遂行できる。

2009.02.18 Jane's Defence Weekly GPS/INS contract boosts unmanned ground vehicles <0904-021803>
 米陸軍が開発中の FCS で重要な役割をする ANS GPS/INS 利用自動航法装置の開発に Northrop Grumman社が 選定された。 ANS は MULE を初めとする UGV だけでなく、MGV にも搭載され る。
 ANS は LN-270 PLANS 地上航法装置、2個の GPS アンテナ及び耐妨害 GPS 受信機で構成される。
2009.02.11 Jane's Defence Weekly US Army calls for increase in MULE weight <0904-021106>
 FCSUGV である MULE の輸送型 MULE-T は 、当初 UH-60 Black Hawk で空輸可能であることが求められていたため、重量は2,000-blを搭載して5,200-lb以下が要求されていたが、通信装置や航法装置を積むと車両 重量は2,000-lbと無理になるため、空輸性及び重量についての要求が変更された。
 新しい要求では CH-47 Chinook に2両搭載できることが求められ、全備重量は7,325-lbに緩和された。
 MULE は全輪にモータが配置され駆動する。
2009.01.12 Aviation Week & ST Bugging the bugs <0902-011213>
 BAE Systems社製の空投式ネットワークセンサ Wolf Pack はコーヒー缶の大きさであるが、その孫、曾孫になるのは素早く動き回る機械蜘や飛 び上がる機械バッタになるであろう。 機械バッタはひと飛びで大きく移動でき、機械蜘は自然の蜘同様に足の表面が吸 着し、壁を伝え歩ける。
 また小型の SIGINT 装置、イメージセンサ、生物化学剤検知器、音響探知機、磁気探知機を搭載した機械トンボ も考えられている。
2008.11 International Defence Review Shouldering the load: UGVs carve out operational roles supporting land forces <0812-110006>
= UGV に関する2頁にわたる特集記事 =
Talon
 QinetiQ の子会社である Foster-Miller社製で、米国が2007年4月までに1,000両、2008年5月までに更に1,000両を調達 している。
PackRot
 米 iRobot社製で、既に1,500以上が調達され、更に調達が続けられている。
Wheelbarrow Mk8 Plus Ⅱ
 英国が北アイルランドで使用した Remotec社製 Wheelbarrow の改良型で、315kgと旧型より重い。 50cmの超壕能力と48cmの超堤能力を持ち5km/hで走行する。
Andros Mark Ⅴ-A1
 Remotec社製の UGV で、360kgながら5.6km/hで走行する。
mini-Andros Ⅱ
 Andros より小型ながら同程度の超堤、超壕能力を持つ。 ただし速度は1.8km/hである。
MULE
 2.5tの MULE には、輸送用の MULE-T、地雷処理用の MULE-C、軽武装突撃車の ARV-L の三機種がある。 いずれも HMMWV 並の1.75mの超壕能力と、0.75mの超堤能力を 持つ。 MULE-T は1,000kgの輸送能力を持つ。
 MULE の最終設計審査 (CDR) はFY11に行われ、FY15には配備が開始される。
2008.07 International Defence Review German Army outlines push to UGV autonomy <0808-070003>
 ドイツ陸軍のロボット開発担当者が、同陸軍が国産の UGV を今後5年以内に装備する計画 であることを明らかにした。 用途についてはまだ確定していないが、偵察監視輸送について検討が進められている。
 偵察監視用には、建物内などを偵察する携帯型 UGV、斥候用 UGV、砲兵観測用 UGVの3種類が考えられている。
2008.06.04 Jane's Defence Weekly Robot wars <0807-060414>

