(Yahoo)
「貫通型爆弾を改良=イラン核施設を破壊可能―米軍」
「地下貫通弾の破壊力不足=イラン核施設に歯立たず―米紙」
「軍にレーザー誘導爆弾、有事に北核・地下施設爆破」
「イスラエルは最新兵器投入、ハマスは手製武器でゲリラ作戦」
「米国防総省、爆薬700t使っ・・・」
「米国、イスラエルに特殊貫・・・」
米国防総省は26日、GBU-28(通称バンカーバスター)100発をイスラエルに売却
する計画を議会に通知した。
試験用の Lancer 2 は、Raytheon社製侵撤弾 ATAP (Advanced Target Attack Penetrator) の模擬弾と、
その前方に取り付けた成形爆薬弾で構成され、6m厚の強化コンクリート壁にロケットスレッドに載せて撃ち込
まれた。
強化コンクリート壁には大きなクレーたができ、その中央に ATAP の胴径と同じ大きさの穴があいた。
(註:Mk-84 は破片効果爆弾、BLU-109 はアースペネトレータ)
2024.10.01
07:56CNN
ヒズボラ最高指導者殺害、米国製2000ポンド爆弾使用か CNN分析
<2411-100109>
レバノンの首都ベイルートで先月27日夜にヒズボラの最高指導者ナスララ師を殺害したイスラエルの攻撃で、米国製の2,000-lb爆弾が使用された可能性が高いことが分かった。 CNNと軍事専門家がイスラエルの作戦とその後の状況を映した映像を検証して明らかになった。
映像を検証した米陸軍の元上級爆発物処理技術者ボール氏によると、イスラエル軍が28日に公開した映像には、攻撃に使用されたとされる戦闘機が米国製のBLU-109を含む少なくとも15発の2,000-lb爆弾を搭載していた様子が映っている。
ボール氏によると、爆発前に地中深くまで貫通する能力がある地中貫通爆弾Bunkere Busterには、JDAMも装着されていた。 これは無誘導爆弾を精密に攻撃できるスマート爆弾に変える精密誘導キットで、動画に離陸する様子が捉えられている1機が搭載している爆弾のうち少なくとも4発はJDAM装着BLU-109だったという。
この作戦では他の種類の大型爆弾も使用された可能性があるが、映像に映っていたのはBLU-109のみだが、この爆弾には536-lbの炸薬が充填されているが、イスラエル軍が頻繁に使用する別の2,000-lb爆弾であるMk84より大幅に少ない。
ボール氏は「BLU-109は爆薬の重量を犠牲にして、Mk84よりも標的を貫通しやすくしている」と指摘する。
2024.06.19
17:00RBC Ukraine
US has bombs to destroy deep bunkers in Iran, North Korea, China - The Telegraph
<2407-061918>
米国に対抗する中国、イラン、北朝鮮は空爆を恐れ、地下基地を深深度に建設しているが、Telegraph紙が米国防総省は既にそのような施設を攻撃できる強力な爆弾を保有していると報じている。
記事によると、元写真家レッキオが撮ったKC-135から給油するB-1の写真には、B-1の前部胴体の下に大型爆弾が積まれていた。
航空専門家のセンチョッティは、レッキオの写真を見て、この爆弾はGBU-31 2,000-lbのではないかと考えたが、その後彼はGBU-31ではなく、GBU-72と呼ばれる新しい爆弾で、地中深くまで侵徹して掩蔽壕を破壊するように設計されている。
記事には、GBU-72は特別であると書かれている。 ハイテク起爆装置と頑丈な弾殻のおかげで、このGPS誘導対バンカー爆弾は貫通性能が高く、4,000-lbのGBU-28と27,000-lbのGBU-57と比べて比較的小型であるという、アメリカ空軍の既存のバンカーバスターの最高の品質を兼ね備えている」とTelegraph紙は書いている。
GBU-28はF-15Eが搭載できるほど小型で軽量だが、硬い地面に200ft未満を貫通する。 GBU-57は200ft以上の深さまで貫通することになっているが、非常に大きくて重いため、B-2と将来のB-21の2機種にしか搭載できない。
2021.10.22
Breaking Defense
Israel to request America's new GBU-72 Bunker Buster bomb
<2111-102211>
イスラエルはハマスがガザに構築したMetro Cityを攻撃するGuardian of the Walls作戦でGBU-28 5,000-lb bunker buster爆弾を多用しているが、米空軍が最近完成させたGBU-72対HDBT爆弾の売却を要求するという。
2021.10.20
Jane's Defence Weekly
USAF concludes its initial series of GBU-72 drop tests
<2112-102004>
米空軍が10月12日、イランや北朝鮮の核施設などを狙うGBU-72 Advanced 5K新型侵徹爆弾の投下試験を初めて実施したと発表した。 5Kは5,000-lbを意味する。 試験は7月下旬から10月上旬まで行われ、投下試験は7月23日にF-15Eにより行われ、10月7日に最後の投下が行われて試験が終了した。
GBU-72にはBLU-109やBLU-137/B 2,000-lb bunker busterと組み合わせたGBU-31 JDAM用テールキットのKMU-572が取り付けられる。
GBU-72は更なる開発試験が行われ、2022年に運用試験に移行するが、配備時期は明らかにされていない。
2021.10.13
Jane's 360
US Air Force drops new ‘bunker buster' bomb for first time
<2111-101305>
米空軍が10月12日、F-15EからのBoeing社製の新型5,000-lb (A5K) 侵徹爆弾GBU-72初の投下試験を実施したと発表した。
GBU-72の試験は7月下旬に開始され、10月上旬まで続けられた。 7月23日には初の投下試験が行われ、10月7日まで3回の飛行試験が行われた。
2018.07.04
Jane's Defence Weekly
USAF procures improved 'bunkrt busters'
<1808-070416>
米空軍が6月27日、BLU-109/BやBLU-109C/Bの後継となる次世代侵徹爆弾BLU-137/B 300発を$476.9Mで発注した。
納期は2020年5月3日になっている。 RfP素案によると2021年までに15,000発を調達するという。
BLU-137/BについてRfP素案には示されていなかったがBLU-109と似たものになると見られる。 BLU-109は厚さ2.5cmの鋼製一体型で
550-lbの炸薬が装填されており、2m厚の鉄筋コンクリートを貫通するという。
2018.06.28
Jane's 360
USAF procures new and improved 'bunker buster' bombs
<1807-062806>
米空軍がBLU-109C/Bに代わる2,000-lb侵徹爆弾として改良型BLU-137Bを$476.9MでSuperior Forge & Steel社に発注し
た。 2016年12月に発簡したRfPによると、2021年までに15,000発を調達する計画である。
2018.02
International Defence Review
USN reveals JMEWS upgrade plan for Tomahawk Block Ⅳ
<1804-020011>
米海軍がRGM/UGM-109E Tomahawk Block Ⅳ CMに多重効果弾頭 (JMEWS
) を搭載する計画を進めている。
JMEWSは2012年に開発を完了した弾頭で、前置した成形爆薬 (shaped charge) が形成した突破口を後方の突入弾
(follow through charge) が通過して破裂する弾頭である。
2015.09.15
Defense News
RAF to add bunker-busting Paveway IVs to arsenal
<1510-091505>
Raytheon社が15日、英空軍が Typhoon に搭載する侵徹弾頭型 Paveway Ⅳ の開発を£25M ($38.58) で受注したと発表した。 これは
BLU-109 2,000-lb侵徹爆弾を GB 化した Paveway Ⅲ を搭載する Tornado が退役するのに会わせた措置で、弾頭には
BLU-109 と同等の能力が求められている。
全体設計には Raytheon社が Qinetiq社と共同であたり、弾頭はドイツ Rheinmetallの子会社である Rheinmetall イタリア社が担当して、2019年1Q
の配備開始を目指している。
2015.07
International Defence Review
Turkey developing new 'high penetration' bomb
<1508-070001>
トルコの Tubital SAGE社が、Mk 83 爆弾と重量、寸法、重心などが同じな侵徹爆弾 NEB-83 を開発中で、年内に完成する
という。
