(Yahoo)
「米軍、超大型爆弾を初使用=アフガンの IS 掃討戦で―核兵器以外では最大級」
「地下貫通弾の破壊力不足=イラン核施設に歯立たず―米紙」
「超大型貫通爆弾を配備=対北朝鮮・イラン圧力―米国防総省」
「開発中の地中貫通型爆弾の模型=米国」
「米大型貫通爆弾、来夏にも配備可能に」
「世界最強の気化爆弾の実・・・」
「米国防総省、爆薬700t使っ・・・」
「巨大貫通爆弾を開発へ 米・・・」
・Big BLU
・HPM
精密誘導型の巨大爆弾は、重量は約9,700kgで戦闘機では運べず C-130 に搭載する。 地上付近で爆発し、高
さ約3,000mのキノコ雲を生じ、地表面に強い圧力がかかる。
2020.06.04
中央日報
米、バンカーバスター投下訓練を予告…北朝鮮に対する警告状?
<2007-060401>
米空軍が2日、B-2からのWSMRで大型侵徹爆弾であるGBU-57 MOP投下試験を行うこと明らかにした。 重量14tで地下60mまで貫通するBunker Busterとも呼ばれるMOPは全土に6,000ヵ所以上の地下施設を設置している北朝鮮が恐れる武器である。
黄海北道黄州郡サッカンモルのBM基地には7本の長いトンネルがあり、最大18両台のTELを格納することができるが、MOPはこのような地下施設を破壊するための爆弾である。
米国は北朝鮮の核危機が最高潮に達していた2017年に、B-2とBunker Busterで北朝鮮を制圧しようとしたことがある。 同年10月にはB-2による夜間爆撃訓練を実施したが、当時の無線通信によると、北朝鮮の指導部があると推定される指揮所など北朝鮮爆撃訓練を暗示する部分が多かった。
2019.01.03
Air Force Times
New in 2019: Air Force looks for new bomb designs to fight Russia and China
<1902-010306>
2018年秋に開かれた米空軍協会 (AFA) の年次コンファレンスで米空軍研究所 (AFRL) の弾薬部長が、ロシアや中国の施設を破壊する強力な爆弾を開発していることを明らかにした。 Northrop Grumman社の副社長によるとこの爆弾は今までより大型で強力だという。
2017.05.01
Aviation Week & ST
Wonder weapons
<1706-050112>
・JDAM
・SDB
・Next genaration strike weapons
・Penetrating weapns
・Dual-mode bombs
・Cruise missiles
・Small-diameter bomb
・Anti-ship weapons
・Anti-radiation missiles
= Sharp shooters =
2017.05.01
Aviation Week & ST
In its first combat use of the GBU-43/B Massive Ordenance Air Blast
<1706-050105>
米空軍のC-130が4月13日にパキスタンとの国境に近いアフガニスタンAchiin地区で、ISISグループKurasan地下施設の対し、
GBU-43/B MOAB GPS誘導21,000-lb爆弾を投下した。
2017.04.14
Yahoo
時事通信記事
<1705-041401>
米軍がアフガニスタン東部でのISIS掃討戦で13日、超大型爆弾GBU-43Bを投下したと発表した。 GBU-43Bは核兵
器以外では米軍が保有する最大級の爆弾で、実戦で使用されたのは初めてである。
米軍発表や報道によると、爆弾は現地時間の13日07:32に東部ナンガルハル州アチン地区でMC-130から投下された。 ISISが構築した地下
施設が標的とされる。
【註】
GBU-43B MOABは重量9,652kgで炸薬には 8,400kgのサーモバリック剤を使用している。
2017.04.13
Defense News
What you need to know about the 'Mother of All Bombs'
<1705-041305>
米空軍が13日にアフガンNangarha州AchinでGBU-43/B 21,600-lb GPS誘導爆弾MOABを投下した。 MOABはサダ
ムフセインに圧力をかけるため2003年3月に開発を完了し同年4月1日に配備されたがイラク戦争で使用されることがなかったことから、今回が初
めての実戦使用になる。
MOABは全長が30ftと長いことから、それより大型のGBU-57A/B MOPと異なり爆撃機への搭載が
できない。
2013.02.18
Aviation Week & ST
New arms for B-2
<1304-021803>
Northrop Grumman社が 改良型 B-2 の地上試験を開始した。 改良点は MOP
爆弾の搭載と GPS の精度向上で、飛行試験も間もなく開始される。
2013.01.23
Jane's Defence Weekly
USAF's MOP is cleared to drop
<1302-012310>
米空軍が GBU-57A/B MOP 13.5t誘導爆弾の配備試験を完了した。
MOP の空投試験は2009年1月から、まず B-52H で行われ、当初は各種設計上の問題が出たが現在では改良されている。
2012.09.17
Aviation Week & ST
Curbed ambitions
<1211-091704>
AIM-120 AMRAAM に対地攻撃能力を付与する JDRADM あるいは NGM 計画は、保留のままである。
米空軍は F-22 や F-35 にも搭載できる対硬目標弾 (HTM) の検討を進めている。 空軍の考えているのは、2020年代に
装備する機内弾庫に収納できる,1000-lbの侵徹弾で、計画は2014年にも開始したいとしている。 候補にはロケットで加速する1,000-lb爆弾が挙がっ
ており、BLU-109 2,000-lb侵徹爆弾並の効果が期待されている。
ATK社は空隙感知式硬目標対処信管 (HTVSF) の開発を受注し、FY13に試験を開始してFY14に量産が開始される。
30,000-lb爆弾の MOPは B-52 及び B-2 への搭載準備を完了したが、信管に空隙を感知する能力がない。
2012.07.25
Defense News
