AGM-158C LRASM に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.10.01
 01:00
Defense News Air Force awards Lockheed $3.2B multiyear missile contract <2411-100103>
 米空軍が9月25日に、Lockheed Martin社に、JASSMとLRASMの$3.2Bの複数年契約を発注した。
 契約は、AGM-158B
JASSM及びAGM-158C LRASMで、日本、オランダ、フィンランド、ポーランドへFMSでの売却分が含まれている。
2022.05.11 Jane's Defence Weekly ... and plans hyoersinic HALO air-launched missile buy <2207-051105>
 米海軍が空対艦ミサイル (
OASuW) のIncreament 2となる極超音速ミサイルHALOの開発FY28配備開始を目指してFY23予算に$92.5Mを要求して本格化させようとしている。
 OASuW Increament 1としてはAGM-158C LRASMが当てられている。
【註】
 LRASMはDARPAが開発を始めた初期の2010年頃には
 ・LRASM-A: AGM-158-ER LASSMを対艦型にした亜音速ステルス型
 ・LRASM-B: ラムジェット推進の超音速型
が考えられていた。
1101-113001 (DARPA HP)】
2021.06 International Defence Review Lockheed Martin, Thales Australia team for surface-launche LRASM development <2107-060004>
 Lockheed Martin社Thales豪社が4月22日、AGM-158C
LRASMの陸上発射型であるLRASM-SLを共同開発すると発表した。
 対艦用として射程370km以上、対地用では1,500kmの空中発射CMであるLRASMの地上発射は、2013年9月4日にWSMRに設置されたDesert Ship Rangeで、Mk 41 VLSからMk-114ブースタを取り付けて実施されたことがある。
 豪政府は2020年2月にAUD1.3B ($990M) のFMSでLRASMを発注しており、今回も1月25日にLRASM-SLの開発にAUD1B ($776M) を支出すると表明している。
2021.05.05 Jane's Defence Weekly Lokheed Martin, Thales to co-operate on LRASM-SL <2107-050509>
 豪Lockhed Martin社豪Thales社が4月22日、AGM-158C
LRASMの地上発射型LRASM-SL共同開発と生産で合意したと発表した。
 豪国防相は2020年7月にLRASM 200発を購入すると発表している。
2021.04.22 Jane's 360 Update: Lockheed Martin, Thales Australia team for surface-launched LRASM-development <2105-042208>
 Lockheed Martin社とThales豪社が4月22日、AGM-158C
LRASMの陸上発射型共同開発することで合意したと発表した。 陸上発射型LRASMはLRASM-SLと呼ばれることになる。
【関連記事:1604-021503 (AW&ST 2016.02.15)】
2021.03.12 Defense News The US military has put scores more ship-killer missiles under contract as Pacific tensions continue <2104-031204>
 米海軍と空軍が2月、
LRASM 137発を$414MでLockheed Martin社に発注した。 公称射程300nmのLRASMは耐妨害性に優れUAVなどの支援なしに自己のセンサで対艦攻撃ができる。
 西太平洋では2030年までに中国海軍が425隻になると見られていることから、米国は対艦能力の強化を進めている。
2020.02.19 Jane's Defence Weekly US State Department approves potential sale of up to 200 LRASMs to Australia .... <2004-021911>
 米国防安全保障協力局 (
DSCA) が2月7日、オーストラリアへAGM-158C LRASM 200発を$990MのFMS契約で売却することを国務省が承認とした発表した。
 AGM-158D LRASMの輸出は日本に続くものである。
2020.02 International Defence Review LRASM achieves early operational capability on F/A-18E/F <2004-020006>
 米海軍が2019年11月、F/A-18E/Fに搭載してのAGM-158C