= 小型 UGV に関する4頁にわたる特集記事 =
 
2008.05.06 朝鮮日報

インターネット

イギリスで軍用「昆虫ロボット・・・ <0806-050601>
 BAE Systems社がロボット蜘蛛ロボット蛇など軍用生物型ロボットの試作品を今年末までに完成させる計画で 、クモ型ロボットの開発は最終段階に入っている。 これらのロボットは地雷や爆発物を仕込んだ罠が設置されていて危険な地域を偵察したり、敵 を探索する任務を負うことになる。
 昆虫ロボットは小型カメラが撮影した映像を無線で送信するほか、一部には化学物質や放射性物質を探知するセンサも搭載される。 受信した映像の表示やロボットへの 命令は、手首にはめたコンピューターで行う。
2008.05 International Defence Review US orders new UGVs <0806-050023>
 米陸軍が偵察用の SpyRobot 6x6 UGV を Macroswiss社に発注した。 新型 UGV は同社の SpyRobot 4WD を発展させた もので、自重の4倍を運搬できる。
 搭載する主装備は EO センサになる。
2008.01.09 Jane's Defence Weekly US Army looks to speed fielding of FCS robotics <0802-010902>
 米陸軍は Boeing社に対し、FCS 構成品の Class Ⅰ UAV と SUGV (Small UGV) の開発を促進するよう指示した。
SUGV
 初期型の SUGV は iRobot社製の Packbot が、既に実戦使用されている。
【関連記事:0515-071304 (JDW 2005.07.13)】
Class Ⅰ UAV
 海軍は試作初期型 Class Ⅰ UAV である Aerospace社製 MAV (Micro Air Vehicle) の試験を行っている。
【関連記事:0717-080609 (AW&ST 2007.08.06)】
 MAV は VTOL UAV で、カメラ、通信中継器、データリンクなどを搭載する。
2007.11.05 Inside the Army Unmanned FCS 'Mule' systems finish mobility testing, readied for review <0723-110510>
 米陸軍は10月末に FCS の構成装備である MULE の初回走行試験を終了し、12月中旬に行う事前設計審査の 準備を開始した。 2.5tの UGV は、1mの超壕能力と40゚の登坂能力が確認された。
 2008年春からは GPS 利用の ANS (Autonomous Navigation System) を用いた障害物自動 回避走行試験が予定されている。 装備化は2012年を目標としている。
2007.10.15 Defense News Weapons, technology loom large ar AUSA <0722-101508>
 AUSA (Association of the United States Army) の年次総会及び装備展示会が10月8日から1週間、ワイントンで開催され、展示会で は開発中の最新技術や提案中の装備品等が企業等から紹介された。
= 注目を集めた展示品 =
JLTV (Joint Light Tactical Vehicle)
 5社が提案する生存性及び機動性を追求する小型戦闘車両の試作品
Warrior X700
 iRobot社が開発中の多目的ロボットで重量250-lb、500-lbの補給物資や40mm多銃身機関砲等を搭載し、時速10kmで約1日行動が可能。  2008年中頃の装備化をめざす。
SLAMRAAM 搭載 MXT (Military Extreme Track)
 SLAMRAAM を搭載することで、搭載弾数の増加、全周対処、迅速な発射を可能とする。
DAGR (Directional Attack Guided Rocket)
 Hellfire と同等の能力を持つ2.75吋のレーザ誘導ロケットで、精度が高いため二次被害を低減できる。
2007.09.24 Inside the Navy Service orders 128 more Bomb-disposal robots from iRobot <0721-092417>
 米海軍 NAVSEA は、新型の爆弾処理ロボット MTRS (Man-Transportable Robotic System) 128両を総額$19Mで iRobot社に発注した。 納入は2008年中頃となる。
 MTRS は、EOD の隊員が TV 画像を見ながらジョイステックを用いて遠隔操作で IED や不発弾等の爆発物を処理するロボットで、 900両以上を追加発注する計画であり、2012年までの約1,800両を装備する。
2007.08.29 Jane's Defence Weekly iRobot alleges its patent has been infringed <0718-082915>
 iPobot社が Robotic社を、Robotic社の Negotiator Tactical Surveillance ロボットが、米軍が爆発物処 理や偵察用に広く使用している iPobot社製 PackBot の特許を侵害しているとして、販売差し止めを求め 提訴した。
2007.08.20 Defense News IRobot files suit <0718-082010>
 iRobot社は、Robotic Fx社と創設者をデザイン盗用と特許権侵害で告訴した。 告訴状によると Robotic社 は iRobot社の IED 及び洞窟内捜索用ロボット PackBot の設計を盗用した Negotiator を製造し、州警察等に納入している。 PackBot と Negotiator は重量は50-lbの遠隔操作 IED 探知用 UGV で、酷似してい る。
 PackBot は陸軍に1,000台以上を納入し、イラクやアフガンで運用中であるが、iRobot社は盗作により著しい損害を被ったとしてい る。
2007.08.15 Jane's Defence Weekly SWORDS armed robots join combat team in Iraq <0718-081503>
 イラク駐留の米陸軍第3歩兵師団第3旅団に SWORDS 武装 UGV が装備されている。 同旅団には2006年の中 頃に配備された。
 SWORDS は Foster Miller 3B ロボットに TRAP (Telpresent Rapid Aiming Platform) を取り付けたもので、M249 5.56mm機関銃、M240 7.62mm機関銃、M109 12.7mm狙撃銃などが搭載できる。 TRAP は800mを視認できる。
2007.08.15 Jane's Defence Weekly US Army ground robots see exponential growth <0718-081502>
 米陸軍はイラクとアフガンで、UAV と共に UGV の配備が急速に進み5,000両以上 になっている。 UGV の配備数は2004年に163両であったのが、2005年には1,800両、2006年には4,000両、2007年には既に5,000両を超 えている。 その主たるものは iRobot社製 PackBot の様な爆発物処理用であるが 、最近では SWORDS の様な武装 UGV も経路警戒、部隊掩護、市街戦などに使われ始めた。
 SWORD は Foster Miller 3B ロボットを改造し、M249 5.56mm機関銃、M240 7.62mm機関銃 、M109 12.7mm狙撃銃を装備している。
( SWORDS 関連記事 ND 2006.06)
2007.08.13 Defense News US wants 3,000 new robots for war <0718-081313>
 米陸軍と海兵隊は、イラクとアフガンに展開する部隊からの緊急要請に応え、爆発物探知用 Xbot ロボット1000両以上を年末までに、更に2000両以上 を5年以内に調達する。 Xbot は重量50-lb以下、遠隔操作装置の重量20-lb以下で、8月13~15日に行われる走行試験の結果により9月 14日に機種選定し、採用企業は101台を10日以内に納入することが義務づけられている。 軍は年内にロボット保有総数を 5,000両以上とする。
 有力候補には既に1,000両以上が現地で使用されている PacBotMARCbot のほか、 TALON (115~140-lb) 及び国内で警察が使用している Negotiator 等があがってい る。
2007.06 International Defence Review Step change in urban operation as UGVs face up to the enemy <0712-060009>