Donley: new bunker-busting bomb ready to use
<1208-072503>
米空軍長官が25日、空軍は必要があれば13t爆弾 MOP(註: GBU-57A/B )を使用する準備が
できていると述べた。
MOP に付いてはパネッタ国防長官が今年初めに、イランの地下施設破壊には更なる開発が必要と述べているが、米政府は
シリアの化学兵器管理に懸念を示しており、空軍長官はシリアへの使用の可能性について回答を避
けた。
2012.02.29
Defense News
USAF prepared if diplomacy with Iran fails: general
<1203-022901>
シュワルツ米空軍参謀長が2月29日、米空軍はイランの地下核施設を破壊できる強力爆弾を保有
していると述べた。
コム近郊の山岳を掘削した施設に対して30,000-lb爆弾 MOP は有効ではないとの指摘に対しパネッタ国防長官は、
MOP に欠陥があることは確認しており、国防総省は改良を行ったと述べている。
2012.01.28
Yahoo
時事通信記事
<1202-012803>
Wall Street Journal が27日、最大級の地中侵徹型爆弾はイランの地下核兵器製造施設を破壊できな
いと米軍が結論付けたと報じた。
同紙によると、米軍はイランと北朝鮮の強固な要塞の破壊を目的に、13.6tの爆弾(註:MOP)を開発したが、米軍の実験の結果によると、
イランが施設の防御力を補強したため、今のままでは破壊力が不足していることが判明したという。
2011.11.18
Yahoo
時事通信記事
<1112-111803>
新型13tの巨大侵徹爆弾(註:MOP)が9月に1発目が米空軍に引き渡され配備された。 地下に核や弾道ミサイル保
管施設を持つ北朝鮮やイラン、中国に圧力をかける狙いがあるとみられる。
GPS 誘導の Boeing社製の新型爆弾は、炸薬料2,400kgで、地下60mまで貫通する能力がある。
2010.09.01
Jane's Defence Weekly
USAF orders eight MOP test bombs
<1010-090108>
米空軍が Boeing社に、13.6tの GPS/INS 誘導爆弾 GBU-57A/B MOP 8発を試験用として$20Mで発注した。
MOP は GBU-43/B MOAB の後継として2003年に開発が開始された。
【 MOAB 関連記事:0603-110010 (JMR 2005.11)】
2009.12.24
Yahoo
時事通信記事
<1001-122401>
米国防総省と Boeing社が開発中の超大型地中貫通型爆弾の模型で、地下60mまで貫通できるという。
2009.12
Jane's Missiles & Rockets
MOP penetrator bomb should be 'deployable in coming months'
<1002-120018>
米国防総省の報道官が10月、MOP 30,000-lb爆弾が来月にも配備可能状態になると述べた。
B-2 の武器搭載訓練装置を用いた B-2 への搭載試験は4月に行われた。
2009.09
Jane's Missiles & Rockets
MOP guided bomb test-fit confirms B-2 compatibility
<0910-090019>
米空軍と Northrop Grumman、Boeing の各社が4月28日、B-2 へ MOP を搭載する試験を行った。 試験は Whiteman
AFB で B-2 の武器搭載訓練装置と MOP のモックアップを用いて行われた。
MOP は30,000-lbの超大型爆弾で、鋼鉄製の弾体に2,400kgの炸薬が入っている。 B-2 には2箇所の弾庫に1発ずつ搭
載できる。
2009.08.04
Yahoo
産経新聞記事
<0909-080402>
ロイタ通信によると、米空軍当局者が新型大型爆弾 MOP が、来年7月にも B-2 へ搭載可能になるとの見通しを示し
た。 ただしその前提として、予算獲得が順調に進むことを挙げている。 国防予算をめぐっては政権と議会の駆け引きが続いており、空軍は北
朝鮮、イランの脅威排除をアピールすることで、予算措置を確保したい思惑とみられる。
MOP の総重量は13.6tで炸薬量は2.4t以上あり、BLU-109 の10倍以上の破壊力を持つという。
2009.08.03
Aviation Week & ST
Born-again bomber
<0909-080312>
2018年完成予定であった次世代爆撃機計画が4月にゲーツ国防長官により中止されたため、米空軍は
B-2 20機を改良して2050年以降まで就役させる検討を行っている。
改良の柱となるのがレーダの換装 (RMP) で、現在の Raytheon社製機械走査式 APQ-181 Ku-band レーダを
AESA レーダに代える。 計画は2004年に$382Mで Northrop Grumman社に SDD が発注され、
年内に5機が飛行する。
武器搭載能力の改良も焦点で、250-lb SDB-Ⅱ と、28,900-lb MOP が搭載できるよう
になる。 全長20.5ftの MOPは2発が搭載される。
2008.07
Jane's Missiles & Rockets
B-2 stealth bombers will carry MOPs next year
<0808-070037>
米空軍が B-2 に、HDBT 破壊用13,500kg爆弾である MOP を2発
ずつ搭載する計画である。 MOP 計画はFY08補正予算で認められている。
B-2 に MOP を搭載するためのラックの開発及びソフトの改修は2007年に開始され、現在も進められている。
2008.01.09
Jane's Defence Weekly
US Air Force claims another MOP milestone
<0802-010901>
米空軍が12月27日に、MOP を B-2 に搭載する計画が新たな段階に入ったことを明らかにした。 全長7m、胴径80cm、重量13,600kgの MOP は
、B-2 の弾庫に1発ずつ、計2発を搭載できる。 5,300-lbの炸薬量は
BLU-109 の10倍である。