LRASMEOCを宣言した。
 LRASMは対艦攻撃兵器 (OASuW) のIncreament 1要求により開発されたもので、B-1B搭載では2018年12月にEOCになっている。
2019.07.10 Jane's 360 Lockheed Martin awarded LRASM upgrade contract <1908-071005>
 米海軍がLockheed Martin社に、AGM-158C
LRASMの改良を$175Mで発注した。
2019.05.06 Aviation Week & ST Maritime threat <1907-050601>
= AGM-158C LRASM に関する3頁の記事 =
 
2019.01.11 Aviation Week & ST Sea strike rebirth <1904-021102>
= 米軍の対艦攻撃能力拡大努力に関する2頁の記事 =
 ・AGM-158C LRASM
 ・SM-6
 ・NSM
 ・対艦 Tomahawk
2019.02 International Defence Review USAF receives initial AGM-158C LRASM capability <1903-020007>
 米空軍が2018年12月に、Lockheed Martin社からAGM-158C
LRASM初めて受領したと発表した。 これに合わせてLRASMを装備するある部隊がEOCになったという。
 米空軍はB-1B LancerにLRASMを最大24発搭載するという。
2019.01 International Defence Review USAF boosts LRASM stocks <1902-010004>
 米国防総省が11月15日、空軍AGM-158C
LRASMのLot 2として50発を$172.1Mで発注したと発表した。 納期は2021年12月31日になっている。
 LRASMの量産型は2017年7月に最初の23発がLot 1として$86.5Mで発注され、2018年4月にLot 1の追加4発が$13.9Mで発注されている。
2018.12.18 Inside Defense Long-Range Anti-Ship Missile reaches EOC on B-1 after slight delay <1901-121812>
 Lockheed Martin社が12月18日、米空軍で
LRASMB-1BでEOCになったことを明らかにした。
 Inside Defenseは11月に、9月に予定されていたLRASM B-1搭載のEOCができなかったと報じていた。
2018.07 International Defence Review LRASM completes second dual-missile flight test <1808-070010>
 AGM-158C
LRASM 2回目の2発同時発射試験が5月22日に行われ成功したことで、今年後半にB-1B搭 載でのEOCになることになった。 F/A-18E/FでのEOCはFY19に計画されている。
 1回目の2発同時発射試験は2017年12月に行われている。
2018.03.28 Jane's Defence Weekly LRASM moves forward with successful firing <1805-032806>
 Lockheed Martin社が3月19日、空中発射型のAGM-158C
LRASM6回目の試験に成功したことで ASuW Increment 1としてEOCに近づいたと発表した。 6回目の試験では量産仕様の2発が B-1Bから発射された。
 国防総省は既にLot 1として23発を$86.5Mで発注しており、2019年9月29日までに入される。 ASuW Increment 1はB-1Bの機内弾庫に24発搭載可 能で2018年、F/A-18E/Fで2019年にEOCになる。
2018.01.10 Jane's Defence Weekly Officials request relief for minitions programmes <1803-011009>
 米議会が12月21日に、1月19日まで有効な 継続予算決議案 (
CR) を可決した。 CRで は新規事業の開始や生産レートの変更は認められていないが、国防総省は特例を要求し議会が認めた。
 その特例にはGBU-53/B SDB Ⅱ 90発、Harpoon Block Ⅱ、B61-12核爆弾用テールキットATACMSの改良キットなどの新規調達と、GMLRS生産レート を2,954発から6,000発へ、AGM-158C LRASMの生産レートを10発から25発に引き上げることなどが含まれ ている。
2018.01 International Defence Review BAE Systems commences production of LRASM sensor <1802-010006>
 BAE Systems社が主契約社であるLockheed Martin社から$40Mで受注した米海軍のAGM-158C
LRASMに搭載する中期誘導 用パッシブRFセンサのLot 1生産を開始した。 Lot 1では30個システムが生産される。