NEB-83 は PBX-110 を炸薬とし ONUR-1 MOD-4TST-101 を信管とした前置弾頭と、PBX-108HE を炸薬とし FMU-152A/B を信管とした
主弾頭の二段でできており、1.8mの鉄筋コンクリートを貫通する能力を持つ。
2015.05.27
Jane's Defence Weekly
US approves sale of large guided bomb to Israel
<1507-052707>
国防安全保障協力局 (DSCA) が5月19日、国務省がイスラエルに8,650発の爆弾と、これに取り付ける
20,000キットの誘導装置の輸出を承認したことを明らかにした。 また AIM-120 AMRAAM 250発と、AGM-114K/R Hellfire 3,000発の輸出も承認した。
承認されたなかには BLU-113 5,000-lbバンカーバスタ爆弾に誘導装置を付けた GBU-28 50発も含まれる。
イスラエルは今までに150発の GBU-28 を購入している。
このほかに Mk84 2,000-lb爆弾用の JDAM 10,000セット、Mk 83 1,000-lb 爆弾用 JDAM 500セット
、Mk 82 500-lb 爆弾用 JDAM 4,000セットや、Mk 83 用 Paveway 1,500セット、
BLU-109 用 JDAM 500セットも含まれている。
2015.04.04
Yahoo
時事通信記事
<1505-040401>
Wall Street Journal が3日、米軍が今年1月中旬にイランの核施設を破壊できるように改良した地下貫通型爆弾
「バンカーバスター」の投下実験を行ったと報じた。
【註】
Wall Street Journal の web site に掲載された写真、2007年に報じられた【0710-040205 (Defense News
2007.04.02)】大型侵徹爆弾 MOP の写真そのものである。 この写真から見る限り新型侵徹弾は MOP の改良で、改良点はおそらく信管の
改良と見られ、新型信管は可変深度作動型の信管か、多層検知作動型の信管と推測される。
MOP は全長20呎、重量30,000-lb、炸薬量5,300-lbの侵徹爆弾で、B-2 及び B-52 から高々度で投下し、コ ンクリート掩蔽物等を破壊する。 この報道について
産経新聞は B-2 から投下と報じている。
2013.05.04
東京新聞
米、新型貫通弾開発へ イラン核施設攻撃想定
<1306-050403>
Wall Street Journal紙が3日、米国防総省が強固に防護されたイランの地下核施設の破壊が可能な新型の特殊貫通弾の
開発を進めていると報じた。
2012.09.17
Aviation Week & ST
Curbed ambitions
<1211-091704>
AIM-120 AMRAAM に対地攻撃能力を付与する JDRADM あるいは NGM 計画は、保留のままである。
米空軍は F-22 や F-35 にも搭載できる対硬目標弾 (HTM) の検討を進めている。 空軍の考えているのは、2020年代に
装備する機内弾庫に収納できる,1000-lbの侵徹弾で、計画は2014年にも開始したいとしている。 候補にはロケットで加速する1,000-lb爆弾が挙がっ
ており、BLU-109 2,000-lb侵徹爆弾並の効果が期待されている。
ATK社は空隙感知式硬目標対処信管 (HTVSF) の開発を受注し、FY13に試験を開始してFY14に量産が開始される。
30,000-lb爆弾の MOPは B-52 及び B-2 への搭載準備を完了したが、信管に空隙を感知する能力がない。
2012.05
Jane's Missiles & Rockets
IMI upgrades 500 lb 'bunker buster'
<1206-050004>
IMI社が500-lb汎用爆弾 MPR-500 を改良して、1m厚の鉄筋コンクリート又は200mmのコンクリート
壁4枚を貫通できるようにした。 MPR-500 は Mk 82 爆弾と同寸で、JDAM としても使用できる。
イスラエルは既に地中30m又は6mのコンクリートを貫通できる BLU-113/A を弾頭とする GBU-28 5,000-lb GB
を若干数装備しており、更に30,000-lb GB であるGBU-57 MOP にも関心を示している。
2012.03.14
Jane's Defence Weekly
IMI upgrades 500 lb 'bunker buster'
<1205-031401>
IMI社が500-lb侵徹爆弾 MPR-500 を改良して、1m厚の鉄筋コンクリート又は200mm厚コンクリート壁4枚
を貫通できるようにした。 MPR-500 は Mk 82 爆弾と同寸で、Boeing社は JDAM との整合性も確認している。
2012.03.11
Defense News
Israel unveils new bunker buster
<1204-031103>
イスラエル国防省が3月6日、IMI社が開発した MPR-500 500-lb 侵徹爆弾の試験映像を公表した。 MPR-500 は EO 又は SAL 誘導で、映像では4枚
重ねられた鉄筋コンクリート板を貫通している。
イスラエルは MPR-500 を、250-lb の GBU-39 SDB と、5,000-lbの GBU-28 の
中間に位置づけている。 同国は既に GBU-39 を1,000発、GBU-28 を150発保有しており、更に GBU-28 の追加購入交渉を
行っている。
またこれと並行して KC-135 の増強についても交渉中である。
2012.02.29
Defense News
USAF prepared if diplomacy with Iran fails: general
<1203-022901>
シュワルツ米空軍参謀長が2月29日、米空軍はイランの地下核施設を破壊できる強力爆弾を保有
していると述べた。
コム近郊の山岳を掘削した施設に対して30,000-lb爆弾 MOP は有効ではないとの指摘に対しパネッタ国防長官は、
MOP に欠陥があることは確認しており、国防総省は改良を行ったと述べている。
2012.01.28
Yahoo
時事通信記事
<1202-012803>
Wall Street Journal が27日、最大級の地中侵徹型爆弾はイランの地下核兵器製造施設を破壊できな
いと米軍が結論付けたと報じた。
同紙によると、米軍はイランと北朝鮮の強固な要塞の破壊を目的に、13.6tの爆弾(註:MOP)を開発したが、米軍の実験の結果によると、
イランが施設の防御力を補強したため、今のままでは破壊力が不足していることが判明したという。
2012.01.18
Jane's Defence Weekly
Seoul eyes PGMs, cruise missiles
<1203-011808>
韓国が空対地の精密打撃システムの整備を進めている。 これらは韓国空軍の F-15K や F-16K に搭載されるもので、
内訳は以下の通りである。
・CBU-105 SFW/WCMD : 350発
・GBU-28: 150発
・AGM-158 JASSM: 177発
・Taurus: 弾数不詳
2011.12.16
Defense News
S. Korea to make bunker-buster bombs: lawmaker
<1201-121601>
韓国国防科学研究所 (ADD) が昨年、2013年完成を目指して、1.5mのコンクリート壁を
貫通できる侵徹爆弾の開発を開始した。
ADD はこの爆弾が完成したのち、5~6mの侵徹能力を持つ爆弾の開発を開始する。
2010.11
Jane's Missiles & Rockets
Top US scientist predicts big advances in GPS/INS guidance
<1012-110034>
米国防総省が9月、今後10年間を見据えた空軍の主要技術を見積もった 'Thechnology Horizons' を作成した。 こ
れは1945年の 'Toward New Horizon'、1964年の 'Projext Forcast'、1995年の 'New World Vistas' に次ぐもので、30件の発展が見込まれる技術分野
(PCA) を列挙した第一巻のみが非区分なしで公開された。
PCA-9 では GPS なしでもそれ以上の精度を確保できるチップサイズの原子時計と発展型の INS が上げられ
ている。
PCA-21 には長距離打撃システム、PCA-22 には高速巡航
ミサイル、PCA-23 には超高精度二次被害低減弾、PCA-25 には攻撃
/防御用の DEW、PCA-25 には非核の地中攻撃弾が挙げられている。
2010.07
Jane's Missiles & Rockets
USAF plans weapon to defeat difficult underground targets
<1010-070005>
米空軍研究所 (AFRL) が6月24日、企業を招き、トンネル内など強固に防護された地中目標を破壊する高機動空
対地兵器 IPODS の提案を求めた。
2009.06.08
Aviation Week & ST
What next from North Korea?