Northrop Grumman社は2007年7月に B-2 搭載の契約を結んでおり、空軍は既に擬製弾を用いた搭載試験を行っている。 B-2 へ MOP
を搭載する計画は、イラク戦費のための戦時緊急支出の中で行われているため、イラン空爆のための準備とも見られて
いる。
2007.12.31
朝鮮日報
米空軍、新型地中貫通爆弾 ・・・
<0801-123101>
米空軍が B-2 による MOP (Massive Ordnance Penetrator) の投下試験を実施した。
MOP は全長6m、重量13.6tで、炸薬の重量は2.7tである。
垂直に着弾して、コンクリートならば60mまで貫通する。
2007.11.07
Jane's Defence Weekly
MOP push fuels concern of strike on Iranian targets
<0724-110705>
米政府が196.4Bにのぼる戦時緊急予算要求の中に、B-2 に MOP (Massive Ordinance Penetrator) を搭載す
る改修費$88Mを盛り込んでいることから、イラン攻撃を検討しているのではと憶測
されている。
これについて専門家の中には、MOP はイラン向けに特化された兵器ではあるが、イラン攻撃を行うことはないとの見方もある。
2007.10.01
Aviation Week & ST
Weapon bonanza
<0721-100109>
2005年2月に運用試験を開始した -120C7 はソフトウェアの欠陥から運用開始を見送ったが、今年8月
に2度の発射試験に成功し、まもなく運用を開始する。 C7 は687発が7月までに製造されており、970発を調達
する予定であるが、運用試験の成果がでるまで部隊配備を停止していた。 C7 は C5 の後継として輸出も予定され、
ギリシャと台湾が今月中に購入契約を締結する予定である。
-120D は C7 を更に改善し、コンフォーマルアンテナ及び GPS アンテナ及
び双方向データリンクを装備し、対妨害性を強化している。 2010年の IOC をめざ
し、今後9回の発射試験を行う。 輸出の計画はない。
・JASSM
今年初めの GPS 不良による発射試験失敗から試験は中断しており、空軍は代替の RfI を発簡した。 要求
では、射程200nm以上で、移動する艦船を攻撃でき、データリンクを装備することが
求められ、Boeing社は SLAM-ER を、Raytheon社は空中発射型 Tomahawk 及び JSOW の改善型を、
Taurus/Textron社は KEPD-350 を、MBDA社は Storm Shadow
を提案するとみられる。
・AGM-88 HARM の改善
米空軍は HARM に GPS と新ロケットモータを採用し、標的が電波封止した後も正確に破壊するミサイルを安価な価格で導入する計画
で、来年度以降予算化を予定する。 Raytheon社は昨年3回の自社試験を行っている。
・MOP (Massive Ordinance Penetrator)
DTRA は B-2 搭載の30,000-lb格子翼誘導の侵徹爆弾 (炸薬量5,300-lb) の開発を行っており、2008年 IOC
をめざしている。 B-2 には2発を搭載し、爆弾は機内の回転型発射装置から投下、現有 BLU-109 の10倍の深度
まで侵徹する。
2007.10
Jane's Missiles & Rockets
US boosts Excalibur procument for army
<0721-100021>
米 DoD が、FY-07国防予算中間要求に XM892 Excalibur 155mm誘導砲弾を$23M
追加要求する。
追加要求にはこの他に、Viper Strike $16M、Hellfire $3.9M、MOP (Massive Ordenance
Penetrator) $12M、JDAM $6M、SDB の二次被害低減兵器に$22Mなどが含まれている。 唯一 XM395
PGMM 120mm誘導迫撃砲弾の$4.6Mが削除された。
2007.09.19
Jane's Defence Weekly
Russia tests air-delivered 'Father of All Bombs'
<0720-091602>
9月11日にロシアが、第三世代サーモバリック爆弾の投下試験に成功した。 この爆弾は 'Mother Of All
Bombs' の愛称を持つ米国の MOAB (Massive Ordnance Air Blust) に対抗して 'Father Of All Boms' と呼
ばれている。 試験で7tの FOAB は Tu-160 からパラシュート投下され地表近くで
破裂した。
FOAB は1980年代にアフガンでソ連が使用した第一世代の改良型で、爆発半径は1,000mと TNT 44tに相当す
る効果を持ち、BOAB の TNT 8.5tの効果を上回って世界最強の通常爆弾となった。 充填された気体爆薬による燃焼温度は
536゚に達する。
2007.09.12
朝鮮日報
ロシアが開発した「すべての・・・
<0718-091203>
ロシアの統合参謀本部次長が11日にロシア国営放送で、わが国は米国が2003年に開発した MOAB より小型
なのに、威力は四倍にもなる世界最強の燃料気化爆弾を開発したと述べた。
同 TV によると、ロシア軍が最近実験に成功した FAE は重さ9tで、TNT 火薬44t分の威力
を持ち、半径300mの範囲を焼き尽くすことができ、その威力は広島に投下された原
子爆弾 (13.5kT) の0.3%に相当する。
MOAB は重量10tで、TNT火薬11t分の威力を持ち、殺傷半径は150mである。
2007.09.12
読売新聞
最大の破壊力「真空爆弾」投・・・
<0718-091202>
ロシア空軍参謀次長が11日テレビで、通常兵器では世界最大の破壊力をもつ燃料気化爆弾の投下実験
に成功したことを明らかにした。 テレビでは Tu-160 が爆弾を投下し爆発が起きる模様が放映された。
同次長は、米軍の同型兵器に比べ爆薬は少量なのに破壊力は四倍であり、核兵器のような効果があると述
べた。
2007.09.12
Yahoo
時事通信記事
<0718-091201>
ロシア軍参謀次長が11日、世界で最も強力な燃料気化爆弾(註:FAE (Fuel/Air Explosive))の投
下実験に成功したと言明した。 破壊力は核爆弾に匹敵するとしている。
