2006.10.25 | Jane's Defence Weekly | USAF terminates WCMD-ER contract | <0622-102501> 米空軍は Lockheed Martin社が進めていた WCMD-ER 計画の中止を決め、 生産中の100発も破棄されることになった。 WCMD-ER は3年前に空軍が JSOW 計画から撤退した後に開 始されたが、2006年3月に試験に失敗したことから、子弾となる SFW を散布する ことなく計画は終了した。 WCMD-ER の代替に Raytheon社は価格低減型である JSOW Block Ⅱ の売り込みを開 始している。 一方、海軍は移動目標対処能力を持つ Block Ⅲ の開発を開始し ている。 |
2005.07 | International Defense Review | WCMD contract | <0514-070007> Lockheed Martin社が米空軍から、1,700発のWCMD と100発 の WCMD-ER を$52.9Mで受注した。 納期は2007年6月である。 WCMD は CB タイプの爆弾に取り付ける、高々度スタンドオフ距離からの精密爆撃を可能にするテールキットである。 |
2005.04 | Jane's Missiles & Rockets | Cost and schedule problems led to JCM cancellation | <0511-040024> 米統参議長メイヤー大将が2月17日に上院軍事委員会で、JCM はコストと開発スケジュ ールに問題のある計画であったが、JCM が取って代わる予定の Maveric や Hellfire は、ざっと15,000~20,000発あり、 JCM の能力に対する期待はあるので、これらの問題を乗り越えることを期待すると述べた。 一方 JCM と一緒に中止になった WCMD-ER については、QDR を良く見る必要があり、その上でいか に運用構想に合致させるかが問題であるとした。 |
2005.03.09 | Jane's Defence Weekly | Lockheed Martin targets maritime strike | <0507-030913> Lockheed Martin社は、海軍の対艦戦 (ASuW: anti-surface warfare) 能力向上要求に対応して各種ミサイル を提案している。 第一の候補は空軍で既に FRP に入っている JASSM のシーカを改良し、双方向データリンクを追加するもの で、同社は既に$1Mを投入して検討を進めている。 第二の候補は250nmの射程を持つ SMACM (Surveilling Miniature Attavk Cruise Missile) で、F/A-22 の機 内弾庫から大量に発射できる。 |
2004.07 | International Defense Review | WCMD-ER production | <0413-070007> Lockheed Martin社が、2005年2月に開始される WCMD 量産の Lot 5 を WCMD-ER とする修正契約を結んだ。 WCMD-ER は2006年6月までに納入される。 WCMD-ER は CBU-87、CBU-89、 CBU-97 などの子弾を搭載する。 |
2004.02 | Jane's Missiles & Rockets | USAF withdrawal from JSOW approved | <0408-020021> DoD は空軍から出されていた JSOW 計画からの撤退を承認した。 この結果 空軍が唯一参画していた AGM-154A JSOW-A も、FY-05以降調達しない。 空軍の撤退に対し、単価上昇を理由に反対していた海軍に対しては、空軍が$100Mを払うことで折り合った。 空軍は AAM 購入費から $100Mを捻出する。 空軍は JSOW 調達を取り止めた経費を、WCMD-ER 及び AGM-158 JASSM の購入に当てる。 |
2004.01 | Jane's Missiles & Rockets | USAF plans WCMD-ER upgrades to replace JSOW | <0404-010007> 米空軍は WCMD-ER に更に改良を加え、計画から撤退した AGM-154 JSOW の代替としたいとしている。 空軍によると WCMD-ER は JSOW の半分以下の価格 で20%多いペイロードを搭載できる。 空軍は現在予定している7,500発の WCMD-ER 調達に、JSOW の補てん用に2,500発を追加 したいとしている。 ただし現有の10,000発に及ぶ WCMD を改良型 WCMD に改造する予算は準備していない。 改良型 WCMD-ER は、JDAM-ER 用に開発した対妨害 GPS/INS と Link 16 と接続可能なデータ リンクを搭載し、飛行間に目標位置の修正指令を受信したり、飛行間の目標変換が可 能になる。 |
2003.08 | Jane's Missiles & Rockets | WCMD-ER to enter service in FY06 | WCMD-ER の開発が$40Mの契約で Lockheed Martin社で開始された。 WCMD-ER は GPS 誘導型の WCMD に Longshot 翼を取り付けるもので、30~40mileを飛行して CBU の子弾分離前に翼を切り離す。 量産開始は2005年、F-16 への搭載をFY-06、B-52 への搭載開始をFY-07、調達量7,500キット を予定している。 |
2003.07 | Jane's Missiles & Rockets | WCMD-ER development | Lockheed Martin社は$40.95Mで WCMD-ER の SDD を受注し た。 計画終了は2007年3月になっている。 |
2003.07 | International Defense Review | WCMD-ER develpment | Lockheed Martin社は、$41Mで射程延伸型 WCMD の SDD
(System Development and Demonstration) を受注した。 WCMD-ER には35nmの飛翔距離が要求されている。 |
2003.04.30 | Jane's Defence Weekly | Lockheed Martin adds procision guidance to cluster bomb | Lockheed Martin社は、アフガニスタンでの戦訓から、山岳戦に適する GPS 付きの WCMD
を計画している。 WCMD 付きの CBU-87 クラスタ爆弾は、アフガンで B-52H から約700発投下されたが、IMU では2次元情報しか得られず、正確な信管作 動の為には GPS を併用した3次元情報が必要とのことである。 WCMD の精度は IMU だけでは30.5mであるのに対し、GPS の併用で9mに向上する。 一方、Lockheed Martin社は、Leigh Aerosystems社の 'Long Shot' 拡張翼を取り付けた WCMD-ERの 検討を進めている。 WCMD-ER は64.4kmの飛行距離を持ち、空軍は35,000発の WCMD のうち、7,500発を WCMD-ER 型にしたいとしている。 |
2003.04 | Jane's Missiles & Rockets | Milestone for WCMD as 10,000th kit rolls off the line | Lockheed Martin社は、予定より3ヶ月早く10,000発目の WCMD を納入した。 米空
軍は30,000発を装備する計画で、既に17,200発が調達されている。 Lockheed Martin社は3月11日に、LongShot 取り付け翼キットを開発中であると発表した。 LongShot は GPS を用いた誘導装置で、CBU-87 1,000-lb クラスタ爆弾のほか、Mk-83 通常爆弾や Mk-82 500-lb 通常爆弾への取り付けが可能である。 このキットは更に WCMD にも組み込んで WCMD-ER とする事ができ、WCMD-ER は2005年にも生産が開始できる。 |
2002.06 | Jane's Missiles & Rockets | USAF will develop extended-range WCMD | 米空軍は、WCMD の飛距離延伸型 WCMD-ER の開発を検討している。 WCMD-ER は、WCMD に GPS と JDAM-ER 用に開発されている翼を取り付けるもので、最大飛距 離は投下高度によるが 65kmとなる。 空軍は WCMD-ER を、調達を中止した3,114発の AGM-154B JSOW-B の代わりに採用することを 考えている。 |