= 市街戦における UGV に関する7頁にわたる特集記事 =
 
2007.03.12 Inside the Army Army begins testing robot for hazardous materials reconnaissance <0708-031210>
 米陸軍第95化学中隊は、昨年の秋に生化学放射能検知用無人ロボットである CUGR (Chemical,Biological,Radiation and Nuclear Unmanned Ground Vehicle) の ACTD を行った。
 CUGR は小型 UGV に各種センサを搭載する検知装置で、最近イラクでは IED に爆発物以外に塩素等の化学物質が併用され脅威となっ ていることから、早急な対応が必要となっている。
 CUGR は iRobot社製で、搭載センサを含め1台あたり$250,000である。
2007.01.15 Inside the Army FCS Unmanned Ground Vehicles under review; ARV on chopping block <0705-011501>
 米陸軍は FCS に装備する UGV 削減を検討している。
 計画では三種類の MULE (Multifunction Utility/Logistics and Equipment) 及び二種類 の ARV の開発を予定しているが、このうち MULEーTransport の装備数を削減し、ARV は一機種を削減する方向で検討が行われている。
 当局は FCS に装備する UAV も四機種から二機種に削減する方針であり、中隊規模の Class Ⅱ 及び大隊規 模の Class Ⅲ が対象となっている。 また NLOS-LS の装備数についても削減 する方針とみられる。
2007.01.08 Defense News UK orders 80 robots <0704-010805>
 英国防省は IED 等の処理用に、1970年代から北アイルランドで運用している Wheelbarrow の後継として Northrop Grumman社の子会 社である Remote UK社から、最新型6輪ロボット80両を購入する。
 Qinetiq社は UGV の指揮制御システムを担当し、納入は2010年を予定している。
2006.12.06 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin sees potential for SMSS vehicle <0701-120605>
 Lockheed Martin社は、米陸軍 FCS のシステムインテグレータである Boeing社から2.5tの MULE UGV を受注 しているが、これとは別に FCS 以外の軽装備/特殊部隊用に SMSS (Squad Mission Support System) UGV を 自社開発している。
 SMSS は6x6社で、分隊規模の部隊を支援する搭載能力1,000-lbの UGV である。  同社は現在2両の模擬機を試作して試験を行っており、更に改良が続けられている。
2006.12.04 Inside the Navy Navy to hold discussions on unmanned vehicles for IED disarmament <0702-120406>
 米海軍 NAVSEA は IED 処理用の UGV の開発に関する企業説明会を来年1月に予定している。 AEODRS (Advanced Explosive Ordenance Disposal Robot System) と呼ぶ装置は UGV または UGV システムとして JEOD (Joint Explosive Ordnance Disposal) 要員が運用して IED の処理を行う。
 当局は2007年から2年間の技術開発、その後2~3年の SDD を経て2013年の装備化を目標とする。
2006.10.23 Defense News US Navy orders Talon robots <0624-102306>
 米海軍が、イラク及びアフガニスタンで運用する IED 対処用Talon UGV 約80両 と修理部品を総額$42.8Mで Foster-Miller社に発注した。
2006.10.18 Jane's Defence Weekly US DoD boosts TALON portfolio <0622-101813>
 米国防総省が QinetiQ の子会社である Foster-Miller社と、$42.8Mにのぼる TALON UGV の契約を行った。  発注はいずれも海軍からで、$22.8Mで80両の TALON を調達すると共に、$20Mで 'robot hospital' が使用す る損傷 TALON の修理用部品等となっている。
 TALON は2000年以来軍に採用されて爆発物処理任務 (EOD: Explosive Ordnance Disposal) に使用されてお り、イラクとアフガンでは2万回以上使用されている。
2006.10.16 Inside the Army Lighter weight version Pacbot expected soon under FCS <0624-101603>
 2002年以来、アフガニスタンで洞窟内の爆発物探知や偵察に使用している Pacbot が、軽量 化と若干の改善を加え近日中に戦地に送られる。
 Pacbot は重量50-lb以上で、付帯装備を加えると60-lbを越えるため、携行用 UGV として改善が必要であっ た。 また、アフガンでの戦訓から機能上も改良が加えられ、適用技術は FCS に逐次採用される。
 SAIC社は6月に$51.4Mで FCS のロボット開発を受注した。
2006.08.09 Jane's Defence Weekly Cost fears cause UK to settle dispute with iRobot <0617-080911>
 英国は2001年に米国の IRobot社に PackBot を£9Mで発注したが、2004年に同社が開発が困難であることを 理由に追加費を要求してきた。 英国は一旦契約した金額の追加には応じられないとしてきたが、7月27日に納入する PackBot を30基 に留めるとの合意を行った。
 英国防省は不足分を可搬型のラジコン車で補うことにした。
2006.08.03 Yahoo 朝鮮日報記事