 DARPAと海空軍が進めているLRASMは2018年9月にB-1Bで、2019年9月にF/A-18E/Fでそれぞれ EOCが予定されている。
2017.12.15 Defense Update Preparing for operational service, B-1B fires LRASM in salvo <1801-121506>
 B-1Bによる量産型AGM-158C
LRASMの発射試験が行われ、複数の艦船標的に対し2発が 同時発射されて、標的艦に命中した。 この結果米海軍の水上艦攻撃能力(OASuW)はEOCになっ た。
 LRASMはJASSM-ERを元にしているが、国防総省はJASSM-ERをCHAMPの機体としても考えている。
2017.10 International Defence Review LRASM tactical configuration completes first flight from B-1B Lancer bomber <1712-100009>
 米空軍のB-1B初となるAGM-158C
LRASMの発射試験が8月17日にPoint MuguのSea Rangeで行われた。
 LRASMは7月25日に当初分の23発が発注されており、B-1BでのEOCは2018年9月に計画されている。
2017.09.04 Aviation Week & ST A US Air Force Rockewll B-1B bomber test-launched <1711-090401>
 米空軍のB-1Bが8月17日、カリフォルニアの沖合で、AGM-158C
LRASMの発射試験 を行い標的艦に命中した。
 LRASMは2018年に空軍のB-1Bと海軍のF/A-18E/Fでoperationalになる。
2017.09 International Defence Review Lockheed Martin funded for LRASM Lot 1, undertakes surface-launch test <1710-090004>
 Lockheed Martin社が米空軍からAGM-158C
LRASMEOCを受注した。 また同 社は7月25日にLRASM Lot 1としてAGM-158C 23発を$86.5Mで受注した。 納期は2019年9月末となっている。 EOC 弾の納入は2Q FY18に計画されている。
 LRASMは米太平洋軍の要求に基づいて開発された空中発射OASuW兵器で、米海軍と空軍から110発の発注が 見込まれている。
2017.08.08 Jane's 360 Lockheed Martin funded for LRASM Lot 1 production <1709-080803>
 Lockheed Martin社が米空軍からAGM-158C
LRASMの生産を開始した。 納入が開始されればAGM-158Cは空 軍でEOCとなる。
 AGM-158C LRASMは対艦攻撃(OASuW) Increment 1となるもので、AGM-158B JASSM-ERを元にしている。
2017.08.01 Jane's 360 LRASM firing demonstrates canister launch <1709-080104>
 Lockheed Martin社が7月26日に、甲板発射を想定したAGM-158C
LRASMキャニスタ発射 機からの発射試験に成功した。 Mk 41 VLSからの発射試験は既に行っており、キャニスタ発射型はMk 41を装備していない各種 水上艦への装備を可能にすることを目的にしている。
 AGM-158C LRASMはAGM-158B JASSM-ERを元にセンサの追加などを行って長距離対艦用にしたもので、2018年9月にB-1B 2019年9月にF/A-18E/Fでの運用開始( EOC)を目指している。
2016.11 Internstional Defence Review Lockheed Martin explores potential technology upgrades to JASSM-ER <1612-110007>
 Lockheed Martin社が開発中の長距離対艦ミサイル
LRASM用に、船舶など移動目標用としてJASSM-ERに 搭載するシーカ、データリンクと小型弾頭の評価を実施している。
2016.07.19 Inside Defense Navy's Long-Range Anti-Ship Missile clears critical design review <1608-071907>
 米海軍が対水上艦戦システムの第一段階(
OASuW Increment 1)として開発を進めている長距離対艦ミサイル( LRASM)の最終設計審査(CDR)が完了した。
 この結果、年内にもLRIPが開始されることになった。
2016.05 International Defence Review GAO raises concerns on LRASM technical maturity <1606-050012>
 開発が急がれているAGM-158C