FAE は燃料を空中に散布点火することで発生する衝撃波、高温、急激な気圧の低下によって敵を殺傷するもので、通常兵器の中で最
も威力が大きい爆弾として知られる。
2007.09
Jane's Missiles & Rockets
Work begins on Spirit MOP
<0719-090014>
米空軍が B-2 爆撃機に30,000-lb侵撤爆弾である MOP を搭載しようとしている。
米空軍は MOP を限定運用とするか、更に発展的な開発を開始するかの決定を年内に行う。
GPS 誘導の MOP は2.400kg の炸薬を、6.25mの強力鋼製弾殻に充填したもので
、B-2 の2ヶ所の弾庫に1発ずつ搭載して高々度から投下される。
2007.07.23
Aviation Week & ST
Northrop Grumman has begun ・・・
<0716-072303>
Northrop Grumman社は B-2 に MOP (Massive Ordinance Penetrator) 大型侵徹爆弾を搭載するための改造を
行っている。
MOP は全長20.5呎、重量30,000-lb、炸薬量5,300-lbで、改造により2ヶ所の弾倉に各1発の計2発を搭載する。
また投下には新たに搭載する AESA レーダが用いられ命中精度が向上する。
2007.04.02
Defense News
Massive bomb passes test
<0710-040205>
Boeing社が開発する大型侵徹爆弾 MOP の爆発効果試験が WSMR のトンネル施設で3月14日に行われた。 今
後航空機による投下試験を予定している。
MOP は全長20呎、重量30,000-lb、炸薬量5,300-lbの侵徹爆弾で、B-2 及び B-52 から高々度で投下し、コ
ンクリート掩蔽物等を破壊する。
2007.04.02
Aviation Week & ST
The US Air Force is embarking ・・・
<0708-040204>
Boeing社が MOP (Massive Ordnance Penetrator) 爆弾の初回試験を WSMR で実施
した。 今回の試験は侵徹能力ではなく、爆風効果を確認する目的でトンネル内で行われた。 MOP は2004年
に DTRA (Defense Threat Reduction Agency) 計画として同社が$30Mで受注した30,000-lb侵徹爆弾で、全長は
20呎、炸薬量は5,300-lb、5,000psiのコンクリートに対し地下60mの目標を破壊する。
空軍は B-2 と B-52 からの投下装置を含め MO P製造を9ヶ月以内に Boeing社に発注する計画である。
2007.03.28
Jane's Defence Weekly
US agency tests Massive Ordenace Penetrator
<0709-032804>
米 DTRA (Defense Threat Reduction Agency) が3月14日に30,000-lb (13,600kg) 爆弾である
MOP (Massive Ordenance Penetrator) のトンネル内静爆試験を実施した。 今後 B-52 からの投下試験も予
定されている。
MOP の炸薬量は5,300-lbで、これは現有の BLU-109 2,000-lb 侵撤爆弾の10倍に相当する。
2007.02.14
Jane's Defence Weekly
USAF seeks new options to destroy burried targets
<0706-021404>
MOP (Massive Ordnance Penetrator) の試験が3月14日に開始され、地下での
静爆試験が行われる。 2007年中頃に B-52H 搭載が行われ、年内に B-52H による投下試験
が行われる。 更に B-2A への搭載も行われる。
しかしながら米国防総省内では MOP の運用についての認識が統一されておらず、代わりの侵撤爆弾の検討
が行われている。 新型侵撤爆弾は既存の5,000-lb爆弾 BLU-113 などを改良し、新型の
HTVSF (Hard Target Void Sensing Fuze) を取り付けるもので、地中構築物を何層か侵撤
して破裂する。 このため50G(註:50,000G の誤りでは?)の衝撃に耐えることが要求されている。 同様の信管はかつて
ATK社が Hard Target Smart Fuze を開発していたが技術的問題と価格の上昇により2003年
に計画は中止された。
2007.01.24
Jane's Defence Weekly
USAF eyes world's largest bomb for B-2A Spirit
<0704-012402>
米空軍が2007年末に向け B-2 に MOP を搭載する準備を進めている。 MOP は全長6m、重
量13.6tである。 1月中に2.7tの炸薬を充填する作業を開始する。
米空軍が2006年7月に発表したところによると、2007年8月に MOP の DBT (Deeply Buried Targets) に対する試験を実施し、その結果
を見てFY-08に調達を開始するか否かの決定を行う。
2006.11
Jane's Missiles & Rockets
USAF mulls possible Massive Ordenance Penetrator order
<0624-110010>
・MOP (Massive Ordnance Penetrator)
重量15t、炸薬量2.5tの MOP (Massive Ordnance Penetrator) は開発の Phase Ⅲ 段階にあり、
2007年5月には B-52 による実投下試験が予定されている。 MOP 計画は単なる技術検証計画であったが、報道
によると5月の試験結果によっては限定数の生産が行われる模様である。
・BLU-122
BLU-113 の P3I として進められた BLU-122 5,000-lb爆弾は、
LRIP で71発が生産され、2007年中に IOC になる。 BLU-122 は弾殻の材質と炸薬の
改良により BLU-113 より高性能になっている。 BLU-122 と Paveway Ⅲ を組み合わせた GBU-28 は GBU-28C