「韓国陸軍、軍事用ロボット開・・・」

<0616-080301>
 韓国陸軍は2日、軍事用ロボットの三段階開発計画をまとめ、本格的な軍事用ロボットの開発に乗り出すと発 表した。
 2015年をめどに開発を見込んでいる第一段階では地雷探知除去用ロボットと携帯できる偵察用 軍事ロボットを、2020年までの第二段階では多目的軍事用ロボットと偵察戦闘用軍事ロボットをそれぞれ 開発する計画だ。
 2025年までの第三段階では、重装備を伴う戦闘用ロボットや火炎放射機能を搭載した軍事ロボットの開発が予定 されている。
(関連記事 JDW 2005.12.07)
(関連記事 時事 2005.09.21)
2006.08 International Defence Review TacFLIR begins testing on UGV <0617-080003>
 Northrop Grumman社が米陸軍との契約で開発を進めている FIRRE (Family of Integrated Rapid Response Equipment) 部隊防護用多層マルチセンサシステムの一部を成す TAGS (Tactical Amphibious Ground System) UGV に、TacFLIR ターレットを搭載する試験が行われ成功した。
( TAGS 関連記事 DN 2005.08.29)
 TacFLIR は FLIR Systems社製の SeaFLIR ターレットを元にしたもので、320x240のインジウムアンチモン素子中波長 IR センサや、昼/微光用 CCD TV などを搭載している。
2006.06 National Defense First armed ground robot readied for deployment <0615-060003>
 米陸軍の戦闘ロボット SWORDS が1ヶ月以内にイラクに実戦配備される。
 SWORDS は Talon ⅢB UGV に M249 機関銃を搭載する戦闘ロボットで、4台のビデオカメラと暗視装置を装備 し、操作員は約1哩離れて操作できる。 装弾数は現在200発であるが、今後弾種と数量の増加が具体化される。
 陸軍は今後2ヶ月間に83両をイラクに送る計画だが、現在 DoD の承認待ちとなっている。
(関連記事 JDW 2005.02.02)
2006.05.29 Defense News Multinational robots <0615-052901>
 NATO と EDA は次世代無人戦闘車両 AFV の開発を検討している。 課題は予算と NATO 19ヶ国の通信システ ム共通化で2008年までに実証研究を完成する方針で研究を進めている。
   図は独 Robowatch社が設計した無人偵察車で、ビデオカメラ、熱感知カメラ及び毒ガス検知器を装備する。
2006.02 International Defense Review Robowatch unveils modular ground vehicle <0604-020010>
 ドイツの Robowatch社が、小型モジュラ UGV である Asendro を販売している。 Asendro は Ofro の後継 で Ofro よりやや小型である。
 Asendro は射出成形アルミの車体とポリマ製の履体からなり、全長92cm、全幅40cm、全高20cmで、最大速度15km/h、 最大搭載量38kg、登坂能力43゚の性能を持ち、自律航法と遠隔操作で2kmまで行動できる。
 主な用途は偵察、爆発物処理、NBC 防護で、同社は2,600両の販売を見込んでいる。
2006.01 National Defense Laser-based sensor will sniff out chemicals on the move <0603-010005>
 米陸軍は次世代化学物質検知装置 JCSD (Joint Contaminated Surface Detector) の研究を ACTD で行ってい る。
 ACTD は総額$47.5Mで、偵察用車両に搭載して高速移動間に化学物質を検知、警告する紫外線レーザを用いたシステムの技術検証と、既 存の生化学、核物質検知器を Packbot と Talon UGV に搭載する研究の二項目からなる。
 JCSD は現在、時速45kmで走行する車両から液体及び固体両方の物質検知を行い2秒以内に警報を発することが確認され、検知できる化 学剤は20種類、有毒化学物質30種類である。
 野外試験は4月~5月に予定され、実用型システムの試験は2007年に計画されている。 試作中の JCSD 及び Packbot UGV システム は7月からイラクでの実地試験を予定している。
2006.01 National Defense TSA, Army test bomb detector <0603-010001>
 米輸送安全局 (TSA) は陸軍と共同で、金属製容器内の爆発物、生化学物質、麻薬等を検知するセンサーシステムの開発を行っている。
 中性子を利用しガンマー線放出を探知するセンサーは CarBomb Finder と呼ばれ、 陸軍が開発した SmarTruck UGV に搭載される。 TSA はこの技術を用いた荷物検査システムの開発を検 討中である。
 開発を行っているのは Irvine社で、陸軍は年内に TAACOM での試験を計画している。
2005.12.07 Jane's Defence Weekly South Korea reveals technology demonstrator duo <0524-120707>
 かつて現代グループの一部であった韓国の Rotem社が、10月に行われた防衛展に二種類の UGV を出品した。
RXV
 4.3m×1.8m×1.7mの4x4車で、無線 LAN により1kmの範囲を行動する。 武装として40mm擲弾銃を装備する。
RXV-E
 寸法2.7m×1.6m×1.0m、重量700kgの6x6車で、6基のホイール内モータで走行する。
 45kgの IR センサを搭載し、人員であれば15km、車両であれば15kmで捕捉できる。
(類似記事 JDW 2005.11.02)
2005.11.02 Jane's Defence Weekly Athena sensors receive upgrade <0522-110206>
 韓国の DoDaam社がセンサを改良した Athena UGV を公表した。 Athena の原型は 2002年に開発され、既にイラクで活動中の韓国軍が使用している。
 Athena はカナダ Argo社製の450kg6輪車を使用し、Aegis 遠隔操縦装置、K-2 機関銃 、CCD カメラと照射機を搭載し、無線 LAN で制御される。
 改良型ではイスラエル Thermal Beacon社製で実験段階の IFF 装置と Mk-Ⅳ 広帯域 thermal beacon 装置を搭載している。
【註:】
 DoDaam社は、大徳バレーの防衛産業専門ベンチャー企業で、 T-50 など各種航空機の操縦シミュレータ、地上戦用各種シミュレータ及び陸戦用ロボット兵器などを開発生産している。
2005.11 International Defense Review Rheinmetall exhibits first Foxbot <0523-110002>
 ドイツの Rheinmetall社が、Foxbot ISR 用ロボットを完成し、部隊実験用に軍に納入した。 独陸軍及び蘭 陸軍は既に600基以上を発注している。
 Foxbot は6輪車搭載で、1.2mまで伸長するマスト上に TV カメラを搭載すると共 に、車体上面に6個のマイクを配置して音響センサとしても働く。 TV カメラは、走行時には広視野角、捜索時 には狭視野角で使用する。
 TV 映像は音声と共に COFDN ディジタルビデオリンクで送られ送信され、映像はラップトップタイプの表示装 置、音声は操作員のヘッドセットでモニタする。
 Foxbot は1.5時間活動可能で、1,000m以内を行動できる。
2005.09.21 Yahoo 時事通信記事

「戦場の危険作業はロボット・・・」

<0519-092101>

 韓国政府が21日、軍事用ロボットを研究開発する計画を承認した。 2006年から6年間で総額334億ウォン (約33億円)を投じ、6~8個の車輪や足を使って平地や山岳地を歩行できるタイプのロボットを開発し、遠隔操 作により地雷撤去など戦場での危険な作業を人間に代わって行う。
 韓国国防省が新型ロボット三種類のデザインを公表した。

2005.08.29 Defense News Robot vehicle may be sent to Iraq <0520-082904>
 米陸軍は偵察監視用無人車両 TAGS (Tactical Amphibious Ground Support) Vehicle を 近日中にイラクに輸送する準備を進めている。
 TAGSは陸軍の FIRRE (Family of Integrated Rapid Response Equipment) 計画で選定された、Northrop Grumman社製の重量3,400-lb、 時速25mph以上の UGV で、搭載重量は2,400-lbである。
( TAGS に関する記事 JDW 2005.08.31)
 TAGS には各種センサのほか、GPS と地点誘導システムが装備され、設定した地点を自動走行するが、走行不能な障害があれば状況を 地上ステーションに伝達、リモート操作で回避させる。
2005.08.31 Jane's Defence Weekly US Army strives for robotic sentries <0518-083101>