LRASMは、2014年10月に事前設計審査(PDR)を完了し 2016年6月に最終設計審査(CDR)を迎えるが、米国の会計検査院であるGAOは、開発が拙 速過ぎることから、もし低空飛行時のアルゴリズムに更なる開発を要するということになれば計画は遅延するとの警鐘を鳴らしている。
2016.03 International Defence Review Lockeed Martin looks to add to LRASM family <1604-030009>
 米海軍は長距離対艦ミサイル
LRASM Increment 1について、B-1でのFOCをFY18、F/A18 でのFOCをFY19に予定しているが、空中発射も艦上発射も可能なIncrement 2のFY18調達開始を目指している。
 一方Lockheed Martin社は、JASSMは1,000-lbの弾頭を搭載しているが対艦用には不必要な大きさであるとして、弾頭を小型化 し燃料搭載量を増やすことで射程を伸ばすことを検討している。
2016.02.23 Defense News Pacific Command chief urges new capabilities as tensions mount with China <1603-022303>
 米太平洋軍司令官のハリス海軍大将が23日に議会上院軍事委員会で、中国に立ち向かうためとして次世代対艦ミサイルの必要 性を訴えた。
 その上で、具体例として
SM-6の対艦型や、空中発射のLRASMを挙げた。
【関連記事:1603-020402 (ID 2016.02.04)】
2016.02.15 Aviation Week & ST Harder punch <1604-021503>
 米海軍が長距離対艦ミサイル
LRASMLACMとしても使うことを検討している。 AGM-128C LRASMはFY18にB-1B、FY19にF/A-18E/Fに搭載する計画である。 海軍はLRASMをOASuW Increment 1として 位置づけており、Increment 2ではP-8Aなどの航空機に搭載するほか、LCSやその後継フリゲート艦搭載を考えている。
 艦載型はIncrement 1 LRASMでも試験が行われ、Mk 114 ASROCのロケットモータを取り付けたLRASMがMk 41 VLSから発射されている。
2016.01 International Defense Review LRASM begins Super Hornet testing <1602-010003>
 米海軍がF/A-18E/Fに長距離対艦ミサイル
LRASM搭載した飛行試験を開始した。
 2015年11月3日の画像では、F/A-18Eが翼下のstation 3と9にLRASMを搭載している。
2015.10 International Defence Review USN starts LRASM integration on F/A-18E/F <1511-100001>
 米海軍が長距離対艦ミサイル (
LRASM) の F/A-18E/F への搭載試験を開始した。 LRASM は AGM-158B JASSM-ER を元に、シーカを追加するなど対艦任務に適合させた物で、F/A-18E/F 翼下 3/4/8/9番ハードポイントに搭載する。
 空軍はFY18 EOC を目標に B-1B への搭載を計画しており、海軍も F/A-18E/F での EOC をFY19 としている。
2015.02.18 Jane's Defence Weekly New flight-test success for LRASM missile <1504-021803>
 米
DARPA と海空軍が2月上旬に、長距離対艦ミサイル LRASM三回目 となる空中発射試験を行い成功した。
 この試験では LRASM の低空性能及び障害回避飛行能力が確認された。
2015.02.09 DARPA HP LRASM prototype is three-for-three on successful flight tests <1503-020905>
 米海空軍と
DARPA が開始した長距離対艦ミサイル LRASM 計画は、2013年までの 2度の発射試験成功を受け、2014年に2018年装備化を目指した海軍の計画として移管されている。
 2月4日に海空軍と DARPA が共同で行った試験では、LRASM は B-1B から発射され、低空飛行性能と障害物回避飛行性 が確認された。
2014.10 International Defence Review Into the blue: LRASM goes on the offensive <1411-100013>
= LRASM に関する6頁の記事 =

 
2014.07.16 Jane's Defence Weekly LM funded for LRASM follow-on development <1408-071615
 Lockheed Martin社が7月上旬、米
DARPA から、長距離対艦ミサイル LRASM 開発の次段階を$202Mで受注した。
2014.02 International Defence Review DARPA orders more LRASM missiles <1403-020005>