と命名された。
2006.10.04
Jane's Defence Weekly
Race starts for long-range strike
<0621-100406>
2018年の実用化を目指す米空軍の LRS (Long-Range Strike) に各社は意欲を燃やし
ている。 LRS の詳細について空軍は口をつぐんでいるが、空軍協会のセミナで空軍参謀総長が、LRS は爆撃機
になることを明らかにした。 各社は2018年実用化の要求からして LRS は亜音速爆撃機になると見ている。
Northrop Grumman社は B-2A の新型を提案する模様であるが、Lockheed Martin社の Mach 3.0 級
SR-71 を元にした Mach 2.5 級爆撃機の検討も行っている。 同社は
EGBU-28 や MOP (Massive Ordnance Penetrator) の搭載も考えている。
これに対して Boeing社は超音速型を考えている模様で、X-43A や X-51 を元にした endotherminally
fuelled scramjet 推進の Mach 6.5 超高速ミサイルの開発も続けている。
2006.09.11
Aviation Week & ST
Dig for victory
<0619-091107>
GBU-28 をベースに新開発の Eglin Steel を弾殻に用いた5,000-lbの侵撤爆弾で、現在 LRIP にある。来年
1月に FRP に移行し、部隊装備を開始する。
・MOP (Massive Ordinance Penetrator)
総重量30,000-lb、火薬重量5,300-lbの大型侵撤爆弾で、現有の BLU-109 の10倍の威力を持つ。 WSMR で来年5月に B-52 から5発を投
下し、各種掩体構築物等への効果を試験する。
・CrashPAD (Crash Prompt Area Defeat)
DARPA が開発している、2,000-lb Mk84 に145-lbの火薬と420-lbの生化学剤無効化物質を組み込んだ生化学
兵器破壊爆弾で、極めて高い熱効果により容器を破壊し無効化する。
・CBU-107/PAW (Passive Attack Weapon)
3,800本の鋼製ロッドを内蔵し、生化学剤容器を破壊する。 精度を向上させるため
WCMD を使用する。 イラク戦争で2発が投下された。
・HardStop
現在開発試験中の PAW の改良型で、WCMD を使用、鋼製ロッドに代え0.5lbの侵撤弾を58個内蔵する。
2006.04.05
Jane's Defence Weekly
Massive blast will test US bunker-busting capabilities
<0609-040501>
米国が6月に700tの爆薬を地中に埋めて爆発させる試験 'Divine Strake' を計画し
ているが、これは衝撃波を利用して地下の WMD 貯蔵施設を破壊しようとするものである。 爆薬には ammonium
nitrate/fuel oil が使用される。
一方15t級侵撤爆弾 MOP (Massive Ordeenance Penetrator) の初の投下試験がFY-07に計画されているが、米
軍は既に地下構築物の破壊を別の方法によることにしている。 これは非核による SHFD (Strategically
Hardened Facility Defeat) 兵器で、性能要求は秘になっている。
2006.04.01
Yahoo
毎日新聞記事
<0608-040101>
米国防総省は6月にネバダ核実験場で、爆薬700tを使った大規模爆発実験を行う。 北朝鮮やイランなどが軍
事施設の地下化を進めていることを懸念し、バンカーバスターの攻撃能力向上を図っている。
2006.04
Jane's Missiles & Rockets
US announces 2007 live-fire testing of MOP from B-52
<0609-040026>
米国が TDP (Technology Demonstration Programme) として開発していた30,000-lb GPS/INS 誘導爆弾 MOP
(Massive Ordenance Penetrateor) は、FY-07に B-52 による投下試験を行い計画を終了する。 空軍が今後
MOP を装備化する計画はない。
MOP は HDBTD (HDBT Defeat) 用に開発されたが、巨大爆弾による効果には限界があることが分かり、米空軍
は HDBTD に巡航ミサイルと組み合わせたロケット加速侵撤弾や、通常弾頭 ICBM など
に頼ろうとしている。
また米空軍は今後 B-52 を減勢する方針であるため、B-52 でしか使用できない兵器を調達する可能性は低い。
2005.11
Jane's Missiles & Rockets
US Air Force announces two shot MOAB test programme
<0603-110010>
米国が今年2発の GBU-43/B MOAB の投下試験を実施する。 MOAB は重量9,652kgで炸薬には
8,400kgの thermobaric 剤を使用している。 前回の試験は2003年11月に行われた。
2005.01
Jane's Missiles & Rockets
Boeing to design anti-bunker warhead
<0504-010013>
Boeing社が大型侵撤爆弾の設計と試験を開始する。 この計画は空軍研究所が$20Mの契約で進めているもので
ある。
2004.11.10
Jane's Defence Weekly
Boeing wins work on huge bomb
<0422-111005>
Boeing社が MOP 30,000-lb爆弾の開発を$20Mで受注した。
開発計画は三段階で行われ、オプション契約も実施されると2006年には投下試験が行われる。
2004.10
International Defense Review
'Masive' bomb comes to the brink of preliminary testing
<0420-100003>
米空軍は MOP (Massive Ordenance Penetrator) の試験評価に$20Mを予定しており、2006~