 米陸軍が Northrop Grumman社にイラクに速やかに投入できる UGV とセンサを発注した。 Northrop Grumman社が製造するのは Dumur社製の泥濘地用有人車両 Wolverine を無人化するもので、TAGS (Tactical Amphibious Ground Support) システムと呼ばれる。
 TAGS は自重1,550kgで1,100kgの搭載能力があり、40km/hで12時間走行できる。  TAGS には FLIR センサと AN/PPS-5 レーダが搭載さる。

2005.08.24 Jane's Defence Weekly US Army speeds up fielding of attack robots <0518-082406>
 米陸軍は BAE社で試作中の ARV (Armed Robotic Vehicle) を、当初計画を2年前倒しして 2010年に装備化しようとしている。
 ARV は FCS 計画最大の UGV で、25mm砲を装備する偵察型の ARV-R (ARV-Reconnaissance) と、30mm砲及び4発の対戦車ミサイルを装備する攻撃型の ARV-A (ARV-Assault: 右図) がある。
 これに対して DoD は2004年の報告の中で、ARV は有人車が同行して制御しなければならず、また予測し得な い事態への対処能力も不十分であるとして懸念を表明している。
2005.07.13 Jane's Defence Weekly Bomb-clearing robots to enter full-rate production <0515-071304>
 現在約1,500台爆弾処理用ロボットをアフガンとイラクで使用しているが、米 DoD は新たに MTRS (Man Transportable Robotic System) として2機種の FRP 入りを承認した。
 承認されたのは Foster-Miler社の Talon Ⅳ と、iRobot社の PackBot 0EOD で、5機種の中から選定された。 Talon Ⅳ は既に300台が生産され、その90%がイラク及びアフガンに送られている。 PackBot も200台 程度が使用されている。
 米国は900台以上の MTRS 調達を予定しているほか、性能向上計画も進められている。
( Talon 関連記事 CNET 2004.12.03)
2005.07 National Defense Incoming fire <0516-070002>
= 部隊防護資器材の展示会に関する記事 =
 第5回部隊防護資器材の展示会では、これまでの基地防護主体から戦場での兵員防護に焦点をあてた鋼製シェルタ、防護盾、Talon UGV など多数の資器材を各社が展示、実演した。
鋼製シェルタ(Kontek社)
 コンクリート掩体より75%以上軽量な高さ9.5ft、幅4×4~45-tの鋼製シェルタで、120mm迫撃砲弾に耐える。
防護盾 Modular Armored Security Shields(STS社)
 厚さ3/8吋の鋼製盾で、小火器の連続射撃に耐える。
PVAB (Portable Vehicle Arresting Barrior:GD社)
 45mile/hで走行する5tトラックを投射網で捕捉できる。 設置時間15分以内。
Zx20 Ballistic Camera(Extreme社 )
 M-16 等の小火器の直撃にも耐える戦場監視カメラ。
M-Ⅱ FlashCam(mobilLED社)
 長さ17吋、88,000燭光の強力フラッシュライト。
Talon Direct-Action System
 M-16、M240 機関銃を搭載する無人武装偵察車両で、300~400m離隔して操縦が可能。 コソボ、イラク、アフガン等で不発弾処理に運 用され、20,000回以上の処理実績を持つ。
Segway 2輪移動車
 自動バランス制御の一人乗り電動二輪車で、時速は12.5mile、巡察警戒用として各軍が期待している。
2005.07 International Defense Review US Army marches on with Future Combat Systems programme <0514-070019>
= FCS 開発の現状の紹介記事 =
 FCS 計画は2003年5月に SDD 移行を決める Milestone A を通過しているが、メーカと軍の計画担当は Milestone B に向けた最終準備に入っている。
 記事には C2V (Command and Control Vehicle)、ICV (Infantry Carrier Vehicle)、NLOS-M (NLOS-Mortar)、SUGV (Small UGV) などの完成予想図がある。
2005.06.06 Inside the Army Boeing increase contract award for FCS Unmanned Ground Vehicles <0515-060601>
 Boeing社と共に FCS の LSI である SAIC社が、小型ロボット車両 SUGV の開発を$51.4Mで受注した。
 SUGV は現在アフガンで地雷や爆発物探知に使用している PackBot を更に小型化し改良した iRobot で、FY-12の装備化を目指している。
 技術課題は電源、JTRS Cluster 5 による通信リンク、耐久性及び補給整備性で、今後多くのトレー ドオフスタディを必要とする。
2005.02.21 Defense News Robot vehicle to be built for combat <051-022103>

 DoD の Robot Systems JPO は Carnegie Mellon 大学の NREC (National Robotics Engieering Consortium) に、 Gladiator TUGVの開発試作を海兵隊用に$26.4Mで発注した。
 Gladiator は偵察監視用戦術 UGV で、海軍 ONR が試作車を発注しており、計画には United Defense社がサブコンとして参加する。  海兵隊は200両を装備する予定である。