<0907-060809>
2009.06.02
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0907-060202>
韓国軍消息筋が2日、米国がこれまで戦略兵器に分類し輸出を厳格に統制してきた GBU-28 を韓国に売却
することを承認したこと明らかにした。
韓国軍の装備予定数は数十発で、既に2010~2014年の国防中期計画に盛り込んでいる。
2009.01.13
Yahoo
読売新聞記事
<0902-011301>
ガザ紛争で、イスラエル軍は最新の高性能兵器を次々と投入している模様だ。 軍は米国開発の新兵器 DIME を使った疑いがあるという。
DIME は超高濃縮炭素に金属粒を詰めた兵器で、人体の表面をほとんど傷つけずに骨や内臓を高温で焼いてしまう。 殺傷力が高く、発がん性も強いとされる。
11日には AP 通信が、白リン弾により、女性1人が死亡したと報じた。 白リン弾は激しいやけどを伴う非人道的兵器との批判が強い。 このほ
か、ハマスの地下トンネルを瞬時に破壊する地中貫通弾や無人爆撃機も使用しているとされる。
これに対しハマスは学校やモスクの陰からロケット弾を発射し、90秒で逃げ去る速攻作戦を続けている。
2009.01.05
Aviation Week & ST
Israel debuts its Small-Diameter Bomb
<0902-010504>
イスラエルは12月27日に開始したガザに対する攻撃 'Operation Cast Lead' において、GBU-39 SDB 及び
Bunker Buster を使用した。 GBU-39 SDB はF-15 から投下された。
GBU-39 SDB は米軍が2006年末にイラクで初めて使用したが、イスラエルには秋から引き渡されていた。
2007.08.06
Inside the Army
Guided MLRS program slated to begin full-rate production next year
<0718-080605>
米陸軍は GMLRS の FRP 入りを決め、FY-09~FY-12に
43,000発以上を発注する。 内訳は単弾頭型が38,000発、DPICM
(Dual-Purpos Improved Convention Munition) 弾頭型が5,000発となっている。
単弾頭の重量は200lb、DPICM 弾頭は644個の子弾からなり、不発弾が2~4%生じる
ため、現在作戦中の戦域では使用せず、備蓄する方針である。 Lockheed Martin社は2005年6月に LRIP 72発を納入、イラクでの作戦
に使用中である。
2007.08
Jane's Missiles & Rockets
Taurus passes 300 mark
<0717-080016>
2005年11月に独空軍への納入を開始した TAURUS KEPD 350 は、5月23日に受注
した600発の半数にあたる300発目を納入した。 TAURUS社はスペインからも650発
を受注している。 TAURUS社は Storm Shadow 及び
AGM-158 JASSM を競争相手と考えているが、TAURUS は対 HDBT に特化したミサイルで、この分野ではか
なうものはない。
TAURUS に搭載されている TDW社製 MEPHISTO 弾頭は L/D が9.4:1と極めて細長い
タンデム配置型弾頭で、主弾頭は TDW社製 PIMPF (Programmable Intelligent
Multipurpose Fuse) で起爆する。 ミサイルは前置弾頭の効果により30゚での着弾が可能
で、高角度突入するため機動する必要がない。
2007.06.25
Inside the Army
Army launches Low-rate production of smart rocket variant
<0716-062502>
米陸軍は GMLRS-Unitary の LRP (Low-Rate Production) を$124.9Mで
Lockheed Martin社に発注した。
軍は当初、DPICM (Dual-Purpos Improved Conventional Munition) 型とより高価な Unitary 型を、一対三の割合で4年間購入する方針
であったが、644個の子弾からなる DPICM の不発率が2~5%と高く二次被害も大きいことから、議会の反対によ
り計画を見直した。
Unitary 型は200lbの弾頭を搭載し、射程は70km以上で正確な着弾により目標を破壊する。 2005年6月以降これまでに486発が納入され
ている。
2007.02.14
Jane's Defence Weekly
USAF seeks new options to destroy burried targets
<0706-021404>
MOP (Massive Ordnance Penetrator) の試験が3月14日に開始され、地下での
静爆試験が行われる。 2007年中頃に B-52H 搭載が行われ、年内に B-52H による投下試験
が行われる。 更に B-2A への搭載も行われる。
しかしながら米国防総省内では MOP の運用についての認識が統一されておらず、代わりの侵撤爆弾の検討
が行われている。 新型侵撤爆弾は既存の5,000-lb爆弾 BLU-113 などを改良し、新型の
HTVSF (Hard Target Void Sensing Fuze) を取り付けるもので、地中構築物を何層か侵撤
して破裂する。 このため50G(註:50,000G の誤りでは?)の衝撃に耐えることが要求されている。 同様の信管はかつて
ATK社が Hard Target Smart Fuze を開発していたが技術的問題と価格の上昇により2003年
に計画は中止された。
2006.11
Jane's Missiles & Rockets
USAF mulls possible Massive Ordenance Penetrator order
<0624-110010>
・MOP (Massive Ordnance Penetrator)
重量15t、炸薬量2.5tの MOP (Massive Ordnance Penetrator) は開発の Phase Ⅲ 段階にあり、
2007年5月には B-52 による実投下試験が予定されている。 MOP 計画は単なる技術検証計画であったが、報道
によると5月の試験結果によっては限定数の生産が行われる模様である。
・BLU-122
BLU-113 の P3I として進められた BLU-122 5,000-lb爆弾は、
LRIP で71発が生産され、2007年中に IOC になる。 BLU-122 は弾殻の材質と炸薬の
改良により BLU-113 より高性能になっている。 BLU-122 と Paveway Ⅲ を組み合わせた GBU-28 は GBU-28C
と命名された。
2006.11
Jane's Missiles & Rockets
Iran tests a bunker-busting precision bomb
<0624-110007>
イランが9月7日に、独自開発した Qassed 2,000-lb bunker-buster PGM の試験を陸海空の大規模演習の中で
実施したと発表した。
Qassed は地下の重要施設の破壊や艦船の攻撃に ASM として使用できる。
この演習間にイランは各種新型ミサイルや、明らかに米国製 F-5 戦闘機を改造したと見られる Azarakhsh 戦闘機
を公表した。
2006.10.09
Aviation Week & ST
New deep-penetrating
<0621-100902>
米空軍 AFRL は新たな侵徹型バンカーバスタ爆弾の開発を3年間、$9Mで Boeing社に発注した。 契約には堅
固な掩体、トンネル及び高層ビル等を効果的に破壊する爆弾の技術開発と試験の実施が含まれる。
2006.10.02
Aviation Week & ST
Bunker shot
<0620-100207>
DoD は Taurus KEPD-350 を FCT (Foreign Comparative Test) 又は ACTD により
国内で試験をする検討を進めている。
Taurus は、地中深く厚いコンクリートに遮蔽された目標を破壊する射程500kmの巡航ミサイルで、L/D は9.4
と、欧米の同様兵器の中で最も侵撤力に優れ、弾頭試験では30mの深さで破裂した。
KEPD-350 のタンデム弾頭は英国の Broach に類似しており、信管には
VSF (Void-Sensing Fuze) 及び LCF (Layer-Counting Fuze) が使用され、いずれも米の FCT の対象になっている。
独空軍は Tournado 用に600発を発注、スペインも F-18 搭載用に装備を計画している。 両国は
Eurofighterh への搭載も計画中である。