2007年に B-52 からの5回の投下試験を計画している。
MOP の13,600kgは、爆撃機の機内に搭載できる能力の限界で、MOP は GBU-28 の8倍にあたる
18mの表土を侵撤する。
2004.08
Jane's Missiles and Rockets
Massive Ordnance Penetrator proposed as MOAB follow-on
<0417-080011>
GBU-43/B MOAB の後継に HDBTD (Hard and Deeply Buried Target Defeat) 用の MOP (Massive Ordnance
Penetrator) が考えられている。 MOAB はイラク戦争に備えて2003年に開発されたが、実戦に使われることなく生産も終了し保管され
ている。
MOP は MOAB 同様の GPS/INS 誘導、格子状フィンを装備するが、MOP は弾殻を厚くし炸薬量を減らしている
ため、MOAB より重くコンパクトにできている。 MOAB が21,000-lb (9,500kg)であるのに対して MOP は30,000-lb
(13,600kg)である。
この結果、MOAB は高度20,000ftから MC-130 により投下されたのに対して、MOP は高度40,000ftから B-2 により投
下される。
但し、MOP はまだ設計段階で、製造には至っていない。 製造の決定に大きく影響しそうなのが、問題が続いている
HTSF (Hard Target Smart Fuze) 計画を空軍が中止する決定である。
2004.07.21
Jane's Defence Weekly
Massive bomb to MOP up deeply buried targets
<0414-072107>
米空軍は、30,000-lb超大型爆弾 MOP (Massive Ordnance Penetrator) 計画を開始しようとしている。
計画は3段階に分かれ、6ヶ月間の Phase 1 で概念を確立し、10ヶ月間の Phase 2 で試作と地上試験を行い、15tヶ月の Phase 3 で
投下試験を行う。
投下試験は2006年頃に計画されている。
2004.07.17
Yahoo
共同通信記事
<0414-071701>
ロイター通信によると、米空軍は16日、地中深いトンネルなどの破壊を目的とした新型爆弾 MOP の開発計画
を明らかにした。
MOP は MOAB (10t) よりも重い約13tで、2006年に投下実験が予定されている。
2004.05.17
Aviation Week & ST
Bunker 'Plinking'
<0410-051708>
米空軍 AFRL は、大型の Bunker-buster 爆弾である MOP (Massive Ordinance Penetrator) の事前設計にあ
たり、GBU-43/B MOAB の設計実績を採用している。
MOAB はイラク戦で運用するため、装備化を急いだが結局使用されず、製造したのは僅かで
生産は中止された。 しかしながら格子型4枚尾翼等 MOP の随所に設計思想を生かしている。
MOP は B-2A に搭載して高度40,000ftから投下する重量30,000-lbの侵徹爆弾で、現
在様々な設計トレードオフ作業を行っている。
技術課題は侵徹後の起爆を確実にする信管にあるとされ、空軍は以前に開発中止となった HTSF (Hard Target
Smart Fuze) の開発再開と、英 Thales社製の侵徹信管採用を並行して検討している。
一方、この様な大型の侵徹爆弾を開発する可否について空軍内では、現有の5,000-lb級侵徹爆弾で充分であり、開発するならば JASSM
に1,000-lb級侵徹弾頭を装備するのが得策との異論がでている。
2004.01
Jane's Missiles & Rockets
USAF successfully tests another MOAB
<0404-010010>
装薬及び信管の開発、弾体の製造は空軍研究所が行い、誘導テールキットは Dynetic社が開発製造した。
MOAB は高度20,000ftから投下され、爆煙は高度10,000ftに達する。 GPS 誘導を採用したため BLU-82 に比
べて高々度からの投下が可能になった。
最初の実弾投下は2003年3月11日に行われ、その後小規模な改造が行われた。 最近の投下試験は2003年11月21日に行われた。
2003.11.26
Jane's Defence Weekly
US Air Force still eyeing ultralarge penetrator
米空軍は、重量13,605kg (30,000-lb) で6,000-lbの炸薬を装填する 'Big BLU' に
強い関心を持っている。
Big BLU は地下施設のような『垂直目標』だけでなく、トンネルのような『水平目標』の破壊もトンネル入り
口に突入させることで行おうとしている。 このため30in (760mm) 径の胴体中央に大きく後退した翼を持ち、その形状
は丁度 SDB を大型化したようなものになる。
その結果 Big BLU は8~12nmのスタンドオフ距離と、CEP=4mの精度を有することに
なる。 B-2 や B-52H の機内弾庫に搭載して投下される。
2003.11.17
Aviation Week & ST
What a blast
米空軍は今週、地下構築物の破壊に用いる GBU-43/B 改良型 MOAB (Massive Ordinance Air
Blast) の投下試験を Nebada 試験場で行う。
試験では主として改善した信管の信頼性と投下時の分離機能を確認するが、再設計した安定翼と格子翼により
狭隘な谷にある洞窟に対しても破壊効果が増大している。
初期型の MOAB は今年に入ってイラクやアフガン急遽送られているが、10ヶ月前に MC-130 を使用して行われた投下試験では投下
時の安定性に問題があり、設計変更が行われた。
改善型 MOAB は GPS 誘導で全天候性を有し重量は21,700-lb。 18,700-lbの弾頭を搭載し先端に2個の信管を持つ。 軍は現在 B-2 へ
の搭載を検討している。
2003.07
軍事研究
EMP 爆弾と、MOAB 空中炸裂巨大爆弾
2003.05
軍事研究
