米国製通常弾頭 ICBM 等に関する報道

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出   典
標       題
要             旨
2020.07 International Defence Review Aerojet Rocketdyne tests new solid rocket motor for future ICBBMs <2008-070004>
 Aerojet Rocketdyne社が3月20日、将来ICBMに使用する大型固体燃料ロケットモータの地上燃焼試験を行った。
 胴径132cmのこのロケットモータは高エネルギー長寿命固体燃料黒鉛複合材製のケース、高性能ノズルなど最先端の技術と素材を使用している。
2017.11.03 Inside Defense Navy reveals plans to put hypersonic strike weapon on subs if DOD elects to acquire capability <1712-110304>
 米海軍戦略兵器計画(
SSP)責任者であるベネディクト中将が今週、海軍がOhio級潜水艦と Virginia級攻撃型原潜非核長距離打撃兵器(CPGS)として超高速滑空弾 (HGV)を装備する計画であることを明らかにした。
【関連記事:1712-110203 (ID 2017.11.02)】
2012.09 International Defence Review USN still eyeing prompt global strike subs <1210-090002>
 米海軍が Ohio 後継 SSBN に通常弾頭 SLBM CPGS を装備したいと考えている。 海軍は Trident 通常弾 頭型改造計画 (CTM) 計画の元に、Ohio 級 SSBN に装備する24発中の2発を通常弾頭にする計画を持っているほか、Virginia 級 SSBN に CPGS 能力を付与する Virginia 弾頭モジュール計画 (VPM) 計画も進めている。
2010.09.22 Jane's Defence Weekly USAF shifts focus to long-range strike systems <1011-092202>
 米空軍長官が9月13日、空軍は今後、核弾頭ではなく通常弾頭を装備する長距離打撃システムのシリーズを装備することを明らかにした。
 米軍はオバマ大統領の核廃絶方針に沿って、核兵器から通常兵器に焦点を移している。
2010.09 International Defence Review Silver bullets: US seeks conventional weapons with a gloval reach <1010-090012>
= 米国の通常弾頭 Global Strike 計画に関する4頁の記事 =
CSM(空軍)
 CSMDARPAFALCON 計画を継承するもので、 HTV-2 を Minotaur Ⅳ LLV で打ち上げる。 HTV-2 は ICBM と異なり高度30~40kmで切り離される。
AHW(陸軍)
 AHW は CSM と類似の陸軍の計画。
ArcLight(DARPA)
 CSM/AHW と類似の小型システムで、Mk 41 から発射する。 2,000nmを25分以内に飛行し、 100-lbの ALDV 弾頭を搭載する。 ブースタには恐らく SM-3 のブースタが使用される。 DARPA は2010年4月に企業説明を行った。
【 ArcLight 関連記事:1009-070702 (JDW 2010.07.07)】
X-51A Waverider(空軍)
Trident Mk4 E2(海軍)
 Trident Mk 4 に通常弾頭を搭載する計画で、核弾頭 Trident の CEP が数百mあるのを Enhanced Effectiveness (E2) 計画と呼ばれるフラップ を取り付け10m以内にする。 実艦からの発射試験は2005年に行われたが、議会が乗り気ではなかった。
SLIRBM(海軍)
 SLIRBM は Ohio級 SSBN の発射管に2~3発ずつ、計66発を搭載する、射程 1,500nm、弾頭重量2,000-lbCEP=50mのミサイルで、目標まで15分 で到達する。 FY05~FY07に予算化されたが、FY08には予算要求されなかった。
CTM(海軍)
 CTM は、Ohio級 SSBN が装備する24発の Trident のうち2発を通常弾頭化する計画であるが、FY08に議会が予算 を認めなかった。
2009.12 Jane's Missiles & Rockets Commander of SRF opposes conventional ballistic missiles <1002-120009>
 ロシア戦略ロケット軍司令官が10月12日に、通常弾頭搭載戦略弾道弾に反対することを明らかにした。 それによると、現在のミサイル警報シ ステムでは、発射された弾道弾の弾頭が核弾頭か通常弾頭を識別できないためと言う。
2008.01 Jane's Missiles & Rockets Aerojet completes SJIRBM booster test firing <0802-010030>