一方米軍はコスト低減のため、C-17 または C-130 J への装備を検討している。 Taurus社は既に C-160 に
よる試験を開始している。
2006.10
International Defence Review
Symposium forecasts Storm Shadow missile improvements
<0620-100002>
Storm Shadow の改良型が2010~2011年装備化を目指して
検討されている。 改良型のエンジンは JP-5 に代えて JP-10 を燃料にする新型になり、弾頭も BROACH
に代えて Hardbutになる。 また目標再指定の機能も付与されが、目標変換は離陸後に可能であるが発射
後は不可能である。
改良型の弾頭は 'tuneable' で、x1、x2、x5 が選択できるようになる。
2006.09.11
Aviation Week & ST
Dig for victory
<0619-091107>
GBU-28 をベースに新開発の Eglin Steel を弾殻に用いた5,000-lbの侵撤爆弾で、現在 LRIP にある。来年
1月に FRP に移行し、部隊装備を開始する。
・MOP (Massive Ordinance Penetrator)
総重量30,000-lb、火薬重量5,300-lbの大型侵撤爆弾で、現有の BLU-109 の10倍の威力を持つ。 WSMR で来年5月に B-52 から5発を投
下し、各種掩体構築物等への効果を試験する。
・CrashPAD (Crash Prompt Area Defeat)
DARPA が開発している、2,000-lb Mk84 に145-lbの火薬と420-lbの生化学剤無効化物質を組み込んだ生化学
兵器破壊爆弾で、極めて高い熱効果により容器を破壊し無効化する。
・CBU-107/PAW (Passive Attack Weapon)
3,800本の鋼製ロッドを内蔵し、生化学剤容器を破壊する。 精度を向上させるため
WCMD を使用する。 イラク戦争で2発が投下された。
・HardStop
現在開発試験中の PAW の改良型で、WCMD を使用、鋼製ロッドに代え0.5lbの侵撤弾を58個内蔵する。
2006.08.02
Jane's Defence Weekly
US expedites munitions shipment to Israel
<0617-080201>
イスラエルが7月にヒズボラに対する攻撃を開始して以来、米国はイスラエル空軍の要求に応じて精密打撃兵器の供給を急いでいる。
対象となっているのは JDAM、AGM-114 Hellfire、100ユニットの GBU-28/B などである。 GBU-28A/B は
BLU-113/B に装着される。
GBU-28A/B は2005年4月にイスラエルへの売却が承認されている。
2006.06
Jane's Missiles & Rockets
US Army plans new Unitary ATACMS variants
<0615-060019>
イラク戦争 (OIF: Operation Iraqi Freedom) の最初の数日間に米陸軍は456発の
ATACMS を発射した。 これらは Block Ⅰ、Block ⅠA、Block ⅠA QRU (Quick Reaction Unitary)
弾であった。
現在 ATACMS の単弾頭の効果を高める Penetrator ACTD が進められている。 例えば Lockheed Martin社は
Block ⅠA QRU を垂直に落下させるソフトを開発した。 この結果地形などによる遮蔽がなくなり、
山地や都市での使用が可能になる。 ミサイルは高度50,000~60,000呎から垂直に落下
する。
新型単弾頭を搭載する Unitary Block Ⅰ 計画も進められている。 Unitary Block Ⅰ では
BROACH を元にした弾頭が搭載される。
2006.04.19
Jane's Defence Weekly
US Air Force studies shrapnel-free munition
<0610-041601>
米空軍が新型弾頭の SDB を検討している。 新型 SDB は FLM (Focused
Lethality Munition) と呼ばれ、爆撃の二次被害を局限するため鉄製弾体に代えて複合材料
製弾殻を採用し、破片を飛散させない構造になっている。
FLM は弾殻の変更による重量低減を重量の重い炸薬で相殺して、原型の SDB と重量、寸法、形状を同じにし
ている。 米空軍は FLM 弾頭の SDB をイラクで使用するほか、SDB Increment Ⅱ や JDAM などの他弾種にもこの技術を応用して行く計
画である。
2006.04.05
Jane's Defence Weekly
Massive blast will test US bunker-busting capabilities
<0609-040501>
米国が6月に700tの爆薬を地中に埋めて爆発させる試験 'Divine Strake' を計画し
ているが、これは衝撃波を利用して地下の WMD 貯蔵施設を破壊しようとするものである。 爆薬には ammonium
nitrate/fuel oil が使用される。
一方15t級侵撤爆弾 MOP (Massive Ordeenance Penetrator) の初の投下試験がFY-07に計画されているが、米
軍は既に地下構築物の破壊を別の方法によることにしている。 これは非核による SHFD (Strategically
Hardened Facility Defeat) 兵器で、性能要求は秘になっている。
2006.04.01
Yahoo
毎日新聞記事
<0608-040101>
米国防総省は6月にネバダ核実験場で、爆薬700tを使った大規模爆発実験を行う。 北朝鮮やイランなどが軍
事施設の地下化を進めていることを懸念し、バンカーバスターの攻撃能力向上を図っている。
2006.03
Jane's Missiles & Rockets
B-2 releases improved hard-target killer
<0608-030008>
B-2 が BLU-122 を弾頭とした GBU-28C/B の投下試験に成功した。
BLU-122 は BLU-113 P3I 計画で開発された侵撤爆弾で、従来より深い深度まで
侵撤する。 GBU-28C/B は GBU-28B/B に代わる新型で、BLU-122 を弾頭にして2モード
Paveway Ⅲ を取り付けたもので、米空軍が2005年2月に71発を発注
している。
2005.10.26
Jane's Defence Weekly
US Air Force pursues improved warhead
<0522-102606>
米空軍が BLU-109 の能力向上型を開発している。 この新型爆弾は
BLU-109 Heavy と呼ばれ、BLU-109 と外観は同じであるため
Paveway LGB キットや JDAM キットが取り付けられるが、タングステンで作られていて重量が
453kg重い3,000-lbになっている。 この重さは BLU-109 を搭載する一部の航空機にとって搭
載能力の限界になっている。
開発は実験室を出て試験弾の調達段階に入っている。
一方米海軍は BLU-109 より侵撤能力の高い BLU-116A/B を
GBU-24 の新型として使用している。
2005.09
International Defense Review
RUAG develops anti-structure munitions
<0518-090041>
スイスの RUAG社が RPG-7 などの携帯火器に使用する建造物破壊弾頭 MEP (Modular
Eexplosive Penetrator) の実証試験を行った。 従来のこの種の弾頭には成形爆薬が使用されていたが、土嚢砂嚢に対して有効でない
と共に爆発の二次被害も大きかった。
MEP は弾頭内に抗張力鋼製の二次弾頭を持っており、200mmの鉄筋コンクリートや1.2mの砂
嚢を貫徹する。 RPG-7 を用いた試験では380mmの煉瓦壁に700mm径の穴を開けると共に、200mmの鉄筋コンクリート壁に400mm径の
穴を開けた。
2005.08.29
Defense News
New Missle warhead tested
<0521-082905>
米陸軍は FCS 構成品である NLOS-LS の
LAM 用侵徹弾頭 MEFP (Multiple Explosively Formed Penetrator)
の性能確認試験を4回実施した。 陸軍は今秋、更に8回の MEFP 性能確認及び安全性確認のためのスクリーニング試験を計画している。
LAM は全長5ft、重量117-lbで地上設置のキャニスターから発射され、射程は約70km、30分の遊弋により索敵攻撃を行うと共に、標的位
置を他の兵器に伝達することができる。
2005.08.17