2005.02.02 Jane's Defence Weekly US Army speeds fielding of armed robots to Iraq <0504-020202>
 米陸軍が武装ロボットのイラク投入を急いでおり、3~4月頃にも実現しそうである。
 投入されるのは既にイランやアフガンで使用されている Foster-Miller社製 Talon を武装化したもので、 SWORDS (Special Weapons Observation Reconnaissance Detection System) と呼ばれる。
 SWORDS には M249 5.56mm軽機関銃、M240 7.62mm中機関銃、M107 12.7mm Barrett 狙撃銃が、TRAP (Telepresent Rapid Aiming Platform) に乗せて装備される。
( Talon 関連記事 CNET 2004.12.03)
 SWORDS はリチウムイオン電池により、開豁地で1km、市街地で800mの範囲を7km/hで6時間走 行でき、AN/PVS-14 暗視ゴーグルを搭載する。
2005.01.31 Inside the Army Rough terrain and surprises challenge FCS Unmanned Ground Vehicles <0505-013105>
 米陸軍の FCS UGV (Unmanned Ground Vehicle) は軽、中、重の3機種を開発する。
軽 UGV
 既にアフガンとイラクで試験運用している重量30-lbの偵察ロボット Packbotの他、Vangurd Talon、Mini-Andros があり、装備化は 2008年以降を予定する。
中 UGV
 重量5,000-lb~7,000-lbで、MULE-Transport、MULE-Countermine、通信中継用 MULE-Retrans 及び ARV-AL (Armed Robotic Vehicle-Assault Light) がある。 CDR をFY-07に予定する。
 ARV-AL は Javelin 2発と .50機関銃を搭載する。 陸軍は1200両の MULE のうち300両を攻撃用とする計画で ある。
重 UGV
 重量10,000-lb~20,000-lbで、攻撃用 ARV-A と偵察監視用 ARV-RSTA がある。  ARV-Aには4発の Javelin と30mm機関砲を装備する。 陸軍は675両を導入する計画であり、FY-06まで S&T 研 究が続けられ、事後開発に移行する。
 中重 UGV の技術課題は、通信断絶、敵の攻撃等不測事態への対処機能と荒地での機動性にある。
2004.12.09 Inside the Pentagon General: Joint Ground Combat Vehicles office could be five year away <0504-120901>
 米陸軍と海兵隊は、5年以内を目途に次世代軍用戦闘車両開発の合同プログラムオフイスを設立する。
 陸軍は2014年に FCS の地上車両を、海兵隊は2018年~2020年に MEFFV (Marine Air-Ground Task Force Expeditionary Family of Fighting Vehicle) を装備化する計画で、合同オフイスの設立は開発経費の低減と設計の効率化が目的である。
2004.11.15 Inside the Pentagon General Dynamics wins contract for Marine Corps' EFSS and ITV <0503-111505>
 General Dynamics社は米海兵隊の EFSS (Expeditionary Fire Support System) と ITV (Internally Transport Vehicle) を $18Mで受注した。 契約額は最終的に $296Mに達する。
 EFSS は高機動車2両からなるガンシステムで、ヘリ又は V-22 Osprey による輸送ができる。 ITV は軽量か つ高機動の装輪戦闘車両で、V-22 の機内に収納が可能である。
 当初契約は EFSS 及び ITV の計画管理、技術開発支援で、海軍は FY-06~FY-11に EFSS 66セットの調達を要求する。
2004.12.20 Aviation Week & ST Lockheed Martin unmanned systems <0502-122001>
 Lockheed Martin社は宇宙探査機構と連携して月面探査機による水素や水の検知をはじめ、火星や木星での無人探査システムの開発に取 り組んでいる。
 同社の航空部は火星探査用の UAV を、MULE 開発担当は月と火星の探査機を、水中システム部は木星と土星の月にある海洋探査システ ムの探査機をそれぞれ研究しており、技術的にも充分要求に耐えうる状況にある。
 同社は陸海空及び宇宙のあらゆる分野において、無人システム技術を統合化すると共にスパイラル開発を行っていく。
2004.12.03 Yahoo CNET 記事

「米陸軍、マシンガンを装備・・・」

<0423-120303>
 米陸軍はロボットに武器を持たせ、人間がそれを制御できるようにする計画である。 米陸軍は来年3月、Foster-Miller社製ロボット 「Talon」の展開を始める計画だ。 米軍は2003年から武装 Talon の試験を続けている。
 Talon は約36kgで、8.4km/hの速度で32kmのバッテリ走行が可能である。
 Talon には、M240 または M249 機銃が装備される予定で、このほかにも、ロケットランチャーの装備が可能 である。
 Talonは、ボスニアでの不発弾除去のほか、世界貿易センタービルの瓦礫撤去にも利用された。
2004.11 International Defense Review UGCV hybrid-elctrics <0421-110022>
 UQM社が米海兵隊から、255kg~1,000kgの UGCV (Unmanned Ground Combat Vehicle) 用ハイブリッド動力装置の開発を$600,000で受注 した。 契約は10kWの推進モータ、ギヤセット、制御装置、インバータなどを含む。
 同社は同時に$314,000で高トルク推進装置も受注した。 これは Spinner ハイブリッド推進 UGCV 用のものでホイールモータが使用 される。
2004.03.29 Inside the Army Army seeks small, hardy UGV to assist FCS chemical detection system <0410-04032907>
 米陸軍は FCS の装備として、現在イラクやアフガニスタンで爆発物探知に運用している PACKBOT 試作 UGV をベースにした、化学剤検知用の耐久性に富む小型 UGV の開発導入を計画している。
 計画によると UGV は巾と高さが16in、重量53-lb以下で、操作用の80inロボットアームとビデオ監視システム を持つ。 動力は電池で2~12時間、6mile以上走行し最高速度は時速5mile、10in程度の障害は越えることができる。
2004.02.12 Inside the Pentagon DoD to send 150 Unmanned Ground Vehicles to Iraq over next 90 days <0407-021203>
 DoD は、爆発物や不発弾処理に使用する UGV 150台を90日以内にイラクへに送り、陸海空海兵隊に配備する。  DoD は5社に150両 (1台あたり$100,000以下)を発注した。
 UGV は PackBot、Talon、Mini-Andros、Matilda 及び Vanguard sysytems の5機種となる。
 これとは別に DoD は、爆発物処理ロボットとして MTRS (Man Transportable Robotic System) の構想研究を行っており、正式な量産 決定を2005年2/四期に予定している。
2003.12.10 Jane's Defence Weekly Lockheed unit lifts lid on MULE platform  FCS の構成品である MULE (Multifunction Utility/Logistics Equipment) の SDD を$500Mで Boeing社 から受注し開発している Lockheed Martin社が、MULE に関する情報を公開した。
 MULE は2.5tの6×6ハブモータ駆動式の遠隔操縦ハイブリッド動力車で、1.5mの超堤、1.5mの超濠、1.25mの渡 渉能力を持つ。
 MULE には輸送車両型、攻撃車両型、地雷原処理型の3タイプがあり、Lockheed Martin社は SDD の試験用に 20両を試作する。
2003.09 International Defense Review FCS mine clearance  米陸軍は GSTAMIDS FCS (Ground Standoff Mine Detection System-FCS) の SDD に関する 最終 RFP を9月中旬に発簡する予定である。