 Aerojet社が SLIRBM (Submarine Launched IRBM) に使用するブースタの燃焼試験を行った。 このロケットモータは全長3.6m、胴経81cmで、 製造コスト削減のためモジュール化されたノズルやスラストベクトルアクチュエータを使用するほか、GFRP 製のケースには環境に優しい樹脂が 使用されている。
【関連記事:0618-090024 (JMR 2006.09)】
 同社は SLIRSM で得た技術を、提案中の SLGSM (Submarine Launched Global Strike Missile) にも使用するとしている。
2007.11 Jane's Missiles & Rockets USAF contracts ATK for PGS support <724-110025>
 ATK社が、米空軍の通常弾頭弾道弾による PGM (Prompt GlobalStrike) 計画で Minotaur に代わるブースタの検討を受注した。
 Minotaur は Peacekeeper ICBM を元にしているため何時まで信頼して使用できるか、現有または開発中のブースタに何時換装する 必要があるかの検討を行う。
2007.10 Jane's Missiles & Rockets Boeing secures USAF global-strike missile study <0721-100015>
 退役した Peacekeeper ICBM を転用した Minotaur を使用した 通常弾頭の長距離ミサイルである Global-Strike Missile の研究を、Boeing社が$8.9Mで受注した。  研究は2009年6月まで行われる。
 Global-Strike Missile は短期間で安価に実用化できるシステムとして米空軍が開発しているもので、Minotaur Ⅲ又はⅣが使用さ れる。 第四段は別々のロケットであるが、いずれも三段に Peacekeeper の固体ロケットが使用され、3,000kgの搭 載能力がある。
2007.09.12 Inside Missile Defense Services collaborate on long-term prompt Global Strike study <0721-091201>
 米空軍は、2020年に装備化する構想の PGS (Prompt Global Strike) 兵器の分析 検討である AoA (Analysis of Altanatives) を2006年から行っており、2008年3月に最終案が完成する。 AoA では爆撃機だけでなく 、陸上発射型、海上発射型についても分析を行っており、海軍も分析検討チームとの情報交換を行っている。
 議会は海空軍の共同開発を要望しており、来年度以降の基礎研究に対する予算は共同研究として計上される。 海軍は当面の PGS 兵 器として Trident D-5 の通常弾頭型を装備する計画であるが、議会は核弾頭型との区別がつかず核報復の危 険があるとして強く反対し、上院は予算を削除した。
2007.09 Jane's Missiles & Rockets US SASC zero-funds Conventional Trident <0719-090025>
 米議会上院軍事委員会は、FY-08国防予算の中で$175Mが要求されていた Trident D5 SLBM の通常弾頭化の 支出を認めず、代わって$31.3Mの要求がでていた Global Strike System の開発を促進するため$208.2Mを配分した。
 Global Strike System は通常弾頭型 Trident D5 に比べて、核と疑われる可能性が低い。
2007.07.02 Aviation Week & ST Hardly conventional <0714-070208>
 米海空軍はそれぞれ独自に、非核弾頭搭載 ICBM の研究と試験を行っている。 海軍は TridentⅡ D5 SLBM を通常弾頭にした発射試験を FY-08に行うため弾頭4発を要求しており、結果によっては 5年以内に改修と実戦化が可能としている。 Ohio 級は搭載する24基の SLBM うち2基を通常弾頭と する方針で、通常弾頭キットを2010年までに取得する。
 一方、空軍は退役する Peacemaker のロケットモータを転用した Minotaur ブースタに BLU-108 を弾頭として装備したミサイルの発射試験を2009年に予定している。
2007.06.18 Aviation Week & ST Hypersonic Worthog <0714-061806>
 米空軍は、遠方の戦場に散在する移動車両や指揮所等の戦術目標を1時間以内に攻撃 できる兵器の開発をめざしており、戦略兵器と戦術兵器の区分は将来的に無意味となる傾向にある。
 Northrop Grumman社が開発中の兵器は、A-10 を極超音速機としたような運用をめざし、 Minotaur ミサイルに複数の BLU-108B/B Sensor-Fuzed Weapon を弾頭として搭載し、発見 から数時間以内に車両、砲、ミサイル発射機、部隊指揮中枢等の戦術目標を攻撃できる。
( Minotaur 関連記事 IDR 2007.04)
2007.04 International Defence Review Any time, any place, anywhere: US puts emphasis on Prompt Global Strike ability <0710-040011>