対イラク戦争に間に合った「衝撃の畏怖」の超兵器
・MOAB
BLU-82 の投下高度は、MC-130 の機体を守るため6,000ft以上となっていることから、MOAB の最低投下高度は3,000m
位と見られる。
弾体はコバルト合金製で、外観は EGBU-28 バンカーバスタを二周り大きくした様な形状、
貫通力は30mと言われている。
Big BLU は弾庫の大きい B-2 が1発だけを搭載して投下する。
GBU-31 2,000-lb JDAM の弾体に組み込まれ、4~20GHzのマイクロ波を発生し、半径200m以
内の電子機器を無力化する。 マイクロ波発生はヘりカル FCG (Flux Compression Generator) が使用
されている。
2003.04.11
産経新聞
MOAB 爆弾配備と CNN
CNN TV が10日、米軍が新型爆弾 MOAB を湾岸地域に配備したと伝えた。
イラク戦争はバグダッド陥落で、北部にいるイラク軍残存勢力の掃討作戦が中心になっているが、米中央軍のレニュアート少将は同日
の会見で、われわれはいつでも適当な時期に使うことができると述べ、同爆弾の使用の可能性を排除しなかった。
2003.04
Jane's Missiles & Rockets
US Air Force tests world's lagest PGM
米空軍は3月12日に、21,500-lb精密誘導爆弾 MOAB (Massive Ordnance Air Blast) の初投下試験を実施した。
MOAB は無誘導でパラシュート投下される BLU-82 と異なり、格子状操舵翼で誘導される。
格子状操舵翼は、ロシアの 9M79 Tochka (SS-21)、RS-12M Topol (SS-25 註:射程7,000kmのICBM)、R-77 (AA-12) で使われており、
米国でも実験用の各種対地攻撃兵器で採用されている。
2003.03.19
Jane's Defence Weekly
Massive bomb readied for use against Iraq
米空軍は3月11日に新型 MOAB (Massive Ordnance Air Burst) 爆弾の試験を行い成功した。
MOAB は全長30ft (9m)、炸薬量 18,000-lb (8.1t) の 21,000-lb (9.45t) GPS 誘導爆弾で、MC-130H 又は
C-17 から投下される。
現在の形態では B-52, B-1B, B-2 からの投下はできない。
2003.03.17
Aviation Week & ST
It's the big one
米空軍は3月11日、新型の全天候21,500-lb 精密滑空爆弾 MOAB の投下試験を行った。
MOAB は MC-130 TalonⅡ から高度6,000~10,000ftからパラシュート投下され、GPS/INS 誘導と4枚の格子状
フィンにより標的に着弾した。
全重量約10tのうち、9tが爆薬で、爆発音は30mi遠方から聞こえたという。
当局によると MOAB は開発中の 250-lb 級 SDB を大型化したような爆弾で、B-2に搭載し高々度から投
下することを目標とし、2002年から$1.5Mの予算で開発を進めている。
なお、軍はイラク戦に備え12発程度の MOAB 製造を急いでいる。
全体設計はBoeing社が担当し、1発あたりの価格は$170,000。
この開発と併行して空軍は、B-2搭載用の30,000-lb侵徹爆弾 Big BLU の開発計画を進めている模様。
2003.03.13
strategypage.com
Images of the new MOAB weapon
BLU-82 が硝酸アンモニウムと強化用のアルミニウムの混合物を6.3t充填していたのに対し、MOAB は単純な
tritonal 炸薬を9t充填(註:tritonal は、Mk-82/-83/-84 等の通常爆弾に充填されている TNT とアルミ
ニウムの混合爆薬で、9tの tritonal は Mk-84 2,000-lb 爆弾21発分に相当)している。
MOAB は BLU-82 と同様に C-130 の貨物扉からパラシュートで投下されるが、BLU-82 と異なり GPS 誘導を
行うため、高々度からの投下が可能になり、恐らく C-17 からの投下が可能になると
みられる。
2003.03.12
産経新聞
米、新型爆弾 MOAB 爆弾の実験成功
MOAB は Massive Ordnance Air Burst の略で、米軍関係者の間では Mother Of All Bomb
とのニックネームで呼ばれている。
同爆弾は重量約21,000-lb (約10t)で、精密誘導システムによって航空機から目標地点に向け投下される。
2003.03.12
朝日新聞
米、通常兵器では最大の新型爆弾を実験
国防総省によるとモアブは、アフガニスタン攻撃で使われた通称デイジー・カッター (6,800kg) と呼ばれる爆弾の改
良型で昨年に開発が始まった。
2003.03.12
時事通信
米、超大型爆弾の実験成功
米空軍が11日午後、新型の超大型通常爆弾「大型衝撃波弾」(MOAB) の投下実験に成功した。
MOAB は21,000-lbの大型爆弾で、雷鳴のような巨大な爆発音が響き、大規模な部隊の集結地や陣地への攻撃や
、地下深くの目標破壊にも効果を発揮するとみられている。
2003.03.12
ロイター
米空軍、超大型爆弾の投下実験を実施
米空軍は、超大型爆弾 Mother Of All Bombs (MOAB) の初の投下実験を実施し成功したと発
表した。
MOAB は、重量25,000-lb (9,450kg) 、破壊力は「デージーカッター」(重量15,000-lb、6,750kg)を40%上回
る。
2002.10.30
Jane's Defence Weekly
USAF takes new look at 'Big BLU'-style bomb
米空軍は GBU-28 5,000-lb bunker busters に代わる新型の
BLU 大型爆弾を考えている。
空軍は1990年代の中頃に Northrop Grumman社から 50,000-lb 'Big BLU' の提案を受けたが、コストの問題から採用しなかったことが
あったが、今回の新型 'Big BLU' は何種類かのファミリになる模様である。
空軍は4ヶ月以内の装備化を目標に計画を急いでいる。
