Sky Lark mini UAV に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2013.02.18 Aviation Week & ST Close-up view <1304-021809>
= ISR 特集 =
 イスラエルが砲兵の目標捕捉用に Elbit社の Sky Rider SUAVSkylark と言う 名称で採用しており、現在は Skylark 1LE型になっている。 Skylark 1LE は1.1kgの搭載能力があり、データ中継装置を搭載することにより 観目線外 (NLOS) 運用も可能になっている。
 イスラエル地上軍は、SUAV に射弾観測もさせる計画で、搭載能力1.6kg、行動半径20kmの Skylark 1LE Block 10 が候補になっている。 この計画には Controp社も M-Stamp を提案している。
2013.01.28 Aviation Week & ST Looking for trouble <1303-012804>
 イスラエルの砲兵が、 Skylark Ⅰ-LE を改良し空力性能を向上させると共に、画像取得能力を向上させ地上の大隊に直接伝送する能力を付加した Sky Rider を装備している。
2010.04.28 Jane's Defence Weekly Israel's MoD solicits proposals to develop UAV <1006-042805>
 イスラエル国防省が、旅団規模部隊が装備する小型 UAV の提案要求を行った。 この UAV は MAFAT と呼ばれ、大隊が装備する Skylark 1 と共に Sky Rider 計画の一翼を担う。
 MAFAT は実用上昇限度が30,000ft10時間の滞空能力が求められている。
2008.08.13 Jane's Defence Weekly Australia places Skylark UAV order <0809-081310>
 豪国防省が Elbit社に、Skylark mini UAV の第三次発注を行った。 購入機数は明らかでないが、契約額は数百 万㌦になるとみられる。 Skylark は5.5kgの UAV で、同国軍はすでに10機の Skylark をイラク と東チモールで使用している。
 オーストラリアは Skylark より大型の Beoing社製 Scan Eagle も装備しており、両者で多層の ISR を行って いる。
2007.03.28 Jane's Defence Weekly Elbit Skylark UAV deployed in Iraq and Afghanistan <0709-032811>
 Elbit社によると、同社製の Skylark Ⅰ mini UAV は、イスラエルのほかイラクやアフガン でも使用されている。 イラクでは豪陸軍、アフガンではカナダ及びオランダの部隊が使用している模様である。
 Skylark Ⅰ は5.5kgで5~10kmを2時間飛行することができる。
2007.02.14 Jane's Defence Weekly STAMP makes its mark on UAV payload market <0706-021409>
 イスラエルの Controp Precision Tevhnologies社が Aero India 2007 展で、STAMP (ATAbilised Miniature Payload) シリーズの新型である U-STAMP を公表した。 U-STAMP は2006年に公表された D-STAMP、D-STAMP 3G、L-STAMP の発展型の非冷却 IR センサで、重量は900g、500m の距離から人員の識別ができる。
(関連記事 IDR 2006.08)
 U-ATAMP はロールで170゚、ピッチで+70゚~-40゚の範囲で安定化でき、Slylite や Slylark などの mini-UAV に搭載可能である。
2006.06.21 Jane's Defence Weekly Elbit unveils Skylark Ⅱ <0613-062111>
 Elbit社が6月12日に、パリで開かれた Eurosatory 展で、Skylark Ⅰ の新型である Skylark Ⅱ を公表した。 主要諸元は以下の 通りである。
┏━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
┃      ┃ Skylark Ⅰ ┃ Skylark Ⅱ ┃
┣━━━━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃翼  端  長┃   2m   ┃   4m   ┃
┃最大離陸重量┃   5kg   ┃   35kg   ┃
┃ペイロード ┃  0.7kg   ┃   9kg   ┃
┃航 続 距 離 ┃   10km   ┃   50km   ┃
┃滞 空 時 間 ┃  1.5h   ┃   6h   ┃
┃発 射 方 式 ┃  手投げ式  ┃カタパルト発進┃
┃データリンク┃   1.5Mbytes/sec (150g)  ┃
┗━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┛
2005.11.09 Jane's Defence Weekly Australia to deploy Skylark UAVs for Iraq operations <0523-110905>
 豪陸軍は、来週交代でイラクのムサンナ県に派遣される二次隊に、4機の Skylark mini UAV を装備する。  残る2機は国内で訓練等用に使用される。