Jane's Defence Weekly
US Navy gets new 'bunker buster' munition
<0517-081704>
米海軍が600発の GBU-24G/B と呼ばれる2,400-lb 'bunker
buster' 爆弾を配備中で、9月までには配備を完了する。
GBU-24G/B は弾頭に BLU-116A/B 侵撤爆弾を使用しており、空母搭載の F-14 又は F/A-18C/D で
投下できる。 信管には三モードの遅延を選択できる FMU-143 が使用されている。
2005.08
International Defense Review
RUAG unveils two shaped-charge warheads
<0516-080032>
スイスの RUAG社が、RPG-7 用にタンデム成型爆薬からなる弾頭 PBXW-11 を開発し
た。
成形爆薬のライナには、前方はモリブデン、後方は銅を用いている。 モリブデンはライナ用に加工しにく
いが、高速のジェット噴流 (11.5km/s) を得ることができる。
2005年5月に行われた試験では、22枚の80mm RHA 板から直径の5.5倍(5.5CD: Cone-diameter)離れた場所で PBX-11 を破裂させたと
ころ、ジェット噴流は RHA 板17枚を貫通し18枚目にまで達していた。 これは 10CD (1.45m) の貫徹能力に相
当する。
2005.06
Jane's Missiles & Rockets
Israel requests 100 GBU-28 'bunker-busters'
<0513-060007>
イスラエルが米国に対し、100発の GBU-28 の売却を要求し、米政府は4月26に議会に対し FMS で
の売却を通知した。 イスラエルは F-15I への搭載を予定している。 契約額は$30Mにのぼる。
イランの核開発問題の最中であり、この問題への影響が懸念される。
2005.05.04
Jane's Defence Weekly
Paveway Ⅲ sale to bolster Israeli strike capability
<0510-050407>
米 DoD が4月26日に議会に対し、100発の GBU-28/B を
イスラエルに売却することを承認したと報告した。 イスラエルは7年前から GBU-28 の売却を要求していた。 イスラエルは
GBU-28/B を F-15I に搭載する。
GBU-28/B は BLU-113 を弾頭とし、30mの土又は6mのコンクリートを侵撤できる。
このため60msecの遅延作動が可能な FMU-143H/B 信管を搭載している。
2005.04.27
Yahoo
ロイタ通信記事
<0509-042701>
イスラエル F-15 に搭載する見込みで、イラン攻撃準備の一環として配備するのではないかとの見方も出てい
る。
2005.04.06
Jane's Defence Weekly
US reveals urban warfare munition
<0508-040602>
米空軍が、市街戦において複数階からなるビルを攻撃する空投兵器 HardSTOP (Hardened Surface Target
Ordenance Package) を開発中であることが明らかになった。 開発契約は2004年5月に結ばれていた。
HardSTOP は50以上の小型侵撤剤からなっていて、この散布の半径を最小6m位まで
選択できるのが特色である。
この他に空軍は、LCDW (Low Collataral Damage Warhead) の開発も進めている。 LCDW は
炭素繊維性の弾頭ケースを持ち、厚さ30cmの鉄筋コンクリートをも侵撤する。
2004.06
International Defense Review
TacTom hard-target fuzing
<0411-060004>
米海軍は、 Tactical Tomahawk の HDBT 攻撃用に取り付ける、地中の空隙も感知しながら
掩体層の数を計数して作動する信管の試験を計画している。
対象となる信管は既に他のシステムで使用されていて検証済みのものである。
2004.01.12
Aviation Week & ST
Hard target
<0401-011206>
米空軍は GPS 装備の5,000-lbバンカーバスター、EGBU-28 を B-2
に搭載し運用を年内にも開始するが、同時に更なる性能向上計画に着手する。
空軍はレーザー誘導の GBU-28を補うため、全天候型の EGBU-28 を243発調達する計画で、昨年夏に全ての試
験が完了しているが、より堅固な目標に対処するため、弾頭効果の強化、侵徹能力向上に必要なノーズコーンの材質と形状等について既
に研究を開始している。
空軍はF-15Eへの搭載も計画しているが予算上の制約から2008年以降となるとみられる。
2003.11
International Defense Review
New Russian air-launched bomb unveiled
ロシアの Region 設計局が、数種類の新型誘導爆弾を公表した。
KAB-500 の新型として KAB-500L、KAB-500LG 及び KAB-500S-E が発表されたが、 KAB-500S-E
はロシア唯一の GPS 誘導爆弾である。
新型の KAB-1500Kr が2種類公表され、KAB-1500Kr-Pr はコンクリート破砕爆弾、KAB-1500kR-OD は気体爆薬爆弾である
。
更に主として輸出用の KAB-250 レーザ誘導爆弾も公表された。
┃ ┃ KAB-500LG │ LGB-250 │ KAB-500S-E ┃
┣━━━━━╋━━━━━━━┿━━━━━━━┿━━━━━━━┫
┃全 長 (m)┃ 2.75 │ 2.75 │ 3.0 ┃
┃胴 径(cm)┃ 40.0 │ 30.0 │ 35.0~40.0 ┃
┃翼端長(cm)┃ 75.0 │ 110.0 │ 75.0 ┃
┃重 量(kg)┃ 560 │ 300 │ 560 ┃
┃弾頭形状 ┃ │ HE破片榴弾 │ HE侵撤弾頭 ┃
┃弾頭重(kg)┃ 460 │ 250 │ 380 (min) ┃
┃炸薬量(kg)┃ 195 │ 100 │ ┃
┃精 度 (m)┃ 7~10 │ 3~10 │ ┃
┃誘導方式 ┃ SAL │ SAL │ GPS ┃
┃信 管┃接触 3段階遅延│接触 3段階遅延│接触 3段階遅延┃
┗━━━━━┻━━━━━━━┷━━━━━━━┷━━━━━━━┛
(註:赤字は JMR 10 記事との相違点)
2003.09
Jane's Missiles & Rockets
Smart fuze will transmit battledamage assessment data
米空軍は、GBU-24/BLU-109 などの HDBTD 弾に取り付ける BDA センサの実
証研究を$5Mで予定している。
FIBDID は、MEHTF に RF 送信機を取り付けるもので、弾着の瞬間に放出されて地表に残置される中継器も取り付けられる。
弾着後 FIBDID は通過した防護層の数や侵撤深度のデータを、地表に残置した中継器、衛星等を介して送信す
る。
FIBDID の投下試験は2005年末、スレッド試験は2006年中頃に予定され、2007年末には試験を終了する。
HDBTD: Hard and Deeply Buried Target Defeat
BDA : Battle-Damage Assessment
FIBDID: Fuze Integrated Battle Damage Information Demeonstration
MEHTF: Multi-Event Hard Target Fuze
2003.08.27
Jane's Defence Weekly
USAF tests GBU-28 'bunker' bomb/td>
米空軍が8月14日に GBU-28 B/B 5,000-lb 'Bunker Buster' の developmental Test を完了
した。 試験では2発の実弾が B-2 から投下された。 この後、Operational Test が2004年末まで続けられ
る。
GBU-28 B/B の弾頭には、従来より僅かに大型の BLU-113 が使用されて
いる。 空軍は350発の調達を考えている。
2003.08
International Defense Review
Enhanced penetrating warhead
GD社が米空軍から$4.8Mで能力強化型 BLU-113 2,300
kg侵撤爆弾の開発を受注した。 今後$24Mでの量産も見込まれている。
BLU-113 は湾岸戦争時に開発された侵撤爆弾で、GBU-28 として HDBT (Hard and Deeply Burried
Targets) に対し使用されている。
2003.07.23
Jane's Defence Weekly
US seeks live feedback from 'bunker busters'