 米
DARPA が、開発中の長距離対艦ミサイル LRASM に対し、24ヶ月間の次段階を発注す る計画である。
2014.01 International Defencd Review Lockheed Martin conducts second successful LRASM flight test <1402-010008>
 Lockheed Martin社が11月中旬、長距離対艦ミサイル
LRASM 二回目の発射試験に成功したと発表した。 LRASM は B-1B から発射されたあと WDL で目標情報を更新しながら飛行したのち自律誘導に切り替えられ、搭載センサで移動中の目標に直撃した。
 8月27日に行われた一回目の試験ではデータリンクが機能しなかったため、目標データの更新を行わないままで行われた。
2013.12.03 DARPA HP LRASM prototype scores 2nd successful flight test <1401-120307>
 米
DARPA が開発している長距離 ASCM LRASM2回目の発射試験 が11月12日に行われ、模擬弾頭を搭載した LRASM が、無人で航行している全長260ftの標的船に命中した。
2013.11 Jane's Missiles & Rockets LRASM flies a two-for-one successful flight test <1312-110011>
 Lockheed Martin社が8月27日、長距離対艦ミサイル
LRASM の初めての発射試験を行い成功した。 試験は2発で行わ れ、B-1B から発射され既定の経路を飛行したのち高度を下げ、標的船舶を直撃した。
2013.10.14 Aviation Week & ST Ship-killers <1311-101406>
 米海軍の長距離対艦ミサイル計画について、米議会下院は$136Mの要求を全額認めたが、下院は$100Mを削減した。 このためFY18装備化であった計 画は、FY18とFY24の二段階で装備化されることになりそうである。
 FY24には JASSM の対艦型である
LRASM が装備化されるが、FY18には Tomahawk Block Ⅳ代替となりそうである。
2013.10.10 Defense News DARPA testing new ship-killing missile <1311-101003>
 8月27日に行われた試験で、B-1 から発射された模擬弾頭を搭載した
LRASM が、コンテナを積み上げて航行する船舶目標 に直撃した。
 LRASM は、現有の対艦ミサイルである Harpoon に比べて二倍となる1,000-lbの弾頭を搭載し、射程も Harpoon の75哩に対して 200nmと長くなる。
2013.09.06 DARPA HP Anti-Ship Missile prototype successfully conducts first solo test flight <1310-090602>
 米 DARPA と海軍研究本部 (ONR) が共同で開発を進めている長距離対艦ミサイル LRASM の発射試験が8月27日に行われ、模擬弾頭を搭載した LRASM は B-1 から発射され、移動する全長260ftの無人船標的に 命中した。
 LRASM は JASSM-ER を元にしてステルス長距離対艦ミサイルで、空中及び艦上から発射される。
2013.09 Jane's Missiles & Rockets Lockheed Marin's LRASM completes captive-caryy trials <1310-090010>
 Lockheed Martin社が7月11日、B-1B を用いた長距離対艦ミサイル LRASMCFT を完了 したと発表した。
2013.05 Jane's Missiles & Rockets LRASM programme gears up for flight testing of next generation anti-ship missile <1306-050012>
 米 DARPA と Lockheed Martin社が開発を進めている長距離対艦ミサイル LRASM の 、B-1B による空中発射試験2013年3/四半期に行われる。  またこれと共に同社は、3回目の空中発射試験文として$71Mの追加契約を受注した。 3回目の試験は2013年末に行われる。
2013.04 International Defence Review DARPA funds additional LRASM flight tests <1305-040018>
 米 DARPA が Lockheed Martin社に、長距離対艦ミサイル LRASM 開発に$71Mの契約 追加を行った。 この契約で空中発射試験が1回追加されるほか、2回の地上発射試験も行われる。
2013.03.25 Aviation Weeks & ST Missile test expand <1305-032502>
 Lockheed Martin社が長距離対艦ミサイル LRASM 開発の追加契約を$71Mで受注した。 こ の契約で地上発射2回と、3回目の空中発射試験が追加された。