= 通常弾頭 ICBM/SLBM に関する3頁にわたる特集記事 =
 2006 QDR が2009年までに Globak Strike 能力を保有するとしたのを受け、各種システムが検討されている。
CTM (Conventional Trident Modification)
 核弾頭を搭載する Trident D5 の Mk4 RV を非核弾頭に変えようとする計画で、右図のような二種類が検討 されている。 配備までに要する期間が7~10年と最も早く実現可能な計画であるが、FY-07予算に要求した経 費は議会の反対で認められなかった。
SLIRBM (Submarine Launched IRBM)
 Trident の後継となる通常弾頭 SLBM で、2,00kmを15分で飛翔する。 Trident より小型になる。
( SLIRBM 関連記事 JMR 2006.10)
CSM (Conventional Strike Missile)
 退役した Peacekeeper ICBM を転用した Minotaur Ⅲ ブースタで打ち上げる。
( Minotaur Ⅲ 関連記事 JDW 2005.05.11)
ABVL (Air Based Vertical Launch)
 B-747 の前後から延長レールを延ばして発射するシステムで、1,900kgで SDB を弾頭とするミサイルを35発搭載する案と、7発の子弾 を弾頭とする大型ミサイルを9発搭載する案がある。 空中発射のため射程が長く、1,900kmを飛翔する。
( ABVL 関連記事 IDR 2006.03)
2007.03.29 Inside the Pentagon Review of conventional Trident program to stretch into next year <0710-032905>
 米議会が、FY-07 DAA で NAS (National Academy of Science) に指示した海軍の Trident Ⅱ D-5 を通常弾頭化 する案の代案検討について、上院軍事小委員会は詳細な報告内容を求めるため、報告予定の3月15日を 更に約1年延長することを明らかにした。
 検討は NSB (Navy Study Board) を主担当とする15ヶ月の予定に変更され、短期 (1~2年以内)、中期 (3~5年)、長期の三段階に区 分して、Global-strike 兵器の代案を検討する。
2006.12 National Defense Strategic command pushing diveise 'Conventional Trident' Plan <0703-120029>
 米 STRATCOM は MinitemanTrident D-5 の通常弾頭型 は、攻撃方針決定から1時間以内に発射でき、派兵はもとより、爆撃、巡航ミサイルより迅速に拠点を攻撃で、テロリストの訓練施設等 を奇襲攻撃するのに極めて有効であるとしている。
 しかしながら有識者には、核弾頭か否かの区別が付きにくいため、大国間での核戦争を引き起こす可能性があるとして疑問視する意見 が強い。
2006.10 Jane's Missiles & Rockets SLIRBM motor completes burn <0622-100007>
 Lockheed Martin社と ATK社が8月3日に、SRIRBM (Submatine Launched IRBM) の第二段に使用する ATK社製 Orion 32-4 改ロケットモータの燃焼試験に成功した。 同社は7月に Orion 32-7 改の燃焼試験にも成功している。
 SRIRBM は Lockheed Martin社と ATK社が技術実証段階を受注しており、ブースタは Moog社が開発した電気機械式 TVC を使用する。
 SRIRBM は15分以内に目標地域に到達する SLBM である。
(関連記事 JMR 2006.09)
2006.10 Jane's Missiles & Rockets CTM plan evokes further Congressional opposition <0622-100005>
 非核弾頭型 Trident D-5 SLBM 計画である CTM (Conventional Trident Missile) は米国議会の反対で躓いている。
 7月20日に上院歳出委員会は CTM 予算を削除し、代わりに Conventional Trident 構想を National Academy of Sciences で研究する 研究費として$5Mを割り当てた。 下院歳出委員会は CTM 関係予算全てを削除した。
2006.09 Jane's Missiles & Rockets ATK and Lockheed Martin test fire motor for SLIRBM <0618-090024>
 ATK社と Lockheed Martin社が、米海軍が開発中の SLIRBM (Submarine-Launched IRBM) の第一段ロケットモ ータの燃焼試験に成功した。 試験では電気機械式 TVC 装置付きの Orion 32-7 改エンジンが50秒間燃焼した 。 次の段階では第二段の Orion 32-4 改エンジンの燃焼試験が行われる。