米空軍研究所が、侵撤爆弾に RF の送信機を取り付けて爆弾の起爆状況をモニタする事によ
り戦果を解析し、再攻撃が必要か否かを判定する FIBDID (Fuze Integrated Battle Damage Information Demonstration) 計画を、今年
末に開始する。
実験には GBU-24 が取り付けられた BLU-109 が使われ
る。
弾体に取り付けられた送信機のほか、弾尾には切り離されて地表面に残るリピータが取り付けられ、送信機か
らの信号を増幅中継する。
2003.07
Jane's Missiles & Rockets
HTSF encounters qualifications test problems
米空軍が開発中の HDBT (Hardened and Deeply Buried Target) 目標対処弾用信管 FMU-159A/B
HTSF (Hard Target Smart Fuze) の試験中欠陥が見つかった。 空軍では新たな供試品で再行する試験を2004年2月には終えると
しているが、2003年4月に投下試験を開始し、2004年1月に量産を開始するという当初の計画が遅延することが必至
である。
HTSF は15年の歳月と$92Mの費用をかけて開発している信管で、精密加速時計とマイクロコントローラを内蔵して、何層もの遮蔽層や
その間の空隙を認識し、予め決められた深度で正しく動作させることができる。
2003.05
Jane's Missiles & Rockets
Request for proposals issued for BLU-113 penetrator upgrade
米空軍は BLU-113 4,414-lb侵撤爆弾能力向上計画の RFP を発簡した。 契約
は2003年5月に行われる模様である。
BLU-113 の能力向上では侵撤能力の向上だけが求められており、全長(現在5.8m)と胴径(現在37cm)の増大
が行われる。
2003.05
Jane's Missiles & Rockets
Coalition makes massive use of guided munitions
主として使用されたのは GBU-31, GBU-32 などの JDAM であったが、バグダッド地域の爆撃には、よ
り精度の高いレーザ誘導爆弾が使用された。
開戦初日の3月19日に F-117 が4発の EGBU-27 を投下したが、これが EGBU-27 の初めての実戦使用となった。
3月28日には B-2 から2発の 4,700-lb EGBU-37 が初めて投下された。
英空軍は Storm Shadow 巡航ミサイルを30発以上使用した。
4月3日にバグダッド南の共和国防衛隊機甲部隊に対して B-52H が6発の CBU-105 WCMD を投下したが
、この WCMD は JDAM 並の GPS/INS 誘導にしたものであった。
Tomahawk BlockⅢC は740発使用された結果、備蓄
は1,150~1,350発になってしまった。
米軍はこの戦いに多数の UAV を投入したが、その中には Tactical Air-Launched Decoy や、開戦初日にバグダッドに
チャフを散布した MGM-34 Firebee が含まれる。
(註:EGBU-27 とは、 BLU-109 侵撤爆弾に Pave Way Ⅲ
レーザ誘導装置を取り付けた GBU-24 を F-117 用に改造した GBU-27 に GPS 誘導装置を付加した Enhanced型。 EGBU-37 は、5,000-lb
BLU-113 "Bunker Buster" に Enhanced Pave Way を取り付け F-15E 用に開発された GBU-28 を、
B-2 に搭載できるように改造した侵撤爆弾)
2003.01
International Defense Review
EGBU-28 enhancement
米空軍は BLU-113 の弾頭である EGBU-28 の P3I に
ついての、statement of objectives 及び要求性能の原案を発簡した。
2003.01
International Defense Review
BROACH tested on JSOW
JSOW に搭載される BROACH のスレッド試験が
2003年10月に行われ、JSOW を模擬した BROACH は 217m/s で鉄筋コンクリートの壁を貫通した。
次回のスレッド試験は、2002年初めに行われる JSOW-C の実弾頭飛行試験に先立っ
て行われる。
JSOW-C の LRIP 契約は3月に行われ、引き渡しは2004年初めに開始される。
2002.12.02
Aviation Week & ST
Better Bunker Buster development planned
米空軍は現有の GBU-28 に替わる 5,000-lb 級高性能侵徹爆
弾 EGBU-28 の開発を準備している。
EGBU-28 は誘導方式をこれまでのレーザ/GPS 誘導から全天候性誘導に変え、JASSM に使用している
高性能爆薬 AFX-757 を装填した新型 BLU-113 弾頭を装備する。
又、侵徹効果を高めるため弾殻には 新素材の鋼 ES-1(Eglin Steel) を使用する。
空軍は今年度から開発に移行、2005年の運用開始を目指し、B-2 及び F-15E 用として 350発の導入を予定し
ている。
2002.11
Jane's Missiles & Rockets
Bunker-busting warhead funded
米空軍は、強化コンクリートに高速で衝突しても壊れることなく、貫徹後に正常に作動する弾殻の
開発を、$104,400で General Dynamics Ordenance社発注した。 2006年1月が納期になっている。
2002.11
International Defense Review
Undergound attack initiatives expand
・CP2 (Second CounterProliferation) ACTD の紹介
・TB (ThermoBaric) ACTD の紹介
・Agent Defeat ACTD の紹介
・新型侵撤弾について
Perching Ⅱに、全長1.5m、胴径23cm、重量300kgの侵撤弾を取り付け B-52 投下して1,200m/sで弾着させ、花崗岩に
13.7m侵撤させた。
・市街/洞窟攻撃用の UGV の紹介
Talon UGV :
肩撃ち式バンカーバスタ弾又は、洞窟用センサキットを搭載。
MATILDA UGV :
SMAW (Shoulderlauched Multipurpose Assault Weapon) 搭載。
Wolverine UGV :
M249 機関銃と1,200発の弾薬を搭載。
2002.09
Jane's Missiles & Rockets
USAF launches High-Speed Penetrator programme
米空軍研究所が HSP (High-Speed Penetrator) を開発している。 HSP は1,000-lb爆弾で、
F/A-22 や F-35 の機内弾庫に収納でき、
弾着速度1,220m/secでも壊れることなく侵撤して内部で破裂する侵撤爆弾である。
信管には特別のものを使用せず、FMU-159B HTSF (Hard Target Smart Fuse) の様な、既に装備されている
信管を使用する。
開発初度予算は$7.95Mで、42ヶ月の研究期間には実物大モデルによるスレッド試験が予定されている。
2002.09
International Defense Review
Additional targets for ATACMS
米陸軍 AMC (Aviation and Missile Command) は、侵撤弾頭型 ATACMS Block IA
24発を Lockheed Martin社に追加発注した。 同ミサイルは2000年12月に42発発注されている。
侵撤弾頭型 ATACMS Block IA は、海軍の SLAM-ER 用の WAU-23/B 侵撤弾頭を搭載したもので、
射程は300km以上ある。 また、 Tactical Tomahawk 用の WDU-36/B の搭載
も可能である。
侵撤弾頭型 ATACMS は、ユーゴでの作戦の経験で M-74 ボムレットによる2次被害や不発弾が問題になったこ
とから、緊急予算で調達が始まった。
2002.09
International Defense Review
UK MoD to fund Lancer warhead trials
英国国防省は、今年12月に予定されている Lancer MWS (Multi-Warhead System) 2発の試験への支出を承認した。
Lancer は胴径約20cm、全長2m弱で、成形爆薬でできている前方爆薬と、HE が装填された DMP (Dense Metal Penetrator) でできてい
る。