 LRASM は長射程型 JASSM である JASSM-ER を対艦型にしたミサイルで、B-1B による空中発射試験は今夏、地上発 射弾道飛翔試験は2014年末に2回計画されている。
2013.03.13 Jane's Defence Weekly DARPA clesrs additional LRASM tests <1304-031308>
 Lockheed Martin社が3月5日、米 DARPA が長距離対艦ミサイル LRASM 開発契約の追加契約 を$71Mで受注したと発表した。
 追加契約では2013年に2回計画されている B-1B からの発射試験1回を追加することと、2014年に艦上 発射試験を2回実施することが盛り込まれている。
2012.10.17 Jane's Defence Weekly LRASM programme homes in on JASSM-ER derivative <1212-101711>
 米海軍研究本部 (ONR) と DARPA が、将来対艦攻撃兵器 (OASuW) として、 長距離対艦ミサイル LRASM 計画を2009年に開始した。 計画は予備設計段階である Phase 1 に続き、2010年後半に Phase 2 へ移行した。
 当初は、JASSM-ER を元にした LRASM A と、ラムジェットを用いて高高度超音速飛行を行う LRASM B が並行して進められたが、2012年1月に、LRASM A に努力を集中するとして LRASM B は中止になった。
 B-1B から発射する LRASM の飛行試験は2013年初めに開始され、計3発の試験が予定されている。
2012.10.17 Jane's Defence Weekly Striking out ar sea <1212-101710>

= 対艦ミサイルに関する7頁の特集記事 =
 
2012.09.26 Jane's Defence Weekly LRASM poised for air launch tests, possible integration <1211-092604>
 Lockheed Martin社が9月18日、長距離対艦ミサイル (LRASM) の爆撃機からの発射試験を準備していることを明らか にした。 また艦船から垂直発射する試験も予算化されているという。
 LRASM は太平洋艦隊からの要求AGM-158B JASSM-ER を元に開発が進められており、こ の試験に成功すれば2016年 IOC を目指して EMD 段階に進み、2018年には艦載型も IOC になる。
2012.09 Jane's Missiles & Rockets Lockheed Martin completes LRASM captive-carriage test <1209-090018>
 Lckheed Martin社が7月16日、長距離対艦ミサイル LRASMCFT を完了したと発表した。  LRASM はステルス亜音速 ASCM で、RF レーダシーカで目標を捕捉し、データリンクで管制官と交信したのち、 EO シーカで突入する。
 構成要素の試験が終わると、2013年初期に発射試験が行われる。
【註】
 LRASM にはステルス亜音速型の LRASM-Aと、超音速の LRASM-Bがあり、並行して開発が進められることになっている。
 本記事は LRASM-A のことと見られるが、LRASM-A は外観からして、AGM-158 JASSM のファミリと見られる。
2011.09 International Defence Review Testing targets: bridging the ASLM gap <1111-090013>
= 対艦ミサイル開発に関する5頁の特集記事 =
LRASM-A
LRASM-B
Tomahawk Block Ⅳ Plus
supersonic Tomahawk: Mach 2.5、射程600~700哩
JSOW-ER
NSM/JSM
FASGW/ANL
Perseus
2011.08.08 Aviation Week & ST Ship killers <1109-080806>
 米海軍の長距離対艦ミサイル (LRASM) 開発は、2012年末に発射試験を開始し、2013年2/四 半期に最終設計審査 (CDR)、2013年に発射試験を完了して速やかに海軍へ計画を移管する、急速な計画にな っている。 LRASM はステルス亜音速の LRASM-A と超音速の LRASM-B の二つの計画が並行して進められており、 LRASM-A は空軍の爆撃機に2発搭載、LRASM-B は Mk29 垂直発射キャニスタに4発搭載される。
【関連記事:1008-060003 (IDR 2010.06)】
 LRASM-Bは1970年代に開発が進められ7発の発射試験が行われた ASALM が使用した JP-10 を燃料とする ロケットラムジェットで推進する。 ASALM は通常 Mach 4 で飛行するが、6回目の発射試験では Mach 5.6 を記録している。
2011.03.07 Aviation Week & ST Jassm chasm <1104-030704>