空軍は将来的に HDBT (Hard and Deeply Burried Targets) 対策は爆弾の大きさではなく速度であると考え、超高空或いは宇宙から投
下し Mach 10 で弾着する爆弾が必要であると見ている。
2002.10.21
Aviation Week & ST
Emerging weapons aim to foil hardest targets
この数年 DoD と空軍は、通常爆弾では破壊できない堅牢/地下目標用に、30,000-lb 'Daisy Cutter
' の後継と、新型の DEW 兵器に関する研究を進めている。
空軍は B-2 から投下する 30,000-lb 級の侵徹爆弾 (Big-BLU) の検討を始めている他、現在、MC-130 から投下している BLU-82 に代
わる 5,000-lb 級のブラスト爆弾の調査研究を開始している。
侵徹爆弾の技術的課題は最も効果的に破裂させる信管の開発にあり、実用化に至っていない。
空軍では更に高周波パルスを用いた DEW の研究を極秘の内に進めているが、装備化までには多くの課題が残
されている模様。
2002.03.27
Jane's Defence Weekly
US Air Force keeps 'Big BLU' option open
米空軍は HDBT (Hard and Deeply-Buried Target) 対処用として、1990年代中頃に Northrop Grumman社が考えた
'Big BLU' と呼ばれる 30,000-lb 級侵撤爆弾に関心を示している。
Big BLU は特に、岩や厚いコンクリートの侵撤に有効で、ブースタを取り付けるこ
ともオプションに入っている。
Big BLU は、B-52H 及び B-2A に搭載されることになるが、弾庫の改良が必要となるため、当初は比較的容易
に改修でる B-52H に搭載されることになりそうである。
Big BLU 製造には技術課題がないため、計画推進が決まれば4ヶ月以内に完成できる。 ただし、30,000-lb 爆弾の弾殻を製造するには
、80,000-lb の鋼塊が必要となり、これが大きな課題となる。
2002.03
Jane's Missiles & Rockets
30,000 lb 'Big BLU' proprsed for deep-buried targets
Boeing, Northrop Grumman, National Forge社チームがかねてから提案している 30,000-lb HDBTD (Hard and Deeply
Buried Target Defeat) 爆弾 'Big BLU' は、今のところ開発が開始されていないが、HDBTD 兵器と関連センサ予算が、FY-03 国防予算
要求に盛り込まれている。
'Big BLU' は、JDAM plus で使用している改良型 GPS/INS 誘導を使用し、米国が数年かけて開発している HDBTD に特化した信管が使
用されるものと見られている。
2002.01.02
Jane's Defence Weekly
Reaching into the depths
アフガン戦争でも明らかになったように、HDBT (Hard and Deeply-Buried Target) 対
策が、重要な課題になっている。 DoD 高官によると、現在世界には 10,000以上の HDBT が存在し、更に増
加の傾向にある。
米空軍は昨年11月に、 BLU-116B AUP (Advanced Unitary Penetrator) を弾頭にした
AGM-86D CALCM (Conventional Air-Launched Cruise Missile) の試験を WSMR で実施たが、AGM-86D
は既にアフガンで使用された模様である。
DoD は HDBT 対策の長期的な計画として、'Big BLU' という 30,000-lb 爆弾を考えている。
'Big BLU' は B-2A 又は B-52H により投下可能で、Northrop社が1990年代に開発した GPS 誘導のテールキットで誘導するが、
JDAM を基本にするという案もある。
2001.12.19
Jane's Defence Weekly
New use of an old weapon
米空軍特殊作戦司令部は、タラボラ地区の洞窟に潜むアルガイダ掃討に、4発目の BLU-82 15,000-lb 爆弾を使用し
た。
BLU-82 は、1950年代に HLZ (Helicopter Landing Zone) 啓開用に開発され、225発生産された古い兵器で、湾岸戦争では11発が敵に
心理的な圧迫を与えるために使用されている。
BLU-82 がこの様な作戦に有効であることから、BLU-72 FAE や、BLU-82 が再評価されている。
2001.12
Jane's Missiles & Rockets
Air attacks break Taliban front line
BLU-82 6,800kg 爆弾には、12,600-lb の GSX 爆薬が充填されており、爆発による爆圧は
73kg/c㎡ (1,000psi) に達する。
2001.12.03
Aviation Week & ST
Big bomb strikes Kandahar defenses
米空軍はこのほど、カンダハル空爆に 15,000lb 高性能爆弾 BLU-82/B を投下した。 これは 11月3~4日の
マザリシャリフでの 2発に続き 3発目となる。
BLU-82/B は過去に湾岸戦争で11発使用され、これまでベトナムで使用された BLU-72/B 及び CBU-72/B
と混同されているが、大型の高性能爆弾 (粉末アルミ粉が主体) であり燃料気化爆弾ではない。
また、俗称の Daisy Cutter や Commando Vault は他の大型爆弾にも使用される呼び方で、BLU-82/B 固有の名称ではない。
2001.11.07
読売新聞
7t級大型爆弾投下開始
米軍は4日から、アフガニスタン北部で 15,000-lb BLU-82 の投下を始めた。
この爆弾はベトナム戦争で初めて使用され、湾岸戦争でも11発が投下された。
BLU-82 は FAE (Fuel-Air Explosives) 爆弾で、洞穴やトンネル内にいるタリバン部隊の攻撃、威嚇が狙い
で使用される。