開発した英企業は、単一の侵撤弾では10m侵撤が限界で、英国が検討中の SSCM (Super-Sonic CM) に求められ
ている15m侵撤には、前方爆薬の採用が不可欠であるとしている。
Lancer は FMU-156 信管と共に JASSM に取り付けられる他、Tactical
Tomahawk への採用も考えられている。
2002.08
Jane's Missiles & Rockets
USAF and USN want to cancel JSOW-B
米海軍と空軍は、 BLU-108 SFW を弾頭とする
AGM-154B JSOW-B の調達を中止する承認を DoD に求めている。
この調達中止により JSOW の単価が上昇するのを防ぐため海軍は、JSOW-A と開発中の
BROACH 侵撤弾頭を搭載する JSOW-C の調達を促進する。 JSOW-C の生産は2003年に開始される。
一方空軍は代替に、有翼射程延伸型のWCMD を検討している。
2002.06
International Defense Review
Enhanced warhead for GBU-28 family
米空軍は、GBU-28/EGBU-28 ファミリに使用する強化型の弾頭を、約350発調達する計画
を打ち出した。
新弾頭は、炸薬、弾体、信管取り付けを変更し、従来より弾着時の弾の耐久性、侵撤深度、破壊力の向上を目
指し、FY-03 に開発を開始して、FY-05での生産を計画している。
2002.05.29
Jane's Defence Weekly
USAF seeks new 'bunker buster' warhead
米空軍は、 GBU/EGBU-28 の弾頭として使用している BLU-113 侵撤爆弾に代わる弾頭の
開発を計画している。 新弾頭の開発は FY-03 に開始し、FY-05 には約350発の生産を完了したいとしている。
新型弾頭には新鋼材が使われ、コンピュータによるシミュレーションでは、侵撤深度に画期的な向上が見られ
るという。
2002.05
International Defense Review
Smart hard-target fuze
米空軍は、HTIFT (Hard Target Influence Fuze Technology) の設計、組立、試験を42ヶ
月かけて行う契約を$1Mで行おうとしている。
HTIFT は、Mk82, Mk83, Mk84, BLU-109 爆弾に取り付ける 76mm径の信管で、民間車両と軍用車両を識別でき、軟土から岩石までの衝撃
に耐える事が求められている。
2002.04
Interantional Defense Review
High-speed penetrator
米空軍研究所は、42ヶ月計画で将来の ASM の心臓となる、450kg HSP (High-Speed Penetrator)
の開発と試験を計画している。 計画では、最終段階で実物大によるスレッド試験を行う。
HSP は 1,200m/s の衝突速度が考えられている。
2002.04
Interantional Defense Review
JSOW production
米海軍は、2002年12月に、AGM-154C 型の JSOW 75発を、LRIP として発注する計画
である。 これに伴い BAE社に対しても75発の BROACH 弾頭を発注する。
2002.03.13
Jane's Defence Weekly
BROACH-equipped JSOW-C tested
英国 BAE社製の BROACH (Bomb Royal Ordnance Augmenting Charge) を弾頭として搭載
する AGM-154C (JSOW-C) のスレッド試験が英国ウェールズで行われ、弾頭は鉄筋コンクリート製の標的
を貫通した。
2002.03
International Defese Review
Unitary JSOW
米海軍は Raytheon社に、2002年12月に AGM-154C JSOW の LRIP として、75発の完
成弾を発注する予定である。
また、これにあわせて75発の BROACH 弾頭を BAE社に発注する。
2002.02
International Defense Review
Multiwarhead candidate tested for Tactical Tomahawk
SEI(UK)社が開発中の複合弾頭 Lancer 2 のロケットスレッド試験が、2001年12月に行われ成功した。
この穴を通過した ATAP はエネルギーの60%を保持したたままサンドバンカに突入し、バンカと要壁を突き
抜け更に800m飛行し停止した。
2002.01.28
Inside the Army
Army moving forward with new, unitary version of ATACMS
米陸軍は新型の単弾頭型 ATACMS の開発着手を検討している。
陸軍ではこのほど、現代戦に対応する射程の長い、侵徹破壊力がある付随被害の少ない単弾頭型 ATACMS の運用要求書 (ORD) を作成
、 TRADOC はこれを承認し DoD に送付した。
ORD では 空中破裂、直撃破裂及び直撃後の遅延破裂の 3種類の信管を要求しており、軍は
2004年の予算要求を計画している。
2002.01.02
Jane's Defence Weekly
Reaching into the depths
アフガン戦争でも明らかになったように、HDBT (Hard and Deeply-Buried Target) 対
策が、重要な課題になっている。 DoD 高官によると、現在世界には 10,000以上の HDBT が存在し、更に増
加の傾向にある。
米空軍は昨年11月に、 BLU-116B AUP (Advanced Unitary Penetrator) を弾頭にした
AGM-86D CALCM (Conventional Air-Launched Cruise Missile) の試験を WSMR で実施たが、AGM-86D
は既にアフガンで使用された模様である。
DoD は HDBT 対策の長期的な計画として、'Big BLU' という 30,000-lb 爆弾を考えている。
'Big BLU' は B-2A 又は B-52H により投下可能で、Northrop社が1990年代に開発した GPS 誘導のテールキットで誘導するが、
JDAM を基本にするという案もある。
2002.01.02
Jane's Defence Weekly
Lancer aims at deep strike needs
英国 SEI社は、同社製の Lancer MWS (Multi-Warhead System) が、2001年12月に世界
初の500kg級 MWS の動爆試験に成功したことをうけ、計画中の Tactical Tomahawk の弾頭候補
に名乗りを上げた。
Lancer の原型は、1995年に Raytheon社の支援を受け、同社が英国の CASOM (Conventionally-Armed Stand-Off
Missile) 用に提案したミサイルの250kg弾頭として開発したものである。
Lancer は成形爆薬段とそれに続くペネトレータ段で構成され、6mの強化コンクリートを貫徹する能力を有
する。
12月5日に行われたロケットスレッド試験では、Tomahawk の先端形状と似せた外殻に組み込まれた Lancer が、6mの強化コンクリー
トを貫徹した後に10mの盛り土を突き抜け、更に2枚のコンクリート壁を貫通した後に800m飛行して止まった。
2001.12.22
毎日新聞
アフガン攻撃 新型洞くつ用爆弾使用へ
米国防総省高官は21日、アフガニスタン東部トラボラでの「アルカイダ」掃討作戦で、洞くつ内で高熱を発して敵
を殺傷する新型爆弾(サーモバリック爆弾)を使用する方針を明らかにした。
レーザー誘導の新型爆弾は同時多発テロ後に製造を開始、ネバダ州で今月14日に行った実験が成功したため
実戦投入を決めたという。
新型爆弾には化学燃料と爆薬が充てんされ、洞くつ内で放出した化学燃料に爆薬で点火するシステムとみら
れる。 燃料気化爆弾の一種で、爆発の衝撃より高熱で敵を殺すのが狙い。
F-15 から洞くつの入り口に向けて発射するが「バンカーバスター」と同様、洞くつの上空から投下して内
部に貫通させることも可能とみられる。
高官は既にアフガンへの運搬を開始したことを明らかにした。
ロシアは歩兵用肩撃ち火器 RPG-7 用の弾薬 TBG-7V として輸出しようとしている。
2001.12.12
Jane's Defence Weekly
USN conducts uitary JSOW test
米海軍は12月4日に、BROACH 侵撤弾頭付き AGM-
154C JSOW の、無弾頭初投下試験を行った。
AGM-154C は、GPS 衛星から目標のキューイングを受け、遠赤外シーカと ATA (Autonomous Target Acquisition)