 GSTAMIDS は FCS の一部として MULE (Multi-Purpose Utility Logistic and Equipment) に搭載 可能な、地雷原の発見、表示、無力化を行うシステムで、ACS (Airborne Cueing Sensor) を搭載して低空を飛行する UAV と一緒に運用される。

2003.09 International Defense Review Gladiator progresses to the next round  米海軍が、海兵隊の Autonomous Operations Future Naval Capability 計画の一環である Gladiator TUGV 開発 Phase Ⅱ に、Lockheed Martin社を中心とする Team Retiarius と、Boeing社を 含む Team Excalibur を選定した。
 14ヶ月間の Phase Ⅱ では、基本設計と分析が行われるが各チームとも設計をほぼ完了しているため、プロトタイプの組立が行われ、 2004年初めに実証試験が行われる。
 TUGV は各種ペイロードの搭載が可能で、遠隔操作で偵察、監視、索敵、特殊武器偵察、障害啓開を行う。
2003.08.25 Defense News DARPA sponsors $1 Million unmanned vehicle challenge  DARPA が来年3月に賞金$1Mの UGV (Unmanned Ground Vehicle) 競争を計画し、既に約50のチームがエントリー、ロス アンゼルス~ラスベガス間480km以上の無人走行に挑戦する。 走行する経路には舗装道路と非舗装道路があり 、障害のある走行困難な荒地も何ヶ所か含まれている。
 $1Mは指定された経路を決められた時間内に走破したチームに与えられる計画となっている。
 DARPA の目的は軍が必要とする自律走行車両技術の開発促進で、10月に細部要領が公表される。
2003.07 軍事研究 市街戦のための、陸・空の小型ロボット兵器
= 各種小型 UGV 及び UAV の紹介 =
① 地上移動型小型ロボット UGV
  MPRS/URBOT、MATILDA、Sand Dragon
② ミニ、マイクロ UAV
  Pointer, Javelin, Dragon Eye, Micro UAV, I STAR, Cypher
2003.02.03 Inside the Army Lockheed Martin rolls out its contribution to FCS UGCV program  Lockheed Martin が、FCS 用のUGCV(Unmanned Ground Combat Vehicle) 開発に向け、搭載重量300-lbの6輪 UGCV 試験車両を製作した。
 同社の UGCV は独特のサスペンションにより1m 以上の障害を越えることができ、総重量 1,300-lb、ハイブリッド電 動システムにより時速 40kmで450km の走行ができる。
 一方、Carnegie Melon 大学もまた 4,400-lb 以上搭載可能の6t級 UGCV の試作を進めており、両方とも 12月末まで研究を行う計画と なっている。
2003.01.27 Inside the Army DARPA,Army recommend,1,000-pound payload UGCV for FCS family  米陸軍と DARPA は FCS 用の車両として搭載量 1,000-lb 級の UGCV を推している。
 これは昨年11月に Ft.Benning で行った 10日間の UGCV 評価試験の結果によるもので、歩兵小隊の弾薬等の装備量を増加すると共に兵 士の負担を大幅に削減できるとしている。
 試作車両は全重量5,000-lbの全輪駆動車で、試験は今後も続けられるが、状況によってはイラク戦での実地検討も 行われる模様。
2003.01.15 Jane's Defence Weekly US Army plans growth in drone capabilities
= 米陸軍の UAV 開発に関する記事 =
 FCS では、旅団規模の部隊 (unit of action)に、行動半径8km、高度 500ftの Class Ⅰ から、400km、6,500ftの Class Ⅳ まで4種類の UAV を計画している。 各旅団の UAV 装備数は
 Class Ⅰ: 36
 Class Ⅱ: 36
 Class Ⅲ: 12
 Class Ⅳ: 16
となっている。
   OAV (Organic Air Vehicle)は車両から発進する小部隊用の UAV で、Class Ⅰ、Ⅱ UAV と して FCS Block Ⅰ で採用される。 携行可能な軽量システムも計画されている。
 Class Ⅲ、Ⅳ UAV としては A-160 Hummingbird や UCAR が考えられているが、UCAR の採用は FCS Block Ⅱ になる。
 これ以外に陸軍は、前線に医療補給品を送るペイロード 26.6kg の輸送用 UAV を検討しており、またペイロード8~ 10tで輸送を行う Unmanned Cargo Lifterの開発を2006年に開始する。
2002.11 International Defense Review Undergound attack initiatives expand
= 各種 HDBT 攻撃兵器の趨勢の紹介記事 =
 HDBT 対処各種 ACTD の列挙
CP2 (Second CounterProliferation) ACTD の紹介
TB (ThermoBaric) ACTD の紹介
Agent Defeat ACTD の紹介
新型侵撤弾について
 Perching Ⅱに、全長1.5m、胴径23cm、重量300kgの侵撤弾を取り付け B-52 投下して1,200m/sで弾着させ、花崗岩に 13.7m侵撤させた。
・市街/洞窟攻撃用の UGV の紹介
  Talon UGV :
   肩撃ち式バンカーバスタ弾又は、洞窟用センサキットを搭載。
  MATILDA UGV :
   SMAW (Shoulderlauched Multipurpose Assault Weapon) 搭載。
  Wolverine UGV :
   M249 機関銃と1,200発の弾薬を搭載。
2002.08.26 Inside the Army DARPA 'Packbot'UGV tested in Afganistan caves and compounds  DARPA の無人偵察用車両 Packbot の試験が、 8月初めにアフガニスタン で市街地や洞窟の捜索を実際に実施して実施された。
 DARPA の試作車両は 4台で、陸軍空挺師団等の兵士が実際に操作し、搭載するビデオカメラや化学剤センサーによるリモート偵察を行 った。 2台は現在も運用中で、2台は本国に輸送し開発試験に使用している。
2002.07.29 Inside the Army Army,DARPA award final contract for unmanned ground vehicles  米陸軍と DARPA は UGCV (Unmanned Ground Combat Vehicle) 計画の契約に、Lockheed Martin 社の Retarius チームと Carnegie Mellon 大学の Spinner チームを指名した。