 SLIRBM は Ohio 級潜水艦に装備され、中距離の敵を15分以内に攻撃することができ る。
2006.09 Jane's Missiles & Rockets Congress cuts funding of Conventional Trident <0618-090021>
 米議会下院歳出委員会は、Conventional Trident 調達費要求$50Mを削除すると 共に、$77Mの開発費要求を$30Mに削減した。 これは同軍事委員会が関係予算の削減を決めたことを受けて行 われた。
 上院軍事委員会は予算削減は行わなかったが、国防長官と国務長官に対し、Conventional Trident が核と誤解さ れる問題の対策について議会に報告するまで、海軍に対し関係予算の執行を停止する条件を付加している。
2006.07.21 Yahoo 共同通信記事

「通常弾頭化予算を全額削除・・・」

<0615-072101>
 核搭載のトライデント2を通常弾頭化するブッシュ米政権の新政策をめぐり、上院歳出委員会が偶発核戦争 への懸念から、FY-07予算案で政権側が提示していた要求額$127Mの全額カットを決めた。
 議会筋によると、上院歳出委は通常弾頭化したトライデント2が戦略原潜から発射された場合、核ミサイルとの区別がつかず、ロシア や中国が核で反撃する偶発核戦争の恐れを懸念している。
2006.04.10 Aviation Week & ST Parallel paths <0609-041005>
 米空軍の LRS (Long Range Strike) 計画は、非核/核 ICBM である PGS (Prompt Global Strike) と、有無人ステルス戦略爆撃機 NGLRS (Next Generation Long Range Strike) に区分される。
 PGS は1時間以内に攻撃が可能で、非核弾頭の Minuteman Ⅲ 計画は既に開始されている。 2018年に運用を開始する NGLRS は、SR-71 級の高速高々度飛行能力、B-2 級のステルス性、B-52 級の搭載能力を追求する。
 一方、議会が独自に作成した LRS の対案は、超音速ミサイルを搭載する C-17、ステルス亜音速、超音速 中距離爆撃機、有無人長距離爆撃機、及び CAV (Common Aero Vehicle) などである。
2006.04.03 Yahoo 共同通信記事

「全戦略原潜に通常弾頭、米・・・」

<0608-040301>
 米政府が、オハイオ級戦略原潜12隻すべてに、核弾頭と通常弾頭トライデントを一体配備する計画であること を、米戦略軍当局者や議会筋が2日に明らかにした。
 議会や専門家の間では、通常型と核搭載型の発射が中国やロシアなどに混同され、核使用にエスカレートする恐れを指摘する声が出て いる。
2006.04 Jane's Missiles & Rockets US considers conventional warhead strategic missiles <0609-040018>
 米国が通常弾頭装備の ICBM や SLBM の装備化を急いでいるが、当面は通常弾頭 Trident D-5 SLBM を、長期的には通常弾頭 Minuteman Ⅲ またはその後継機種になる模様である。
 米海軍はFY07-11に、4発の通常弾頭を搭載する Trident D-5 を24基装備する計画 で、これは12隻の SSBN に2発ずつ搭載されることになる。 2006 QDR では通常弾頭 SLBM を2年以内に整備するとしており時間の余裕 がないことから、弾頭は既存品になると見られる。
2006.02.15 Jane's Defence Weekly Review focuses on counter-WMD intelligence <0605-021506>
 2月3日に公表された 2006 QDR では、WMD 対策の強化と地球上いかなる地域をも攻撃できる 能力の強化が柱になっている。 このため以下のような施策が上げられている。
 ・長距離攻撃機計画を2037年から2018年に前倒し
 ・現役の特殊部隊大隊を三倍増
 ・Predator 及び Global Hawk の調達促進
 ・Trident を通常弾頭搭載に改修
 ・陸軍の旅団数を77から70に削減
2006.02.06 Defense News $2B to boost US global strike <0606-020601>
 米空軍のFY-07予算要求には、QDR を反映して LRS 能力の強化を目的とした$2Bの研究開発費が加えられてい る。
 2月3日に公表された QDR では LRS (Long Range Strike) 能力を2018年までに整備するとしており、空軍は来 年度から様々な攻撃機、兵器のオプションについての研究を開始する。 また、J-UCAS 計画が見直しとなった ことから空軍は大型の長距離攻撃型 UCAV の開発を独自に行う方針である。
 また、STRATCOM は12隻の Ohio 級潜水艦の Trident D-5 発射管24基のうち2基を2年以内に 通常弾頭型搭載とする計画である
2006.02.04 Yahoo 産経新聞記事

米国防計画見直し、中国の・・・」

<0604-020402>
 米国防総省は3日、「四年ごとの国防計画見直し (QDR)」を発表した。 その中で今後20年間、米軍が取り組 むべき優先分野として、