により、目標の自動捕捉を行い、3mの精度を実現しようとしている。
来年後半には BROACH 付きの試験を行い、2003年 full-rate 生産、2004年配備を目指し、約3,000発の生産
を計画している。
2001.12
Jane's Missiles & Rockets
Hard-target ATACMS to begin development
HDBTD (Hard and Deeply-Buried Target Defeat) 型の
ATACMS である TACM-P (Tactical Missile Penetrator) が、2004年を目標に
開発される。
TACM-P は、ATACMS のブースタに、海軍が開発する HDBTD 弾頭を載せるもので、1996~1997年頃に ATACMS Block Ⅲとして提案されて
いたものである。
このミサイルは主として朝鮮半島での使用が考えられている。
2001.12
Jane's Missiles & Rockets
US PGMs target Afghan caves and bunkers
米軍はアフガニスタンにおいて、各種 HDBTD (Hard and Deeply-Buried Target Defeat) 弾を使用している。
GBU-37 5,000-lb 爆弾は、GBU-28 5,000-lb レーザ誘導爆弾を、B-2 の弾庫に搭載できるように短くしたもので、
GPS/INS 誘導を行う。 GBU-37 は B-2 から、GBU-28 は F-15E から投下された。
洞窟の攻撃には F-15E から投下された AGM-130 も使われた。
2001.12
International Defense Review
Multimode GBU-28 for B-2A/F-15E
Raytheo社は $3.6Mの契約で、GBU-28B/B を B-2A 及び F-15E に搭載する。
改良の主な点は、IMU (Inertial Measurement System) を取り付け GPS/IMU とし、レーザ照準モードと合わせて精度の向上を図る
他、B-2A 用に IMU 単独モードも考えられている。
2001.12.05
朝鮮日報
米がイラク・北鮮を狙った新兵器を開発中
この新兵器は米軍がアフガンの洞窟やトンネルを破壊する時使用しているレーザー誘導爆弾 GBU-
28 の能力を遥かに超えると伝えられた。
国防部の特殊兵器局が開発した兵器システムの Deep Digger をはじめとする一部の新型爆弾とミサイル弾
頭は既に完成され、テストも終わらせている。
詳しい内容は秘密となっている Deep Digger は、連続爆発を通じ岩や強化コンクリートの壁を打ち破って
入る速射砲だと伝えられた。
2001.12
軍事研究
GPS誘導爆弾と地中貫通爆弾
2001.10.31
Jane's Defence Weekly
USAF enhancing capabilities of B-2
B-2 爆撃機の追加生産の是非が論じられている中、空軍は現存する21機の B-2A Block 30 の、戦
闘能力向上計画 (Block 40) を進めている。
その1は、電波吸収体の改善 (AHFM: Advanced High Frequency Material) で、従来乗組員昇降口の様な
アクセスパネルにステルス性確保に使用していたテープファスナの、約60%を取り除くことができる。
AHFM により B-2 の整備性が通常の航空機並に改善される。
その2は、弾薬搭載能力の改善で、B-2 が従来16発の 2,000-lb JDAM しか搭載できなかったのが、
80 発の 500-lb JDAM を搭載し、別々の目標に指向させることができる
ようになる。
EGBU-28 (Enhanced GBU-28) は GBU-37 に代わり搭載が可能になる
4,700-lb 'bunker buster' で、既に Operation Enduring Freedom で使用されている。
その3は、通信機能の改善で、Link-16 に加えて Ultra-High Frequency Extremely
High Frequency SATCOM (satellite communication) 装置がが付加される。
2001.07
Jane's Missiles & Rockets
JSOW to be BROACHed
4月30日に米海軍は AGM-154C JSOW の弾頭に
BROACH (Bomb Royal Ordenance Augumented Charge) を採用し、取り付け契約を $11.7M で BAE社及び Raytheon社と行った。
米海軍は AGM-154C (JSOW-C) を3,000発調達する計画である。
2001.06
Jane's Missiles & Rockets
First firing for new ATACMS unitary-warhead missile
米陸軍と Lockheed Martin社は ATACMS Block IA に
SLAM-ER 用の WDU-18B 侵撤単弾頭を搭載した発射試験を始めて実施した。 使用したミサイルは、弾頭以外 ATACMS Block IA
である。
米陸軍は2000年12月に QRP (Quick Reaction Program) で、43発の ATACMS を単弾頭化する契約を Lockheed Martin社と結び、この
43発は年内に納入されることになっている。
2001.06
International Defense Review
BROACH for JSOW
米海軍は BAE社と JSOW-C 用の BROACH 弾頭の初期契約を $11.7M で結んだ。
これと合わせて Thales社との間に、MAFIS (Multi-Application Fuse Initiation System) の契約を
$5M で結んだ。
海軍は合わせて 3,000発の BROACH 弾頭を調達する予定である。
2001.06.06
Jane's Defence Weekly
Initial capability for JDAM
米海軍は、Mk 84 破片効果爆弾及び、BLU-109 侵撤爆弾型の
JDAM について、IOC と発表した。
これに伴い海軍は、13,164発の Mk 84 取り付けキットと、2,848発の BLU-109 取り付けキットを調達することになる。
2001.05.30
Jane's Defence Weekly
USAF orders 1,150 JDAMs
米空軍は Boeing社に対し、Mk-84 2000 lb 爆弾用 JDAM 202 発と、2000 lb BLU-109 用
JDAM 948 発、計 1,150 発を、$25.1M で発注した。
2001.05.14
Defense News
US Army missile with new warhead passes test
米陸軍は、新弾頭を装着した射程 300km の地対地ミサイル ATACMS (Army Tactical Missle
System) の初めての発射試験を 4月21日に W.S.M.R で行い、成功した。
新弾頭は 500lb、高威力の単一弾頭で、海軍の SLAM やハプーンにも使用されている。
この改善は 1999年のコソボ会戦の教訓に基づくもので、陸軍は 12月までに先ず 42発を導入する予定。
2001.05.09
Jane's Defence Weekly
BROACH warhead for JSOW
BAe社の BROACH 弾頭が、米海軍の単弾頭型 AGM-154C JSOW-C の弾頭として
公式に採用された。
BAe社は $11.7Mで受注した。
2001.05.02
Jane's Defence Weekly
Underground resistance
AGM-86C/D CALCM (Conventional Air-Launced CM) で使用する BLU-116B AUP (Advanced
Unitary Penetrator)
・縦列複数弾頭方式:
BAe が開発した BROACH は、前方の弾頭がまずプラズマジェット噴流でコンクリートに穴を開け、後方の
弾頭がその中を通り抜けて破裂するというもので、Matra BAe Storm Shadow で採用され
ている他、米海軍の単弾頭型 AGM-154 JSOW でも採用されている。
FMU-152 はパイロットが飛行中に作動深度をセットできる。
FMU-159 は貫徹した層の数を数え、所望の層で作動させることができる。
2001.05.02
Jane's Defence Weekly
ATACMS completes first test flight
単弾頭型 ATACMS の最初の発射試験が、4月21日に成功裏に終了した。
ATACMS Block IA は WDU-18B 弾頭を取り付け、主として都市部での使用における2次被害の低減を目指
したもので、陸軍は43発の調達を計画している。