 Skylark はイスラエルの Elbit社製で、重量5.5kg、行動半径5~10km、飛行速度20~40kt、滞空能力2時間の、可搬型 UAV である。
(関連記事 IDR 11月)
2005.11 International Defense Review Elbit's demonstration of Skylark mini-UAV puts spotlight on system enhancements <0523-110009>
 イスラエルの Elbit社が、画期的に改良された Skylark Ⅳ を開発し、ポーランドで展示飛行を行った。
 従来 Skylark はシステムで40kgあったため搬送に二人を要したのに対し、Skylark Ⅳ は12kgになった。 ア ナログの UHF 及び D/E-band で行われていたデータ伝送は完全ディジタル化され、同じ画質で到達距離を三 倍にした。
 昼光用 CCD TV 搭載時の最大重量は4.5kg、夜間用8~12μ IR カメラを搭載した場 合は5kgになる。
2005.06 International Defense Review Mini-UAVs - the next small thing <0512-060007>
= 手投げ発進式 mini UAV の現状を紹介する6頁にわたる記事 =
FQM-151 Pointer
 全長2.8m、最大重量3.8kg、ペイロード900gで、10kmの航続距離と90分の滞空能力を持つ。 米特殊部隊がアフガン及びイラクで広く 使用している。
RQ-11A Raven
 最大重量2.3kgでペイロード200g、滞空能力75分の能力を持ち、今までに世界で一番多く生産された UAV で、1,000機 以上が配備された。
Dragon Eye
 米海兵隊が装備し、300機以上が調達された。 滞空能力は45分であるが、Block 1 では滞空性能が向上して いる。
Desert Hawk
 米空軍が基地防衛システムの一部として装備している自重3.2kg、滞空能力90分の mini UAV で、6機からなるシステムを20システム装 備している。
MAV (Micro Air Vehicle)
 米陸軍が FCS 用に開発している直径33cmの VTOL UAC で、今年6~7月に第25歩兵師団 に配備される。
SilentEyes
 空中発射式の使い捨て UAV で、湾岸戦争時に爆撃効果判定用として開発が始められた。 ALE-50 ディスペンサのチューブと同寸にで きている。
Skylark
 イスラエル Elbit社製でポッドを吊り下げた形状である。 ポッド前方には回転可能なターレットがあり、光学ズーム10倍の EO システムを装備している。 重量は5.5kg、運用範囲は10km、滞空能力は2時間である。
SkyLite
 2006~2007年 IOC を目指し開発中の、キャニスタから小型ブースタで発進する UAV であるため、隠掩蔽された場所から発射操作がで きる。 重量は6kg、滞空能力は4~5時間である。
Bird-Eye
 イスラエル IAI社の製品で、重量1.3kgの Bird-Eye 100 から、5kgの Bird-Eye 500 までがある。 ペイロードは100g~1kgで、滞空 能力は80分である。
搭載データリンク装置
 mini UAV 用のデータリンクである Tadiran Spectralink は、重量120gで誤り修正及び周波数ホッピ ング機能を持ち、地上での受信は腕巻き式の携帯受信機 V-RAMBO で行う。
2004.04 International Defense Review Mini-UAVs proliferate in Israel <0408-040015>
 イスラエル軍は miniUAV に Elbit社製の Skylark を選定した。
Elbit Skylark
 電気推進の機体で、90分間程度飛行可能。 10km以内で行動する。 運用高度は1,000ft。 4kgの昼光センサ2基と 4.5kgの夜間センサを1基搭載する。
 回収は操作員の5m以内に胴体下のエアバッグを膨らませて着陸する。 エアバッグと電池を交換しての 再離陸に要する時間は2分
Rafael Skylark
 全長1.5m、胴径12cm、重量6kgと最軽量型。 小型ロケットで肩撃ちして発射する。
IAI I-SEE
 全長1.82m、翼端長2.9m、重量7.5kgで、0.8kgのペイロードを積んで10,000ft以下の高度を45~60分飛行可能。
2004.02.11 Jane's Defence Weekly Israel selects Elbit Skylark drone <0404-021110>
 イスラエル国防省は、陸軍装備の mini UAV に Elbit社製の Skylark を選定した。 対抗する IAI社は I-See mini UAV を提案していた。
 Skylark は全長2.2m、翼端長2.4mで、胴体下のポッドにカラー TV カメラや FLIR 等の装備を積み、昼夜間の監視及び情報収集に使用 する。
 Skylark は Tadiran社が10kmの範囲で行動する mini, micro UAV 用に開発した周波数ホッ ピング方式データリンクの StarLink を使用する。
2003.06.18 Jane's Defence Weekly Israel unveils new light drones  イスラエルの Silver Arrow社が、パリ航空ショウに、Skylark, Seagull の2種類の部隊用 mini-UAV を展示する。
 いずれも5.5kgで20~40ktで飛行し、行動半径は5~10km、カラー TV カメラか FLIR を搭載する。 10km級 mini-UAV 用に Tadiran Spectralink社が開発した StarLink を搭載できる。