 米空軍は JASSM Lot 9 で、JASSM-ER 30発を含めて200発を 調達したいとしている。 空軍は4,900発の JASSM を装備する計画であるが、議会の同意を得るのは難しい情勢にある。
 米海軍の長距離 ASCM LRASM-A は JASSM-ER 派生型になる。 一方、高速型 LRASM である LRASM-B は、7回の 飛行試験が行われたものの、予算削減から計画中止になった ASALM を元にして開発される。 ASALM は核弾頭で、高度 40,000ftMach 4 で飛行する設計であった。
2011.03 Jane's Missiles & Rockets LRASM air and ship launch demonstrators funded <1104-030008>
 Lockheed Martin社は、長距離対艦ミサイル (LRASM) 2件の開発契約を合わせて$218M で DARPA から受注している。 LRASM にはステルス型の LRASM-A高速型の LRASM-B があり、LRASM-A は JASSM-ER を元にした空中発射型でセンサを追加する。 LRASM-B は Mk 41 VLS からの発射が考えられている。
 計画は2009年に開始され、LRASM-A 及び LRASM-B の事前設計は Phase 1 で完了している。 Phase 2 では設計を続けると共に LRASM-A 2発と LRASM-B 4発を試作する。
2011.01 Jane's Missiles & Rockets DARPA selects Lockheed Martin to develop next-generation anti-ship missile system <1102-010020>
 米 DARPA と海軍研究本部 (ONR) が経費を折半して進めている次世代長距離対艦ミサイル (LRASM) は Lockheed Martin社に決まった。 計画は三段階からなり、9ヶ月間に及ぶ Phase 1 の事前設 計審査 (PDR) にパスすれば Phase 2A/2B に移行する。 Phase 2B は15ヶ月間で、最後に飛行試験が行われる。
 LRASM-B は Mk 41 VLS から発射され、複合シーカを搭載してラムジェットで推進する。  FY11で飛行試験に使用する機体の製造が開始される。 亜音速の LRASM-A複合シーカと1,000-lbの弾頭を搭載する 空中発射型で、現有の AGM-158 JAMM を元にしたミサイルになる。
2010.11.30 DARPA Newsroom DARPA Long Range Anti-ship Missile program continues to demonstration phase <1101-113001>
 米 DARPA が2009年に、海軍と共同で開始した長距離対艦ミサイル (LRASM) 計 画は、Lockheed Martin社が初期設計段階である Phase 1 を完了し、飛翔試験を含む Phase 2 に移行する。
LRASM-A
 JASSM-ER を元にセンサを追加した、亜音速ステルス ASCM である。
LRASM-B
 ラムジェット推進の超音速 ASCM である。
 LRASM は -A/-B のいずれも、空中発射と VLS 発射が可能になる。
2010.06 International Defence Review DARPA progresses Long Range Anti-Ship Missile project <1008-060003>
 米 DARPA が海軍研究本部 (ONR) と共同出資で進めている次世代の長距離対艦ミサイル LRASM には亜音速ステルス型の LRASM-A と、超音速型の LRASM-B があり、いずれも Lockheed Martin社が開発計画の Phase 1 を2009年の6月と7月に受注している。
 9ヶ月間の Phase 1 に続いて27ヶ月間の Phase 2 に移行し、2012年に発射試験2015年に IOC が計画されている。
LRASM-A
 マルチモードシーカと1,000-lbの侵徹効果弾頭を搭載する。 外観からして明らかに、AGM-158 JASSM のファミリ と見られる。
LRASM-B
 500-lbの破片効果弾頭を搭載する。 LRASM-B は、DARPA が ramjet/scramjet 推進 HyFly の開発で得た技術が 取り入れられ模様である。
2009.08 Jane's Missiles & Rockets DARPA begins LRASM programme <0909-080002>
 米海軍の艦上発射長距離対艦ミサイル LRASM の開発が、6月6日に DARPABAA を発簡したことで開始された。 DARPA はFY10に$55Mの開発初期費を計上しており、契約は7月か8月に行われ。 発射試験は契約後36ヶ 月以内に行われる。
 開発期間が短いことから既存のシステムが使用される模様で、AGM-158 JASSM の対艦型 JASSM-ASuW、AGM-84H SLAM-ER の改良型、AGM-154 JSOW の動力推進型などが考え られる。