  ① テロリストネットワークの打倒
  ② 本土防衛
  ③ 中国など戦略的分岐点にいる国への対処
  ④ テロ組織などの大量破壊兵器取得の防止
を挙げた。日本など同盟国との連携の重要性も指摘している。
 今回の QDR では中国に対し、アジア太平洋地域で建設的な役割を果たすことを求める一方で、中国の軍事力強化の速 度と規模は、すでに地域の軍事バランスを危険にさらしていると、警戒感を示した。 また、中国の海軍力増強を念頭に 太平洋地域に少なくとも6個の空母戦闘群と潜水艦の6割を配置する方針を打ち出し、同地域での戦力増強を鮮明 にした。
 QDR は6日に議会に提出される。
【註:】
 2006QDR には以下のような特異事項が述べられている。
 ・land-based penetrating long strike capability を2018年までに配備。
 ・F-22A の生産はFY-10いっぱいまで延長
 ・J-UCAS は計画を見直し、空母搭載型を開発。
 ・精密誘導通常弾頭搭載型の Trident SLBM を2年以内に IOC。
2006年 QDR (2006.02.06) 113頁全文(英文 pdf)
DoD のサイトから)
2006.02.01 Jane's Defence Weekly US Navy looks for global strike capability <0604-020112>
 米海軍の Trident SLBM 24基にそれぞれ100発ずつの通常弾頭を搭載する計画が QDR に盛り込まれている。 この計画はFY-03とFY-04にも要求されたが、議会に一蹴されている。 米海軍によれば Ohio 級原潜に搭載して南大西洋に配備すれば、南極越えで発射して地球上のどこへでも 30分以内に撃ち込むことができる。
 空軍でも地上発射弾道弾によるこれと似た計画が提案されている。
(空軍関連資料 JDW 2005.05.11)
2005.09 Jane's Missiles & Rockets US Navy funds team for SLIRBM development <0518-090005>
 米海軍が Lockheed Martin/ATK チームに、潜水艦発射 IRBM (SLIRBM) 用ロケットモータの開発を$9.2Mで発 注した。 SLIRBM は通常弾頭を搭載して1,770km以上を10~15分以内に飛行するミサ イルで、開発期間の短縮及びコスト低減のため既存技術の活用を目指している。
 16ヶ月の契約期間では、初段及び第二段の地上燃焼試験が行われる。
2005.08 International Defense Review US Navy awards ballistic missile technology contract <0516-080029>
 米海軍が Lockheed Martin/Alliant チームに、$9.2Mで SLIRBM (Submarine-Launched IRBM) 用固体ロケット の開発及び評価検証を発注した。 契約期間は16ヶ月間である。
2005.05.11 Jane's Defence Weekly Minotaur Ⅲ eyed for global attacks <0511-051105>
 米空軍は、近く退役する Peacekeeper ICBM の第1~3段を利用した非核武器打ち上げ ミサイル Minotaur Ⅲ を計画している。
 Minotaur Ⅲ は核弾頭 ICBM と異なり、スツールの上から発射される。 Minotaur Ⅲ の発射が第3国に、核弾頭 ICBM の発射 と誤解されないためである。
 Peacekeeper は今年10月までに全機が退役するが、空軍は Orbital Sciences社と契約して、保管されている Peacekeeper を Minotaur Ⅲ に改造する計画である。 但しこの計画は、未だ予算化されていない
2002.10 Jane's Missiles & Rockets USAF to study conventional ICBMs  米空軍は、大量破壊兵器脅威に対処するためには先制攻撃もあり 得るとした、大統領や国防長官の方針を現実のものとするため、非核弾頭 Minuiteman Ⅲ ICBM に関心を持って いる。
 このため FY-04 に将来の ICBM オプションの検討を行う予定であり、また2002年7月には空軍研究所が、5年間$53.2Mかけて行う「海空 軍 ICBM の改良に関する研究」の RFP を発簡している。
2002.06.27 Inside the Pentagon Pentagon eyes bunker-busting conventional ballistic missile for sugs  DoD は潜水艦発射の非核弾道ミサイルを、イランや北鮮の地下要塞や貯蔵施設のような堅固な地下掩蔽目標破壊用に 改修する計画を検討している。
 新しい侵徹型兵器は海軍の保有する Trident D-5 戦略核ミサイルを改修するものだが、発射するミサイルが 核か非核かの判定は難しく中国やロシアに核ミサイル発射の誤解を生ずる恐れが懸念されるため、DoD 当局はリ スク分析とトレードオフスタデイを慎重に行っている。
  DoD はこの侵徹型兵器研究の FY-03 予算として防衛緊急予算から $30M を要求している。