 両チームは各 $5.5M の予算で 2003年12月までの 18ヶ月の間、試作車両を製造し所要の試験を行う。
 UGCV は FCS 計画の重要な位置を占める無人車両で、Retarius チームは重量 1,300-lb で搭載量 300- lb、6輪電気モーター作動の車両を、Spinner チームは重量 6t、搭載量 7,500-lb の車両をそれぞれ試作し試験を実施する。
2002.07.08 Defense News UGVs are poised to leap ahead  米陸軍の Objective Force のキィーとなる FCS 計画において UGV (Unmanned Ground Vehicle) は重要な開発項目に位置ずけられている。
 Objective Force 旅団は 661台の UGV と513機の UAV を保有する計画で、UGV の内訳は運 搬用 6t ロボットを含む 489台の兵士ロボット16~18トン の戦闘ロボット 172台 から構成されている。
 戦闘ロボットは砲兵火力の発揮用と戦闘偵察用に区分され、偵察用には最大 50km の偵察範囲が要求されてい る。
 また、市街地用小型 UGV にはビデオ等の各種センサーを搭載し、室内の偵察や擲弾筒での攻撃が可能なものが要求されている。
2002.06.24 Defense News Design for FCS widens to 20 platforms  米陸軍 FCS 搭載プラットフォームはこれまでの 6種類から 20種類になることが計画 当局により 明らかになった。
 設計を担当する Boeing/SAIC チームによると、20機種の内訳は以下のとおりである。
有人地上用車両7種:
 16~20t 武装人員輸送用、指揮統制用、長射程砲及び弾薬補充用、Netfire 用及び通信用
無人地上用車両7種:
 16~20t 偵察用、砲及び迫撃砲用、UAV 搭載用及び 索敵用特殊 6トン車
UAV 3種:
 偵察用、攻撃用、及び歩兵部隊用
兵士ロボット3種:
 軍需物資搭載小型機動車
2002.04.22 Inside the Army Army to field specialized Unmanned Ground Veheicles this Summer  米陸軍はこの夏に洞窟や坑道内を捜索監視する能力を持つ小型無人車両 10台を 付属装備及び補充用部品を含め $1M ($40,000/台) で導入する。
 Urban Warrior MATILDA と呼ばれるこの無人車両は全長26インチ、巾20インチ、高さ12インチで監視カメラ、ロボットアーム、照明キットを装備 し可動時間は2時間用と4時間用がある。
2002.04.17 Jane's Defence Weekly Boeing/SAIC announce first opportunities in FCS programme  3月7日に FCS の担当に指名された Boeing/SAIC チームが、この事業への参加を希望するサブコントラクタからの提 案受付を発表した。 この計画のサブコントラクタは25~100社にのぼり、開発費の70%はサブコントラクタにわたると見られている。
 陸軍は FCS Block 1 の装備化を2008年に開始したいとしている。
 FCS で計画されている Tube-launched SUAV (Small UAV) は、16t~20tに予定されている汎用車両に搭載され る。 また、計画されている Robot には、6tの Robotic システム 'Mule' と、携帯型の 'Marsupial' がある。
2002.03.20 Jane's Defence Weekly Industry partners head for vital phase of FCS  FCS (Future Combat System) は、担当が Boeing/SAIC (Science Applications internatioanl Corporation)社チームに決まったことで、重要な段階に入った。
 Boeing/SAIC チームは、$154Mの契約で、FCS に使用するネットワークセンサ、ウェポンプラットフォーム、有人無人車両などに使用す る技術の定義と開発、及び2003年に開始される Block 1 の Demonstration Phase に使用する技術の選定を行う。
 Boeing/SAIC チームは、指揮統制車及び無人偵察車用に 16.5t (14,850kg) 以下の車両を考えており、その他 に UAV、歩哨ロボット、残置型センサ、意思決定補助システムも視野に入れている。
 チームは、Block 1 に残置型垂直発射ミサイルの導入は可能としながらも、化学レーザ の採用は2014年に提案される Block 2 に先送りされ、更に半導体レーザ兵器 は2018年 Block 3 までむりと見ている。
2002.02 International Defense Review Gladiator TUAV prepares to take up arms  ONR (Office of Naval Rssearch) は、海兵隊用の TUGV (Tactical Unmanned Ground Vehicle) Gladiator の開発に着手する。
 システムは海兵隊の歩兵大隊及び工兵隊に装備し、360kg以下の重量で HMMWVA2車の荷台に2セット載せることができ、戦場の偵察、 監視、目標捕捉、障害物の破壊、CBR の探知、障害物の散布を行おうとするもので、7.62mm小火器等から防護されていることが求めら れている。
 開発は2段階で行われ、Phase 1 は10ヶ月 Phase 2 は14ヶ月で、その後海兵隊において2004年から SDD (System Dervelopment and demonstration) が行われ、2007年には量産開始を見込んでいる。
2001.11.19 Inside the Army Army hopes to build on tests of armed, unmanned 'Cougar' vehicle  米陸軍 AMC (Aviation and Missile Command) の研究開発技術センターはこの夏に無人車両 COUGER (Cooparative Unmanned Ground Attack Robot) による Javelin LAW (Light Antitank Weapon) の 発射試験に成功した。
 COUGER は陸軍の将来戦闘システム系列に使用するもので、今回の試験は3回にわたり遠隔射撃試験を行った。
 次回試験は 2002年9月か10月にさらに射程の長いミサイルで行われる予定。
2001.11.14 Jane's Defence Weekly DARPA selects UGCV contractors  米陸軍と DARPA は、UGCV (Unmanned Ground Combat Vehicle) 計画の、次段階の契約 を、Lockheed Martin社、General Dynamics社など4社と、それぞれ $1.5M で締結した。
 この契約ではハードウェアのテストを実施して、設計の改良を行う。